墨映画(BOKUEIGA)

映画を墨彩画とコメントで紹介する。
映画好き・絵好き・書道好きなどなど。好きなこと寄せ集めのブログ。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

沈まぬ太陽

2010-01-03 20:03:03 | 映画(さ行)
「安全を思い、手を振る。このことは会社を救う。」


【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
人気作家・山崎豊子による同名ベストセラー小説を、壮大なスケールで映画化した社会派ドラマ。日本が経済大国へと急成長した激動の時代を背景に、巨大企業に翻弄(ほんろう)されながらも自らの信念を貫く男の姿を描く。監督は『ホワイトアウト』の若松節朗、脚本を『陽はまた昇る』の西岡琢也が担当。組織と闘う主人公を演じた渡辺謙をはじめ、三浦友和、石坂浩二など実力派俳優がそろったキャスティングにも注目。
国民航空の労働組合委員長・恩地(渡辺謙)は職場環境の改善に奔走した結果、海外勤務を命じられてしまう。10年におよぶ孤独な生活に耐え、本社復帰を果たすもジャンボ機墜落事故が起き、救援隊として現地に行った彼はさまざまな悲劇を目の当たりにする。そして、組織の建て直しを図るべく就任した国見新会長(石坂浩二)のもとで、恩地は会社の腐敗と闘うが……。


「goo 映画」こちらから

沈まぬ太陽 - goo 映画


今年、最初の映画レビューは、昨年観たこの作品。
4時間近い大作。
さすがに観に行くにも気合が入ります。
しかし、その長さを重荷に感じることなく観ることができました。
大好きな渡辺謙主演作品。見逃すわけにはいきません。

すごく面白かった。
明らかに、日本航空がモデルとなっている国民航空。
ここを舞台としたビジネス・ドラマである。
日本航空では、タブーとされているらしいこの作品。
しかし、この作品をタブーと考えていること自体が、日本航空の再生はまだまだ遠い様に感じます。
すごくいい話ではありませんか。
絵にしましたが、お客様への安全運行を祈念し、出発する航空機に手を振って見送る。
こういう姿、こういう心は必ず会社を救うことになると思います。
それを大切にする主人公 恩地。そしてその様子を社長に見てもらいたい。
社長もその気持ちに答える。

まるで、赤狩りをしたような人事。
私欲に腐敗した幹部。
出世のためには手段を選ばない社員。
そんな部分だけを注目し、会社を悪く言っている作品としてしまうこと。
悲しい限りである。
作者の日本航空への愛が十分に感じられるではないか。

更に、どんな扱いを受けても会社への愛着から、社を辞めようとしない恩地の姿もまた、すばらしく思う。
簡単に転職してしまう今の時代。
ここまでこだわった姿。なかなかあるものではない。

とにもかくにも、お客様本位、会社本位の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

『映画・DVD』 ジャンルのランキング
コメント (4)   トラックバック (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 年賀2010 | トップ | 【小説】さまよう刃 »
最近の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
謹賀新年 (tatsu)
2010-01-03 23:29:09
墨映画さん、新年おめでとうございます
本年も宜しくお願いします。

連日JALについての報道が見られる中、
公共的な航空運輸業とはいえ一民間会社の経営に国がチームを送り込み
経営再建に乗り出すという異常とも思える出来事が起きている。

不思議に思って報道を見る毎日だったが、原作およびこの映画を見て
改めてJALの企業体質や政治との癒着などが小説の世界ではなく現実であり
今も変わらないのではないかと感じた。
映画=リアルに近いのではないのか??
こんばんは^^ (KLY)
2010-01-04 00:06:52
素晴らしい作品だし、是非多くの人が観て欲しい作品でした。実際問題、日航機事故は私の中では歴史ではないので、もう途中涙が止まらなかったです。映画公開に漕ぎ着けるまでに大変な苦労があり、それを思い出して渡辺謙さんが初日に男泣きしてましたが、後から聞くと相当に大変だったらしいですね。
当然日航関係者は協力なし、スポンサーの顔色を覗って広告代理店やテレビ局の製作委員会参加もなし。特に日航からは公開中止が何度か申し入れられたと聞きます。それでも公開に漕ぎ着けたスタッフの皆さんに敬意を表したいです。

P.S. この作品のあと、『墜落遺体』というあの棺おけがずらっと並ぶなかで身元確認作業を担当した警察官の方の書いたノンフィクションを読みましたが、読みながらボロボロ泣いてしまいました。
受け入れられない日航 (de-nory)
2010-01-05 09:15:09
tatsuさん。新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

原作者の山崎豊子氏は相当な現実的な取材を通してこの作品を仕上げたと聞きます。
正にリアルなフィクションなんではないでしょうか。
決して日航バッシングな作品ではないように思いました。
それを受け入れられない日航に真の経営再建は難しいかもしれないと思ってしまいます。

出会えてよかった作品 (de-nory)
2010-01-05 09:23:33
KLYさん。新年おめでとうございます。
今年も早速のコメントありがとう。

日航の墜落事故は、中学か高校か位の年齢の頃だったと思います。
生の報道を見たわけですが、墜落後のシーンや、亡くなられた方の手帳の手記には、涙無くしては観れませんでした。 …同じです。
この作品を映画にするには、やはりこの4時間弱の時間は必要でしょうね。
原作に極力のっとってくださいという、山崎豊子氏の依頼を受けての大作のようです。
本当に出会えてよかった作品です。

コメントを投稿

映画(さ行)」カテゴリの最新記事

2 トラックバック

沈まぬ太陽 (LOVE Cinemas 調布)
『白い巨塔』、『華麗なる一族』などで知られる人気作家・山崎豊子の同名ベストセラー小説の映画化。日本航空をモデルにした国民航空を舞台に、権力に翻弄されながらも自らの信念に従って生きる男を壮大なスケールで描いた社会派ヒューマンドラマだ。主演は『硫黄島から...
映画 『沈まぬ太陽』 (BLOWING WIND・風のふくまま)
{/m_0058/}映画『沈まぬ太陽』@日比谷スカラ座 監督:若松節朗 出演:渡辺謙、三浦友和、石坂浩二、鈴木京香、松雪泰子 原作:山崎豊子の同名小説、累計700万部を超える大ベストセラー。 沈まぬ太陽 - goo 映画 人気作家・山崎豊子による同名ベストセラー小説を 壮大...