GWに突入しましたね。勤務繰りの大変厳しいアナウンス部におきまして、私は自らに土日も出勤の12連勤を命じました。まあ土日休んでも良かったんですが、激務の後輩たちがこれで少しでも楽になればと思いまして。では全然遊べないかというと実はそんなことはなく、休日となると他セクションも休みなので厄介な伝票処理などはありません。「おはようラジオ」を9時に終えてちょこっとデスクワークしたらおしまい。午後はたっぷり自由時間というわけです。
「海が、見たいのです。」
お蝶夫人の有名なセリフじゃありませんが、こんな天気のいい日にはそんな気分になるものです。となればやはり江田島。絶景を求めるなら陀峯山でしょう。山頂へは大原、深江、大君と3つの登山口からのルートがあって、このうち大原と深江は経験済み。きょうは残る大君ルートを攻めることにしました。
まず仕事を終えて正午過ぎに会社から呉方面へ。東からの逆風が強かったですねー。対向してくるローディーさん達は楽チンそう。小径車は前面投影面積が小さいからか、意外にもそんなにつらくは感じませんでした。といってもスピードは20km/hがやっとこですけどね。
お馴染み音戸の渡船で倉橋に渡り、北側を回って早瀬から江田島へ。大君の登山口は橋をおりてすぐのところにあります。
2時40分、登坂開始。5キロちょっとしかない登山道ですが最初の1キロにところどころ「うっそー」みたいな傾斜が待ち構えています。さすがに滅多に使うことのないインナーにシフト。どうも74デュラのクランクと10速の105の相性がいまひとつみたいで、フロントのシフトはものすごくコツがいります。リアを6か7速以下に入れた状態でないとインナーにチェーンがハマってくれないのです。リアがそれより上だとアウターとインナーの間に入っちゃって空回りという具合。まあインナーを使う状況はそんなもんでしょうからそんなに問題ではありませんが。チェーンがやたら長い(BSMはBB-リアハブ間が長い)のも原因なのかな。BSMでフロント2枚をお使いの方、情報ください。
激坂部分を過ぎれば実はそんなにひどい傾斜はありません。他の二つのルートよりずっと楽に走れます。眺めもいいですし、この山に登るなら絶対このルートがおススメですね(Mっ気強い人は深江へどうぞ)。ひと漕ぎひと漕ぎ小さな車輪で標高を稼いでいきます。チューブラー履いたGIOSだと上りでもすーっと伸びてくれるんですが、小径車にそんな感覚はありません。黙々と回す。でもスプロケを見るとなんと4枚も余ってる。速くはないけどこの余裕、この安心感。ロードとは別の乗り物なんかな、とも思います。
登坂開始から30分あまり、ついに頂上に到達。これで全ルート制覇です。
前回は頂上付近で落石を踏んでGIOSの後輪がバーストするアクシデントがありましたが今回はノートラブル。黄砂に霞んでますが絶景なり。来てよかったと思いました。「春の蛇峰は押してでも上がれ」ってとこかしら。
帰りは大原ルートを下りました。これで下りも全ルートを走ったことになります。登山口周辺の道路が随分整備されていたので驚きました。ところでこの日曜日に江田島をTEAM KENTAで走った時にご一緒いただいた観光協会の滝田事務局長は、江田島外周ルートを走ったそうです。ただ江田島は深江より南へは道がないので、最も外側を回ろうと思ったらなんと陀峯山を頂上まで登らなければならないとのこと。地図を見れば確かにそうなんですね。例えば大君から上がって深江へ下りる。それから沖美へと海沿いを走るというわけ。滝田さんは何種類かのルートを考えているそうで、いつか「日銀」に出演してもらってご紹介できればと思っています。乞うご期待!
きょうは沖美へは回らず中町へとショートカット、せっかくなので「逆しびれ」を経て切串からフェリーに乗って帰りました。いつもは閑散としている船がきょうはほぼ満車。やっぱりGWなんですね。ただ島ではローディーさんには出会いませんでした。強風を避けてみんな山方面へ行ったのかな?
本日の帰宅サイクリング(一応会社帰りなので)、ジャスト90キロでした。RCCから切串までのルートはコチラ