「ここからが、あなたの再生です。なーんてね」
【STORY】(goo映画様より引用させていただきました。)
女教師・森口悠子の3歳の一人娘・愛美が、森口の勤務する中学校のプールで溺死体にて発見された。
数ヵ月後、森口は終業式後のホームルームにて「私の娘はこの1年B組生徒二人に殺されたのです」と衝撃の告白をし、ある方法にてその二人の生徒に復讐する。
そして4月、クラスはそのまま2年生に進級。犯人のひとりAはクラスのイジメの標的になっていた。
そして、もうひとりの犯人Bは登校拒否し、自宅に引きこもっていた…。
2009年の本屋大賞を受賞した湊かなえの同名小説を、『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督が映画化。
娘を殺されたシングルマザーの教師を、松たか子が鮮烈に演じている。
中島監督は、これまでのポップな演出とは打って変わったリアリティあふれる映像を見せる。
一見無邪気に見える13歳の中学生たち。彼らの中に潜む残酷な心の闇が巻き起こした事件が、女教師の告白をきっかけに拡散していく様子は、観る者の心を波立たせずにはおかないだろう。
娘を殺された母を演じた松たか子、犯人Bの母を演じた木村佳乃、二人の母親を演じた女優たちも会心の演技。
子どもと母親の関係性、現代の子どもたちの生き辛さを、痛いほどに生々しく描き出した問題作だ。
「goo 映画」こちらから
トラックバック 告白 - goo 映画
映画を見終わって数日後。
図書館に予約してあった原作小説も届いた。
映画観たばかりだったので、あっという間に読んでしまった。ほとんど、原作と展開は同じ。
原作自体も映像が思い浮かびやすい作品であることから、お互いに違和感はあまりないのでは、と思う。
まず、松たかこの表情を殺した、無骨な演技に注目。
母親の面と教育者の面。
両面を内に秘めながら。
しかし、母親としての悲しみが深く、犯人である生徒を追いつめてゆく。
未成年者による凶悪犯罪がテーマのこの作品。
その、デリケートさを非常にうまく表現していたように感じる。
「ここからが、あなたの本当の意味での再生です。なーんてね。」
原作には無かったこの「なーんてね。」
ここに、教育者だが、娘を殺された母親。
この微妙な位置をうまく表した台詞のように感じられた。
本当につらい思いをしてみないと、他人の痛みがわからない。
誰しもが自分本位で、自分ないしは家族の事しか考えていない。
空虚な時代です・・・。
とにもかくにも、胸の詰まる思いの映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。
【STORY】(goo映画様より引用させていただきました。)
女教師・森口悠子の3歳の一人娘・愛美が、森口の勤務する中学校のプールで溺死体にて発見された。
数ヵ月後、森口は終業式後のホームルームにて「私の娘はこの1年B組生徒二人に殺されたのです」と衝撃の告白をし、ある方法にてその二人の生徒に復讐する。
そして4月、クラスはそのまま2年生に進級。犯人のひとりAはクラスのイジメの標的になっていた。
そして、もうひとりの犯人Bは登校拒否し、自宅に引きこもっていた…。
2009年の本屋大賞を受賞した湊かなえの同名小説を、『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督が映画化。
娘を殺されたシングルマザーの教師を、松たか子が鮮烈に演じている。
中島監督は、これまでのポップな演出とは打って変わったリアリティあふれる映像を見せる。
一見無邪気に見える13歳の中学生たち。彼らの中に潜む残酷な心の闇が巻き起こした事件が、女教師の告白をきっかけに拡散していく様子は、観る者の心を波立たせずにはおかないだろう。
娘を殺された母を演じた松たか子、犯人Bの母を演じた木村佳乃、二人の母親を演じた女優たちも会心の演技。
子どもと母親の関係性、現代の子どもたちの生き辛さを、痛いほどに生々しく描き出した問題作だ。
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映画を見終わって数日後。
図書館に予約してあった原作小説も届いた。
映画観たばかりだったので、あっという間に読んでしまった。ほとんど、原作と展開は同じ。
原作自体も映像が思い浮かびやすい作品であることから、お互いに違和感はあまりないのでは、と思う。
まず、松たかこの表情を殺した、無骨な演技に注目。
母親の面と教育者の面。
両面を内に秘めながら。
しかし、母親としての悲しみが深く、犯人である生徒を追いつめてゆく。
未成年者による凶悪犯罪がテーマのこの作品。
その、デリケートさを非常にうまく表現していたように感じる。
「ここからが、あなたの本当の意味での再生です。なーんてね。」
原作には無かったこの「なーんてね。」
ここに、教育者だが、娘を殺された母親。
この微妙な位置をうまく表した台詞のように感じられた。
本当につらい思いをしてみないと、他人の痛みがわからない。
誰しもが自分本位で、自分ないしは家族の事しか考えていない。
空虚な時代です・・・。
とにもかくにも、胸の詰まる思いの映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。