DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

「何を考えるか」ではなく「何をするか」

2006年03月26日 05時28分17秒 | Weblog
考えることは大切です。でも、考えだけで何かが実現することはなくて、何かを実行しないと始まりません。たとえ哲学を考えたとしても、著作や論文で発表しないことには、その考えは意味がありません。どうも今の世の中、頭でっかちで、または口でっかちで、つべこべ言うことが多いような気がしています。もちろんこんなブログを書く自分もですが。
自分は小学生の頃、担任から「お前は何かやるときに、手より口が先に出る」と注意されました。何か指示を受けて行動するとき、必ず質問したり文句言ったのだと思います。その担任は、生意気な小学生を戒める意味で、そう注意したのでしょう。いざ自分も先生になってみると、その意味が分かる気がします。
その行動の意味を考えることは重要です。当たり前です。でも、全ての行動の意味が、行動の前に理解できるとは思えません。つまり、修行は意味を考えてから行うのではなく、修行を終えると意味が分かってくるわけですよね。はじめから修行の意味が分かったのなら、修行なんてする必要ないわけです。
で、研究や勉強も、ある意味では修行なわけです。指導者(経験者)が、一方的に課題や作業を指示するわけですが、この意味を納得してから進もうと言うのは、はっきり言って無理だと思っています。まずは、つべこべ言わずにやってみることが大切です。やってみてから冷静に評価すれば良い訳です。僅かでも一歩でも良いから、動き出すことが大切です。
研究活動においては、勉強と違って教科書と言うレールが無いので、目的と手段の両方を自分らで設定しないといけません。この時、頭でっかちだと目的を達成するに十分な手段、つまりスキルが無いまま目的だけをあれこれ考えるので、結局落とし所がない「それやってどうするの?」的研究になってしまいます。実現できるスキルを持ってから目的を考えても良いと思っています。
またこの研究活動も、自分の想定する枠内で留まっていては、自己満足的研究で無意味だと思います。研究の本質的評価は「社会を変革する力」があるかどうかだと信じているので、常にその成果を社会に出し、社会の批判を受けなければなりません。自分が研究費獲得に拘る理由の1つが、この研究費の額が、社会がこの研究に期待する投資額だと思っているからです。脱線ですね。
また教育活動では、勉強している最中の学生にアンケート取っても、黒板が読みにくいとか声が小さいとか、表面的な情報しかえられなくて、作業の割りに無意味だと思います。その程度のことならヒアリングと授業公開で十分評価できると思います。やるなら、卒業して5年ぐらい経って、あの授業が意味があったのか評価して欲しいです。これまた脱線ですね。
世の中、職人が減って似非評論家が多すぎるような気がします。自分の技や仕事で評価されるのではなく、自分以外についてアダコダ言うことが多すぎるような気がしています。自分もです反省。テレビなんか殆ど見ないのですが、ワイドショーのコメンテーターとかも評論家気取りで思いつきを話すだけ、それ見てる視聴者も評論家気取りで評論家を評論したりしている。
このブログでは、極力、他人の評価はせずに、あくまで自分の分析評価を中心にしているつもりであるのですが、評論家的な発言が気になりだしてきました。反省です。今後は、もっと自分の記録や作業の日誌と言う面を忘れないようにしたいと思います。自分は、「似非評論家ではなく研究職人になりたい」のです。業績で評価される「良い仕事をする研究職人」になりたいのです。
と言うことで、このブログは来年度に向けて、活動記録つまり日誌としての意味を充実させて、自分の戯言は極力避けるように努力したいと思います。本来は研究職人はこんなブログを書く暇があったら仕事しないといけないのですが、自分の思いを共有してい欲しい研究室スタッフに向けて情報発信として位置づけます。

研究日誌H180326

2006年03月26日 04時34分19秒 | 研究室情報
*春休みなのに全開状態*
不夜城であった研究室も春休みで、明かりが消えている中、DALABだけは土曜日にも関わらず4人も研究作業をしてました。すごいアクティビティだと思います。これ、全力の活動が研究室のレベルを維持向上させていると思います。頑張れみんな!
=早朝は、アネックスに行って物品の移動と図書の整理をした。早くしないとね。
 午前は、子供を病院へ連れて行き、その後自分も歯医者に行き、痛い治療があった。
 何年ぶりの歯医者で、久しぶりに麻酔した本格的な治療で、参った。
 午後は、明日の共同研究実験の準備をコツコツを進めていた。
 途中で助っ人が来たので、気分的にも楽に進めることが出来た。
=家中、何らかの体調不良があって、ハッピーホリデーと言うわけに行かない。
 本当なら、暖かい日和なので、公園とかに行きたいのであるが、そうも行かない。
>気持ちが焦っているのか、早朝3時半には活動を開始してしまう。
 まあ、その分前夜は11時には寝ているけどね。