気軽にでっちゃん

誰にでも立ち寄って欲しいので「気軽に」とつけました。でっちゃんと呼んでください。。。

 ●豊田泰光さんと、中西さん・稲尾さん

2007-11-14 22:47:26 | weblog
稲尾さんが亡くなった。物心ついて野球を見始めたときにはすでに引退していた大物大投手。ジャイアンツが最下位の翌年、優勝したとしが野球を見始めた小学2年か3年生でした。

親からも祖父母からも叔父からも聞かされる稲尾さん物語。そんな稲尾さんをすごいなと感じられるにはまだまだ年月が必要でした。

何度か、書こうかと思い、そのつど書かずにいた豊田さんの日経新聞への寄稿。野球解説をしている豊田さんの印象は、小学校や中学校のときで、僕にはあまりいい印象ではありませんでした。厳しいというか、嫌な感じでした。日経新聞で豊田さんの記事を目にしだしたのはここ数年前から。辛口コメントとデジタル時代にアナログな感性や経験に根ざした書きぶりに非常に興味がでていました。厳しさとシンプルというか、わかりやすい醍醐味と玄人ならではの面白みを身近に感じられる語り口でかかれています。男は年齢とともに優しくなるので、その分、豊田さんも厳しい中にも優しい語り口になってきたのでしょうか。

昨日は、怪童・中西太さんが鉄腕・稲尾さんを偲ばれていた。今日の朝刊では、豊田さんが赤裸々に、後輩・稲尾さんとの出会いをかかれていた。中西太さんの印象はとにもかくにも恐そうな人でした。コーチとしてユニフォームを着ている中西さん。野球解説の中西さんの口調は素朴なシンプルな人。現役時代を見てみたかった人でした。

稲尾さんへの興味はここ数年前からわくよういなりました。なんとなく細かいことは気にしない大物で、しかし繊細なピッチャーというイメージ。銀座の姫の元オーナーの有名な方が書いた恋愛エッセーの中に出てくる男性が、なぜか稲尾さんのような気がしてなりません。石の男。コートの似合う男。死ぬほど愛した人。身を焦がした不倫。いまはそんな気分ではないですが、また読んでみて稲尾さんなのかどうかもう一度考えてみたいと思います。その男性はほんと魅力的な人だからです。妻子ある男性を好きになった女性の気持ちに触れ、そういう恋愛をしているに違いないと感じた、僕の身近にいた女性の心を知ろうとして読んだものでした。
コメント
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