古希来記

古希を過ぎて気ままな暮らし。
見たり聞いたり感じたり、とりとめもないが折々のつぶやき。

冬の蝶

2009年01月26日 | Weblog
 勝ったり負けたりして三連勝、あと一勝で四段というところで負け始めて六連敗、まごまごしていると二段に落ちてしまう。
どうしてこんなに波があるんだろうと思う。普段はほとんど置碁ばかりなので時々ネットで互先の碁を打つのだがこんなことの繰り返しである。ネットだから対局相手と面識があるわけではないし、勝っても負けてもどうということはないのだが、あと一勝などとなると肩に力が入ってしまう。負けが混みだすと気分も滅入ってずるずると落ち込んでしまうのである。
精神力が弱いのだぁ。集中力も足りなーぃ。
朝青竜とはどうゆう仁なのだ。
嘗て「人は心だ」などと心の持ちようを強調したことがあるとか、その精神力、集中力で完全に復活してしまった。感服脱帽である。
朝青竜の爪の垢でも煎じて飲めばなんとかなるかなぁ。

 この歳になって棋力向上といっても高が知れているので、あんまり深刻に思い込むほどのことではないが、家にこもっているのにも飽きて鍋割山に行ってきた。
寒波がきていたが歩いているときはむしろ暑いくらいで雪道を楽しんできた。
この写真は稜線の中間あたりだった。
日陰から日向の道に出たところで少しゆるんだ雪に足を取られてバランスを崩したとき、視界にヒラヒラと舞うものが飛び込んできた。、、と思った。
一瞬、蝶かなと思ったがよく見たらごく小さなキノコだった。
冬山でのファンタスティックなひと時だった。

浅間山吼える

2009年01月09日 | Weblog
 天気図を見ると風の心配はない。自宅から見える山も静かに眠っているようだ。鍋割山に散歩の気分で行ってきた。
登山口の駐車場には車は一台もない。静かな山行になりそうだと思っていたら、あとから続けて何台か入ってきた。
アイスバーンや泥んこの登山道をのんびり歩いていたら、後から来たみんなが追い越して行った。

 山頂で元気な先達に会った。初対面だったが気が合った。
真冬の気候ではないが山では零度近い気温なのに半袖のTシャツ一枚とトレパン姿だったが足元はしっかりした本格的な登山靴の仁だった。
86才、富士山には日帰りで行ってくる由、昨年は年齢順で30番目だったとか。
大いに元気をもらった。

 浅間山の噴煙はいつもよりだいぶ多かった。何気なく浅間山方面の山並みを見ていたら急に噴煙が高く上がった。あわててシャッターを切ったらこんな映像になった。なにやら荒ぶる神とはこんな姿かと思った。

 浅間山が吼える。
 負けてたまるか。
 前へ、前へ。
 100年に一度がなんだ。