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多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
一日一社紹介予定!

小金井市「上宮大澤神社」

2010年09月17日 | 神社
上宮大澤神社 

鎮座地 貫井南町1-24

祭神 天児屋根命(あめのこやねのみこと)

解説 
当地の大澤氏によって祀られた神社。

大澤氏の先祖、藤原外記壽治は、
天慶年間(938~947)平将門の乱鎮圧のため征東大将軍藤原忠文の祐筆として従軍。
下野国関宿より、真満・茂原を経て当地に土着したと説明版にある。

崖下の下宮弁天社に対し上宮(かみみや)と言う。

小金井市「下染屋稲荷神社」

2010年09月16日 | 神社
下染屋稲荷神社 

鎮座地 梶野町5-10

祭神 豊受比命(とようけひめのみこと)

旧格式 無格社  

別当寺 村民持ち

例大祭 2月初午

解説 
元文元年(1736)下染屋新田の鎮守。
現府中市下染屋村の人々が新田開発で入植したおり村の鎮守として創建された。

小金井市「貫井神社」

2010年09月15日 | 神社
貫井神社 貫井南町3-8

祭神 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
    大己貴命(おおなむちのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 真明寺

例大祭 9月15日

解説 
旧貫井南の鎮守。
天正18年(1590)弁財天を祀り貫井弁天と称された。

明治になり厳島神社と改名、
更に一ノ久保にあった貫井神社を合祀して社名を貫井神社とした。

雨乞いに効力ありとのこと。

本殿は江戸時代の建造物であったが近年焼失。
すぐに再建された。


貫井神社の狛犬

詳細不明


貫井神社神池、


ひょうたん池という。旧弁天社らしく湧水があり、亀や鯉が泳ぐ。


貫井神社の境外摂社、下弁天社


慶長10年(1605)年創建。
地元の大澤氏によって祀られていた。
貫井神社が上弁財天と言ったのに対し下弁財天と言われた。

湧水は周囲の宅地開発で枯れてしまった。

小金井市「関野天神社」

2010年09月14日 | 神社
関野天神社 

鎮座地 東町2-12

祭神 菅原道真(すがわらのみちざね)

旧格式 無格社  

別当寺 ? 

例大祭 9月25日

解説 
関野新田南関野の鎮守。
享保7年(1722)関野新田開発により鎮守として創建。

本殿はもと小金井神社の社殿で扉内側に梅とうぐいすの絵があり、
正月にはうぐいすがさえずるとの伝説がある。

小金井市「関野八幡神社」

2010年09月13日 | 神社
関野八幡神社 

鎮座地 関野1-5

祭神 応神天皇(おうじんてんのう)

旧格式 村社  

別当寺 ?

例大祭 9月15日

解説 
旧関野新田北関野の鎮守。
下小金井村の関氏が新田開発で当地に入植、
享保9年(1724)当社を村の鎮守として創建。

本殿厨子裏に「女体権現 武州荏原郡峯村 安政ニ卯年五月再刻 別当正善寺二十一世良運」とあり、
もと大田区の正善寺にあったものが、何らかの理由で当社に伝わったものと思われる。

昭和18年(1943)小金井大緑地(現小金井公園)をつくるため、
公園東門付近の旧地より現在地へ遷された。

小金井市「山王稲穂神社」

2010年09月12日 | 神社
山王稲穂神社 

鎮座地 本町5-41

祭神 大山咋命(おおやまくいのかみ)

旧格式 無格社  

別当寺 観音寺金蔵院

例大祭 5月第4日曜

解説 
承応3年(1654)下小金井新田の開墾により、
鎮守として江戸麹町山王宮を勧請し山王権現と称した。

明治になり稲穂神社と改名した。

祭神は開拓と酒造の守護神ある。

境内に武蔵小金井駅開設の碑やお百度石などがある。


山王稲穂神社の狛犬



・奉納年 大正7年(1918)
・石工 府中町 北原精久
・右 阿形 子取り
・左 吽形 玉取り


小金井市「大嶽神社」

2010年09月10日 | 神社
大嶽神社 

鎮座地 緑町1-2

祭神 大国主命(おおくにぬしのみこと)

解説 
昭和18年(1943)火難・盗難除けのため地元住民が檜原村の大嶽神社より勧請した。

小金井市「前原神明社」

2010年09月09日 | 神社
前原神明宮 

鎮座地 前原町3-15

祭神 天照皇大神(あまてらすおおみかみ)

旧格式 なし  

別当寺 光明院 

解説 
旧上小金井村の鎮守。
天正9年(1581)創建という。

江戸時代には修験道の寺院、光明院が別当を務めていた。

明治の神仏分離で光明院良純は梶大学と改め神明社の神職となった。

明治42年(1909)小金井神社に合祀されるが、
昭和22年(1947)地元住民の強い要望により旧地に復した。

小金井市「是政稲荷神社」

2010年09月08日 | 神社
是政稲荷神社 桜町3-5

祭神 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

旧格式 無格社  

別当寺 村民持ち

例大祭 9月22日

解説 
元文元年(1736)現府中市是政村の人々が新田開墾に伴い、
是政新田の鎮守として祀った。

明治42年(1909)小金井神社に合祀されたが祭祀は続けられ、
昭和21年(1946)住民の希望により分祀された。

小金井市「小金井神社」

2010年09月07日 | 神社
小金井神社 

鎮座地 中町4-7

祭神 菅原道真(すがわらのみちざね)

旧格式 村社  

別当寺 金蔵院

例大祭 9月15日

解説 
旧小金井村の鎮守。
元久2年(1205)創建という。
天文11年(1583)加茂下出雲入道勝重が社殿を建造。

もと天満宮と称していたが、明治になって小金井神社と改名。

別当の金蔵院は星野右膳とあらため神職を務めるようになった。

境内に弓道場、石臼塚などがある。

別当寺の金蔵院には当社に奉納されていた「大般若経六百巻」がある。


小金井神社の狛犬



・奉納年  明治13年(1880)
・石工 溝の口 内藤留五郎
・願主 関 小治郎
・右 阿形 子取り
・左 吽形 子取り
・記事 調布市「青渭神社」も同年同石工の作!

小金井市「笠森稲荷神社」

2010年09月06日 | 神社
笠森稲荷神社 

鎮座地 東町1-40

祭神 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

解説 
元文元年(1736)の神璽あり創建もそのころか?

病気を治す効力があり、心願成就のお礼に奉納された赤鳥居がトンネル状になっている。
なお、笠森 = 瘡守 で出来物の治療に霊験ありという神社は多数存在する。

小金井市「市杵嶋神社」

2010年09月05日 | 神社
市杵嶋神社 

鎮座地 梶野町4-13

祭神 市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 内蔵坊(府中市)

例大祭 9月15日

解説 
梶野新田の鎮守でもと弁天社といった。
享保17年(1732)梶野新田の鎮守として創建された。
ご神体は弁財天の眷属、厨子入り十五童子像である。

調布市の神社概略

2010年09月04日 | 神社
調布市の神社概略

調布市は古くから開けた地域だが、
調布という地名は明治22年(1889)に調布町の誕生でできた新しい地名である。

布田・国領など奈良時代の律令制の名残を残す地名があり、
江戸時代には甲州道中の宿場町「布田五宿」が設置された。

市内には江戸時代の新田開発以前から人々が住んでいた事を示すように、
布多天神杜・虎狛神社・青渭神社など「式内社」に比定される古社が多くある。


これにて調布市は終了。
明日からは小金井市の神社を紹介予定!


調布市「吉田稲荷神社」

2010年09月04日 | 神社
吉田稲荷神社 

鎮座地 西つつじヶ丘3-40

祭神 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

例大祭 2月初午

解説 
当地の吉田姓を中心に、小嶋・山内姓の家8軒で祀っている祠。

調布市「山野富士浅間神社」

2010年09月03日 | 神社
山野富士浅間神社 

鎮座地 深大寺北町1-20

祭神 木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)

旧格式 無格社  

別当寺 深大寺

例大祭 10月第1土日

解説 
深大寺山野地区の鎮守。

富士講を奉ずる地元住民により築かれた富士塚を祀ったもの。
この塚は深大寺用水西堀の土を盛って築かれた。

明治14年 (1884)青木九左衛門によって社殿が建てられた。
写真左に富士講の碑が見える。

平成20年(2008)老朽化していた社殿が建て替えられた。
石柱には「冨士嶽浅間神社」とある。

建て替え前の社殿