DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

数値解析は楽しい

2006年03月03日 05時53分44秒 | Weblog
今は何でも手を出している柴田ですが、これでも大学の研究室では、体育館のような大空間骨組構造物の解析が専門で、これで学位論文も出しているから、一応数値解析が専門なんですね。
ですが、数値解析の手段である計算機が好きなもので、どんどん横道にそれていって、今ではグリッドの研究者になってしまいました。あまり活動を限定するのは好きではなくて、興味がある(社会で必要とされる、つまり研究資金が獲得できる)ものであれば、何でも取り組んでみようと思っています。
グリッドの基盤技術の獲得をここ5年ほど続けてきましたが、やっと、色々な解析が出来るようになって来ました。久しぶりに数値解析をやってみると、正直、楽しいです。色々な設定条件を与えると、その変形図や応力図が出てくると、ふーーん、こうなるんだと、納得しています。
柴田は、実験は殆どやらないのですが、それは、現実的な色々な制約が多すぎで、自由に検討ができないからなのです。そもそも大空間構造物なんて、実物大実験は出来ないし、縮小モデルでは本当のことは分かりません。実験を否定するつもりは無いのですが、厳しい限界があることも確かです。
その点、数値解析であれば、基本的にモデルの制限は無いですし、解析手法と数値モデルが適切でありさえすれば、その理論の枠内で正しい解答を得られます。ただ、これまで精密な解析をしようとすると、計算機の性能に制限されてきましたが、そこはグリッドを活用すれば、建築のモデルぐらいなんてこと無いです。
来年度は、ここまで作ってきたグリッドを活用して、1億自由度ぐらいの巨大数値解析を行って、バーーンと打って出てみようかな?多分、建築関係ではまだグリッドは新しいことだろうし。でも、これまで数値解析ネタはあまり受けたためしが無いので、むしろ機械関係のほうが良いかな?
ちなみに、解析システムはオープンソースを活用したもので、非常に手軽に出来るものです。提示した穴あきプレートの応力図は、可視化システムとしてはParaViewというプログラムを用いています。この可視化ソフトはとても良く出来ていて、ちょっと極めてみようかなと思っています。
(タダでさえ、忙しいのに大丈夫か?大丈夫だってば。)
で、このParaViewというソフトについて、情報収集をしているのですが、あまりにも少ない、日本ではユーザーが少ないのか?コミュニティがあれば、皆で情報交換して、有効活用できるのにな。どなたか、情報をお持ちの方は、柴田までご連絡下さい。無ければ、DALABで情報サイトぐらい作ろうかな?

研究日誌H180303

2006年03月03日 04時37分37秒 | 研究室情報
*今日は楽しい雛祭り*
ではあるのですが、年度末進行で超多忙モード突入です。来週に向けて、成績提出、資料原稿提出、講演会準備、共同研究打合せ、などが続きます。本当にこなせるのか?不安になってきました。まあ、やらなきゃね!と言うことで、早朝3時起きでした。
=午前は、共同研究会議1つ、まあ無難にこなす。
 少しでもスタミナをつけるために、外食で腹ごしらえ
 午後は、研究指導をして、採点準備などして、夕方にはおとなしく帰宅です。
=何か、時間があればあったでフラフラするだけで、あまり有意義ではない?
 逆に、追われていた方が沢山こなしたような気がするけど、有意義かどうかは別。
>今日は、びっしり予定があって、思わす行動プログラムを作るほど、用事一杯。
 それも大事なものばかりなので、気が抜けないね。大変だ。