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救命病棟24時第3シリーズ#10

2005-03-16 07:03:13 | 救命病棟24時
救命病棟24時第3シリーズ#10
「命の終わりを看取るとき」

地震後42日目 

河野医院にたどり着いた純介・和也兄弟。
「ここで,進藤先生とおやじと河原崎さんが,徹夜で患者を治療してたんだ」
と,治療室で語る和也。
純介の目にも,まるでその場に居合わせたかのように,
その時の情景がまざまざと浮かんでくる。
しかし,彼の心の火は,まだ弱々しく細ったままだ…。

今回,東都中央病院に運び込まれた負傷者は
城丸克夫(55),克英(28)親子。
オートバイの転倒で投げ出され,
父は胸の骨折などで呼吸と循環の障害を起こし重傷,
息子は脚をザクロのように切っていた。
父のほうは胸腔ドレナージを行っても右肺に呼吸が戻らない。
息子のほうは,大きな血管に損傷がなかったので大事に至らなかったが
彼が持っていたというカバンは,破れたすき間から札束が…。
父親のほうもなんとかサチュレーション(血中酸素飽和度)を回復,危機は脱したが
症状確認のため撮ったレントゲン写真に,進藤と黒木医局長は
胸部の白い影を認めるのだった-。

テレビかどこかで城丸親子を見たという葉月。
「これじゃないの?」
「城丸屋の社長だ!」
看護師控室の戸棚のガラス戸に貼られていた写真
(雑誌のグラビアページの裏?)には
「倒産大歓迎!ハゲタカ商法何が悪い!」というコピーとともに
札ビラを切り濃い~笑顔の克男の姿が写っていた。

「外された?」
官僚の差し金で記者会見の担当を外され寺泉。
親分である堀内議員に裏方に回るよう命ぜられたのだ。
そこへ,
「ご苦労様です」慇懃に挨拶をする官僚。
「こんな災害時にも,官僚は主導権を握りたがるんだな」
「震災を人気取りのチャンスと考える,政治家のセンセイもどうかと思いますよ」

意識を回復しても,まず金のこと,仕入れなど商売のことを気にかける克男。
そばについていても商売に戻れと言われやるせない克英,
松葉杖をついて命令に従う。
しかし克英が去ると,省吾くんに「おじさんも喘息だったけれどこんなに
元気になった」とやさしく励ます克男。
そこへ,「お話があります」と医局長が-

「ガン…」
別室で,CTと共に克男に示された病名は絶望的なものだった。
「既にリンパ節に腫れが見られ,肺にも肝臓にも転移が見られます」
「…難しい話はいい。いつまで生きられるんだ」
「半年とか一年といった単位での生存は難しいかと…」
「はっきりしろ!医者なら判るだろ!」

進藤,
「1ヶ月,もたないかもしれません」
怪我が治るまで生きられない末期の癌-

看護スタッフらが,省吾くんらとの同室は子どもの精神的にも酷では
ないかと話し合うのをよそに,病床で息子を叱咤する克男。
「俺が死ぬと聞いてびびってるのか。
 これからはお前が社員3百人の先頭に立って引っ張っていくんだ。
 そんなことでどうする!脚の怪我なんて言い訳にならないぞ!
 札束で,問屋の横っ面ひっぱたいて,
 水とトイレットペーパー全部出せってケンカして来い!」

「城丸さん…」医局長が思わず間に入るが,
「うちに商品がなかったら,客はペットボトル1本千円2千円で
 商売している連中のカモにされるんだ!
 城丸屋は…どこよりも安く売るから城丸屋なんだ。
 俺のことはいいから,早く行け!」


春休みが終わりに近づき,学生ボランティアが続々と帰り始める。
河野医院の和也も
「俺,病院戻るわ。3月だし,もうすぐ新学期だから。
 就職活動もあるし…」というが,
「そう…」抜け殻状態の純介。
「なんだよ,”そう"って。
 …兄貴がそんなんじゃ,いつまでたっても俺,帰れないだろ!!
 いつまで落ち込んでたら気が済むんだよ。
 兄貴は,昔から出来がよくって,偉そうなことばかり言って…
 正直,すっげぇむかついてたけど,この震災で,兄貴頑張ってる姿見て,
 やっぱ兄貴すげえって…俺全然かなわねぇなって…
 いつまでへこんでたら気が済むんだよ!
 早くいつもの兄貴に戻れよ!」

「…俺,行くから。   待ってるからな」
という言葉を残して病院に戻った和也を待っていたのは
「2人だけ?」
「若い人はみんな帰っちゃって」
「マジかよ…」
ホワイトボードに書き込まれた若者達のメッセージだけが残されている
現状に,途方にくれる和也。

「やっぱり…商売人に向いていないのかあいつは…
 俺は,死ぬのは怖くないんだ。息子さえ独り立ちしてくれたら…
 女房が待ってる。…地震で死んだよ」

地震が怖いから家具を金具で止めてくれと言われていたのに
高価な家具にネジなど打てるかと取り合わなかった克男は
その妻を食器棚の下敷きで死なせてしまったことを悔やんでいた。

寺泉は,省吾くんと千尋ちゃんに人の死を経験させたくないと
城丸父のベッドを移すよう医局に要求。さもなくば自分が
2人を抱えて出て行くと。
「進藤先生,君は人の死に慣れすぎている。
 だからそうやって平気でいられるんだ」
黙って聞いている進藤。
と,そこへ,大事?を知らせる佐倉。
「なんだ?」と和也をよそに,搬入口に巨大トラックが。
そして病室に松葉杖で駆け込む克英。
「おやじ,やったぞ,水300ケース,トイレットペーパー200箱
 仕入れてきた。生活用品,食料品も,毎日大阪から直送してもらえる
 契約取ったよ。おやじの言うとおり,ケンカしてきた」
搬入口まで出てきた車いすの克男は,トラックに満載された荷物を前に
「克英…いいぞ…いいぞ…」目に涙をにじませるのだった。

朝。
河野医院で1人,自分にキレそうになった純介が薬瓶を床に投げつけようと
した瞬間,ダンダンダンと玄関を叩く音が。
夜に明かりが点いていたのを見た近所の老人が,
河野院長が帰ってきたのかと思い診察してもらいに来たのだ。
代わりに老人を診る純介。
「あの小さかった坊ちゃんがこんなに大きくなって…
 うちはね,昔から河野先生に診てもらってたんですよ」
「信頼されてたんですね,おやじは…」
「ええ…腕はいいし。もともと大学病院にいたんだもんねぇ。
 それが,助教授の椅子を蹴って。
 知らなかったの?患者を診たいって,町医者になったんだよ。
 ありがたいねぇ」
「そんなにすごかったんだ…ハハ,そうだよ,おやじも進藤先生も医局長も,
 みんなすごいんだよ。俺が張り合おうってのが間違いなんだよ。
 俺,研修医ですよ?ダメダメで,当たり前なんですよね」

結局,別室にベッドを移された省吾。
疑問に思う子どもたちをよそに「絵本を読もうか」と話をそらす寺泉。
でも幼き心は気付いていた。

「人間ってのは欲が深いものだな…
 ゆうべの息子の姿を見たら,一緒に仕事がしたくなった…
 半年とは言わない…せめて1ヶ月…」

「おやじ,城丸屋は全店営業再開するぞ。
 ペットボトル千円で売ってた店は撤退した」
「明日も,明後日も,報告に来い…」

「父は,いつまでもつんですか」
「いつ,何が起こってもおかしくない状態です」
「…もしもの時は,すぐ呼んでください」
そして,その時がやって来た。
慌ただしく最後の延命に努めるスタッフ。

仕切りひとつへだてただけのベッドから,
いざというときは2人の子どもを連れ出すと言っていた寺泉だが,
その場を動かず,『走れメロス』を読み聞かせながら,
ともに成り行きを見守る-

そして,メロスの姿と重なるかのように病棟に駆けつけた克英。
佐倉に肩を追われながら病室にたどり着いた。

意識のない克男に話しかける。
「おやじ…あのな…お客さんに,ありがとうって言われたよ。
 城丸屋が開くのを,ずっと,待ってたって。
 みんな,喜んでくれた…」
「そうか…」
もう声もかすかになり,酸素マスクが外される。
手を握りしめ,父子の最後の会話。
「おれは…母さんと…
 おまえは…じょうまるやの…しゃちょうだ…
 のんびり…くらそう…
 くるしいが…かあさん…あんしんして,いんたい,できたぞ…
 まけるな…」

「…母さんに,よろしくな。おやじ…」

「午前9時54分,死亡を確認いたしました」

「最後,おじちゃん笑ってたね」
「さびしくなっちゃったね」
この40日間,裕樹の死を始め数多くの事を経験し,
克男の死を,命の尊厳を彼らなりに受け止めた2人。

この場に残ったために,9時から始まる内閣の会議をすっぽかしてしまった寺泉。
進藤が官邸に戻らないんですかと尋ねる。
「官邸か…あそこに俺の仕事はない…」
「官邸に戻った方がいい。
 子どもたちの未来を考えるのがあなたの仕事でしょう」
何かを心に秘めて東都中央病院を後にする寺泉。

スタッフが食べたおにぎりの包み紙をボランティアと片付ける和也。
ふと見ると,賞味期限が1週間前に切れていた。
立ち直りつつある純介に,日比谷から呼び出しの電話が。
集団食中毒!

次週,最終回。災害時に,病棟崩壊の危機!!
この試練を東都中央病院は乗り越えられるのか?!

***********************

※第1回・プロローグ
 第2回・トリアージ
 第3回・クラッシュ症候群
 第4回・過労ストレス
 第5回・輸送・供給手段の断絶・混乱
 第6回・大事な家族を失うことの精神的ショック
 第7回・ボランティアの自己責任
 第8回・震災後の,日常への復帰
 第9回・救う側の心の傷

そして,第10回,自分の死とどう向き合うか,
そして,子どもたちが死という残酷な,しかし誰もが経験しなければ
ならない出来事に直面するとき,どう対応すべきかというテーマでした。

スプラッタムービーや残酷ゲーム・漫画などがあふれる環境に浸り,
(そのせいだけじゃないでしょうが)命の大切さに対する感覚が麻痺してきて
簡単に人や生き物,そして自分を傷つけたりするようになる人のニュースが
増えてきていますが,子どもの時期に,身近な人の死を経験するというのは
大事なことなのかもしれません。
僕の場合,小学時代までに経験したのは父方の祖父1人だけで,
僕が小さかったのであまり元気だった頃の記憶は残っていなかったが,
動物園に連れて行ってくれたりした祖父が病室のベッドで横たわり,
見えているのか聞こえているのかわからない姿でいたのは
子どもながらにショックというか…普通に受け止めるしかなかったですけど。
臨終の場には立ち会えなかったですが,お葬式は経験しました。

誰もが城丸社長のように真剣と死に向き合う生き様を見せ,
感動や共感を与えることができるわけではないと思いますが,
細って消えていく命の火を見せるだけでも,死にゆく人は,
残された人に大事なものを与えてくれたのではないかと思います。
もちろん,あまりに多くの人の死を経験してしまうと,
前回の純介兄貴みたいに
自分の存在や世の中に虚しさを感じてしまうことになるかもしれませんが…

【今回のワンポイント】
もしもの時のために,家具は金具で固定するべし。


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進藤一生(江口洋介)=“ゴッドハンド”
 今回も,政治家寺泉を精神的にサポート。
 また,父親として幼い娘を死の現場に立ち会わせたくないという
 寺泉の考えに対しては,意見することなく尊重。
 むやみに説教している訳じゃないんです。
小島楓(松嶋菜々子)…東都中央病院高度救急救命センター勤務。
 患者の死に直面する度に婚約者を失った事実が蘇りますよね。
 まだ1ヶ月ほどしか経っていませんが,日々の現場に取り組むしかありません。
黒木春正(香川照之)…医局長。
 医師としての登場回数は,城丸社長の主治医など今回メイン。

須藤昌代(鷲尾真知子)…看護師長。 
 「ああいう金の亡者っているのよね」→「私は何も言ってませんよ」
日比谷学(小市慢太郎)…救命医。
 「たくましくていいじゃない」→「俺は最初から認めてたよ」
佐倉亮太(大泉洋)…看護師。
「好き嫌い多いですけどね」→「そんないばらなくても…」
ひびやん,今週はイクラとタラコマヨネーズ嫌いが発覚!
でも梅干しと焼き肉にぎりはOKみたい。
…おにぎりをのぞきこんでたから,どっちかはダメなのか?


大友葉月(MEGUMI)…看護師。
伊坂千秋(田村たがめ)…看護師。
 佐倉と共に真っ先に食中毒で倒れる。

河野純介(川岡大次郎)…イケメン研修医。公式サイト
  出番だ,張り切りボーイ!
河野和也(小栗旬)…イケメン医大生。
  和也自身も,新学期の春。どうするんだ?
磯部 望(京野ことみ)…元看護師。
  勤めていた小学校も新学期の春。どうするんだ?

寺泉隼人(仲村トオル)…衆院議員
青木秘書(小須田康人)
「内閣連絡会までには帰ってきてくださいね。
 役職から外されたって,臨時内閣にいることが大事なんですからね」
「どこにいるんですか?!会議始まっちゃいますよ!もう,知りませんから!」
…どうせ病院なんだから朝7時には迎えにくるべきだったと思う。
 ていうか,彼も帰る家があるんですよね。どんな家庭なんだろ?
→本人のHP日記
寺泉と相性の悪い官僚(近江谷太朗)公式ページ
堀内議員(戸沢佑介)→プロフィール
寺泉香織(渡辺典子)→静岡メディカルセンターで治療中。
寺泉千尋(福田麻由子)…今週もかわいいです。
木村省吾(広田亮平)…省吾君の絵が皆に笑顔を与えてくれてます。
 「あのおじちゃん死んじゃうの?死んだらどこへ行くの?」
 「天国へ行ったら帰って来れないの?小島先生の婚約者も天国に行っちゃったの?」
 「最後はあのおじちゃん,笑ってたね」
 「さびしくなっちゃったね」

城丸克男(綿引勝彦)→Yahoo日本タレント名鑑
  機動警察パトレイバーに出てたりしたんですね。
城丸克英(伊崎充則)→劇団ひまわり砂岡事務所
  映画『らくだ銀座』(公式ページ)主演。
  『ハウルの動く城』(公式ページ)小姓役で出演とのこと。
  
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5 コメント

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Unknown (ちーず)
2005-03-16 15:15:35
D.D.さん、こんにちは。



次週最終回!寂しくなります。

ひびやんに次に会えるのはいつでしょう。

他のドラマでも注目していきます!(笑)



ところで、模様替なさいましたね!すごく見やすいです♪
はじめまして (みけにゃんごろ)
2005-03-16 22:35:56
すごく細かいところまでかかれていてびっくりです。

昨日、集中して見られなかったので切れ切れになっていたところがつながって

余計感動が沸いてきました。

トラバさせていただきました。

また来ます。
こんばんわ (ぽぽ)
2005-03-16 23:21:45
トラバ、ありがとうございます。ジャニ・キュ~の ぽぽ です。



すごく細かいドラマ・レポですね。スゴイです。

私のは佐倉くん限定レポなんで・・・



文字読んでるだけで、思い出して潤んできそ~です。
省吾くんと千尋ちゃん (りえこ)
2005-03-19 04:26:38
この二人は本当に救命病棟にいて

成長した隠れNo.1かもしれませんね。

最後は省吾くんのご両親が迎えにきてくれたらいいなぁ。



ひびやんと佐倉ちゃん、

新コンビが誕生していましたねw

ひびやんの選んだおにぎり、

私は梅干と読みました。

けっこう皆さん同意見みたいですw
こんにちは (通りすがり)
2017-04-12 06:20:16
「くるしいが」ではなく「うれしいな」ではないでしょうか。

臨終間際に意識を取り戻しこんなにはっきり喋るということなどあり得ないと思います。
少なくとも、両親と両祖父母のうち、立ち会えた5名は喋ってなどくれませんでした。

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