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大奥第一章 第8話「将軍倒れる」

2004-11-26 07:24:22 | ◆◆ 大奥 ◆◆
今週の黒革の手帳「女帝の危機」  ~大奥はこの下※

「あなたなんか,ひとりぼっちで野垂れ死ぬわよ」
「望むところよ」

「あんたは無能な支店長だったよ。でも死ぬことはなかったじゃないか…
 でも,これで何の支障もなくあの女を…」

「私も大損させられましてね…でも言えないなぁ。恥ずかしい話なんで」
「俺も恥ずかしい話だよ」
「まさか,同じ女じゃないでしょうね」
「一度もやってない女に…」
「ああいう女です。あいつは」

「白い鳥が空へ羽ばたいていきます。
 しかし,羽ばたくのをやめてしまった…真っ逆さまに落ちていきます」

あまりに評判がいいんで初めてまともに見てみましたが,
来週いきなり暗雲がたちこめそうで,ついていけるか心配ですw。


さて,『大奥 第一章』。
大奥の側室多頭体制が固まりつつあり,本格的に跡継ぎづくりモードに
入って参りました。
**********

大奥入りしたお楽(京野ことみ)とお夏(野波麻帆)。
ド庶民のお夏といえども,それなりの体裁が必要ということで
下々の者は公家又は武家と養子縁組をして輿入れさせるという,
春日が編み出し大奥の慣例となる算段により,公家の養女を経由している。

孝子 「中小路君麻呂のご息女とやらにお聞きします。
 茶の湯のお作法は,千家の茶の湯にあらしゃいますか?」


お夏,当惑。

「…これはまた,けもじなことにござりますなぁ。
 公家のご息女が茶の湯のお作法もご存じあらしゃらしませんとは」


春日「さようにございますなぁ…されど,上様のご側室には,
 素養ばかりあって気位の高いおなごより,体が丈夫で心映えのすぐれたおなごが一番と」

御台所への挨拶の次は,閨のしきたり講習。

奥女中「上様の奥泊まりでございますが,その日お目覚めになられましたらまず湯に浸かりいただき,
 体を隅々まで清めさせていただきました上,御寝所にて上様をお待ちいただきます。
 控えの間には殿医の中老が夜通し起きてお供いたします。」

「隣に人がいるのですか?!」

「正室の孝子様にも,またお万の方さまにも,例外なくお守りいただいています」

まず閨のお供を指名されたのはお楽。次回の奥泊まりは「3日後」。
泣く泣く別れてきた男が忘れられず,心悩むお楽。
「私の番はいつなんですか?!」とむきになるお夏。

物憂げなお楽を心配したお万は,春日に,お楽を親族に会わせるよう願い出る。
にべもない春日にお万は,家光へ直接話すというが,
春日は,大奥の法度のうち,側室が守るべき最重要3ヶ条をつきつけて拒否。

・いかに上様のご寵愛を蒙むるともそれに慣れまじきこと。
・お閨でのおねだりごとは申すまじき事。
・お側女どうし,些かも嫉妬の念を抱きまじきこと。


ここで生意気お玉のツッコミ。
「だれのためのしきたりですか? 上様のため,上様のためって,
 自分のための決まりではないですか?!
 誰にも上様を独り占めさせないために」

「私は公務がございますので,これにて…」春日フェイドアウト。

そして,お楽初夜。
お万が側室となって以来,公家の増長ぶりが目に余るようになってきた折,
公家の勢力拡大を避けるためにも,お万に跡継ぎが産まれぬよう,
他の側室と励んでしっかり子を作るよう言い含める春日局。
家光も異存はない。

家光は「武家の出の娘の方が公家の娘よりましじゃ」と
お楽を抱き,横になろうとするが
思わず家光を突き飛ばしてしまうお楽!

「今宵は一人で寝る」と退室したとの報告を受けた春日。
「次の手じゃ」
ダダダダンダンダン!

湯に浸かる家光の前に,「お背中流します」と現れるお夏…。
お泊まり先変更。

お万を遠ざけざるを得ない春日のプレッシャーにさいなまれ,
やけ気味になった家光によって抱かれたお楽であるが,
家光との閨一番乗り以来,鼻高々のお夏。2度目のご指名も自分が先とあって
廊下で並ぶときもお楽の前に出るし,すれ違うときもお楽がよけ…上下関係完成か。
「しんきくさい。もとは同じ長屋の出でしょ,武家の出を鼻にかけて…
 そんな顔をしているから,上様のお渡りもなくなるのです」


お夏の嫌みを浴び,お楽,苦しみの表情を浮かべ崩れ落ちる。
一発必中1打点!
お楽が懐妊一番乗りであった。ニンマリを隠せない春日。

改めて懐妊でお楽を身内に会わせるよう春日に申し出るお万。
「お跡継ぎがお健やかに産まれてくるためです」
面会実現。

千石扶持を賜った兄,養生の甲斐あって足腰立つようになった祖母。
抱き合って涙するお楽であった。
幼い頃に尼寺に送られ,江戸城で父娘の六条卿と顔を合わせても気付かれない,
親子の縁薄いお万の,ほかの側室へのせめてものはからいであった。

お万は内密に突き長し(避妊薬)を飲まされていた。
家光にも遠ざけられ気の沈むお万であったが,孝子の計らいで外出。
寺参りは法度に触れない数少ない外出の機会であった。そこで,お万は隼人と再会した。
隼人は,京で孝子の実家,鷹司家の食客だった人。
家光暗殺未遂で江戸城を追放された(えらく寛大だな)後,この寺で下働きをすることになったのだという。

お玉とともに遠くでそっと見守る孝子。しかしその場にもう一人,飛鳥井が。
当然,春日に報告。
いかにも怪しい雰囲気の密会でありました。
しかも隼人は,家光の肘掛けがザックリ切られた夜の直後,急に暇を出されている男。

「あの男の素性を探るのじゃ」

春日局は家光に「お万が元笛吹きの半井隼人と忍び会うていたらしいのです」と注進,
ガーーーン
衝撃!痛恨の家光。

そしてお万にも直接攻撃。
お楽の懐妊お披露目の場。春日・側室ら勢揃いの中,孝子やお万たちから
祝いの品が山と手渡される。
お万から西陣織の反物が手渡されようとするとき,
「お待ち下さい。その品は私が引き取り,お祓いをさせていただきます。
 けがれが恐ろしいゆえ…
 ご寵愛が薄れた今,道ならぬ恋に溺れているのではございませんか?
 まさか,情を通じていたのではございますまいな?!
 上様のお命を狙った裏切り者と!


 裏切り者という意味がお分かりでないですか?
 異教の者ということです」

満座の面前で一撃を食らわせる春日。
若き日,自らがお江与に食らわされたように,
家光の側室にこれ以上ない攻撃を浴びせつける春日…縁は巡る。

ところが,そこへ家光倒れるの一報が。
弓の稽古,お万と隼人の密会シーンが目の前をちらつきながらも
的をぶち抜いていた家光であったが,にわかに視界がくらみ
崩れるように倒れたのであった。

医師の見立ては,痘瘡。
当時,ときに死に至る病であった。
春日は世継ぎ問題など大奥の諸事を一切忘れ去り,一人の母となって
家光の快復を祈り,不乱に看病に尽くすのであった。

一方で,雷がとどろく夜,一人,ロザリオを握りしめるお万。
その心は何を思うのか…

**********

「元笛吹き」ってどうよ?
隼人は隼人で,城をクビになった自分は「ただの笛吹き」って。
紳助タレント,吾郎メンバー よりはましな呼称とは思いますが。

次回の予告は,またグチャグチャですね…。
頭巾を被った女王様?

春日局 … 松下由樹
徳川家光 … 西島秀俊
お万 … 瀬戸朝香
お玉 … 星野真里
孝子 … 木村多江
お楽 … 京野ことみ
お夏 … 野波麻帆
朝比奈 … 梶 芽衣子
葛岡  … 鷲尾真知子
吉野  … 山口香緒里
飛鳥井 … かとうあつき
半井(なからい)隼人 …金子昇

●大奥第一章 第7話「新たな側室」を語るエントリー
◆『大奥 第一章』第7話のツッコミどころ

●大奥第一章 第6話「覚悟の夜」を語るエントリー

●大奥第一章 第5話「囚われた尼君」を語るエントリー

●大奥第一章 第4話に関するエントリー

●大奥第一章 第3話を語るエントリー
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