昨年の8月、妹が帰省した時の事
スツールのボロボロになった座面の合皮を剥がして、本革に張り替えるのをしてくれた
妹はイギリス駐在時に家具のリフォーム教室に通って、本場の修理を習っている
もちろん私も側で手伝って、やり方のコツを覚えた
3回目の今回、もう一つのスツールをやっと張り替えることができた
タッカーで止めてある座面の合皮をマイナスドライバーで取り除くまではプーさんがしてくれた
革は、大塚靴のファミリーセールで買った最高級の牛皮
最初に不織布で覆って養生テープで止める
前回は、この手間を省いたので、クッションのウレタンが動いてずれてきて作業がしずらかった
不織布の上から、おおよその見積もりでカットしたレザーを止めていく
昨年の夏の作業より遥かに手早く綺麗に出来たが、一人では無理だっただろう
タッカーの使い方がきちんと出来ないと針の打ち込みが悪くなり、針が浮き出してくる
そこを取り除いて やり直したところも数カ所あったりした
が、革の張り加減は ほぼ均一になった
外した脚の部分を、逆の順でつけていく
電動ドライバーを使って、手早くしっかり取り付け終了
記念に一年前に張り替えたスツールと並べてみた
赤い座面の素材は仔山羊
なめしの加工方法が違うので、感触も少々違うが、どちらも 質のいい本革の良さが、座っていても伝わってくる
赤い方はトートバッグを作るつもりで、こげ茶の方はスカートを仕立てるつもりで買ったものだった
バッグやスカートより遥かに良い使い方がきちんと出来た
ケミカルレザーは経年劣化で表面がボロボロと剥がれてくるし、醜い
本革は、色焼けしても、多少の引っ掻き傷でも、醜いというより、味わい深いものとなる
これで死ぬまで大事に使えるスツールに生まれ変わった