多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
一日一社紹介予定!

昭島市「駒形神社」

2011年03月17日 | 神社
駒形神社 

鎮座地 大神町3-6

祭神 大己貴命 
    少那毘古命(すくなひこのみこと)

旧格式 村社?   

別当寺 観音寺

例大祭 9月19日

解説 
創建は鎌倉時代という大神村の鎮守。

江戸時代は駒形明神と言われた。

総本宮は岩手県水沢市の駒形神社で馬の守護神・病気治癒に霊験ありという。

当社にも馬の安全を祈願しに、
かつては遠方より参拝に来る人がいたという。

永禄3年(1560)武田勝頼が滝山城を攻めた際に焼失し、
天正18年(1590)に再建という。
(武田勝頼は永禄3年には15歳のため史実か不明)

元禄13年(1700)と宝暦12年(1762)建て替えられた。

昭島市「瘡守稲荷神社」

2011年03月16日 | 神社
瘡守稲荷神社 

鎮座地 拝島町5-1

祭神 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

別当寺 龍津寺 

例大祭 2月初午

解説 
龍津寺本堂の裏の林中にあり。

皮膚病に霊験あらたかという。

昭島市「上川原日枝神社」

2011年03月15日 | 神社
上川原日枝神社 

鎮座地 上川原町2-18 

祭神 大山咋命(おおやまくいのかみ)

旧格式  ?

別当寺 龍田寺

例大祭 9月19日

解説 
上川原村の鎮守。

天正7年(1579)創建という。

もとは山王権現といった。

昭島市「十二神社」

2011年03月14日 | 神社
十二神社 

鎮座地 玉川町5-10

祭神 天神七代 地神五代

旧格式 ?

別当寺 真覚寺

例大祭

解説 
築地村の鎮守。

文化8年(1811)多摩川の洪水のため村とともに現在地に遷る。

もと十二権現といったが明治29年(1896)十二神社に改名した。


昭島市「日吉神社」

2011年03月13日 | 神社
日吉神社 

鎮座地 拝島町1-10

祭神 大山咋命(おおやまくいのみこと) 
    羽山戸命(はやまどのみこと)
    香山戸命(ががやまどのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 密厳浄土寺大日堂

例大祭 9月19日に近い土日

解説 
天正年間(1573~91)大日堂再建のおりに守護社として創建される。

寛保元年(1741)山王大権現の称号を賜る。

大日堂は徳川将軍家より朱印地10石を賜った。

明治の神仏分離により日吉神社と改名して大日堂から独立した。

例大祭は山王大権現の称号を賜った記念にはじめられたという。
宵宮に行われる榊祭は、榊神輿渡御の後榊の芯を奪い合う神事で、
芯を得ると無病息災・幸運がもたらされるという。

榊祭は東京都指定の無形民俗文化財。
大日堂と日吉神社の境域も都指定史跡に指定されている。


日吉神社 向背部分の彫刻




本殿は安政2年(1855)拝島村の大工伊東紋蔵と臼井久米次郎を棟梁に、
彫刻は矢部健次郎良長が彫り、
拝殿の天井花鳥絵等は館林藩の絵師坪山洞山が描いた。

昭島市「拝島天神社」

2011年03月12日 | 神社
拝島天神社 

鎮座地 拝島町2-14

祭神 菅原道真(すがわらのみちざね)

旧格式 ?

別当寺 普明寺

解説 
拝島宿の人々によって祀られた神社。

文禄年間(1592~96)現国立市の谷保天満宮のご分霊を遷した。

以前国指定天然記念物で樹齢800年という大欅があったが枯れてしまった。

1月25日の初天神では天神講の祭礼が行われる。

境内は梅の木が多く3月には見事に咲き揃う。

昭島市「郷地稲荷神社」

2011年03月11日 | 神社
郷地稲荷神社 

鎮座地 郷地町1-13

祭神 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 宝積寺

例大祭 9月19日

解説 
天文年間(1532~55)創建。

元和元年(1615)再建の郷地村の鎮守。


稲荷神社のご神木


目通り 7.1メートル
樹高 15メートル
樹齢 400年
記事 昭和34年(1959)台風で幹が折れてしまった。
昭島市指定天然記念物。

昭島市「福島神社」

2011年03月09日 | 神社
福島神社 

鎮座地 福島町1-12

祭神 日本武尊(やまとたけるのみこと)

旧格式 ?

別当寺 宮崎氏持ち

例大祭 8月中旬の日曜

解説 
天文年間(1532~54)創建という福島村の鎮守。

もとは御嶽神社あるいは蔵王権現と言われた。

例大祭では午前に獅子頭が子供により巡行され、
午後には神輿渡御があり最後は多摩川の水で清められる。

また嘉永3年(1850)以前より伝わる福島囃子が奉納される。

狛犬は安永3年(1774)の造。
現社殿は昭和11年(1936)造で拝殿にも見事な彫刻が見られる。

昭島市「風田宮」

2011年03月08日 | 神社
風田社

鎮座地 田中町3-10

祭神 志那都比古神(しなつひこのかみ) 
    志那都比売神(しなつひめのかみ)

旧格式 ?

別当寺 円福寺

解説 
田中村の人々によって祀られた祠。

創建は大永年間(1521~28)以前という。

日月宮とも言われ明治2年(1869)現在の社名に統一した。

その名のとおり風の神様として知られる。

また雷除けに霊験があり、風田様と手の平に書くと落雷に会わないという。

昭島市「大六天社」

2011年03月07日 | 神社
大六天社 

鎮座地 郷地町2-35

祭神 面足之命(おもだるのみこと)
    惶根之命(かしこねのみこと)

例大祭 3月8日

解説 
享保2年(1717)宝積寺から高月の円通寺に宛てた覚書に既に存在が確認できる。

祟りをなす神様として知られ、境内の草木を傷つけたりしてはいけないと言われる。

大正末頃郷地村の青年団が団の運営費を捻出するため、
当社の境内に桑を植えてその葉を売って資金とした。

ところがこの桑の葉を買った仲買師や養蚕家に不幸が相次いだ。
これは大六天の境内に生えた桑の葉をかりとったためという。

清瀬市の神社概略

2011年03月06日 | 神社
清瀬市の神社概略

清瀬は北側の柳瀬川流域に早くからひとが住んでいた。
この付近には中世の砦跡なども残る。

南部の清戸は、伝説によると日本武尊が東征の際、
現在の日枝神社の敷内にあった柊の根本で「清き土なり」と言ったのが清土=清戸の地名の興りという。

現在の清瀬市の由来は、清戸と柳瀬川を合わせたものという。

また、清瀬は富士講・稲荷講の盛んな地域で
(ただ、研究が行き届いていて他市より史料が多いだけかもしれない)
稲荷社や富士塚など講にちなむ社が多くみられる。
※ 稲荷講の小祠については、個人宅の屋敷神であり説明文なども現地には無い。

写真=解説文か疑問のところも多く誤りが見つかり次第訂正の予定。


これにて清瀬市は終了。
明日より昭島市の神社を紹介予定!

清瀬市「八雲神社」

2011年03月06日 | 神社
八雲神社 

鎮座地 下清戸5-904

祭神 素盞嗚命(すさのおのみこと)

例大祭 8月最終土日

解説 
志木街道に面した小祠。
規模は小さいが覆殿の中には文政2年(1819)築の見事な彫刻を施した本殿がある。

素盞鳴命=牛頭天王を祭神とする神社は、
京都の八坂神社系と愛知の津島神社系に分かれる。
当社は津島系に属する。

清瀬市「下宿八幡神社」

2011年03月04日 | 神社
下宿八幡神社 

鎮座地 下宿2-515

祭神 応神天皇(おうじんてんのう)

旧格式 村社  

別当寺 円通寺

例大祭 9月14 15日

解説 
南北朝時代の武将、脇屋義助によって創建されたという伝説を持つ神社。

北側を流れる柳瀬川の対岸に後北条氏ゆかりの滝の城跡があり、
あるいはその鎮守であったか?

例大祭では当地に伝わる下宿囃子が奉納される。


八幡神社の御神木



目通り5.95メートル
樹高26メートル
樹齢350年
記事 昭和58年(1983)大枝が折れてしまった。
清瀬市指定天然記念物。