古希来記

古希を過ぎて気ままな暮らし。
見たり聞いたり感じたり、とりとめもないが折々のつぶやき。

荒山の紅葉

2008年10月18日 | Weblog
今年は涸沢の紅葉をみてきたので今更という気分ではあったが荒山を歩いてきた。
西尾根から南尾根の西側を見るのが好きで二週つづけて同じところを撮った。
この写真は10月17日のものである。前週よりシラカバの幹が目立つた。一週間でかなり葉が落ちてしまっていたがその分明るい感じになった。
カエデ、ツツジ、ミズナラなどがちょうどいい時期でシラカバの白とのコントラストも良かった。
この時期この山ではカメラなど持たない人の方が多い。山を自分の五感で楽しんでいるようである。
小生も下りではカメラは仕舞いこむようにしている。
カメラのことなど忘れて口笛でも吹きながら降りるのはなんともいえない。
特に平日がいい。すこし遅くなると登山口まで誰にも会わずに自分の世界に浸ることができる。

紅葉の涸沢

2008年10月09日 | Weblog
居酒屋の常連で山屋のグループがある。その中の若いメンバーが「涸沢に行きましょうと誘ってくれているけど」とその居酒屋のママさんから声がかかった。
話は何回か行ったり来たりしたが、普通は一泊二日のコースだが多少は高齢組の小生夫婦に配慮して二泊三日のコースも組んでくれた。
総勢五名のうち声をかけてくれた若手と小生夫婦は二泊三日、ママさんともう一人は一泊二日でということになった。
日が決まってから天気予報が悪い方、悪い方へと変わって一喜一憂した。結局三日間ともいい天気は期待できそうもなかったが、延期とか中止などという声は誰からもでなかった。
一日目は途中から降り出して傘をさして歩いた。
二日目は夜半から土砂降りの雨、朝になったらいくらか小降りになったがカッパ支度で歩いた。
三日目にしてようやく午前中だけだったが日がさしてくれた。
しかし、こんな天気にもかかわらずさすがは紅葉の涸沢、上り下りする人は途切れることはなかった。二泊目の涸沢小屋では我々は幸運で一畳で一人だったが手前の涸沢ヒュッテでは一畳に二人だったと云っていた。
雨の歩きも悪いことばかりではなかった。二日目には雨が降らなければ見ることができないという屏風岩の滝が何本もの見事な流れを作っていた。
三日目の朝はほんのわずかの時間だったが朝焼けに染まる紅い穂高連峰を見ることもできた。
この写真は下山の途中、後ろ髪を引かれる思いで振り返り振り返りしながら撮った一枚である。小生のもそこそこであったが、女房の方がいいのでありがたく拝借した。