これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

和裁のお稽古 事始め … 袷の仕立てに挑戦 その5 表の素縫いはあっという間なのに

2009-12-17 | 着物
背縫いと繰り越し揚げが終わった後は、脇縫いですが、ここではじめて後ろ幅を印していきます。

繰り越し揚げから下の部分の後ろ身頃に 背中心から 物差しで後ろ幅を印します。

間隔は 1尺おきぐらいです。

浴衣の時は そのヘラ付けした印を反対側(表地側から)折山をつけていきました。

最初の折山を掛け針で止めて、次のヘラの折山を左手で握り(持つというより、しっかり握るという感じでした)

左手と掛け針の間の布を右手で挟んで左右にしごくようにして布を折るのです。

その折山が 縫う位置です。

谷を手前にして縫うから、表から折をつけますよ」が ポイントでした。

ところが 紬地での仕立てでは この折山がよく見えません。 色がダークな灰色だということも あったのでしょう。

そこで、先生のまたも出番です。

「どれ かしてごらん」と言って 私の布を取ると、裏側を上に出して、チョークを右手に持ち 布の手前を滑らせ始めました。

『 えーっ! チョークなんか絹の反物につけて やばいじゃない』とびっくりしながら、

「チョークを使ってもいいのですか?」と 穏やかに尋ねます。 

すると 

「大丈夫ですよ。 チョークは自然に消えますから」 との お答えです。

私は その昔 母の着物の仕立ては傍らで見ていましがた、電気コテの先でヘラ付けするだけでした。

切り躾も(することもあったでしょうが)母がするのを見たことがなかったので、

和裁の印は ヘラだけでするものだと思っていました。


そして チョークで布の折山をなぞったものを私に渡して、

「このチョークの一番上の位置を縫っていきなさい」 と言われました。

手前に後ろ身頃を その向こうに前身頃を置き、耳をそろえて 待ち針を打ちます。


私は それまでは、待ち針打ちは 裁ち台に布を平らにおいてしていました。

ところが それは 素人の仕立て方らしく、掛け針で片方をとめて、左手でもう片方の端っこを持ち、

二枚の布(後ろ身頃・前身頃)の布の張り具合を同じにして二等分していく のが 

先生から習った待ち針の打ち方でした。

この待ち針の打ち方だと 確かに二枚の布のつり合いは取れるのですが、

宙に浮いた状態の二枚の布に 縫う方向に直角に待ち針を打つことが出来ないのです。

この待ち針打ちが うまくできないのが、まっすぐに縫えない一つの原因だと解るのは 

かなりお稽古も進んでからのことです。


何回も何回も縫い直しをしました。

まさに 体で覚えたというところです。


また、1本縫うと、平ごてかけて 5分のキセで折りをつけますが これもこてで。

(こてといっても ミニアイロンでしたが)

そして 開いてもう一度 片方の折山を消すためにこてかけ。

(都合3回かけるのも サンカイ サンカイと口で唱えながらの作業でした)


両脇を縫って、縫い代を始末し、衽付けです。


5本の縦のラインを縫い終わると、先生は、ミニアイロンを使って、耳を伸ばしはじめました。

「アイロンを耳に当たるように置いて、軽く押さえ、空いている左手で、耳を手前上に引き上げるようにして 耳を伸ばしなさい」 

と 背縫いでお手本を示した後、私の番です。

その耳を伸ばすということ、見ているだけでは、どこに力が入っているのか、またその力加減がわかりません。

「だめだめ、そんなに力を入れて布を引っ張っちゃいけないよ」 何度 言われたことか。


両脇、衽で4本ですが、耳は 8本です。

長ーい距離の耳のツレを取る作業は 最初の私には 重労働でした。

「ここで、しっかり 耳を伸ばしておかないと、合せた時にツレて 仕上げが綺麗に収まりません」というのが、

この作業の理由。


私は それまで、身頃の袖付けから身八つ下までぐらいしか、耳の癖とりをしたことがなかったので、これも初めての経験でした。


耳を伸ばした後は、「裾の縫い代を躾で止めなさい。荒い並縫いでいいですよ」と の指示です。

先を急ぎたい私には こんなことが 大変面倒に思えました。

そこで またも 小生意気な発言です。

「先生も ご自分で仕立てられるときは、こうして裾の縫い代を身頃に縫いとめるんですか?」

すると 先生

「はい、私も しますよ。そんなに面倒なことではないでしょう」とのお言葉。

慣れれば 大変ではないらしい


この日 新しく習ったことは



★ ヘラの印が解りづらい時は チョークを使う

(チョークを使うのは紬などの場合で、縮緬などの柔らか物は、

左手で布を引っ張ると一本の縫う線が沈んで見えるから、そこを縫うのです)とのことでしたが。

★ 縫った後は、こてをあてるが、ほとんどの場合は、3回

★ 耳はよく伸ばしておく

★ 縫い代は 縫いずれが生じないように 躾でとめる


どれか一つでも気を抜く(手を抜く)と 綺麗に仕上がらないし、後々 狂いが生じます というのが、先生のお言葉でした。
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干し貝柱と白菜のスープ煮 … ウーッ 寒! と感じた時の優しいスープ

2009-12-14 | 
中華鍋でスープ

今週から 寒さが本格的になるそうです。

昨夜は おでん。

今夜は 白菜のスープ煮です。

材料は 白菜と干し貝柱だけ。 シンプルだけど、貝柱の濃くがあっさり白菜とうまくマッチしています。

作り方も簡単。 ただし干し貝柱は熱湯で戻しておく必要があります。

材料 2~3人分


干し貝柱 適量(6~8個) 白菜 1/4カット 塩 小さじ1弱

ゴマ油 大さじ2 酒 大2 うま味調味料 適宜 こしょう 適量

片栗粉 大さじ1 (味醂 大1 … 好みで入れる)

作り方


 干し貝柱を 小さめの容器に入れて熱湯を足して 戻す。

  戻した貝柱は 粗めにほぐす。

 白菜は 一枚ずつはがして、白い所はそぎ切りで6~7㎝に切る。
  葉先は 食べよい大きさにざく切りする。

  どちらも水につけて、パリッとさせた後、ボウルで水切りする。

 中華鍋を熱し、ゴマ油(太白)を回し入れ、白菜の白い部分を入れてよく炒める。塩を振る。

  次に葉先も入れて、軽く炒め、戻した貝柱と戻し汁を加え、水を足す。
  
  ここに 酒とうま味調味料も入れて、コショウをたっぷりと振りいれる。(我が家は荒引きします)

  中華鍋に蓋をかぶせ、白菜の白い所が透明になるまで煮込む。

  味をみて 足りないものを足し、整えてから 水溶き片栗粉を流し入れて とろみをつける。

  大きめのどんぶりに移して テーブルへ。 小丼に銘々移して食します(冷めにくい)。

干し貝柱と白菜のスープ煮

私は ゴマ油は 太白の白いタイプを炒めものには使っています。

癖がなくて しつこくないので お勧めです。 

色の濃い香りの強いタイプを使う場合は 最初に炒めるときは サラダ油を使い 最後にゴマ油を香りづけに足せばいいでしょう。

干し貝柱は 密封容器に入れて 熱湯を足し、冷めてから冷蔵庫へ。

時間の空いているときに ここまでしておくと、手早い料理が出来ます。

オリジナルは 古ーい今日の料理から。 私風にアレンジしてあります。
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和裁のお稽古 事始め … 袷の仕立てに挑戦 その4 「糸こきがたりないよ!」

2009-12-14 | 着物
印付けが終わると、いよいよ縫い始まります。

背縫い1本は すぐに終わりました。

私は 身丈が長いので、揚げは無し。 

衿肩部分の繰り越し揚げを後ろ身頃にするだけです。

背縫いと 繰り越し揚げを縫い、二目落としの抑えしつけが終わると 宿題終了。


でも まだ やることはありました。

袷の仕立てに入った時に、先生にあるお願いをしました。

家で もう一枚の仕立てを復習として同時進行でやっていき、両方の出来具合をチッェクしてもらうことにしたのです。

そうすれば すこしでも早く袷の仕立て方を習得出来るのではないかと思ってのことでした。

そこで 和裁教室でやったことを、ノートを見ながら、もう一枚の反物の裁断です。

しかし 自宅用は 大柄の大島紬でした。

柄あわせがあります。 

そこでおおよその柄あわせをして 待ち針で印をするところまでが 自力。


お稽古は お弁当持ちです。 

新参者は ちょっと早めに着くようにし、教室にしてある2階の雨戸を開けたり、裁ち台を出して 

ヘラ台やものさし アイロン 座布団などの準備です。

そこまでして 十時過ぎても他の人はやってきません。

私は 一階の先生に上がってきてもらい、まずは 自宅用の大島の裁ち合わせの確認をお願いしました。

合格です。 

しかし 先生は 鋏を入れる前に 何回も何回も物差しをあてて 間違いがないか 確認する念の入れよう。

「裁ってしまったら おしまいだよ。 あなたも自分で裁つ時は 念には念を入れなさい。 

預かり物を 間違ってしまったらお終いだよ」 というのが 裁つ前のいつもの教えでした。


さて、次はいよいよ 先週の続きです。

「背縫いと 繰り越し揚げを縫ってきました」 と言って 反物を広げて先生に見せます。

すると 「どれ かしてごらん。」と言うと 私の反物を取り、背縫いの部分を糸こきを始めました。

「駄目だね。 糸こきが足りませんよ。」と言われるのです。

たしかに 先生が糸こきされた後は 頑張って一生懸命糸こきして アイロンを当ててきたはずの背縫い部分、縫った糸がつれているのです。

「えーっつ やり直しですか」 私は 悲惨な声を発していました。

「そうですよ。こんな糸こきでは 綺麗に仕上がらないでしょ」と言って、

糸がつれている部分にパチンと鋏を入れて もう一度糸こきすると一目分ぐらい広がりました。

そして 糸を切った両側5㎝ぐらいのところに待ち針を刺して、「この待ち針の間を縫いなさい。」と言われるのです。

縫った糸を割るようにして縫うんですよ」 と 糸継ぎの方法でするようにとの指示でした。

「全部 やり直さなくていいのですか」と 先生に尋ねると、「大丈夫です。」

「あぁ 背縫いを初めからやり直さなければいけないかと思って 真っ青になりました」 と 思ったことを言いますと、

「私が学校に行っていたころは、そうでしたよ。

先生は 糸こきが足りないとも言わないで、縫ったところをさっと糸を抜いて 『やり直し』と一言だったねぇ」


先生と二人だけの時は 先生がその昔に習ったやり方なども話しながら 

マンツーマンで 手取り足とりという感じで 丁寧に教えてもらっていました。
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着物でお出かけ … 友人が着物デビューしてくれました

2009-12-12 | お出かけ
お母様の着物で フルコーディネート

学生時代も一緒だったし 同じ仕事に進んだMは 私にとって大事な友です。

卒業以来二十年近く経ったころに、街でばったり会い、以来親しくしています。

月に一回は会いたいわねと お互いに願いながらも なかなか時間がとれません。

そんなMと会う時の半分以上 私は着物で 出かけていました。

いつも興味津津に 着物のことを聞かれるものの、私と同じように着物でお出かけしたいなんて思っているとは 思いもよらず。

そんなMから 着物でデートしましょのお誘いがあり、本日 決行となりました。

実は 今日は 都内のとある大学で 研修の申し込みをしていました。

その研修に 大胆にも着物で行こうと決めたのは十日ほど前。

着物もファッションも 全く関係ない講座でしたが、なんともうひと方 着物の方がいらっしゃいました。


着物を着ていると、いつもと違った空間が生まれるようです。

研修の前のランチでは、着物を汚さないようにとナプキンを用意してもらえました。


また、研修中に 講義の先生が 話しかけてこられたのです。

「着物で 仕事されますか?」と 聞かれました。

その先生は たまには着物で 講義をされるとか。

また、今日の帯は源氏香がいくつか織出されている帯を締めていたのですが、その帯の柄について 

話題にされたりもしました。

着物着て たまに仕事したら もっと集中して授業聞いてもらえるかも

あるいは 着物に興味を持ってもらえるかな


研修の後は、お茶しながら 着物談義。

今日は とても温かな一日になったので、昼間は帯付きのままの着物の人も何人か目につきました。

私は 今秋に縫った大島の対丈着物コートを着ていました。 

ほかには肘まである皮のロング手袋とパシュミナのストールが 今日の防寒具。

そのコートを Mも とても気に入ってほめてくれるのです。

別れる頃には、

「リサイクルで 大島の着物をゲットして 自分で解いて洗い張りに出すから、同じコートの作り方を教えて」

というところまで 話がまとまってしまいました。

仲間が増えるのは 嬉しいものです



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今日の針仕事 … 八寸帯の直しと半襦袢の袖付け直し

2009-12-11 | 着物
八寸帯のかがり直し

二年ほど?前に ヤフオクで買った八寸帯。

古着だけど、未使用品。 柄の雰囲気が好きで あまり考えずに求めてしまいました。

ところが、手元に届いて がっかり。

タレ(太鼓)のかがりがミシンでした。

しかも 地直しさえしてなく? タレ先の折が少々カーブしたような 雑な仕立てでした。

八寸帯の仕立てだけは 手かがりにこだわっています。

ヤフオクでは 最初に購入した帯も 高級品で仕立て上がりという説明書きに ホイホイとのってしまい落札。

届いてから ミシンでジグザグに縫って仕立てたものと解り、説明書きとのギャップ

(そちらでは 高級品でもミシンで仕立てるのですか?)と、ショップに指摘したことがあります。

その店では 以後 ミシン仕立てとただし書きをいれて説明をされるようになりました。

一般的には 手かがりとかミシンかがりとかをこだわる人が少ないのかもしれません。

その時もジグザグミシンを解いて、かがり直しました。

今回もやはり そのままでは締める気にならず、放っておいたものを 今日直しました。

まず、スチームアイロンで地直しです。

初めに 胴の部分で 一巻き目あたりで 試しかけ。

そして問題なさそうだったので、地の目を直していきました。

手先の始末も千鳥がけで直し、タレの部分もかがり直ししました。

そして さらにもうひと手間かけます。

タレ先から12~15㎝ほど上をしのびとじをしておくのです。

しのびとじ

このしのびとじがあると、帯の裏と表がずれないので、帯を締めたときにタレ先がいつまでもきれいなのです。


もうひとつの針仕事は 半襦袢の袖を取って洗濯してあったものに 袖を付け直しです。



最初の頃はこの袖の付け直しが面倒で、表裏袖を二枚一緒に綴じつけたいと思っていました。

しかし この頃はそのような手抜きに出たい衝動もなくなり、今回もしっかり本式に袖付けです。

最初に身頃の袖付け部分と表袖を縫いつけ、裏側から裏袖を本ぐけでとじていきます。

半襟も付けて いつでも着れるようにして準備完了。

袖付けと半襟付け

よく着る襦袢ほど 衿肩周りが汗で汚れています。

長襦袢に仕立てると、手入れがたいへんですが、半襦袢と裾除けの二部式にしておくと、半襦袢は袖をはずしてすぐに洗濯。

ほとんどの長襦袢は二部式にしています。
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干し柿のブランデー漬 … 寝る前のデザートとして 最高

2009-12-09 | 
干し柿のブランデー漬のデザート

手作りの干し柿は 半生干し(あんぽ柿タイプ)です。

冷蔵庫保存でもカビが付きそうで、半分を冷凍庫へ 残りはブランデーに漬けました。

そのブランデー漬けの干し柿が とても美味です。

お茶やコーヒーよりも 紅茶とよく合います。

寝る前というか、夕食後の諸々の家事が終わった後、このブランデー漬けの干し柿と紅茶をいただくと 

ホッとして、一日の疲れを忘れてしまいそう。


今夜は ブランデー漬けの干し柿と ラム酒漬のデーツです。




作り方は いたって簡単。

小さめのボウルにブランデーを入れて(2/3カップほど)、干し柿を一個ずつしっかりと浸して、密封容器に並べます。

ボウルにはブランデーがしっかり残っているので、そのブランデーを並べた干し柿の上から振りかけて蓋をして 冷蔵庫へ。

すぐにでも食べられますが、もちろん 一日以上おくと、ブランデーと干し柿の甘みがよくなじんで より一層おいしいみたいです。

市田柿みたいに しっかりと干してある柿の場合は ブランデーに漬けるとたくさんブランデーを吸いこんでしまうので、

デザートとしては不向き(お酒が強すぎ?)だと 思います。
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幼児の遊び着 … ダウンロードフリーの型紙で パンツ2点

2009-12-06 | 

先日 安産祈願に出かけた日、ちびちゃんは ハーフパンツ(冬用)でした。

「寒くないの?」 と 尋ねると、ママは

「昨日雨で長ズボンが乾かなかったので… 一日2枚汚されるとお手上げです」 とのこと。

これは おねだりのサインです。

その昔 私も使いました。

わが子の時は 夜も寝ずにせっせと 手作りの服を縫っていましたが、さすがに孫にまでその体力無し。

というか、買ったほうが早いし 安い。

わが子の時は 着せたい服のイメージがあって、懐と相談すると やはり手作りのほうがはるかにリーズナブルでした。

ところが お嫁ちゃんは その辺りのこだわりはないようです。

年子の真ん中育ちということも あるのでしょう

私が アウトレットモールで買った物や ネクストのバーゲンで買ったものでも 喜んで着せています。

もちろん 手作りもOK。

でも 今回は 頑張って2枚作り上げました

いくつか理由が あるのですが、 その一つは、今時の幼児用パンツは 大人と同じで股上が浅いのです。

ちびちゃんも最近は お腹周りのぽっこり感もなくなったものの、油断するとお腹も背中もはみ出しています。

そして 鼻ぐずぐず。

真夏の暑いときでさえ、お腹だけは冷やさないのは 常識と思っている世代の私としては、今時の幼児服のデザインにです。

もうひとつは ついつい買ってしまう生地のストック減らし。

そこで、手元にある買ったままの生地や残り布でパンツを縫うことにしました。

使った型紙は ネット上にあるフリーのもので、一度 夏用のパジャマ下夏用パジャマの下を作ってあげたものです。

今回は 裾を10センチほど伸ばし、股下41㎝ほど。

すこし長めを お嫁ちゃんにリクエストされました。

裾の返りも10センチほどあり、長い時は 折り返して着せられるようにしてあります。

「ウエストのゴムはどうするの?」と 電話で聞くと、

「うーん、私がやります」との返事があり、あえてゴム入れは残しました。

1本だけは イメージを見たいがためにゴムを入れて縮めてみただけで、1メートルちょっとあるゴムは切ることもせず。

ポップなプリントのパンツ

三枚目にと あったか素材の使い残りがあったので 取り出して型紙をあてるとちょっと足りない

4歳児のジャンバースカートの型紙があったので、ジャンバースカートに変更です。

ジャンバースカート

こちらは 最初のコットンベルベットとこの同じく毛足たっぷりの起毛素材は フラットロックミシンを使ってみました。

裾もウエストも ステッチもフラットロックで 4本取りのカバーステッチ。

あっという間に出来るし、洗濯にも耐えそうで ニット素材だけに限定して使うこともない便利な優れものと 改めて思っています。

ちびちゃんのリクエストは 「ばぁば、濃いピンクでね」 なのですが、今回も期待外れ?

しかし、喜んで着てくれるし(と 確信しているばぁば)、着せてくれる(これはもう絶対)ので 頑張りがいもあります。





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和裁のお稽古 事始め … 袷の仕立てに挑戦 その3

2009-12-05 | 着物
しばらくほっておいた和裁のお稽古当時のお話です。

前回は ここまで思い出してのはなし。


さてさて

袷の裁ち合わせと印つけで 身幅の印は 最初は入れないということは 

はじめての浴衣を縫った時に 習っていました。

そこで 衿肩開き 肩幅、袖付け幅 身八つ 繰り越し揚げの印 衽下がり位置の印をつけ終わったら、 

身頃は とりあえず 終了。


次に 衽の印つけかなと思ったら、「八掛けを出しなさい」 との

先生のお言葉です。

そして またも アイロンをかけて 裏の印をつけて、八掛けの両端の裁ち目の糸目(布目)を通すことを やらされました。

その後、八掛けの分割です。


まず、袖口布と衿先布をとる。(一幅で 1尺5寸 最低必要寸法)とメモ

クリックすると拡大図 

次に 裏衽をとる (2尺5寸 最低必要寸法)とメモ

クリックすると拡大図 

残りを四等分する。(裾まわし 4枚分です)(1尺5寸以上あるべし)とメモ


ここから また印付けの準備

4枚の裾まわしの布の両端の裁ち目をきっちりと合わせて4枚しつけ。

クリックすると拡大図


次に表の衿と衽を切り分けます。

このとき、衿は着るときに二つに折るので その折幅より余分な縫い込みがないように計算して、

衽幅を広めに裁断するように と言われました。

衿の縫い込み幅が着たときの衿肩まわりの幅(1寸5分)より多いと、ごろごろするから との説明でした。

図で示すと下のようになります。

クリックすると拡大図

裏衽は中表にして両耳を重ね 真中に折をつける。2枚も上と下をそれぞれしつけ。

衿先布も 袖口布も同じように しつけ。


ここからやっと 衽の印付けです。

ヘラ付けでは 「物差しを真上からみて ヘラをつけないと 寸法がずれますよ」と 繰り返し言われました。

クリックすると拡大図

ここで 表衽と 裏衽と 胴裏を重ねて 一緒に印付け。

上の図では 裏衽と 表衽を別々に記していますが、実際には 裏衽の上に表衽を裾を2分肩よりにずらしてのせて印つけです。 

それまでは ほとんど、ヘラで印をつけていましたが、衽は ヘラの上から 切り躾。

なんと ここまでで 袷の最初のお稽古終了時間となりました。


しかし ここで あら もう時間、次は来週だわ と のんびりとはしていられません。

先生に 背縫いと衿肩開きの繰り越しを 縫ってきていいか 尋ねました。

「先生、背縫いと揚げを 家で縫ってきてもいいですか?」

「はい、いいですよ、単衣と違うから、背縫いは1本で いいです。」


初めてすることは、教えてもらいながら、反物を扱ったり、 言われたことを ノートにメモしたりしながらの作業です。

遅遅として進まず はやる気持ちを抑えながらも ノートはなぐり書き。

家に戻ってから 次の一週間の間に ノートの整理をしていましたが、 自分でメモった事の意味がわからず 

電話で 先生に尋ねることも よくありました。

あるいは 次のお稽古の時は 先に進む前に 

前回のおけいこのノートのメモや疑問点などを教えてもらうようにしていました。
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安産祈願 … 府中 大国魂神社で とても素晴らしい祈祷をしてもらえました

2009-12-04 | 日々の雑感


昨日の天気が 嘘のように 快晴で温かくなった本日、

お嫁ちゃんとおかあさんに誘われて 府中の大国魂(おおくにたま)神社へ 行ってきました。


とても丁寧で心のこもったお払いをしてもらえて 三人とも大満足。


ここ、大国魂神社は その昔 北条正子が 安産祈願をしたという伝えがあるのだそうです。


日曜日は千葉の養老渓谷めぐりの流れで 

源頼朝が800年前に 観音様に再起を祈願して見事天下統一を果たしたと言い伝えられている 出世観音に行きました。


平安から鎌倉にかけての 日本をもっと知りなさい と 何かに導かれているみたいです。

いやいや 館山城には 八遣士の墓もあったし、 江戸時代以前の歴史を もう一度おさらいしなさいとのことかしら。


次の写真は祈祷の後、神主さんに 

「境内にあるみやのめ神社は 安産の神様だから 立ち寄るといいですよ」と言われて 行ったところです。

みやのめ神社

近頃の妊婦さんは マタニティウエアは着ないようですね。

我が家もしかり。

市販の一般用の服を 上手に利用して着ているそうです。

今日は いよいよパンツ類が 窮屈になってきたとかで、ニットのワンピースを切ってスカートに変えたとか。

後ろ姿からは 八か月の妊婦さんとは わかりません。

もちろん 腹帯などもしないとか。 ニットの腹巻で済ませるのだそう。


私は 腹帯をするのが とても好きでした。

お腹が大きくなると トトも巻いてくれたし、温泉に行くと 母やトトの母さまも上手にしっかりと巻いてくれて 

それがとても嬉しかったものです。


私の頃は あまりお腹の中で大きく育てすぎないように という感じでしたが、今では その逆だそうで、

大きく育って生まれたほうが 後々いいのだとか。

科学や医学は発達し続けるものだし、経験者だと言って うかつに物は言えません。

せいぜい 私の頃は こうだったと 昔話を語る感じ。



絵馬が 安産と子育てを願う二種類しかないのも 珍しいと思い、カシャッ。

安産祈願の絵馬

四人で ランチをしたあと、 府中と言えば 鮎もなか ということで、 お店に立ち寄り 

たくさんの鮎もなかを お土産にいただきました。

亀田屋

つわりがひどく長かったし 様態が落ち着いてきたら 世の中 新型インフルエンザが 猛威をふるっています。

なかなか ハッピーマタニティとのんきにしてはいられない状況ですが、 

こうしてお天気のいい日に 散歩を兼ねて 女4人が 府中の街をそぞろ歩きし、

おいしいもの食べて おしゃべりを楽しめて 素敵な一日になりました



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二部式着物(帯ナシ) … 寸法と 製図の 覚え書き

2009-12-03 | 着物
二部式着物の各寸法と製図を作りました。


作り方として 上着は後ろ身頃と左前身頃(上前)の裾に続きのベルトが付き、その前身頃の端先が結ぶためのひもになります。

そして 右前身頃(下前)のベルトは別に幅狭めで作り、脇は右後ろ身頃端から続くひもにとじつけます。

よって、上着の脇縫いは 左脇は縫い代まで続けて縫い、右脇は出来上がりで返し縫い をして、

縫い代は後ろ身頃と前身頃が離れていなければなりません。

(ベルトは前後4枚の身頃を続けて付け、紐を縫いつけた仕立てもあります)

ベルト~ひもを付ける位置を記したのが、下の図になります。

クリックすると拡大図

前から みると 次のような図になります。
クリックすると拡大図

下前のひもの付け方は 下の図です。

クリックすると拡大図


下位(スカート)は 次のように 長方形に仕立て、ウエストでひもを付けるときに、1寸のタック(5分の深さ)を前・後それぞれとります。

背縫いのベルト付け位置より、下にひも通しを付けておくと、後ろスカートが下がらずに着くずれを防ぐことが出来ます。

クリックすると拡大図

寸法は 標準はゆったりめ。

とくに上着は 襦袢の胸元をしっかり合わせなければ 胸がはだけることも。

マイサイズは フィットした感じになります。

体にフィットしている分、袖の上げ下ろしで上着のベルトが上がらないように 袖付け寸法を気持ち(5分)短めにしました。

着物からの仕立て直しの場合、

上着のベルト~ひもは 衿の部分を使用。

衿は衽の片方を。

スカートの衽は 上前は着物の衽から、しかし 下前は 衿をとった残りや掛け衿や上前衽などから転用。はいであります。

上着の右前下のベルト部分は 袖丈を短くした分の残りの布を3か所ではいで。内ひもは さらに残りで。

スカートのひもは 別の布を利用。






名称標準寸法マイサイズ
身長156㎝165㎝
上着丈1尺3寸5分1尺4寸5分
1尺7寸5分1尺7寸8分
肩幅8寸5分8寸8分
袖幅9寸9寸
袖丈1尺2寸1尺2寸
袖口4寸4寸
袖の丸み5寸5寸
袖付け1尺9寸5分
人形2寸2寸5分
後ろ幅8寸5分7寸5分
前幅8寸7寸7分
繰り越し1寸1寸
衿幅2寸2寸
下前ベルト幅1寸5分1寸5分
ベルトとひも寸法2寸×5尺5寸2寸×5尺5寸
内ひも5分×1尺5分×1尺
スカート丈2尺6寸2尺6寸
後ろ幅8寸7寸
前幅6寸6寸
衽幅4寸4寸
腰ひも寸法2尺5寸が2本通しで 8尺2寸
ひも幅1寸5分1寸5分
腰のタック各1寸各1寸
</align="center">
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