古希来記

古希を過ぎて気ままな暮らし。
見たり聞いたり感じたり、とりとめもないが折々のつぶやき。

山は白い花の季節

2008年06月28日 | Weblog
梅雨の中休み、荒山を歩いてきた。
女房と出かけたのだが、途中で山友のNOちゃんに行き会い三人で歩いた。
今、山は春から夏に向かい白い花が目立つ季節である。
ヤマボウシ、サワフタギ、クサタチバナなどがいい時期でコメツツジもちらほら咲きだした。
ヤマボウシは当たり年のようでびっしり花をつけている。この分では秋の実も楽しみである。山の木の実の中ではうまい方で、小生は山ブドウより好みである。沢山はいらないが一つ二つ山を歩きながら口に入れるのはなんともいえない。しかし今年はうんと採取してジャムでも作ってみようかな。大きい木が多いが中には手の届きそうなものもあるし。
サワフタギは花は地味だが秋には目が覚めるるような瑠璃色の実をつける。
クサタチバナははところどころで群生している。この花の白はすがすがしく濁りがない。日陰でも日向でも咲いているが群生するのは日当たりのいいところである。
山を歩きだしたころ、初めてこの花を見つけて、その名を知るのに三年越しだったのを思い出す。
山には春のにぎわいはなく山を一回りする間に行き会ったのは四、五人だった。梅雨の時期は静かである。駐車場に戻ったときには他には車は一台もなかった。

地蔵岳のアズマギク

2008年06月14日 | Weblog
地蔵岳のアズマギクには毎年タイミングが悪くていい写真が撮れないでいた。
早すぎたり遅すぎたり、ちょうどいい時期もあったが、腕が伴わす手振れがひどかったりだった。
今は赤城はレンゲツツジとヤマツツジのシーズンである。平日だったが見ごろという情報が行きわたっているのか登山口の見晴山駐車場とその周辺はその見物客で大賑わいである。大型のバスなどもきていて騒然とした雰囲気だった。
その賑わいを感心しながら横目に見てツツジとは反対側の登山道に入った。
登山道に入って数分もすると駐車場周辺の喧騒はうそのように消えて、代わりに春ゼミの大合唱となった。しかし春ゼミはいい。大合唱だが耳にはむしろ心地よい。
その音にウグイスの多様な鳴き声やテッペンハゲタカ!?と声高に失礼な呼びかけを繰り返すホトトギスなども加わる。時々はウソの口笛に返事を返したりすると向こうもそれに答えたりしてくれる。
女房と二人で出掛けたのだが頂上までに行き会ったのは追い越して行った一人だけだった。
アズマギクはちょうどいい時期だった。年々少なくなっているようで数えるほどしか咲いていなかったがなんとか写真に収めた。花の脇にレンゲツツジがつぼみをつけていた。吹きさらしの風雪のガレバで、アズマギクの花茎ほどしか伸びられないのに、しっかりつぼみをつけていた。いいものを一緒に撮れた。
いったん下山後、車で角満淵と沼尻に移動してクリンソウやクワガタソウを見、ついでに新装なった見晴山のあずま屋にも立ち寄った。その時は時間が遅かったせいかツツジ客はまばらだった。

カモメラン

2008年06月08日 | Weblog
山の友人のNOちゃんからカモメランが咲きだしたよという情報が入った。
この花は昨年他の花を探して山を歩いている時に偶然見つけたのだが、その後NOちゃんが範囲を広げて探索して群生地を見つけてくれ、一緒に写真を撮りに行ったことがある。しかしその時は時期が少し遅かったこともあっていいものが撮れなかった。
梅雨入りしたばかりで天気はぐずついているが雨の心配はなさそうなので、さっそく女房と一緒に出かけた。
尾根筋を一つ間違えたりして少し手間取ったが、ちょうど見ごろ撮りごろだった。
しかし小生の写真は散々な出来だった。それというのも今年はいいものを撮ろうとデジカメを買い替えたばかりだった。経験はあるしなんとかなるだろうと、ろくにマニュアルも見ないでただバチバチやってもいいものは撮れないとしたものである。OLYMPUSからCANONに変えたのも少しばかり勝手が違った。
この写真は女房が撮ったものである。どうも花を撮るのは女房の方が上手い。今回はメンツをすててありがたく借用することにした。

腱板断裂だった

2008年06月05日 | Weblog
症状が改善しないので念のためMRI検査をしましょうという。
MRI検査は初めてである。
痛くも痒くもないという話だったが、そんな簡単なことではなかった。
検査中は建築現場か、車で混雑する道路に立ちすくんでいるような感じである。
トントン、ガンガン、ギーギーなどの騒音が続いたと思うと、ピタリと止まったりする。それが40分ほどかかった。固定した肩の辺りが痛み出してどうなるかと思ったがしばらくすると麻痺してしまったのか痛みが和らいだ。なんとか無事に終わった。
診断の結果は腱板断裂だった。しかし損傷の程度が軽いのでしばらくは週一回の注射の治療ということになった。ひどくなると手術で治すのだという。
レッドソックスの松坂が肩に違和感を感じてMRIの検査をしたが、異常は見つからなかったというニュースがあった。松坂の肩とは全く関係はないがそのニュースを聞いたばかりだったので、小生の場合もたいしたことはあるまいと、都合のいいように希望的に軽く考えていたのだが、ちょっとがっかりだった。
70歳を過ぎると三人に一人の割合で起こると先生も云っていた。歳には勝てないとあきらめることにしよう。