古希来記

古希を過ぎて気ままな暮らし。
見たり聞いたり感じたり、とりとめもないが折々のつぶやき。

赤松の巨木

2011年12月12日 | Weblog
 山友のHOさんが赤松の巨木に抱き着いている写真をメールで送ってきた。
同じメンバーのSAさんが案内してくれたのだという。
山に入って14~5分、散歩気分で行けるところで、雪が積もる前の今がチャンスだとけしかけてきた。

SAさんに電話したら「行きましょう」といとも簡単に承諾してくれて、この両氏と小生夫婦で出かけた。
しかし、14~5分で散歩気分でというのはこの両氏の謀略だった。
箕輪から白川右岸の尾根に取り付いて4~50分(14~5分と云ったではないか!)、他のメンバーはスイスイと登って行くが、小生は所々で四つん這いになった。(これが散歩気分だと~~!)
ま、しかし、こんなことはいつものことなので、口ではブーブーと泣き言を云いながら、冬日の差し込む山歩きを楽しんできた。

赤松はSAさんが測ってみたら胸高周囲354cm、目を剥くほどの巨木ではないが、赤松でこれほど大きいのは初見だった。
尾根筋のため生育条件があまり良くないのか、枝の一部は枯れこんでいた。
葉も少なくて、下から見上げると葉の緑色はほんのわずかだった。
松は長命と聞くが、やや衰えて晩年の気配、まさに老松だった。

赤松に接見のあと、尾根をつめて姥子峠まで登って昼食、復路は別の尾根から一つ隣の沢を下った。
吹きさらしでは落ち葉の下が結氷していて、下りの斜面ではアイゼンを着用した。