D.D.のたわごと

現在ツイッターのまとめを上げてます

映画「大奥」仲間由紀恵主演で12月公開

2006-08-29 07:24:06 | ◆◆ 大奥 ◆◆
「テレビCMの日」記念ドラマ見ましたが,結局,何がいいたかったのでしょうか?
2時間もいろんな役者さんが出てきて喋って動いて,
「ビューネ君カッコイイ」ということが言いたかったのか?
くらいしか伝わりませんでしたが…
劇中,「嘘はバレるぞ」というセリフが結構出てきましたが,
不祥事続きのTBSが何を言うか?!
このドラマ,制作は毎日放送でしたから,系列局からの強烈な批判ってことなのかな?

閑話休題。

8月20日に会見が行われたそうなんで,かなり遅ればせながらではございますが,フジ系で3シリーズにもわたって放送された人気ドラマ『大奥』が映画化,仲間由紀恵さん主演で制作されるとのこと。
映画「大奥」にはこれまでのシリーズで出演したおなじみの女優さんも登場するほか,同局系列27社の女性アナウンサーも出演を予定,衣装の総費用が1億円に達するほか滋賀・琵琶湖西岸にある東京ドーム(約47000m2)とほぼ同じ広さの土地に、約1億円かけて江戸の街並みを再現し,そのセットも大火で炎の海と化すクライマックスシーンで、あっという間に燃え落ちさせてしまうという豪華版となるそうです。

ドラマ『大奥』に関しては一家言ある私としては,ここは触れておかねば。
どのくらい『大奥』を見聞き書きしてきたかというと→こちらを参照のこと。

今のところ会見や記事より明らかになった出演者はこのような顔ぶれ。
(シネマトゥデイ)http://www.oh-oku-movie.jp/
監督・林徹(101回目のプロポーズ,ナースのお仕事,大奥3シリーズ)
脚本・浅野妙子(ラブジェネ,神さまもう少しだけ,大奥3シリーズ,純情きらり)
プロデューサー・亀山千広(映画事業局長。踊る大捜査線theMOVIE)
仲間由紀恵(初)  …大奥総取締役・江島
高島礼子(第一章)…2大お局その1
井川遥 (初) …2大お局その2
杉田かおる(初)
松下由樹(第一章)
浅野ゆう子(幕末編)…滝川(大奥の御意見番的存在)
及川光博(初) …井川の相手役
西島秀俊(第一章) …絵島(江島)と恋に落ちる役者
鷲尾真知子・山口香緒里・久保田磨希(全シリーズ)…お毒味スリーアミーゴス

物語は、実際に起きた大奥史上最悪のスキャンダルと呼ばれる
“絵島生島事件”をモチーフに、仲間演じる若くして大奥総取締を務める絵島と
西島秀俊演じる歌舞伎役者・生島と恋に落ちたことで、
多くの犠牲者を出す大事件と発展していく様を描く。

では具体的にはどういう事件だったのか?
時は正徳2年(西暦1712年),第7代家継の時代。
将軍と呼ぶにはあまりにも幼い齢4つ幼将軍を巡って,
江戸城では表裏舞台が蠢いていた…
第6代将軍・家宣に取り立てられ幼将軍・家継の後見人として摂政の地位を占めた側用人・間部詮房。その振る舞いを快く思わない大老・井伊掃部頭直該を始め他の老中達との醜い幕閣の権力争いが表面化する中,大奥でも先代将軍未亡人・天英院と,若く美しい将軍生母・月光院との女の意地を賭けた戦いが繰り広げられていた。
そんな混沌とした大奥に,月光院の推挙で早くも御年寄に昇格した絵島。江戸の町人育ちであったが聡明な絵島は,月光院の信頼も厚く,大奥女中の間でも信頼と人気を集めるに至ったが,それは対立する天英院派の不満とストレスの矛先へと換わっていった。さらには間部と月光院の間に流れる恋愛の噂。この気を逃さない天英院は老中達と結託し,月光院の右腕である絵島を謀りに掛けるのだった。
寺社詣での帰りに合わせた歌舞伎観劇で,絵島は看板役者・生島新五郎と出会う。それまで男性というものをほとんど意識しなかった絵島は,初対面でその美男子・生島の舞いに魅了されてしまう。そして密かに逢瀬を重ねる2人。天英院の張り巡らせた策略だとも知らずに…
そして御年寄・絵島と歌舞伎役者・生島新五郎,将軍生母・月光院と側用人間部詮房という,2つの道ならぬ恋愛が,大奥史上最大の犠牲者を出した一大スキャンダル「絵島生島事件」へと…。
その物語はあまりにも激しく,狂おしく,愛おしく,
そして悲しく展開していく…
映画公式HPより。コピペ対策で所々いじってあります。


ということで,具体的にはどないやねん?といいますと,
まずは早くもWikipediaで明らかにされているキャスティングから。
月光院派
月光院(7代家継生母=左京,お喜世)…井川遥
側用人・間部詮房(元猿楽師の弟子?!)…及川光博
大奥総取締・絵島(江島)…仲間由紀恵
大奥御中臈・宮路…………杉田かおる

天英院派
天英院(6代家宣未亡人)…高島礼子
6代将軍側室(天英院付上臈)蓮浄院…松下由樹
大奥上臈・滝川…浅野ゆう子

<大奥女中>

鷲尾真知子、山口香緒里、久保田磨希

生島新五郎・・・西島秀俊

徳川300年の治世の間でも,この時期は特に大奥の風紀が乱れていたそうで,6代将軍・家宣の死去によりわずか4歳で将軍の地位についた7代将軍・家継。これが幼い上にまた病弱ときていて家宣の寵臣だった間部越前守詮房(あきふさ)が専横を極めていた。しかも1年のうち家に帰るのは2,3度と噂されたくらい大奥に入り浸り,家継の生母・月光院と夜となく昼となく淫らな関係を続けていたという。
そんな大奥でも基本的には禁欲の世界。外界との接点は七つ口(七つ=およそ午後4時になると閉まる意)という出口のみで,それも上級女中は里帰りも禁物。そんな大奥で,奥女中が外に出る許可を得られる機会というのがお寺詣りや神仏祈願の名目のとき。それも御台所(正室)の代参となると公務ということで堂々と出られたのでした。歴代将軍の霊廟は初代家康・3代家光が日光,2代秀忠・6代家宣が芝増上寺,4代家綱・5代綱吉が上野東叡山にあったのですが,人気だったのが芝。お詣りした後にお楽しみできる場がふんだんにあり,御代参の後に芝居見物どころかエスカレートしてくると空の駕籠だけが寺に着いて,本人は猿若町に直行ということもあったとか。
で,今回の「絵島生島事件」。月光院の下,大奥で権力をほしいままにしていた絵島に取り入ろうと浅草の証人・柄屋善六と出羽屋源七が奥医師や小普請奉行の仲介を経て山村座の観劇に招待,さらにイケメン役者の生島新五郎・三条助太郎・沢村玉弥に接待させて,絵島が新五郎に興味を示すと,場を変えてさらに酒と肴の接待攻勢。酔いつぶれた絵島と新五郎を残して,皆,席を外し,あとは…。
そんなこんなで山村座遊びにハマってしまった絵島,新五郎を長持に隠して前述の七つ口から大奥に運び入れさせたなんて荒技もしたなんて話もあったりして,やりたい放題がエスカレートして,ついに「そこまでやるか?!」となったのが正徳4年(1714年)正月14日家宣の命日。月光院の名代として増上寺に御代参を命じられるや,山村座二階桟敷50間を買い切り,当日は女中や共侍を含めて130人もの大勢でつめかけ,生島新五郎や座付作者らを侍らせての飲めや歌えのドンチャン騒ぎ。で,帰りの門限である七つの刻を過ぎてしまい,いくら身分の高い御年寄といえど入れろ通さぬの大騒ぎ。さすがに黙認できないとついに咎められることとなり,絵島,生島ともに流罪,山村座は断絶,絵島の兄は死罪,当日山村座に随行した女中たちなど300人余が処分を受けることになった…

絵島は本当は聡明な女性で,天英院派にはめられたのだとか
その後2年で家継も死去,8代将軍・吉宗誕生を画策する勢力が
糸を引いていたとか色々な解釈があるようで
映画化に際してどのようなアレンジをされるか注目です。

※『華の乱』のときには,賢女の誉れ高いお伝の方を
 ヒスな眉なし権力の亡者に描かれた上,彼女の忠孝ぶりを示す
 エピソードまで安子の手柄に書き換えられてしまったと
 激怒されていたブロガーの方がいらっしゃいましたが…。
 できるだけ歴史に詳しい方も納得できる話におさめていただきたいものですね。


記者会見での主演陣の意気込み…
見応えのある映画となりそうですねW

仲間「大河のような戦国時代とは違う、美しさや人と人のあり方などを
 身近に感じさせてくれる作品。
 大奥史上最悪のスキャンダルを最高の作品にしていきたい」


杉田「(「功名が辻」を収録直前に降板して)仲間さんには大変
 ご迷惑をおかけいたしまして…。今回は最後まで頑張ります


 (「嫉妬や執念はありますか?」という際どい質問に対して)
浅野「20代に嫉妬します。40代の執念でがんばります」
 (登壇者の中で20代なのは主演の仲間ただ1人)
高島「同感ですね。遠慮なくいじめたいと思います」
「幕末編」 「第一章」 「華の乱」

家定正室・天璋院篤子(菅野美穂) 
大奥総取締・瀧山(浅野ゆう子)
皇女・家茂正室和宮(安達祐実) 
篤子付→和宮付女中・まる(池脇千鶴)

徳川家定=13代将軍(北村一輝)
徳川慶福=14代家茂(葛山信吾)
徳川慶喜=15代将軍(山崎銀之丞)
実成院(家茂生母)(野際陽子)
葛岡(鷲尾真知子)
吉野(山口香緒里)
浦尾(久保田磨希)
初島(木村多江)
藤浪(小松みゆき)
雲井(片桐華子)
松江(栗田よう子)
御祐筆・村瀬(岸田今日子)
大老・井伊直弼(窪田弘和)
老中・阿部正弘(五王四郎)
薩摩藩主・島津斉彬(本田博太郎)
有栖川宮熾仁親王(田窪一世)

篤子の恋人・東郷克顕(原田龍二)
今岡慎之介(岡田義徳)
桐野利秋(木下ほうか)
おふく→春日局(松下由樹)
正室(鷹司)孝子(木村多江)
お江与の方(高島礼子)
お万の方(瀬戸朝香)
お楽の方(京野ことみ)
お夏の方(野波麻帆)
お玉の方(星野真理)
おりさ(末永遥)
お静(雛形あきこ)

御年寄・朝比奈(梶芽衣子)
葛岡(鷲尾真知子)
吉野(山口香緒里)
浦尾(久保田磨希)

3代家光(西島秀俊)
2代秀忠(渡辺いっけい)
初代家康(藤田まこと)
半井隼人(金子昇)
半井おゆき(遠山景織子)
山賊(北村一輝)
護衛(原田龍二)
家来(ウド鈴木)
村雨(小松みゆき)
安子(内山理名)
5代将軍徳川綱吉(谷原章介)
綱吉生母・桂昌院(江波杏子)
正室・信子(藤原紀香)
お伝の方(小池栄子)
大奥総取締・右衛門佐(高岡早紀)
大典侍(中山忍)
側用人・柳沢吉保(北村一輝)
染子(貫地谷しほり)
葛原(鷲尾真知子)
美吉野(山口香緒里)
秀尾(久保田磨希)
小山(かとうあつき)
萩乃(岩橋道子)

音羽&ナレーション(余貴美子)
安子の母・阿久里(萬田久子)
安子の夫・牧野成住(田辺誠一)
安子の父・牧野成貞(平泉成)
高僧・隆光(火野正平)
草庵(山田明郷)
お伝の兄(木下ほうか)
徳川光圀(大杉漣)
芸人(海老一染之助)



********************
※この駄文をお読みいただいて
 参考になったというかた→ここをクリック♪
 (人気ブログランキングにジャンプします。
凋落~…。8/29現在,テレビラジオ部門34位。応援お願いいたします


にほんブログ村 テレビブログへにほんブログ村 テレビブログ
現在11位…。
********************

●参考本
『江戸城「大奥」の謎―教科書に出てこない歴史の裏側』 
中江克己 KKベストセラーズ
これが一押しですね。
既に詳しい人には物足りないなんて言う人もいます(Amazonのレビューとか)が,とにかく読みやすい!
ドラマの背景になる史実についてもこれを読めば把握できますし,今回劇中に出てきました「大奥に模擬店?!」四萬六千日詣の話や,「美女50人を選抜して首を切った吉宗」「男である医師が大奥で診察する方法」など,次から次へと目からウロコの興味深い話題が満載!すごく充実した内容が非常にわかりやすく解説されています。
全体の構成も「1.大奥誕生の謎」「2.女たちの暮らしの謎」「3.側室と玉の輿の謎」「4.大奥事件の謎」「5.女の花園の謎」と,非常に巧みに整理されていて,スバラシイの一言。


大奥の秘事
高柳 金芳
雄山閣
こちらも大奥に関する基礎知識を得るにはなかなかのすぐれ物。大奥女中の服装や髪型のわかる口絵や挿絵が豊富で,大奥の制度,大奥女中の職制・採用・給与・服装,大奥の生活(将軍の奥入り・寝所・愛妾)などがととてもわかりやすく解説されています。そして最後の1章を割いて「奥女中の生活と事件」も。大胆な本のタイトルをつけているだけにこの辺は外しません。まぁ描写的に露骨で下品なものを期待する向きには普通すぎるかもしれませんが。「絵島生島事件」についてもしっかり解説されていますよ。



コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大奥華の乱SP 里久の物語

2006-01-04 14:28:22 | ◆◆ 大奥 ◆◆
大奥~華の乱~の集大成・将軍位継承前の館林藩主時代の綱吉と,正室・側室に寵臣・柳沢保明(のちの吉保)たちの愛憎劇。江戸城に入る前から修羅場の種は芽生えており,後から入って事情を知らなかった安子は,いまわの際の吉保の言葉からその事を知るのでした…。

◆金曜エンタテイメント特別企画
『大奥~華の乱~スペシャル/悲恋の果てに』

<12月30日(金)21:00~23:22放送>
●物語
 綱吉(谷原章介)の死後、側室であった安子(内山理名)は落飾し、音羽(余貴美子)と共に尼僧としてつましく暮らしていた。そんな安子に一通の文が届けられた。それは、宿敵・柳沢吉保(北村一輝)からのものだった。死を目前にした柳沢が懺悔したいという。
 徳川綱吉が5代将軍となる以前。彼は館林宰相と呼ばれる一大名であった。正室に迎えた信子(藤原紀香)は京の公家出身で京風を良しとするあまり、江戸での武家風の生活になじむ気配がない。その様子を見た綱吉の母・桂昌院(江波杏子)は側室の必要性を感じ始める。そこに現れたのがお伝(小池栄子)だった。
 一方、柳沢は綱吉の信頼も厚く、禄は低いものの将来を嘱望され、綱吉とは時には兄弟のように接していた。その頃、柳沢には将来を約束した女性がいた。館林藩の下級武士の娘で名を里久(内山理名・二役)といった。
 悲劇は突然訪れた。あろうことか綱吉が里久を見初めてしまったのだ。綱吉と柳沢の関係に変化が生じる。そんな折、綱吉が後継将軍候補筆頭に躍り出る。桂昌院は綱吉の身辺整理を画策し始めた。少しずつ狂い始めた運命の歯車は、柳沢、里久、そして信子、お伝を巻き込んで、とてつもない悲劇を生み出してゆくのであった。


本編のダイジェスト部分がかなり断片的で量が少なかったため,本編を見ていなかった人にはわかりづらい部分もあったかもしれませんが,話を知っている人には撮り下ろし部分の比率が多く楽しめた(悲しいお話なのですが…)のではないでしょうか。綱吉と吉保が釣りをしている際に,綱吉が里久のことを覚えていないと答えたことに吉保が殺意を抱くエピソードが,吉保が安子の存在を知る前ということに変更されていましたが,まあいいでしょう。
それより,安子と里久が生き写しにそっくりで,内山理名さんが二役で演じられたこと,ストーリーの悲劇性は否応に高まりましたし,そのつじつま合わせ(吉保がそんな安子を復讐の道具にするのも屈折しすぎているし,綱吉は「母親の亜久里に似て優しい」という理由で安子を大奥に入れており,里久に似た安子の顔を最初に見たとき何のリアクションも示していない)もなかなかのものでしたが…皆さん,納得いきましたかw?

●キャスト
安子,里久(内山理名二役)
 主人公ではありながら,安子は狂言回し,里久は武家社会に
 ただ翻弄されるのみの弱者で,本編で見せた安子の心の強さ
 ほどには存在感はありませんでしたが,権力欲や愛憎が渦巻く
 物語の中心としてしっかり役割をつとめました。
 それにしても,里久って名前,安子の母・亜久里とむちゃくちゃ被ってるんですけど
 「柳沢殿は私と同じ苦しみをなめておられたのか…」ってのが同じすぎ。
 いわぴいさんのところでは,「吉里という名前は里久からとったのか」
 という説を出しておられましたが,綱吉の吉と里久の里,
 皮肉すぎる話ですね…。

徳川綱吉(谷原章介)
 かわいそうといえば,このボンボンも相当かわいそうではありました。
 ある夜,突然正室ではなく桂昌院がセッティングした肉体派の側室と
 寝ることになり,本当はその先導役の里久に惚れた(突然の花火テロ
 を自分の着物で消火)のに,体はお伝のテクニックに落ちて見事懐妊。
 正室の信子には,わざわざ京から上等の帯を取り寄せてプレゼントしても
 (陰で)投げ捨てられるのを目撃してしまうし,
 里久への想いが捨てきれず,ようやく同衾が叶ったかと思ったら
 「思っている人がいる」と泣かれ,自分は一夜のなぐさみではなく,
 真剣に側室として迎えたいと言ってその夜は手を出さず,
 きちんと側室で迎えられる段取りになったとたん,逃げられる
 (本当は桂昌院の手の者による暗殺)わ。
 本編での,女性を愛そうとしては死ぬまで傷つける素地が
 母親によって植えつけられていく様をまざまざと見せつけるSPでした。
 
柳沢保明(のちの吉保/北村一輝)
 このSPの主人公はこの人。いや~,館林時代の若く初々しい姿,
 江戸城入りして権力の鬼となった不貞不貞しい姿,
 そして,死の床についた弱々しい姿(特殊メイク?),
 この演技分けはすごかったです。
 綱吉のほうは,若干本編より若々しかったですがほとんど同じ。
 それはそれでそれらしくていいんですけどね。
 悪魔に魂を売り渡す前の若い頃については役づくりをゼロから
 やり直さなければならないので大変だったと思います。
 里久を殺めたのは桂昌院さまと感づきながらも,将軍に承認し
 陰りの一つも見せない綱吉さまに怒りの矛先を向けていった…
 そこに至るまでに,正室や側室たちを操りながら
 罪のない子どもたちから攻めていくとは。恐ろしい話でした。

側室・お伝(小池栄子)
 まゆあるじゃん!
 それと,陰で古典文学を独学して教養ある綱吉の目に留まろうと
 努力していたとは。しかし,第4話に右衛門佐の講義で
 虎の巻を使った一夜漬けを見抜かれ大恥をかいています。
 やはり,ちゃんと先生について教わらないと駄目だったみたいですね。
 側室に迎えられた後,以前に自分をバカにしていた女中に
 餅をぶつけて「拾って食え」とは。いくら綱吉と桂昌院が去った後とはいえ。
 信子でなくても「育ちが出ますな」。
   ・
正室・信子(藤原紀香)
 この人は館林に輿入れしてから大奥に移っても全然キャラが
 変わっていませんな。
 桂昌院に「綱吉殿が将軍として江戸城に入っても,ひれ伏すのは
 あなたではなく,お世継ぎを産んだお伝に対してじゃ」と
 プライドを踏みつけにされてお気の毒ではありますが。
 最終回,大やけどをしながら「顔,きれいじゃん」と思わせておいて
 包帯が外れた顔の右側からただれたケロイドが現れたときの
 あの形相は,今思い出しても恐ろしい姿でしたが,
 心の中ではあれにも似た恨みや憎しみの炎がくすぶり続けていたのでしょう。
   ・
桂昌院(江波杏子)
 この話の流れをすべて握っていたのが,
 この「鬼となった母」桂昌院。
 里久が犯罪者の娘だとか保明とつきあってたとか
 その情報網も怖い!

隆光(祈祷層/火野正平)
 さすが,将軍家の母桂昌院の信頼を一手に受けるだけあって
 見事な予言ぶり。
 「南(江戸城の方角)から良いことが,
  西から災いが忍び寄ってきている。
  小さな事から幸運が破れるので,あらゆる手だてを使って
  障壁を排除すべき」
 西は(側室にする前に一旦養女にするため)里久を預けていた
 麹町の蜂須賀家がある。
 将軍になれたら予言に従ったから,なれなかったら
 桂昌院の努力が足りなかったから。
 どちらに転んでも責任回避OK!
   ・
葛原(鷲尾真知子)
美吉野(山口香緒里)
秀尾(久保田磨希)

 あいかわらずの3人。お伝が側室入りして「どんな手を使ったんだろう。
 お清(処女)でもないだろうに」と漏らす葛原に
 「おきよじゃないですよ。お伝ですよ。
 お・き・よ,お・で・ん,“お”しか合ってませんよ」と
 勘違いツッコミを入れてからかう2人。
 まあ仲良く面白おかしくやってくれって感じですね。
   ・
音羽(余貴美子)
 今回のSP,吉保が死ぬ間際に安子に懺悔するといいながらも,
 実際にはしゃべれる状態にはなく,話の内容を前に聞いていた音羽の
 口から語られるという運び。
 それにしても音羽,不気味なキャラでしたね~。
 どうでもいいですが安子と話すときも「復讐の炎が」とか,
 ナレーションじみた言い回しをするのって,どうなんでしょう?
 あと,出家した後も俗世の身分丸出しの安子と音羽という名前で
 呼び合うのって,どうなんでしょう?w
牧野成貞(綱吉の重臣・安子の父/平泉成)
 ごりっぱな忠臣ぶりでした。  
   ・
 佐藤仁美(1995年第20回ホリプロタレントスカウトキャラバングランプリ応募総数43723人

 朝加真由美(ミスセブンティーン北海道大会)

 笹野高史
お伝の兄(木下ほうか)
  「飯食いてぇなぁ…」お伝の一家,飯もろくに食えない貧乏のようです。
老中堀田正俊(本田博太郎)
  なんか怪しい表情だったぞ,老中!
  「イヌと呼ばれた男」では西村雅彦さんが演じてましたが
  そういう腹に一物もつキャラなんでしょうか?
   ・

フジテレビ 金曜エンタテイメント特別企画
『大奥~華の乱~スペシャル』ページ

 スペシャル番組だと,フジテレビのHPは扱いが貧相ですね…。
 せめてレギュラー「華の乱」の中の1ページとして加えてくれればいいのに。

ノベライズ本発売!
大奥 華の乱

浅野 妙子

角川書店


********************
※この駄文をお読みいただいて
 面白かったというかた→ここをクリック♪
 参考になったというかた→ここをクリック♪
 くだらん!お前のblogはいつもくだらん!…というかた→ここをクリック(ーへー)
 (人気ブログランキングにジャンプします。
1/4午後現在,下がってもテレビラジオ部門20位。今年もそこそこ頑張ります)


にほんブログ村 テレビブログへにほんブログ村 テレビブログ
こちらはなかなか安定10位!比べてみるとだいぶランキングの顔ぶれが違います。
********************

過去&最新の『大奥』関連エントリーはこちら

修羅場
東京事変, 椎名林檎, ネッド・ドヒニー
東芝EMI
内山理名 2006年度 カレンダー
トライエックス(ハゴロモ)
小池栄子 : 20-01 too hot 限定BOXセット

ポニーキャニオン
藤原主義―強く、美しい人になる61のヒント
藤原 紀香
幻冬舎
藤原紀香写真集 Origin Norika in Kenya
ワニブックス


●すっごく参考になる個人サイト『大奥』かわら版

大奥 DVD-BOX
菅野美穂,安達祐実,浅野ゆう子
大奥スペシャル
~幕末の女たち~

大奥 第一章 DVD-BOX
松下由樹,瀬戸朝香,高島礼子,京野ことみ
大奥 第一章 スペシャル
ポニーキャニオン
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大奥華の乱#10 最終話はもう…

2005-12-23 06:48:02 | ◆◆ 大奥 ◆◆
信子火ダルマ!成住vs吉保のバトル!将軍刺される?!
色々な事がてんこ盛りの予告編でしたが,
いったいこれらの場面がどんなつながりで展開されたのでしょうか?!
ダダダダダダンダン!
また誰か葬り去られたのか?!てか,将軍夫妻はどちらかでも
生き残ったのでしょうか…?

第九話のタイトルは『乱心』

あらすじ(公式ページより)
安子(内山理名)が綱吉(谷原章介)に、吉里を綱吉の子であると偽った柳沢(北村一輝)への処分を迫っているまさにその時、染子(貫地谷しほり)死去の報が飛び込んできた。柳沢の手に掛けられながらも、染子は「吉里の出生疑惑の無念を死んで晴らす」旨の遺書を残しており、意に感じた綱吉は、柳沢の子と知りながら、吉里出生について異を唱えぬよう臣下らに厳しく言い渡すのであった。それを以って大奥にも平安な日常が戻ったように見えた。

綱吉,優しいというか心が広いというか。
もともと第1話から,人を愛そう,喜ばせてやろうとしているのは
わかるのですが,人の気持ちがとことんわからないあまりに
ことごとく人を傷つけ続けてきた将軍でした。
かわいがっているつもりが自害するまで陵辱していた
安子の母・亜久里をはじめ,この劇中だけで何人が犠牲になったことか…

 そんな中、お伝の方(小池栄子)が安子を徳松の墓参りに呼んだ。お伝の方は、目に涙をため「お許しくだされ」と長丸に青梅を口にさせたことを謝ると、安子は手を取り、「あなた様は御子を亡くされ、十分に苦しまれた。私も同じ苦しみを嘗めました。責めを負うべきは、あなた様ではございません」と許すのだった。「すべてを失うた今、惜しいのは帰らぬ命だけ。人を慈しみ、子を慈しんで生きるよりほかに、おなごにどんな生き方があろう」とお伝の方は涙を流す。

白装束で徳松の墓の前でたたずむ2人。
墓の前で天命に誓って本当に徳松を殺したのではないかと
尋ねられ,きっぱり否定する安子。
すっかり大奥バトルからリタイアして久しいお伝,
当初の眉無し怨念執念ドロドロぶりはどこへやら
すっかり憑きものが落ちてすっきりした境地にありました。
それは一番大切な我が子を失った後だったのですが…。

 また、安子は信子(藤原紀香)の部屋にも呼ばれた。右衛門佐(高岡早紀)は「世にはびこる悪政の元凶は柳沢。上様の優柔不断なご性格が、柳沢のような悪人を跋扈させ、染子殿を死に至らしめたのです。このままにしておけば、おなごが泣く世は終わりになりませぬ」と安子に迫る。信子は、毒薬を安子に手渡し、再び綱吉毒殺を指示する。だが、人を殺めるよりも先に綱吉を説得すべきと、今回安子はきっぱりとそれを断った。信子は怒りで胸の発作が起きてしまうほどである。すると、突然襖の外で声がした。「そのお役目、私にお任せください」。なんと大典侍(中山忍)である。驚く一同。大典侍は続けた。「私が上さんの御子を生み、世継ぎになれば、万事治まりまする」と言う。「たわけたことを」と信子はますます激昂するが、大典侍は子どもを身ごもったことをほのめかし、周囲を唖然とさせるのだった。

完全にそりが合わなかったはずの信子と右衛門佐,
大奥では新規参入組のインテリ派,公憤・義憤から将軍暗殺を狙う右衛門佐と
古株で,側室をとっかえひっかえする夫への憎悪で殺意を巡らす信子。
ぜ~んぜん心の中で考えていることは違うのですが
今ここに大連合・大奥しねしね団,結成!

で,大典侍,なんっっっっっじゃそりゃ?!!!
お前だけなんか空気違うぞ。

 いよいよ嫉妬で狂気じみてきた信子は、その夜、大典侍の部屋の外廊下にロウを塗るという狂気の沙汰に及ぶ。「転んで腹の子もろとも死ねばよいのじゃ」。憑かれたようにロウを塗るうち、足元に置いた灯火が倒れ、床や着物に燃え移ってしまった。信子は大火傷を負った上、持病も悪化し病床に臥すことに。
 安子が大典侍に妊娠を確認すると、大典侍は「御台さんがあんまりお高う止まっておいでなので慌てるお顔を見とうなっただけです。ご自分に御子のないのが余程お悔しいのでしょうなあ」とまたもや大胆発言。「あの方のなさること、ただのいけずではないようや」と信子の尋常ならざる執念に思い至らせるのであった。


ダダダダダダンダン!
お伝から抜けた憑きものが信子の方に乗り移ったか?!
狂気じみたというか常軌を逸してるというか,
これまで誰にも証拠をつかませず2人の幼子を手にかけてきた
信子でしたが,こんな仕込みのシーンを見せられると情けないものが…。
そして,火ダルマ!
チャーチャーチャーチャーチャーチャー(火スペ)
行灯の油は植物油ですから灯油などの揮発油みたいに
爆発的には燃えませんが,着物にしみこんだらもう大変です。

 大奥の乱れはすべて柳沢のせいであると考える安子は、再び綱吉に直談判した。だが、綱吉はこう言うのであった。「愛しいおなごを死に追いやってまで、あの男が手に入れたいものは何か。わしにはない執念があの男にはある。行く末を見届けたい」と。安子はらちが明かぬと「成住(田辺誠一)も柳沢様に捕らえられております」と柳沢の背信を明らかにする。綱吉の顔色が変わった。「二度とその名を口にいたすな」。綱吉は、怒りとやるせなさを混ぜながら、去っていくのであった。
 綱吉はその足で信子を見舞った。信子は余命幾ばくもないので側を離れたくないと綱吉にすがり、口移しで薬を飲ませてくれと懇願する。綱吉は願いをかなえてやろうと、信子から薬包を受け取った。それは、あの毒薬であった。水をふくみ薬を口に入れる綱吉。それを見届けると信子は不意に綱吉の口を手で塞いだ。「お飲み下さいませ。これは毒じゃ」。綱吉は薬を吐き出すが、力が抜けてくる。「お苦しみになるがよい。独り寝の日々は地獄にございました。長丸を殺めたのもこの私です。柳沢がこれを使えと渡して下さいました故」。綱吉は愕然とした。「吉保が!?」。信子が「一緒に死んで下さいませ」と言うや綱吉は意識を失った。ようやく上様が自分のものになったと動かなくなった綱吉を抱きしめながら、信子は残った薬を飲み干した。


柳沢吉保がまさか自分の命まで射程に入れているとは露にも思わず
悠長に構えていた自分ののんきさを思い知らされた綱吉。
うまい誘導・名演技で自ら毒を口に含まされたところを
すかさず手で口をふさがれた!
助かるには
加トちゃん志村みたいにブホッと吹き出すか鼻から出すか
しかないが,タニショーがそんな醜態をさらすわけもなく。

一方,徳松に跡継ぎのお墨付きをもらおうと綱吉に直訴しては
逆鱗に触れつづけてきたお伝よろしく,
安子も地雷を踏んでしまいます。
まぁぁだ元夫のことを想っておるんかい!
で,まだ生きてるんかい!!!
その成住は…

 信子は亡くなり(←亡くなるのは綱吉の後,後を追うようにね)、綱吉は生死をさまよう日々が続いた。そんなある日、音羽(余貴美子)は柳沢の邸に忍び込み、幽閉されている成住に接触した。音羽は、「このまま座していては、柳沢様の天下が来てしまいます」と言い成住に懐刀を手渡すのだった。
 柳沢が座敷牢にやってきた。様子がおかしいと、中に入る。倒れている成住に気付き手を取ろうとする瞬間、成住が懐刀を振りかざした。「安子には指一本触れさせぬ!」。よける柳沢。二人はもみ合いになった……。


座敷牢の中で卓の上に「遺言」を残し,
自害したかのように床につっ伏す成住。あの血は何の血?
思わずかけ寄り,近づけた右手をつかむまではよかったのですが
突いた短刀をかわされてからはもういけません。
おそらくちゃんとした栄養を与えられていなかったことでしょう。
しかし狭い座敷牢の中での接近戦なら二本差しの刀を抜くより
こちらのほうが有利。
死闘の結末は…。

 江戸城ですれ違った柳沢の足袋を安子が振り返り見ると小さな血痕が……。「成住様はご無事か」。胸騒ぎのする安子は尋ねた。「その方は上様の御下知にてお命を頂戴しました」と柳沢。声も出ない安子。部屋に戻り、安子は泣きじゃくるばかりであった。

 奇跡的に綱吉は快癒した。柳沢は政務を仕切り、再び以前と変わらぬ江戸城が戻って来た。綱吉全快の祝いの宴が庭園で催されることになった。そこで、綱吉は安子を一人だけにして語り始めた。「将軍職を退こうと思う」。綱吉は寂し気である。そこへ、柳沢が迎えに来た。安子は懐刀を取り出すや「夫の仇」と柳沢に斬りかかった。手をひねり上げる柳沢。「よせ」と割って入る綱吉の体に

プチュ

刃先がめり込んだ。

例によって,音羽は見た。

綱吉はその刃をさらに自分に突き立てた。崩れ落ちる綱吉。縋り付く安子。そして立ちすくむ柳沢。綱吉は柳沢に言う。「これがそなたのしたかったことであろう。長丸を手にかけた。それだけが余計じゃった」。それから安子に向き「こやつの毒で長丸は死んだ。毒を飲ませたは御台であった。その恨みを育てたのはこのわしじゃ。許せ、安子」。瀕死の綱吉は続けた。「生まれ変わったらそなたと夫婦になりたい。いや、花になりたい。そなたの手で、手折られて散りたいものじゃ」。そう言って綱吉は絶命した。そこへ家臣が到着した。安子は、邪悪なものが消えた柳沢の様子を見て「上様は自害なさいました」ととっさの判断で言い、柳沢には「生きて償っていただこう」と申し渡した。
 新たな将軍が江戸城に入り大奥に新しい時代の幕が開いた。柳沢は染子の思い出に浸りながら逼塞し、落飾した安子は音羽と共に尼寺に向かうのであった……。


ここまでもつれにもつれた愛憎劇,
最近のドラマでここまで人の命が軽く扱われるのは
二時間ドラマを除けば日テレ系の問題作「FIVE」「リミット」あたり
以来かという展開に,
最終回も救いはなさそうだなと思っていましたが
こんなまとめかたでしたか…。
やっぱり「はしかで死んだ」結末にはならなかったですね…(苦笑)。
信子の毒殺計画から一度回復させておいて
突発的事故?であっけなく死なせてしまうとは。
王道的シナリオとはいえ(しかも予告編で出ていたのに)やられました。

信子の殺意が,綱吉の人を傷つけ続けてきた所行に
あったことは承知したものの
柳沢の陰謀も根底の原因は綱吉自身にあったことに
綱吉や安子は気づいていたのでしょうか?
結果的に彼は吉保の罪も負う形で絶命しました。
安子の,人を罪に問わない態度は一貫していましたが,
結局それが我が子の命を奪ったり,新たな火種を残すことになっていたので
心の底からは共感できず。

この綱吉と吉保の館林時代の因縁,
りくの物語を描いたスペシャルドラマが30日にあるかと
思っていたのですが,HPを探しても見つからないですね…どうしたんだろ?
…あ,金曜エンタテイメント枠か。
スペシャルはHPでの扱いしょぼいんですがなんとかならないですかね。
これによると,吉保,その後ちゃんと反省・後悔しているようです。


『第一章』では優しいお万様(by瀬戸朝香さん)にシンパシーを感じる派と
けじめのしっかりした春日局(お福by松下由樹さん) を支持する派,
そんなの関係なく圧倒的オーラのお江与様(by高島礼子さま)を見ていたい派
などに分かれていたかと思いますが
今回は,劇中の誰かに肩入れして見ていたという人は
あまりいなかったのではないでしょうか。
欲望にまみれた人間達がうごめく様を
離れたところから客観的に見下ろす,
なんか山崎豊子の作品群を見るような気持ちで
今回の『大奥~華の乱~』は見ていたような気がします。

でも,濃かった!見応えのあったドラマだと思います。

当初とやかくいう人が多かったように思いますが
キャストは豪華だったと思いますよ,私。

ノベライズ本発売!
大奥 華の乱

浅野 妙子

角川書店


********************
※この駄文をお読みいただいて
 面白かったというかた→ここをクリック♪
 くだらん!お前のblogはいつもくだらん!…というかた→ここをクリック(ーへー)
 (人気ブログランキングにジャンプします。
12/23朝現在,テレビラジオ部門28位。あちゃ…応援おねがいします)


にほんブログ村 テレビブログへにほんブログ村 テレビブログ
こちらはなかなか安定17位。比べてみるとだいぶランキングの顔ぶれが違います。
********************

過去&最新の『大奥』関連エントリーはこちら

『大奥~華の乱』公式ページ
 年明けクールのこの時間帯は前にも書きました『小早川伸木の恋』
 いよいよ公式サイトがプレupです!
 「かってにキャスティング案」で書いた「竹林君=谷原章介」案,ズバリでしたw。

 …あれ?ひそかに「はるか17がドラマ化されるんなら,
 これだって絶対いけるよな」と思っていた「N'sあおい」も
 火9でドラマ化ですか!(→公式サイト
 そういやそれらしいことが「モーニング」に書かれていたような…
 主演は石原さとみさん。うむ。
 どういう切り口で描くかでいろいろなドラマになりうると思いますが
 楽しみではあります。

出演

安子(綱吉側室)内山理名
徳川綱吉(第五代将軍) 谷原章介
桂昌院(綱吉生母) 江波杏子
お伝の方(綱吉側室) 小池栄子
右衛門佐(大奥総取締) 高岡早紀
大典侍(綱吉側室) 中山忍
信子(綱吉正室) 藤原紀香
柳沢吉保(綱吉側用人) 北村一輝
染子(柳沢側室→綱吉側室) 貫地谷しほり
音羽(大奥女中)・ナレーション 余貴美子

葛原 鷲尾真知子
美吉野 山口香緒里
秀尾 久保田磨希

牧野成貞(綱吉側用人) 平泉成
故・阿久里(安子の母) 萬田久子
牧野成住(牧野家婿・安子の夫) 田辺誠一
小山 かとうあつき
萩乃 岩橋道子

隆光(りゅうこう・祈祷僧) 火野正平
草庵 山田明郷
故・徳川光圀 大杉蓮(第7・8話登場)
菊江 遊井亮子(第7話登場)


修羅場
東京事変, 椎名林檎, ネッド・ドヒニー
東芝EMI
内山理名 2006年度 カレンダー
トライエックス(ハゴロモ)
小池栄子 : G-taste
DVD
キングレコード
藤原主義―強く、美しい人になる61のヒント
藤原 紀香
幻冬舎


●すっごく参考になる個人サイト『大奥』かわら版

大奥 DVD-BOX
菅野美穂,安達祐実,浅野ゆう子
大奥 第一章 DVD-BOX
松下由樹,瀬戸朝香,高島礼子,京野ことみ
大奥スペシャル
~幕末の女たち~

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大奥華の乱#09 ラスボスは柳沢!!

2005-12-16 05:48:16 | ◆◆ 大奥 ◆◆
陰謀が飛び交いまくった前回から一転,今回は柳沢吉保の悪が
かなり突出してきました。ダダダダダダンダン!
大奥の女たち&バカ殿はなすすべもなく彼の手の中で踊らされるしかないのでしょうか?!

第九話のタイトルは『遺言』

あらすじ(公式ページより)
柳沢(北村一輝)の邸で、世継ぎの吉里が柳沢と同じ左利きであることを見た桂昌院(江波杏子)は昏倒した。その騒ぎの中、柳沢は安子(内山理名)を別室に招じ入れた。そこには死罪となったはずの安子の夫・成住(田辺誠一)が幽閉されていた。思いがけない再会に涙する安子に、成住は「恨みは何も生まぬ。それよりも上様がよりよく生きられるよう、お導き申すのじゃ」と語る。成住を打ち首から救ったのは柳沢だったが、それは自らの野望を遂げるのに妨げとなりかねない安子に、あらぬ行動を取らせぬようにするための人質であった。柳沢は、安子に、成住の命が大切なら「あなた様のなすべきことと、なさざるべきことは、自ずからおわかりでしょうな」と脅すのであった。


座敷牢でうすぼんやりと毎日を過ごす成住,
振り返ったその目には力がまるでなかったですが
吉保が明かりをかざして安子の顔を照らすと
みるみる生気がよみがえりかつての精悍な表情を取り戻します。

あの時の子はつつがなく過ごしておるかと尋ねる成住に
本当のことを言えない安子。切ないです。
座敷牢の中で写経をして日々を過ごすうち,
命を捨てる場はほかにあるのではと悟ったという成住,
“最期”の言葉同様,前向きに生きるよう安子に告げます

が,いいとこで窓をピシャリと閉じる吉保。
絶妙!鬼!

 そんなある日、桂昌院を信子(藤原紀香)が見舞う。桂昌院は「すべては上様のため。許してくだされ」と謝るが、信子は「そのお言葉で何もかもが許されるとお思いか」と突っぱねる。さらに「若君はまことに上さんの御子でしょうか」と煽ったうえで、激怒する桂昌院に追い討ちをかけた。「所詮は町家育ち、お末上がりの浅ましさ」と侮蔑し、桂昌院が大奥下働きであったころの名「お玉」と呼び捨てにし、「染子と柳沢の仲はまだ続いておりまする」と微笑みながら言い放ったのだ。病床の桂昌院は怒りに震え息を荒くするのであった。

紀香ねえさん,絶好調!
思いっきりノリノリで演じてますな。
一番大事に扱ってくれるというので京から嫁いできたのに
ひどく冷たい扱いに腑を煮えくりかえらせてきた信子,
ここぞとばかりに罵詈雑言・瀕死の桂昌院に
渾身のダメージを与えまくります。

 染子(貫地谷しほり)は、世継ぎの母を演じる重圧に耐えられなくなってきていた。安子が、染子の部屋を訪ねると、染子は「吉里は上様の御子ではございませぬ」と告白する。そのやりとりを隣室で聞いていた音羽(余貴美子)と右衛門佐(高岡早紀)が踏み込み、桂昌院の前でそう証言するよう申し渡す。しかし、いざ桂昌院の前に出た染子は葛藤の末、「(吉里は)上様の御子」と断言する。桂昌院は,いらぬ憶測を避けるため、吉里の後見人から柳沢を退かせようとするが、それだけはどうか考え直してほしいと染子は必死に訴えたのだった。

壁に耳あり障子に目あり…庭には音羽の姿あり。
音羽,いつもながら神出鬼没,今回は新親分の右衛門佐を伴っての登場
(旧親分は徳川光圀)。

 一方、柳沢は酒を持って成住を訪ねた。お互い「同じ主君に仕え、宮仕えの辛さを味おうた同じ穴の狢」と言って成住に酒を勧める。柳沢は「拙者も若い時上様におなごを寝取られました。しかし、そのおなごはその後、死に申した」と。興味を持つ成住。「拙者は出世の階を上り詰めたその先を考えるようになりました。頂点に立てば上様をも見下ろせるやもしれぬと」と柳沢は本音を漏らす。「頂点まであと一息。邪魔者は斬って捨て、進まねばなりませぬ。おなごでも容赦は致しませぬぞ。無論、貴殿の奥方でも」と。

なるほどね。前々回,吉保が綱吉と釣りをしながら
「館林にいた頃の,りくというおなごを覚えておいでですか」
というのはこの伏線でしたか。(ちなみに綱吉は覚えていなかった)
こんな話を打ち明けられるのは,死んだことになっている成住くらいのもの。
安子の動きを封じる切り札と同時に,吉保も殺せない気持ちがあったのでしょう。

若き日の恨み以来魂を悪魔に売った吉保,
女の恨みを,女を利用して晴らそうとするとは。
どっちにしたって犠牲になる女性を増やしていくだけなのですが…。

 見舞いに訪れた安子に、染子の言っていたことは嘘でしょうと桂昌院は言い出す。驚く安子に桂昌院は「だが今のままでよい。幼き子を次々失い,上様はさらなるお悲しみに耐えるお力はありますまい。わたくし亡き後はそなたが庇うて差し上げてくだされ」と安子の手を握り締めるのであった。(ここでCM)
 もはや最期かと、綱吉(谷原章介)たちが桂昌院の周りに集まった。桂昌院は最後の力で「仏法に則り精進節制を」など綱吉を諌める遺言を申し渡す。そして綱吉を呼び寄せ抱きしめた。綱吉もすがりつく。しかし臨終の瞬間、桂昌院が発した言葉は「春日局様…お出迎え恐れ入りまする。将軍家の御血筋の橋渡し、力の及ぶ限り勤めましてございます」と、生涯追い求めた権力の幻影を見ながら桂昌院は息を引き取った。


「この婆に代わって…頼みましたぞ…」
なんと殊勝な弱気な桂昌院。
まあその前に信子に完膚無きまでにぶちのめされましたからね…。

で,綱吉に言い残した遺言は
「側室たちには公平に接し,恨みを買わぬこと」
「後世の布石になるよう努めること」
など
「私は厳しいばかりの母でした…お許し下され…」
そして綱吉と抱き合い
「もっと早く,幼い頃にこうして差し上げれば良かった…」
と泣いたかと思うと,急に姿勢を正して
「春日局様,そこが…私の座る席でございますか…あなたのお隣が…
 ああ…もったいなや…」
えらく元気だなと思ったらバッタリ。

■桂昌院の遺言により吉里の端午の節句の祝いが盛大に執り行われた。
はしゃぐ吉里を見,本当ならここには我が子徳松がいたのに…と
恨みの心を募らせるお伝。

いたたまれない染子が席を外すと,廊下でスリーアミーゴが通りがかる。
「吉里君は眉が濃くて男前ですね」
「秀尾どの鈍すぎますよ。あの若君の顔が誰に似ているか,
 ちゃんと見ればわかりそうなものじゃないですか」
「誰にって…もしかしてあの!」
葛原がすかさずまんじゅうで2人の口をふさいだところで
染子に気づいて大慌て!

一方,別の廊下で火花を散らしていたのは信子と大典侍。
桂昌院が亡くなり「唯一の後ろ盾がなくなり大典侍どのも大変ですなぁ」
とチクチク責める信子に対して
「吉里君が上様の本当の子か怪しいという噂がある今,
 私が上様の子を身ごもれば,私がお世継ぎの母となります」
とめげない大典侍。
オンエア上では一度でも綱吉と事を達していないと思ったけど
その自信の根拠はどこにあるのんかいな。
しかし,大典侍がイヤミに負けなかったことで信子は心底悔しそう。
大典侍が立ち去った後を憎々しげに見送ったかと思うと
苦しげに胸を押さえる。

 染子が倒れたとの知らせが届き、綱吉に「わしが見舞うこともないだろう」とつかわされた柳沢が染子を見舞った。染子に強烈な覚悟がみなぎっている。染子は「いつかこの重荷に耐えられなくなり、我知らず、言うてはならぬことをもらしてしまうのが、恐ろしいのです。その前に私の命を、殿の手で絶って下さいませ」と懇願する。「死んで身の潔白を証する」という遺書まで用意してある。柳沢は躊躇するが苦渋の決断で刀を手にする。染子は最後の願いとして「名前をお呼び下さいませ。染子と…」と柳沢に頼む。柳沢は望みどおり名前を呼びながら染子の胸に刃を突き立てた。声を殺して泣く柳沢。だが、襖を開け「染子様が御自害なされた」と告げた時には既に冷徹な官吏の顔に戻っていたのだった。

「神田橋のお屋敷で,上様に愛されて過ごした日々が
 私の一生の幸せにございました。
 今ここでお手にかけていただければ本望でございます」

 そのころ安子は綱吉のもとを訪ね、覚悟を決め切り出した。「吉里君は上様の御子ではございません」。綱吉は表情を緩め、「そのようなこと…わしが気付かなんだと思うか。初めから察しておったわ。世継ぎに立てたのは母上のためじゃ」と答えたのだ。安子は桂昌院も綱吉のために黙っていたと打ち明けた。感じ入る綱吉に安子は続けた。「お墨付きの取り下げ、柳沢様にご処分を」。その時、染子自害の報が飛び込んできた……。

「母上はそのことを信じ,それにすがっておったのじゃ。
 わしが認めなくてどうする」
「桂昌院様もそのことをご存じでした。
 桂昌院様も上様をかばわれておられました。
 心の弱い上様にこれ以上の悲しみを負わせるわけにいかないと…」
「そうか…母上とわしは,騙し合うておったのか…」
O・ヘンリーを思わす美談と紙一重ながら
そんな腫れ物に触るような母子の気遣いで国の行方を左右させるなよという感もあり。

そこへ「染子さまがおかくれになりました」の一報。
また大奥に死の匂いが…
そして新しい時代の足音が近づいてきたのでした…

信子の容態もかなり深刻そう。
あれだけ肝の太かった信子,大典侍とのイヤミ合戦で
屈服させられなかったくらいでめげるとは思えませんから
胸を患うほうが先だったのでしょう。
数々の命を闇に葬ってきた天罰か,それとも因果が巡って自らも罠にはまったか…

********************
※この駄文をお読みいただいて
 面白かったというかた→ここをクリック♪
 参考にするというかた→ここをクリック!
 くだらん!お前のblogはいつもくだらん!…というかた→ここをクリック(ーへー)
 (人気ブログランキングにジャンプします。
12/16朝現在,テレビラジオ部門28位。あちゃ…応援おねがいします)


にほんブログ村 テレビブログへにほんブログ村 テレビブログ
こちらは新規参入で22位。こちらはだいぶランキングの顔ぶれが違いますね。
********************

過去&最新の『大奥』関連エントリーはこちら

『大奥~華の乱』公式ページ

■最終回は,もうわけわかんなくなってますね。
信子は「一人で死にとうない!」と血まみれになったり(返り血?)
火まみれになったり。
吉保vs成住の最終バトルもあり,
安子が綱吉を刺す?場面も。

史実では綱吉ははしかで死んだことになっていて,
信子もわずか1ヶ月ほどの違いで亡くなっていることから
実は信子が綱吉と差し違えたのでは…という噂が流れたそうですが…。

出演

安子(綱吉側室)内山理名
徳川綱吉(第五代将軍) 谷原章介
桂昌院(綱吉生母) 江波杏子
お伝の方(綱吉側室) 小池栄子
右衛門佐(大奥総取締) 高岡早紀
大典侍(綱吉側室) 中山忍
信子(綱吉正室) 藤原紀香
柳沢吉保(綱吉側用人) 北村一輝
染子(柳沢側室→綱吉側室) 貫地谷しほり
音羽(大奥女中)・ナレーション 余貴美子

葛原 鷲尾真知子
美吉野 山口香緒里
秀尾 久保田磨希

牧野成貞(綱吉側用人) 平泉成
故・阿久里(安子の母) 萬田久子
牧野成住(牧野家婿・安子の夫) 田辺誠一
小山 かとうあつき
萩乃 岩橋道子

隆光(りゅうこう・祈祷僧) 火野正平
草庵 山田明郷
故・徳川光圀 大杉蓮(第7・8話登場)
菊江 遊井亮子(第7話登場)


内山理名公式ページRina's net

小池栄子公式ページ(Yellow-Cab Talent Profile)

藤原紀香公式ページN O R I K A N E S Q U E~Norika Fujiwara offisial website~

修羅場
東京事変, 椎名林檎, ネッド・ドヒニー
東芝EMI
内山理名 2006年度 カレンダー
トライエックス(ハゴロモ)
小池栄子 : G-taste
DVD
キングレコード
藤原主義―強く、美しい人になる61のヒント
藤原 紀香
幻冬舎


●すっごく参考になる個人サイト『大奥』かわら版

大奥の役職など資料ページ(おさるの日本刀豆知識より)
http://www.hi-net.zaq.ne.jp/osaru/edo/ooku.htm#yakusyoku

大奥のことについてはこの1冊でバッチリわかります!
江戸城「大奥」の謎―教科書に出てこない歴史の裏側
中江 克己
ベストセラーズ
大奥の階級・職能制度から独特の風習(大奥に露店?!医者はどうやって触診する?),江戸300年の歴史における大奥の事件やエピソード(有名な絵島事件や吉宗のリストラなど)も






大奥 DVD-BOX
菅野美穂,安達祐実,浅野ゆう子
大奥 第一章 DVD-BOX
松下由樹,瀬戸朝香,高島礼子,京野ことみ
大奥スペシャル
~幕末の女たち~

大奥公式之書
フジテレビ出版

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大奥華の乱#08 陰謀飛び交う犬も飛ぶ!

2005-12-09 06:51:53 | ◆◆ 大奥 ◆◆
いや,今回はダダダダダダンダン!
ドルララララララ…ダダダダン!

先週まで試験勉強やら流行語大賞関連やらでバタバタして
大奥レビューも週明けUPだったりしましたが,今週はざっと翌朝UP!
DVD視聴時間+20分で書き上げております!!

第八話のタイトルは『お犬様』

あらすじ(公式ページより)
世の乱れも大奥で女性が苦しむのも全ては綱吉(谷原章介)のせいと右衛門佐(高岡早紀)と信子(藤原紀香)にたきつけられ、病床に伏せる綱吉に毒を盛ろうとした安子(内山理名)。綱吉は、「全てはわしが悪い。長丸が死んだことも、何もかも……」と安子の手を握り、「将軍の座など譲ってやる。ただそなたと、二人でいたい…」と涙を流す。綱吉の言葉に心動かされ、安子が毒を飲み水に混ぜるのを逡巡したその瞬間、後継将軍選びの席で、綱吉にはもう一人若君がいると柳沢(北村一輝)が衝撃の発言をしたことが伝えられた。その若君・吉里とともに染子(貫地谷しほり)は綱吉の側室として大奥入りを果たした。思いがけないお世継ぎ出現に桂昌院(江波杏子)は大喜び。綱吉の病状も快方に向かう。お伝の方(小池栄子)は、徳松亡き後、世継ぎとなるべき紀州家に娘・鶴姫を泣く泣く嫁がせたのに、そんなことはおかまいなしに吉里出現を喜ぶ桂昌院に対して苛立ちを隠せない。


大方の視聴者の予想通り,毒殺には踏み切れなかった安子。
右衛門佐も,「渡したものをこれへ…」と安子に返させ,
「今,上様を殺めても柳沢殿が喜ぶだけ。今は様子を見るのが寛容」と。

綱吉の血を引いているってのなら
「お世継ぎ」がどこから湧いて出てきてもいいのか?!桂昌院!!!

 エスカレートする“生類憐みの令”に民衆が苦しみ、その悪政の裏で私腹を肥やす柳沢の影もちらつくようになっていた。世直しを願う水戸光圀(大杉漣)を見舞う右衛門佐。光圀は、自分の配下の隠密として、これまで大奥の動静を探らせていた音羽(余貴美子)が、今後右衛門佐の味方なるであろうと伝える。一方、安子は、染子が柳沢の印籠を握り締め、悲しげな様子でいるのに気が付くのだった。

衝撃の事実!音羽は光圀の二重スパイだった!!!
右衛門佐の配下に合流した音羽。残り2話の間にどんな活躍があるのか???

廊下でいきなり虎の印籠(ヤンキーか?!)を握りしめてしゃがみこむ染子。
「私も母の形見(のかんざし)をいつも肌身離さず…
 人には皆それぞれ事情があるものです。
 私も死罪を命じられた夫と引き離され…」
って,染子はその愛する相手に売られたんだが。

病床にありながら、光圀は、江戸城に犬の毛皮を送りつけ大奥に騒ぎを巻き起こす。綱吉の家臣は知られてはならぬと箱ごと隠したものの、なんと綱吉の飼い犬・竹丸がくわえて持ち出してしまったのだ。

お世継ぎの出現で専用御殿も要らなくなったと
大典侍にイヤミを言うお伝。
顔色を変える大典侍だったが,
その目の前を,桂昌院とそのお付きたちがあたふたと竹丸を探し回る
のを見るや,すぐ「それは大変!私も探しまする」と
世渡り上手のおべんちゃら。

 そんな最中、もともと柳沢の側室であった染子の子・吉里は、綱吉の子ではなく、実は柳沢の子ではないかと右衛門佐は疑いを持つ。右衛門佐は染子を訪ね、吉里を可愛がる振りをしつつ、誕生日を聞き出した。綱吉が柳沢邸を訪れた日付と誕生日をすり合わせるのである。早速、信子の部屋に行き、同席した安子にも「染子殿が身籠ったころに上様は柳沢邸に足を運んでいらっしゃいませぬ」と報告する。右衛門佐は、証拠をつかみ柳沢を追い詰める覚悟である。しかし、信子はなんとその計画を事前に柳沢にばらしてしまう。知らせてくれたことを感謝する柳沢に対して「誰が世継ぎになろうとわたしには関わりのないこと……私はただ、奥で埋もれて死ぬ定めに抗おうとしているのかも……」と信子は自嘲気味に笑うのであった。

で,吉保はいったいどんな見返りをしてくれるんでしょうね。

 竹丸の姿が見えなくなり桂昌院は大騒ぎで、大奥中を探し回る。お伝の方がうんざりして部屋に戻ると、くだんの犬の毛皮が落ちている。もしや竹丸の毛皮ではと青ざめるお伝の方。「誰かが罪を着せようとしておるのじゃ」と思い込むお伝の方は大典侍(中山忍)を疑う。桂昌院を手伝って竹丸を探し疲れた大典侍が、今度は部屋に帰って驚く番であった。犬の毛皮をお伝の方が置いたのだった。慌てる大典侍。見つからないよう処理しようと箱に入れ、廊下に出ると女中にぶつかり毛皮が飛び出した。うろたえる大典侍。

「ヒィエエエエエ~~~!!!!」
面白ぇ~~~!!!

お伝や大典侍がビビりまくるのも無理はありません。
竹丸が失踪したというだけで竹丸のお付きだった女中は
即刻クビ,暇を出されました。
そこへもってきて見事な毛皮に仕上げられたとなったら…ネェ

なんで犬にも色々あるというのによりによって
黒い犬の毛皮をご老公が送ってきたのかと思いつつ,
竹丸とかぶるな~と思ったら,そういう伏線でしたかw。

そこへ安子が現れた。慌てふためいて大典侍は「犬を殺した濡れ衣など着せられたら、どんな仕置きを受けるか……」と安子に必死で口止めをする。しかし、間の悪いことに桂昌院が通りかかり、毛皮を見てあわや気を失いそうになる。「誰がこのようなことを」と一同に問う。「私でございます」と声を上げたのは、なんと安子であった。
 安子は、綱吉と桂昌院から詰問された。「この罰当たり! 生類憐みの令のご利益をふいにする気か!?」と激昂する桂昌院に、安子は果敢に「女の悲しみの上に成り立つご利益などございましょうか」と立ち向かう。そこへ、右衛門佐が現れ「吉里君の出自に疑念がございます」と爆弾発言を。毛皮どころでない大騒ぎが勃発した。


「証拠の品がございます」
染子の証言を録音したテープか?!

 柳沢が呼び出され、綱吉らの前に座る。右衛門佐は神社の宮参り祈祷控えを証拠として持ち出した。しかし、柳沢は「それは安産祈願。宮司殿の書き間違いでしょう。」とかわしたばかりか、「どのようにして手に入れられた」と即座に反撃を仕掛ける。お骨折りされたのは「水戸光圀公では」と見抜かれたちまち形勢逆転してしまう。

「さるお方…光圀公にございませぬか。
 光圀公は甲府の綱豊公をお世継ぎにと,強く推してでおいででした。
 吉里君が現れたことをさぞ根に持っておいででしょうな」
「光圀公はそのようなお方ではございませぬ」
「やはり(光圀邸へ)参ったか。大奥総取締が,世継ぎの事に
 口をはさむなど,僭越にもほどがあります!」
このようなもの,こざかしい…と書き付けを破り捨てる桂昌院。

機知に富んだ右衛門佐も,
百戦錬磨の吉保相手では,簡単にトラップにかかってしまいました。

 再び安子の詮議に戻った。安子の処分に気乗りしない綱吉を桂昌院が責める。綱吉は「もうわしの好きにさせてはいただけませぬか。わしの望みは安子と共に心安らかに過ごすこと、ただそれだけなのです」と桂昌院に反抗する。怒りの矛先を安子に向けようとする桂昌院の前に、犬が……。竹丸ではないか。そのてんまつを音羽から聞いて、光圀は溜飲を下げつつも、ほどなくして亡くなった。

で,安子の処分のほうは,「もうよいではないですか。
吉里という世継ぎが産まれた以上,何を望む必要があるのです」
将軍家のためを思って言っているのに!と激昂する桂昌院に
「私はずっと母上様の言いなりになってきました。
 黒い物も母上が白だと言えば白と…もう楽にさせてください」
母の愛情(だと自分では思っている)


 安子の父・成貞(平泉成)が隠居を申し出たため側用人筆頭の地位を得た柳沢の権勢は揺るぎなきものとなっていった。柳沢は朝廷に働きかけ、桂昌院に女性として最高の従一位の位を献上する。ますます権勢をほこる柳沢は、その宴を自邸で催すことにして、綱吉らを筆頭に関係者を招いた。綱吉も興に乗り舞を舞う。柳沢は太鼓を打ち始めた。

春日局も得られなかった高位につき,まさに絶頂・有頂天byケラ
状態の桂昌院。まさにこの世の春ぢゃ。

 賑やかな宴が盛り上がる中、よちよち歩きの吉里が菓子を望んで女中のもとへやって来た。女中が与えようとすると吉里は左手で受け取る。それを見た染子が青ざめた。安子はその様子を不審に思いつい柳沢に目を移すと、柳沢が得意げに左手で太鼓を打っているではないか。それに桂昌院も気が付いた。右衛門佐も信子も……。
 桂昌院がふらりと立ち上がって震える手に持った扇子で柳沢の太鼓の手を指す。舞に興じていた綱吉は、母の異常な様子にようやく気付いた。「いかがされました」と声をかけた瞬間、桂昌院は喉をかきむしり、その場に倒れるのであった。取り乱す綱吉。
 大奥に渦巻く大いなる陰謀と本当の敵が姿を現しつつあることを安子は悟るのだった……。


右手をとって菓子を渡そうとする女中の手を振り払い
左手を差し出す吉里。
「おやおや,こちらの手が得意でおいでですか」
わかりやすいです!

得意げに左手で鼓を打つ吉保。
わかりやすいです!

その時,安子様は初めて目の当たりにしたのです。
大奥に渦巻く陰謀のあらましと,本当の敵を……
ちょっと遅すぎるような気もしないではないですが,
ラスト2回,どのように展開するのか?!

ちなみに,従一位の位を授けられた際の朝廷からの使者を
迎える儀式の運営におけるもめごとがいわゆる松の廊下の刃傷沙汰,
ひいては赤穂浪士の吉良邸討ち入りにつながるのですが,
これがまだなら,桂昌院はこの一件ではまだ死なないことに…
もうこれは済んじゃってるかな?

予告編では正室・信子が桂昌院に
「御末上がりの浅ましさじゃ…お玉!」
すごいことになってます!
紀香姉さん,演技,ムチャクチャ楽しいでしょうね!

あ,先週の座敷牢の伏線,今回全くスルーでしたが
死んだはずだよ成住どん…やっぱ生きてたか。

当ブログ・過去の『大奥』関連エントリー

『大奥~華の乱』公式ページ

出演

安子(綱吉側室・二男長丸の母)内山理名
徳川綱吉(第五代将軍) 谷原章介
桂昌院(綱吉生母) 江波杏子
お伝の方(綱吉側室・長男徳松の母) 小池栄子
右衛門佐(大奥総取締) 高岡早紀
大典侍(綱吉側室) 中山忍
音羽(大奥女中)・ナレーション 余貴美子
信子(綱吉正室) 藤原紀香

柳沢吉保(綱吉側用人) 北村一輝
染子(柳沢側室) 貫地谷しほり
葛原 鷲尾真知子
美吉野 山口香緒里
秀尾 久保田磨希
隆光(りゅうこう・祈祷僧) 火野正平
徳川光圀 大杉蓮
草庵 山田明郷

牧野成貞(綱吉側用人) 平泉成
故・阿久里(安子の母) 萬田久子
牧野成住(牧野家婿・安子の夫) 田辺誠一
小山 かとうあつき
萩乃 岩橋道子
菊江 遊井亮子(第7話登場)


********************
※この駄文をお読みいただいて
 面白かったというかた→ここをクリック♪
 参考にするというかた→ここをクリック!
 くだらん!お前のblogはいつもくだらん!…というかた→ここをクリック(ーへー)
 (人気ブログランキングにジャンプします。
12/9朝現在,テレビラジオ部門27位!応援おねがいします)


にほんブログ村 テレビブログへにほんブログ村 テレビブログ
こちらは新規参入で21位上昇。だいぶランキングの顔ぶれが違いますね。
********************


内山理名公式ページRina's net

小池栄子公式ページ(Yellow-Cab Talent Profile)

藤原紀香公式ページN O R I K A N E S Q U E~Norika Fujiwara offisial website~

修羅場
東京事変, 椎名林檎, ネッド・ドヒニー
東芝EMI
内山理名 2006年度 カレンダー
トライエックス(ハゴロモ)
小池栄子 : G-taste
DVD
キングレコード
KOKOPELLI(ココペリ)―
藤原紀香フォトエッセイ集

藤原 紀香
ワニブックス

大奥 DVD-BOX
菅野美穂,安達祐実,浅野ゆう子
大奥 第一章 DVD-BOX
松下由樹,瀬戸朝香,高島礼子,京野ことみ
大奥スペシャル
~幕末の女たち~

徳川の女帝 大奥
竹井みどり,西川峰子


●すっごく参考になる個人サイト『大奥』かわら版

大奥の役職など資料ページ(おさるの日本刀豆知識より)
http://www.hi-net.zaq.ne.jp/osaru/edo/ooku.htm#yakusyoku



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大奥華の乱#07 大奥陰謀ドラムロール

2005-12-03 15:26:43 | ◆◆ 大奥 ◆◆
いや,今回はダダダダダダンダン!
ドルララララララ…ダダダダン!

陰謀と緊張の効果音がひっきりなしに鳴り響いていましたね。
ちょっと今週は色々忙しくてBJレビューもパスする事態,
流行語大賞関係を慌ててUPするのがやっとという感じで
大奥も今日になってようやくバタバタおっつけで書かせていただきます。

第七話のタイトルは『真の敵』

あらすじ(公式ページより)
徳松の危機にお伝の方(小池栄子)と大乱闘を繰り広げた安子(内山理名)は、そんな状況を見ても薄ら笑いを浮かべる信子(藤原紀香)に不審の念を抱き、長丸が亡くなった際の行動を問い詰める。しかし、信子は自分が長丸を殺めることが何の得になるのかと、安子の追及をかわす。右衛門佐(高岡早紀)も長丸の死には疑念を抱き、思い当たる人物について安子と話し合う。右衛門佐は、柳沢吉保(北村一輝)の名を挙げるのだった。そして、危篤状態の徳松も亡くなってしまう。

ついに、世継ぎがいなくなってしまったことに気をもむ桂昌院(江波杏子)は、不幸の連続の原因を隆光(火野正平)に質す。だが、隆光には返す言葉がない。
 また、桂昌院は悲嘆にくれるお伝に、娘・鶴姫を紀州家に嫁がせよと言い付ける。鶴姫までも失うことになる悲しみで乱心するお伝は、思わず庭の青梅を頬張り、病に臥せってしまう。その哀れな姿を見舞った安子は、お伝だけに恨みを抱く場合ではないと痛感するのだった。


不幸が起こることを予言し,それが当たるのまではよかったものの
それを防げないというのでは隆光,当たらないほうがずっとまし。
(世の中には「私が地震を止めて日本を救っている」なんて豪語する人もいますし)
マジヤバイマジヤバイマジヤバイ。
占い師ってのは,あいまいなことを言って,相手に考えさせて
思い当たることがあればハイ正解,ってのが商売の基本パターンなのに,
なんでもかんでも具体的な対策方法まで聞かれちゃ
そりゃ行き詰まるってもんです。
社長にしたって政治家にしたって,占い師に頼るときは
とことんまで考えて悩み抜いた後に「進んでもいいでしょうか
やめるべきでしょうか」ってことだけを聞くもんですよ。
で,「あなたの信じた道を進みなさい」って。(←そこまで単純じゃ誰も信じないってw)

一方,毎週何かの発作的行動で取り乱すお伝,
今回は庭木の下に落ちている青梅を次から次へと口へほおばり…
バラエティの罰ゲームでは栄子姉さん,芸人にやらせる側の
キャラだったりしますが,今回はシャレにならないプレイで
寝込んでしまいます。
で,安子に敬語使って,長丸に青梅を含ませたがすぐ吐かせたと
懺悔と弁明を。安子,ますます信子への疑念を強めます。
 
 そんな折、大典侍(中山忍)は綱吉(谷原章介)と桂昌院に対し、徳松の上に柱を倒したのは安子であると報告し、大奥から放り出すべきだと進言する。桂昌院は綱吉に同意を求める。しかし、綱吉は「安子にまで行かれたら、わしが困る」と提案を拒否。
 そんなある日、綱吉は柳沢と、将軍になる前に館林にいた頃の思い出話などしながらぼんやりと釣りをしていた。そこにひとなつこい野良犬がやってきた。刀に手をかける家来を制し、綱吉は「そなたたちより、この犬のほうがましじゃ」と、城に連れ戻って竹丸と名付け溺愛し始める。


バカ将軍!

それにしても,吉保,館林の女の名前を出して綱吉に
「覚えておいでですか?」と。
いったい何の伏線でしょうか????
後に出てくる座敷牢シーンともども,
底知れない謎と闇を抱えた男です,柳沢吉保。

犬にうつつを抜かす綱吉に、桂昌院もさすがに苛立ち、奥泊まりの日には「大典侍殿をお閨にお呼びくださいますよう」と迫る。その気迫に怯えたか竹丸は廊下に飛び出した。綱吉と桂昌院がそれを追う。そこにばったり出くわした隆光は、戌年生まれの綱吉は、子孫繁栄のために生き物、特に犬を大事にするべきである、と託宣を述べる。桂昌院に今後の将軍家の行く末を尋ねられての苦し紛れのでまかせだった。たが、綱吉は度重なる不幸は安子のせいではなかったと桂昌院をけん制し、結果として歴史的悪法「生類憐みの令」が制定される。

隆~光~!!!
一国を動かすコンサルティングするのに,
ネタをスリーアミーゴスから拾うなよ!
竹丸へのおかずをつまみ食いした秀尾,
綱吉のそのかわいがりようを葛原らと噂していると
「その話,よく聞かせてもらえませぬか」
って。

ところがこのネタ,不幸の原因は安子のせいではないという
ピンポイントを突き,綱吉の心にヒット!
「上様は戌の年の生まれ,前世で犬を傷つけたからにございます」
この時代じゃ信じるのかな…(ゾゾっ…|||(;゜д゜)》)
こうして話はトントン拍子に進んでしまいます。

 ある夜、綱吉と大典侍のいる閨に、女中の菊江(遊井亮子)が忍び足で近づいていく。懐には小刀。気付いた音羽(余貴美子)が取り押さえ、人に知られぬよう別室に連れて行った。音羽は、その部屋に、安子と右衛門佐を呼んだ。菊江は下級役人の娘だったが、その父が犬に切りつけたかどで「生類憐みの令」により切腹させられたのだ。綱吉に近づいたのは仇討ちのつもりだったのだと言う。ここで自害をすると申し出る菊江に、右衛門佐は「憎むべきは世の掟。私が恨みを晴らして差し上げます」と請け負う。
右衛門佐は、隠密裏に徳川御三家の水戸家ご老公・徳川光圀(大杉漣)を訪ね、政道の乱れを訴えた。光圀も綱吉の悪政に業を煮やしており、その裏には柳沢が隠然たる勢力を張り巡らせていることを明らかにする。光圀は言った。


マニアが喜びそうな女優さんの着物さるぐつわシーン。
それにしても,音羽,どこにでも現れますな。
徳松の事故のときだけは「私がかけつけましたときには
もう材木は倒れておりました」だった…残念!
(てか,安子の犯行を証言しなかったのは別にいいか)


海外ベビー&子供服のセレクトショップ☆★プリンス&プリンセス☆★プリンス&プリンセス人と同じじゃつまらない!!というおしゃれママ
必見!!

そして,なんか世直しの志に目覚めてしまった大奥総取締,
天下の副将軍(本当にそうだっけ?)・水戸光圀のもとへ。
「今の幕府は,泥棒も同じ。
 やれ子孫繁栄だ,長寿祈願だと言って寺院を建立し,
 そのために民から搾り取る。そのおこぼれにあずかっている
 連中の中心にいるのが柳沢だ!」
ジャジャジャ,ジャジャジャ,
ジャジャジャジャーーーーーン!!!
明かされる真実に息を呑む右衛門佐。

そんな間にもぼけら~~~~~っと,呆けている将軍。
その前で
「上様の心が晴れない。
 行き場のないお犬様を保護してさしあげるのだ」
勝手に仕切る柳沢。
ノーリアクションの綱吉。

  そんな夜、綱吉は安子の部屋を訪ねてきた。長丸を偲びながらも「そなたとこうしていたいのじゃ」と腑抜けたことを言う。安子はピシャリとさえぎり、長丸の死の遠因は政治をおろそかにする綱吉にあると迫った。すると、綱吉は「そなたまで指図するか」と興奮し、昏倒してしまう。 それから1カ月以上も綱吉は高熱を出して病の床に臥せった。

「表のことは柳沢様に任せ,奥のことは桂昌院様に任せ…
 そんなことでよろしいのですか」
至極正論。
「長丸が命を落としたのも醜い争いのいけにえになってのこと。
 世の中の乱れがよくならないのも,
 争いを治める力があるのにそれをせず,
 気まぐれに生きている上様のためにございます…」
涙ながらに訴える安子に,眉をひそめて目をうるませて,
心動かされたのかと思いきや,

「長丸が死んだのもわしのせいだと申すか…」
「いえ…これからのことは自分でお考え下さいと
 申し上げているのでございます」
「うるさーーい!!
 何も申すな!そなたまで儂に指図するか…
 儂は小さい頃から指図されてきた…」

子供返りしてキレたかと思ったら,
過換気を発症して昏倒する綱吉!
安子が訴えた「自分で考えろ」というのは指図なのか?
逆だと思うのだが,
そこでキレてしまうんだから困ったものです。

 その頃柳沢の邸では、柳沢が染子(貫地谷しほり)に
大奥に入るようにと冷ややかに言い放っていた。


「これからは御方様とお呼びしなければな」と言い放ち
染子に大奥入りを申し渡し,出勤していく吉保。
子連れで大奥に入れる気か?!…とりあえずは切り札の赤子は
手元に残して,染子だけ送り込むってところか。
その赤子を抱いた染子が,座敷牢で見たものは?!
むちゃくちゃホラーがかってましたけど…。

 安子の部屋に右衛門佐が現れ、小さな赤い紙包みを渡す。それは毒薬であった。大奥を腐らせ、表の世を乱しているのは綱吉にほかならないと言う右衛門佐は、元凶を除く事を考えていたのだ。愕然とする安子。
そこに信子が登場し、そそくさと立ち去る安子を見送りながら「安子殿にできますやら」と不敵に微笑むのだった。


「上様さえいなければお二人(柳沢と桂昌院)は
 お力を失いましょう…」
右衛門佐,テロだっての!それは!
「上様のそばに近付けるのは安子様ひとり。しかも,
 目的を果たすためそばに近付ける千載一遇の好機」
自分でやれよ!やるんなら。

そこへ,障子を開いて逆光で現れる正室・信子!
最近なぜか暗めで冷たいシャープなタッチのCMが流れている
紀香先生かと思いきや,大奥ではまるっきり逆のブラック紀香。
「あれを渡したんですか?」
右衛門佐「はい…」
「安子殿にできますやら…」
面白がるなよ!!

こんな将軍暗殺計画という超一大事が遂行されようとしているのに
「これより遥かに大きな悪事が行われようとしていたのです…」
って,オイ!音羽!

 その頃、中奥では、ある会合が…。中心は光圀。老中や柳沢、成貞(平泉成)も列座している。次期将軍候補の詮議であった。甲府の綱豊公と紀州の綱教公の名が挙がる。どちらかに決めようとしたその時、もう一人候補がいると柳沢が衝撃の発言をした。「実は上様には今一人御子がおられるのです」と。大いなる陰謀が動き出す…。

当ブログ・過去の『大奥』関連エントリー

『大奥~華の乱』公式ページ

出演

安子(綱吉側室・二男長丸の母)内山理名
徳川綱吉(第五代将軍) 谷原章介
桂昌院(綱吉生母) 江波杏子
お伝の方(綱吉側室・長男徳松の母) 小池栄子
右衛門佐(大奥総取締) 高岡早紀
大典侍(綱吉側室) 中山忍
音羽(大奥女中)・ナレーション 余貴美子
信子(綱吉正室) 藤原紀香

柳沢吉保(綱吉側用人) 北村一輝
染子(柳沢側室) 貫地谷しほり
葛原 鷲尾真知子
美吉野 山口香緒里
秀尾 久保田磨希
隆光(りゅうこう・祈祷僧) 火野正平
徳川光圀 大杉蓮
草庵 山田明郷

菊江 遊井(ゆうい)亮子 →公式ページ

牧野成貞(綱吉側用人) 平泉成
故・阿久里(安子の母) 萬田久子
故・牧野成住(牧野家婿・安子の夫) 田辺誠一
小山 かとうあつき
萩乃 岩橋道子


********************
※この駄文をお読みいただいて
 面白かったというかた→ここをクリック♪
 参考にするというかた→ここをクリック!
 くだらん!お前のblogはいつもくだらん!…というかた→ここをクリック(ーへー)
 (人気ブログランキングにジャンプします。
いや~,この1週間でランクが急降下。
12/3現在,テレビラジオ部門25位!応援おねがいします)


にほんブログ村 テレビブログへにほんブログ村 テレビブログ
こちらは新規参入で31位。だいぶランキングの顔ぶれが違いますね。
********************


内山理名公式ページRina's net

小池栄子公式ページ(Yellow-Cab Talent Profile)

藤原紀香公式ページN O R I K A N E S Q U E~Norika Fujiwara offisial website~

内山理名 2006年度 カレンダー
トライエックス(ハゴロモ)
小池栄子 : G-taste
DVD
キングレコード
KOKOPELLI(ココペリ)―
藤原紀香フォトエッセイ集

藤原 紀香
ワニブックス
白線流し ~二十五歳 ディレクターズカット完全版
遊井亮子さん汐田茅乃役
ポニーキャニオン

大奥 DVD-BOX
菅野美穂,安達祐実,浅野ゆう子
大奥 第一章 DVD-BOX
松下由樹,瀬戸朝香,高島礼子,京野ことみ
大奥スペシャル
~幕末の女たち~

徳川の女帝 大奥
竹井みどり,西川峰子


●すっごく参考になる個人サイト『大奥』かわら版

大奥の役職など資料ページ(おさるの日本刀豆知識より)
http://www.hi-net.zaq.ne.jp/osaru/edo/ooku.htm#yakusyoku
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寂聴ドラマ&大奥登場人物おさらい

2005-11-25 17:29:30 | ◆◆ 大奥 ◆◆
今週のフジ系木曜ドラマ枠は3夜連続「女の一代記」シリーズの
第1弾「瀬戸内寂聴~出家とは生きながら死ぬこと」by宮沢りえ
をやっていました。

現在の飄々朗々とした寂聴さんの言動・風貌しか知らない人にとって
女流作家・瀬戸内晴海さんが,特に異性関係で「すったもんだがありまして」の末
出家したという話は意外というか,だいたい不倫してたとか断片的なことは
知っていても,こうやってストーリーとして見るのは初めてという人が多いでしょうね。

◆あらすじ◆ 公式HPよりさらに抜粋
戦時中、見合い結婚をした瀬戸内晴美(宮沢りえ)は、夫・楠本(佐野史郎)とともに北京に渡り、娘・迪子を産んだ。良妻賢母の手本のような毎日。終戦で引き揚げた一家は、徳島の晴美の実家に身を寄せた。そこで晴美は、母・コハル(市毛良枝)が空襲で亡くなったことを姉・艶(斉藤由貴)から聞かされた。
そんな中、晴美は年下の青年・凉太(中村勘太郎)との密会を重ねていた。会って見つめ合うだけの激しい純愛だったが,晴美は耐え切れず楠本に2人の関係を告白すると激昂した楠本は無理やりに晴美と迪子を連れて上京。楠本は繰り返し晴美に暴力をふるい、ついに晴美は夫も娘も捨てて身ひとつで京都の友人宅へ逃げた。
しかし「家を捨てた人妻」という現実は21歳の凉太には重く、破局。晴美は自立しようと出版社で働き始めた。そんな晴美に実家の父・豊吉(大杉漣)は「どうせ鬼になるんなら、せいぜい大鬼になってくれ」と告げた。
上京し、雑誌に投稿した少女小説が採用され、真剣に小説家を目指す決意をした晴美は同人誌『文学者』の門をたたいた。そしてそこで純文学の小説家・小杉慎吾(阿部寛)と出会う。晴美の書いた小説を慎吾が読み、それからふたりの関係が始まった。やがて慎吾は週の半分、妻子の住む藤沢の家から西荻窪の晴美の家に通うようになる。その西荻窪の家で晴美は慎吾のいない間の寂しさを大家の小俣きん(泉ピン子)に慰められた。
慎吾の強い勧めで、晴美は新潮の同人雑誌賞へ応募するための小説を書き始める。『女子大生・曲愛玲』。昼も夜もなく鬼のように書き続ける晴美を、慎吾は静かに見守った。そして、受賞。その後晴美は新作を依頼され、『花芯』を書くが、そのセンセーショナルさだけが取り上げられ、文壇から5年もの間、干されることになる。その間、晴美は中間小説雑誌だけに作品を発表し、稼ぎは充分入るようになったが、理想の作品からは遠ざかっていた。慎吾が『新潮』の編集長・佐伯(火野正平)からの依頼を受け、純文学を捨てて娯楽小説の連載を始めた。破格の原稿料と挫折感の間で苦悩する慎吾。そんな時あの凉太が、晴美を訪ねてきた。12年ぶりの再会。昔とはうって変わって、生気のない凉太を晴美は放っておくことができず、またしても関係が始まってしまう。文学を好む凉太は慎吾を敬愛し、慎吾もまた、自分と同じ雰囲気を持つ凉太に好意を持つ・・・奇妙な三角関係。しかし、晴美はしだいにそんな関係に疲れていく。

瀬戸内晴美(寂聴)… 宮沢りえ
小杉慎吾 … 阿部 寛
木下凉太 … 中村勘太郎

佐伯十三 … 火野正平
瀬戸内コハル … 市毛良枝
今 東光 … 伊武雅刀
楠本 … 佐野史郎
瀬戸内豊吉 … 大杉 漣
瀬戸内艶 … 斉藤由貴(特別出演)
小俣きん … 泉ピン子(特別出演) ほか


「別れようっていうの?!私,籍を入れようとまで言ったじゃないの!」
「ああ言ったさ,そのすぐ後でやっぱり止めたって言ったのはそっちだろ。
 こっちは挨拶状まで準備してたってのに。俺のためにすべてを失った?
 あんたが棄てたんだろ,全部!」

激しい話ですな…。
別れてあてつけに,彼のボロ住まいを見下ろす高級マンションを買った
のが昭和38年って,俺まだ生まれてねぇ!!
きんさんぎんさんが万博当時すでに70ってのにもびっくりしましたが
寂聴さんのような年長の世代,自分から見るとすげぇ長生き
というか,長い時間を生き人生を積み重ねてきたってことを改めて思い知りました。

で,今のスッキリサッパリした寂聴スマイルは
オンドロドロドロな愛憎劇をいくつもくぐって,解脱して得たものだってんだから…。
こう考えると,何人分もの人生を経験して,
1度で2度おいしい味わい深い人生かもしれません。

わが性と生 瀬戸内 寂聴 新潮文庫
この本,むちゃくちゃ面白いです!瀬戸内寂聴と出家前の瀬戸内晴美の
往復書簡という形をとって話が進められるのですが,セックスそのものと
いうより,彼女の交友関係を通してみた「ちょっと興味深い面白い話」が
次から次へと飛び出してきます。
このドラマでも出た,評論家にキツイ反論を書いて5年干された話とか
そのほか出家当時に見た尼になる女性たちの悲喜&エロっぽい話も面白いです。


というわけで,今週は『大奥 華の乱』はお休みだったわけですが,
主要キャストがひととおり出そろったところでおさらいしてみましょう。
けっこう『第一章』の構成を踏襲しているというか,
キャラクターの配置・バランスが計算されていますね。

   第一章    華の乱
大奥総取締(前)
厳しいキャラ
春日局(お福)松下由樹 桂昌院(お玉)江波杏子
大奥総取締(新)
優しいキャラ
お万の方(瀬戸朝香) 右衛門佐(高岡早紀)
鬼キャラ 2代正室・江与(高島礼子) 5代正室・信子(藤原紀香)
総取締のスパイ
無表情
飛鳥井(かとうあつき) 音羽(余貴美子)
肉体派側室
上昇志向
お夏の方(野波麻帆) お伝の方(小池栄子)
新参側室
自信満々
おりさ(末永遥) 大典侍(中山忍)
第一人称芯が強い お玉(星野真里) 安子(内山理名)
後ろ髪引かれキャラ お楽(京野ことみ) 安子(内山理名)
忍従キャラ 正室・孝子(木村多江)
おゆき(遠山景織子)
いけにえキャラ おしず(雛形あきこ) 柳沢側室・染子(貫地谷しほり)
亜久里(萬田久子)
イケメン 半井隼人(金子昇) 柳沢吉保(北村一輝)
牧野成住(田辺誠一)
将軍(マザコン) 三代・家光(西島秀俊) 五代・綱吉(谷原章介)
御意見番 初代・家康(藤田まこと) 祈祷僧・隆光(火野正平)
お父さん(頼りない) 2代・秀忠(渡辺いっけい) 牧野成貞(平泉成)
スリーアミーゴス 葛岡(鷲尾真知子)
吉野(山口香緒里)
浦尾(久保田磨希)
葛原(鷲尾真知子)
美吉野(山口香緒里)
秀尾(久保田磨希)


当ブログ・過去の『大奥』関連エントリー

『大奥~華の乱』公式ページ
********************
※この駄文をお読みいただいて
 面白かったというかた→ここをクリック♪
 参考にするというかた→ここをクリック!
 くだらん!お前のblogはいつもくだらん!…というかた→ここをクリック(ーへー)
 (人気ブログランキングにジャンプします。
いや~,この1週間でランクが急降下。
11/25現在,テレビラジオ部門30位!応援おねがいします)


********************


内山理名公式ページRina's net

小池栄子公式ページ(Yellow-Cab Talent Profile)

藤原紀香公式ページN O R I K A N E S Q U E~Norika Fujiwara offisial website~

内山理名 2006年度 カレンダー
トライエックス(ハゴロモ)
小池栄子と荻原博子のいちばんやさしい保険のはなし 知ってそうで知らない、保険の基礎の基礎!
日本経済新聞社
KOKOPELLI(ココペリ)―
藤原紀香フォトエッセイ集

藤原 紀香
ワニブックス
スウィングガールズ オフィシャルブック
貫地谷しほり出演
学習研究社

大奥 DVD-BOX
菅野美穂,安達祐実,浅野ゆう子
大奥 第一章 DVD-BOX
松下由樹,瀬戸朝香,高島礼子,京野ことみ
大奥スペシャル
~幕末の女たち~

徳川の女帝 大奥
竹井みどり,西川峰子


●すっごく参考になる個人サイト『大奥』かわら版

大奥の役職など資料ページ(おさるの日本刀豆知識より)
http://www.hi-net.zaq.ne.jp/osaru/edo/ooku.htm#yakusyoku


あのゴッドハンド、高橋ミカも大絶賛!一日たった300円の超激安ダイエットサプリ。食事の前に一粒!これレディの常識。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大奥華の乱#06 大奥死の館

2005-11-21 07:17:34 | ◆◆ 大奥 ◆◆
出張で金曜~土曜はごぶさたしておりました。
日曜の夜もgooブログメンテナンスでUPが遅れ恐縮です。
こんにちは,11月も下旬に入り,クリスマス電飾をする家は
もうエレクトリカルハウスと化してますが,
今年のトレンドは青い光の電飾のようですね。
私,あまり好きじゃありません。

第六話のタイトルは『殺意』

あらすじ(公式ページより)
大奥という闇の中に、安子(内山理名)が見出した、たった一つの希望の光。それは我が子・長丸であった。しかし、看病の甲斐も虚しく、長丸を亡くした安子と綱吉(谷原章介)は悲しみのどん底に。桂昌院(江波杏子)は、幼児から目を離した安子の非を責める。思い余った安子は、お伝の方(小池栄子)が落としていった袱紗を示しながら、長丸に毒を含ませたのは彼女に違いないと訴えた。それまでにも二度もお伝に殺されかかったと続ける安子は、後生だから詮議に諮って欲しいと懇願。綱吉と桂昌院は、お伝に申し開きをさせるが、認めるはずもなかった。音羽(余貴美子)も、お伝の行動に不審な点があると報告するが、桂昌院は世継ぎの母親を罪人にすることは出来ないと、安子の言い分を黙殺することにした。
 安子は長丸が遊んでいたでんでん太鼓を手に、涙にくれていた。もはや安子のお伝に対する恨みと怒りが押さえ切れなくなっていく。
 長丸の葬儀が執り行われる中、微笑をたたえながら「あれをいただいてからは、ぐっすり眠れるようになりました」と柳沢(北村一輝)に薬の礼を言う信子(藤原紀香)はただならぬ凄みを見せた。


安子,遅いわ…。2度も殺されかけて,
「子の母親を罪人にしたくないから」と黙っておいてやるって,
権力がかかった世継ぎ争いを甘く見すぎ。
事が起こってから訴えたって全く意味ないし。
過去2件のことでお伝を直接訴えないにしても,
3度目がないよう,見張りとかつける根回ししなかったのが
子の母親として危機感がなさすぎたとしかいえません。
まぁ,相手が正室では防ぎようがなかったかもしれませんが。

正室といえば,毒問屋・吉保。ホントなんでもやるなコイツ。
いつでもどこでも誰とでも手を組みやがる。
信子も信子で「あの薬はまだ全部使わず残しております…」って
コエー。
相手は共犯だし,あくまで不眠を直す薬の話をしているから
第三者に聞かれても問題ないしということで堂々と話してやがる。
そのへんが,「長丸どのくらいの年頃が,誤って口にしてしまい
危険」と言われて(その意図を察したまではともかく)
即,自分や息子・徳松の手で長丸に青梅を食べさせようとした
単純なお伝との違いですわな。

桂昌院は、隆光(火野正平)に卦を立てさせた。隆光は、長丸が「罪の御子」と宣言。長丸がこの世にいた証すべてを廃棄すべきであると進言する。桂昌院はその託宣に従い、長丸に関するものをすべて火にくべてしまう。抗議する安子に、桂昌院は長丸の名を口にすることさえ禁じさせ、綱吉にも近づくなと申し渡す。逆に、お伝に対しては、徳松に世継ぎのお墨付きをもらうことを勧めるのであった。そうして、徳松へのお墨付きの儀式が執り行われる。

さぁ,狂気の桂昌院の暴走,ターボがかかってまいりました!
安子を大奥入りさせたのは
将軍の子がお伝の子しかいないため吉保に相談
→牧野家に女接待させる
 →綱吉が奥方の阿久里に手を出し娘の安子に目をつける
  →阿久里自害・安子大奥入り
ということで,桂昌院自身が指図したことではないのですが,
なかったことにするなよ。
で,これ以上,子を作る(行為をする)なって,
だったらお屋敷の1つもつけて出させてやれよ。
それができないのが「見れば天国入れば地獄」の大奥なんですが…。
御目見得以下の下っ端女中なら大奥を出るのも可能なんですけどね。
 
 しばらくして、大奥に新たな火種が降って来た。徳松だけでは心もとないと考えた桂昌院が、京から公家の娘・大典侍(中山忍)を側室に招いたのだ。
大典侍の気位の高さは信子以上、才気も右衛門佐(高岡早紀)をしのぐばかり。
早速、大典侍は奥入りの条件として、新御殿の造営を要求してきた。
 信子は仲間が現れたとばかりに大典侍を部屋に招き、右衛門佐を交え、大奥での処し方などを忠告する。だが、部屋を出るなり、大典侍は右衛門佐に「大奥にては、子を持つことこそが第一に人の上に立つ道。私が上さんの子を身籠ればすぐさまお立場は逆になりまする。辛抱も今のうち」と言ってのける。信子は、その言葉を聞き逃さなかった。


大奥で出世するコースは2つ。
1つは右衛門佐が就いた大奥総取締を頂点とする「老女」としての昇格,
(名目上の頂点は,正室の次に位置する上臈御年寄で,正室の
 お付きでやって来た公家の娘がなります。で,実家にちなむ
 「飛鳥井」とか「音羽」の名で呼ばれる…このドラマシリーズではなぜか
 スパイ的な役回りが多いですなw)
そしてもう1つが,将軍の子を産み,将軍の母となる「御部屋様」としてのコース。
桂昌院は側室として大典侍(おおすけ)を招いたとのことですが,
ちょっとおかしな話ですわな。
『第一章』で松下由樹さん演じる春日局が,丈夫な子を産みそうな
町娘を漁りスカウトしまくったように,
身分の低い出自の桂昌院は,跡継ぎを公家の娘に産ませようなどとは
絶対思わないはず。
実際はあくまでも右衛門佐と同様,綱吉の教育係というか
教養のある女性として呼んだんじゃないかなぁ…。

しかし面白いところが,このシリーズでは,
桂昌院(元お玉by星野真里)は,公家の娘のお万の方(瀬戸朝香)の
お付きで大奥入りしてるんですね。
お万は出家していたのを無理やり還俗させて3代将軍・家光(西島秀俊)の
側室にした。お玉は,出家中のお寺つながりでお万に付いて大奥入りした。
お玉自身は寺に入る前の不幸な事件で子を産めない体となっていたが
お万が産んだ子を自分の子として育て,
その息子がいろいろあった末,5代将軍・綱吉になったというわけで
(だからお玉→玉の輿の語源。『第一章』では春日がお楽by京野ことみを
 スカウトする際に「玉の輿」という言葉を使うというギャグ?が
 出てきて通な視聴者を笑わせてくれました)
つまり,庶民の出でありながら,桂昌院,公家に対する抵抗が
ないともいえるわけです。

ただ,どっちにしても,
お玉がお万の子である綱吉を自分の子とした理由が
正室など公家の娘が将軍の子をつくると公家が幕府の政治に口を
出してくるので,公家出身の正室・側室の出産は許されないためであり,
基本的に,公家の娘を孕ませたら月流し(堕胎薬)でGOだったじゃん。
幕末編でも第一章でも。
だから,産む気まんまんで大奥入りする大典侍といい,
新御殿を建ててまで呼ぶほうの桂昌院といい,バカ

大典侍は、積極的だった。綱吉に恋焦がれる歌など詠んで気を引こうとする。綱吉は長丸の死が心に影を落としており、大典侍と閨をともにする気にならない。桂昌院は大層立腹するが、さすがに綱吉も母の強引な振る舞いに堪えきれず「明日は安子をお呼びください」と申し渡す。翌日の奥泊まりで安子は、お伝への詮議の件を綱吉に尋ねる。しかし、綱吉は「今となっては、どうなるものでもない」と悲しみに沈む父親の表情を見せた。
綱吉が安子のもとを訪れたことは、その夜の閨を待っていた大典侍の耳にも入った。怒る大典侍は、ライバルを見出す。

このあらすじ,ぶつ切りすぎて話がつながってませんねw。
長丸の存在をなかったことにまでされて,さすがにソウルレスの
綱吉も,桂昌院のやりかたに納得がいかないわけですが
母に口答えなど許さんと,いつもの儒教の教えを引いて押さえ込まれた上
子を作れ・大典侍のところへ行けとせっつかれ
しかたなく綱吉は,わかったから今夜は安子のところへ行かせてくれと
言うわけですわね。(桂昌院には「老いては子に従え」という概念はないようで…)
安子の存在をオミットしたい桂昌院には許し難い話ですが
一応認めたわけです。
まあアレ目的ではなく話がしたいんだろうと。もしいたしたとしても
長丸につづく2人目以降は流してやればいいとでも思ってるんでしょうね
(ゾゾっ…|||(;゜д゜)》)

で,待ちぼうけの大典侍,重ねていいますがバカw。
信子が「あの人は敵でも味方でもありませぬ。(1人で鬱入ってるし…)」
と説明していたキャラが,実は大ライバルの1人と感じ,
敵対心を燃やしたことでしょう。

 普請中の別殿のそばで、大典侍とお伝が対峙。大典侍は「身籠ればすぐに御同格」とお伝を挑発し、さらに自分が側室に呼ばれた理由は、桂昌院にはお伝の血筋が不満だからだと面罵する。怒り心頭に発するお伝。そのすきに徳松が、庭に降りていた。
庭で一人安子が佇んでいると、ふと普請場にころがっている鞠を見つける。長丸との幸せな日々を思い出し涙ぐむが、怒りと憎しみがふつふつと込み上げてくる。そこに鞠を捜して徳松がやって来た。安子は殺意を抱き徳松に近づく…。
 その瞬間、徳松は普請場の資材に足を引っ掛けてしまう。崩れ落ちる材木・・・。安子は反射的に徳松の身をかばった。轟音に驚き、音羽やお伝の方が駆けつける。徳松は足に怪我を負った。
徳松はその晩から高熱で苦しみ始める。一時は小康状態となるものの、再び症状が悪化、三日目には危篤となり、お伝の懸命の看病も虚しく息を引き取った。
 徳松の容態を気にした安子が廊下に出ると、泣き腫らした顔のお伝と出会う。お伝は徳松を元に戻せと、安子につかみ掛かる。安子も負けずに「同じ言葉、あなた様にお返しします」と動じない。すると、お伝は「青い梅などで人は死なぬ」と白状してしまった。二人は取っ組み合いの大乱闘に。
半狂乱となったお伝は、騒ぎを聞きつけたものたちに連れて行かれた。安子は、その時、廊下の奥で薄笑いを浮かべる信子の姿を見逃さなかった。


お伝vs安子の争いはまさに不毛,
弱い者が弱い者を叩く争い,
ただただブルースが加速していく大奥の地獄絵図の
一幕であります。
この悲劇が,巨大な敵の手の中で踊らされているだけだと
直感で気付いた安子ですが…

足の怪我で,どうやって死に至るのか,
不可解というより,どうやって信子が毒を仕込んだのか
想像しがたいシチュエーションのように思われますが
ともかく徳松も死んでしまいました。
草なぎくんドラマ『犬と呼ばれた男』では西村雅彦演じる老中が
殺ってましたけど,こちらは吉保-信子ラインの描いた絵。
その吉保…

 一方、柳沢の屋敷では、染子(貫地谷しほり)が男児を出産。
「殿に似て…」と喜ぶ染子を制し無視、
「いや、わしには似ておらぬ。この子はいずれ天下を取る」と微笑む柳沢がいた。


目張りを落として蛯名騎手みたいにブーメラン眉毛を描いたら
黒田さんかと思うロイヤルパンピーな顔の旗本・柳沢吉保。
こいつの悪事は毎回少しも停滞することなく進んでいきますが,
一方で桂昌院の暴走(とバカ将軍・綱吉のバカ政治)も
ラムジェットエンジン並みに加速していきます。
次回はいよいよ生類憐れみの令,スタート!!

当ブログ・過去の『大奥』関連エントリー

『大奥~華の乱』公式ページ

出演

安子(綱吉側室・二男長丸の母)内山理名
徳川綱吉(第五代将軍) 谷原章介
桂昌院(綱吉生母) 江波杏子
お伝の方(綱吉側室・長男徳松の母) 小池栄子
右衛門佐(大奥総取締) 高岡早紀
大典侍(綱吉側室) 中山忍
音羽(大奥女中)・ナレーション 余貴美子
信子(綱吉正室) 藤原紀香

柳沢吉保(綱吉側用人) 北村一輝
染子(柳沢側室) 貫地谷しほり(スウィングガールズ・ペット担当)
葛原 鷲尾真知子
美吉野 山口香緒里
秀尾 久保田磨希
隆光(りゅうこう・祈祷僧) 火野正平
草庵 山田明郷



牧野成貞(綱吉側用人) 平泉成
故・阿久里(安子の母) 萬田久子
故・牧野成住(牧野家婿・安子の夫) 田辺誠一

小山 かとうあつき
萩乃 岩橋道子
二瓶鮫一


********************
※この駄文をお読みいただいて
 面白かったというかた→ここをクリック♪
 参考にするというかた→ここをクリック!
 くだらん!お前のblogはいつもくだらん!…というかた→ここをクリック(ーへー)
 (人気ブログランキングにジャンプします。
いや~,この1週間でランクが急降下。
11/12未明現在,テレビラジオ部門21位!応援おねがいします)


********************


内山理名公式ページRina's net

小池栄子公式ページ(Yellow-Cab Talent Profile)

藤原紀香公式ページN O R I K A N E S Q U E~Norika Fujiwara offisial website~

内山理名 2006年度 カレンダー
トライエックス(ハゴロモ)
小池栄子 : G-taste
DVD
キングレコード
KOKOPELLI(ココペリ)―
藤原紀香フォトエッセイ集

藤原 紀香
ワニブックス
スウィングガールズ オフィシャルブック
貫地谷しほり出演
学習研究社

大奥 DVD-BOX
菅野美穂,安達祐実,浅野ゆう子
大奥 第一章 DVD-BOX
松下由樹,瀬戸朝香,高島礼子,京野ことみ
大奥スペシャル
~幕末の女たち~

徳川の女帝 大奥
竹井みどり,西川峰子


●すっごく参考になる個人サイト『大奥』かわら版

大奥の役職など資料ページ(おさるの日本刀豆知識より)
http://www.hi-net.zaq.ne.jp/osaru/edo/ooku.htm#yakusyoku


あのゴッドハンド、高橋ミカも大絶賛!一日たった300円の超激安ダイエットサプリ。食事の前に一粒!これレディの常識。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大奥華の乱#05 大奥愛憎スクランブル

2005-11-12 06:08:10 | ◆◆ 大奥 ◆◆
じゅんでーす!長丸でーす!
三波春夫でござ…ブシュッ!!

第五話のタイトルは『逆襲』

あらすじ(公式ページより)
お伝の方(小池栄子)に水風呂に突き落とされ、湯殿に閉じ込められた身重の安子(内山理名)は、お腹の子もろとも命の危険にさらされる。薄れゆく意識の中で、安子の脳裏に父母や夫の言葉が浮かぶ。安子は母・阿久里の形見の簪で閂を開け、やっとの思いで湯殿の外に出たが、そこで意識を失った。
 音羽(余貴美子)に発見された安子は、そのまま産屋に運ばれ、綱吉(谷原章介)らの必死の励ましを受けながら、男児を無事出産した。

母の形見が命を救う!
まるで少年探偵団の七つ道具か
はたまたパーマンのPバッジなみの活躍ぶり。

音羽も,安子が気絶中のところへ絶妙のタイミングで通りがかる。
白影も顔負けの助っ人ぶりだ。

救われたはいいが,床の中でうなされる安子。
心の中で「生きろ!己と己の子を守るのだ!」と
励ますのは,元夫・成住の最期の別れの姿。
うなされながら,気を取り戻した安子の側で
手を取り,看病していたのは,
将軍・綱吉。
思わず,ギャー!とか言ったりしそうなもんだが,
そんな面白いことには当然ならず。
しかし,その場で産気づき,即出産に至ったのはおそらく
目を覚まして最初に見たのが
綱吉の顔だったというショックのせいだ間違いない。

男児は長丸と名付けられた。新たな世継ぎの誕生は江戸城・大奥を揺るがす。湯殿の騒ぎに不審を感じる右衛門佐(高岡早紀)は、お伝にかまをかけた。なぜなら、お伝は、湯殿から走り去るのを右衛門佐は見かけていたのだ。お伝は、その場はうまく言い逃れる。
 長丸は健やかに育っていった。綱吉は、安子と長丸の部屋に入り浸りとなる。

そんなある日、安子とお伝が出くわした。緊張の中、安子は湯殿での出来事は口外しないとお伝に告げる。お伝は、言いがかりとしらを切るが、安子は石段で草履の鼻緒が切れた時に一度、湯殿が二度目、三度目は無いものと思えと釘を刺す。お伝は目に涙をため「世継ぎは徳松じゃ!」と去り行く安子の背中に向かって叫ぶ。安子はそんなお伝の方を、ふと哀れに思うのだった。すると、そこに右衛門佐が控えていた。安子は、右衛門佐に事の次第を説明し、お伝が世継ぎに執着するのなら自分は譲っても良いと考えていると語る。

一方、桂昌院(江波杏子)は長丸誕生を手放しで喜んだ。だが、安子と長丸の部屋に入り浸る綱吉の腑甲斐なさが気に入らない上、さらなる世継ぎを望む。桂昌院は綱吉にお伝の閨に行くよう促す。


「安子殿ばかりで,お伝殿もむくれておいでです」
「むくれたお伝の機嫌をとれと申すのか」
「お伝殿もまだ若うございます。次の子も…」
ってなぁ。

別に側室は安子とお伝だけじゃないんだし。
確かに,マザコンのせいかモーホの気があったのか
なかなか綱吉は子作りが得意ではなかったみたい
(そういえば3代将軍・家光も…)なので
世継ぎを産ませる相手となると限定されるのかもしれないけど…。

綱吉は、渋々お伝の部屋を訪れる。すると、お伝は習いたての孟子を引用して、長幼の序の教えになぞらえながら、徳松をお世継ぎにと懇願する。お伝の執着ぶりに、綱吉は堪忍袋の緒を切らせ、部屋を出て行ってしまう。
「側室の分際で賢しくも古典などひいて
 将軍に指図しようとは!
 久々に情けをかけてやろうと思えば…
 嫌気がさした!」


将軍,ごもっともです。
閨で男におねだりするのは,相手を悦ばせた後でないと。
これだけでも相当,真っ逆さまに堕ちてDesireなお伝ですが,
今週はこれどころではない堕ちっぷり…恐ろしくて
冗談でなしに背中がぞくぞくしてしまいます。

綱吉の寵愛を得られずじまいのお伝をいい気味と高笑いする信子は、今が長丸をお世継ぎにするチャンスと安子をけしかける。しかし、安子は長男の徳松を差し置いて、我が子・長丸をお世継ぎに推せば、あちこちで恨みを買うことになり、それでは親として忍びないと辞退する。それが道理と安子の意見に同意する右衛門佐。自分が大奥に引き入れた右衛門佐までもが安子側について、自分に逆らうとは・・・まさかの事態に、信子の心の中で尋常ならぬ嫉妬の心が芽生え始めていた。
「オ~~~ッホッホッホッホ,いい気味いい気味♪」
紀香ねえさん,最高の高笑い♪
心底楽しんで演じてます♪
悪役は楽しいッス♪
嫌味なせりふの練習はもう何日も前から一生懸命練習してるって
栄子ねえさんが言ってましたが,その甲斐あってバッチリっす!!

ところが,お伝がしたことを安子がやればこっちは成功するはず
という信子の目算を,安子ははなっから拒否!
その理由がまた青臭いというか,恨みを買うからって…
なっちまえばそんなものハナクソほども関係ないってのが
将軍の座というもの,
その見本が毎日目の前でヘラヘラしてるわけでしょうが。
とれるチャンスが目の前にぶらさがってるなら即ゲットするのが
ドロドロの競争社会に住まう者の生きる道ってもんでしょうが。

そこへきてまた右衛門佐が同調するってのが。
「なんやてェ?!」
そら信子ねえさんもこめかみに脈を浮かすってもんですよ。

右衛門佐ねえさんは権力争いにはご興味ないようですから
(ていうか,最高位である大奥総取締の地位を早々にゲット済み)
世継ぎ争いであれこれ策を弄すなどバカバカしいかと存じますが,
「長子をさしおいて世を継げば混乱のもと」とかいって道理を説く
ならともかく(3代将軍家光の時点で大権現・家康様が
お決めなすったことだでね),安子の甘っちょろい論法に
乗っかるんじゃあ,ちょっとハートフルすぎませんか?

政治にも関心を示さず、母の目が気になって、安子と長丸のもとにも行き難くなった綱吉は暇を持て余していた。柳沢吉保(北村一輝)は、綱吉を再び染子(貫地谷しほり)のいる自宅へと誘う。染子は綱吉に抱かれた後、閨で自殺を図ろうとした。あわやのところで綱吉に助けられたが、柳沢は窮地に陥る。だが綱吉は、事件を不問にした。柳沢はひたすら自分への愛を貫く染子を不憫に思い、それから毎晩染子を抱いた。

将軍の元へ出向く吉保。
「フッ!」ピトッ
吉保の顔にスイカのタネ。
「(飛距離)十尺六寸でございます」
バカ殿!
いや,将軍だからバカ上様か。
バカ上様~,お元気ですか~♪by一休さん
暇でたまらんと真剣に軽いノリでこぼす将軍,
で,例によって真剣に軽いノリで染子接待をオファーする吉保。
「染子とは…?

 ああ,あのおなごか」

で,即その接待。
事が終わって,床を出た染子は
帯で自分の首を絞めようとして倒れ伏す。
「何をしておるのじゃ!」
吉保土下座。「こんな粗相をするとは…どんな罪もお受け致します」
「殺せと言えば…?」
「上様の仰せであれば」
「あのおなご,吉保に惚れておるのじゃろう」
「いや…」とテレてみせるわけにもいかない吉保。

「上様との閨にはべる間,染子の心は2つに裂かれておりました。
 殿のお役に立てて嬉しいという気持ちと,
 殿に見捨てられたという気持ちと…」
その代わりに毎晩抱いてやるって…
10時台ならありですか。

柳沢は、綱吉に打ち捨てられ、生気の抜けたお伝に近づき、こう囁いた。「危ないのは、長丸君のお年頃。この季節は、庭に落ちた青梅などお口にしようものならたちどころに毒に当たってお命を落とすこともございましょう」と。柳沢の示唆することに気づきはっとするお伝。お伝は徳松に言い聞かせ、青梅を長丸に食べさせるようそそのかす。その絶好のチャンスが訪れた。一緒に遊ぶ徳松と長丸。鼓動を抑えながら見つめるお伝。その時、長丸が縁側から落ちて怪我をしてしまう。青梅を食べさせることには失敗したが、大騒ぎとなってしまった。
おお,落ちてる落ちてる。庭にゴロゴロ落ちてる青梅が。
若い梅には青酸が含まれていて有毒ですが,
「あのくらい(徳松)の年なら,言って聞かせれば分別はつくものの
 危ないのは歩き始めたくらいの頃…そう,長丸ぎみのお年頃…」
確かに吉保,危ないから気を付けろと言っているだけなのですが,
お伝,しっかりその裏を読み取って,しっかり即行動。タンジュン~!!!

「これを長丸君にお勧めするのじゃ。
 そなたには毒でもあのくらいの年頃には
 体によい“智恵の実”じゃ」
って,事が起きたら簡単に徳松の口から露見するぞ。
で,しっかり見張ってるし。挙動不審すぎ。

見舞いに来た綱吉は、人と張り合うことを好まぬ安子の優しい心根に触れ、心休まるひと時を過ごす。また、お伝の方は、弟・長丸を心配する徳松を見て、複雑な気持ちになり、安子の部屋に長丸を見舞った。そこへ信子からの使いが来て安子を呼び出した。安子は長丸を侍女とお伝の方と共に部屋に残していくことを気にしつつも、信子の部屋に行く。しかし、信子はいなかった。代わりに、女中たちが信子から長丸への贈答品を安子に選ばせようとする。
安子が離れたすきに、お伝の心にまた邪心が沸き起こる。侍女に用を言いつけ部屋を外させ、拾った青梅を長丸の口に突っ込んだ。喉を詰まらせる長丸。我に帰ったお伝は「吐き出しなされ!」と長丸の背中を叩き、たまらず部屋を飛び出した。


お伝…世継ぎ争いに野心を見せない安子と接して
和んだり地位に汲々とする自分が恥ずかしくなったりしてないのかな。
いくらなんでもその場で即長丸暗殺に走るとは,
すぐ我に返ったからって正気じゃありません。
また,将軍の息子の幼児がいるのに,お付きの者が1人も残らず
お伝と2人きりなんて…
何もなかったとして,お伝が自室に帰ろうと思ったら連れて行けてか?
幼児1人放置するてか?

 安子が部屋に戻ろうとすると廊下で信子に出くわす。「行き違いになったようです」と信子。二人そろって安子の部屋に入ると、なんと長丸が意識を失って倒れていた。安子は長丸に駆け寄り取りすがるが反応がない。信子はそっとその場を離れる。茫然自失の安子。 その時、音羽が落ちていた袱紗に気づいた。それは、お伝のものだった。お伝の仕業と確信する安子…。
 しかし、安子の知らぬところで高笑いしている人物がいた。そのころ、染子の懐妊も発覚して…。

動かない長丸を抱き,安子,号泣!
(報を聞いて)桂昌院,ガビーン!
(懐妊を知り)吉保「でかした!」
(自室に戻り)お伝,ボーゼン…

そして,高笑いするのは… 正室・信子!
ぐったりした長丸を置いてお伝が逃げ出した後,
懐から薬の包みを取りだして…
その薬包紙を自室の火鉢で焼き,証拠隠滅。
コエエエエエェェェェーーーー!!!
《《(||゜д゜);》》 アワワ…ガクガクブルブル

急転直下,状況が一転二転。
来週はいよいよ京からトールガール中山忍の大典侍が満を持して大奥入り,
世継ぎ争いは徳松に一本化…で一件落着ともいかず
怪僧・隆光がまた新たな御宣託を…
女の勢力争いはもうグッチャグチャです。
オ~コワ,オ~コワ。

当ブログ・過去の『大奥』関連エントリー

『大奥~華の乱』公式ページ

出演

安子(綱吉側室・二男長丸の母)内山理名
徳川綱吉(第五代将軍) 谷原章介
桂昌院(綱吉生母) 江波杏子
お伝の方(綱吉側室・長男徳松の母) 小池栄子
右衛門佐(大奥総取締) 高岡早紀
音羽(大奥女中)・ナレーション 余貴美子
信子(綱吉正室) 藤原紀香

柳沢吉保(綱吉側用人) 北村一輝
染子(柳沢側室) 貫地谷しほり(スウィングガールズ・ペット担当)
葛原 鷲尾真知子
美吉野 山口香緒里
秀尾 久保田磨希
芸人 海老一染之助

※今回のお毒味スリーアミーゴスの出番は大神楽芸だけでしたね。

牧野成貞(綱吉側用人) 平泉成
故・阿久里(安子の母) 萬田久子
故・牧野成住(牧野家婿・安子の夫) 田辺誠一
隆光(りゅうこう・祈祷僧) 火野正平
大典侍(綱吉側室) 中山忍

小山 かとうあつき
萩乃 岩橋道子


********************
※この駄文をお読みいただいて
 面白かったというかた→ここをクリック♪
 参考にするというかた→ここをクリック!
 くだらん!お前のblogはいつもくだらん!…というかた→ここをクリック(ーへー)
 (人気ブログランキングにジャンプします。
いや~,この1週間でランクが急降下。
11/12未明現在,テレビラジオ部門21位!応援おねがいします)


********************



有限会社ピュア・ヘルス 本格自然派健康食品の無料サンプル
内山理名公式ページRina's net

小池栄子公式ページ(Yellow-Cab Talent Profile)

藤原紀香公式ページN O R I K A N E S Q U E~Norika Fujiwara offisial website~

内山理名 2006年度 カレンダー
トライエックス(ハゴロモ)
小池栄子 : G-taste
DVD
キングレコード
KOKOPELLI(ココペリ)―
藤原紀香フォトエッセイ集

藤原 紀香
ワニブックス
スウィングガールズ オフィシャルブック
貫地谷しほり出演
学習研究社

大奥 DVD-BOX
菅野美穂,安達祐実,浅野ゆう子
大奥 第一章 DVD-BOX
松下由樹,瀬戸朝香,高島礼子,京野ことみ
大奥スペシャル
~幕末の女たち~

徳川の女帝 大奥
竹井みどり,西川峰子


●すっごく参考になる個人サイト『大奥』かわら版

【エフキュア】トライアルセット
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大奥華の乱#04 大奥落下傘候補

2005-11-04 06:46:52 | ◆◆ 大奥 ◆◆
今週もいろいろなことがありました。
天皇賞やらなんやらかんやら…。

第四話のタイトルは『疫病神』(テレビ欄では「魔界の炎」)

誰が?誰の?

今回は,第一話同様,いきなりスリーアミーゴスの状況説明から
始まり,のんきな雰囲気で始まりました。
大奥入りした常磐井の局改め右衛門佐(えもんのすけ),
その美貌を褒め称える3人でしたが,
彼女を歓迎しない人が二の丸,三の丸あたりに…

ゴゴゴゴゴゴ…
三の丸・桂昌院の部屋。
型通りの挨拶をする右衛門佐,京の菓子を差し出しても
表情一つ変えない桂昌院だったが,
大奥入りする前日に柳島妙見堂に参り,
桂昌院が寄進した敷石を見,
仏像や建物だけでなく足元まで配慮が行き届く
桂昌院の心配りに感服したと褒めたたえると
いきなり「大奥に入られたからには家族も同然」と相好を崩すのだった。

右衛門佐が桂昌院に挨拶したと聞き,
当然,次は自分のところに来るとお伝。
右衛門佐が廊下を歩いてくるのを見て
お付きの者たちに自分の部屋を急いで片付けさせ
待ちかまえるが…「行ってしまわれました」
デデデン
「なぜじゃ!なぜ私のところには来ぬ?!」


右衛門佐を非常に気に入ったように見えた桂昌院も
「あのおなご…油断のならぬおなごじゃ。
 あの美しい笑みに気を許せば,寝首をかかれよう。
 あれは,そういうおなごじゃ」

綱吉の御前。
良い土産ももらい,気品と教養を兼ね備えた女性だと
正室・信子に向かって右衛門佐を誉める桂昌院。
そこへお伝「私はそうは思いませぬ。
私のところへはまだ挨拶に参っておらぬ。
それが教養のあるお方のすることか」
「?…御台,なぜ右衛門佐は伝のところへ参らぬのじゃ」
「都の中宮に仕えたお方は私のことなど眼中にないのでしょう」
お伝の空気ヘビー化パワーに思わず目を背ける桂昌院。
「それは違うと思います」と言い出したのはなんと安子!
「右衛門佐さまは信子様付きの御年寄。
 さすれば,桂昌院様に挨拶に参られるのは当然のこと,
 されど御側室に遠慮して来られぬのはむしろ奥ゆかしさの表れかと」
ん。安子の言うことに一理ある。
 伝,そういうことじゃ」

その場は一件落着。で…

「そうか…
 そんなに美しいおなごか…」



お伝をへこますことができて,安子の機転を誉める信子。
右衛門佐が来てくれて大奥を不作法と無教養の蔓延から
守ることができると上機嫌。
微力ながら力になると誓う右衛門佐だったが,
場を離れ,安子と2人になると
「京も江戸も鳥のさえずる声は同じ。
 人の心も,人より上に立とうとすること,人をおとしめようと
 している。御台様も大奥をよくしたいというものの,
 本心は私も自分の立場をよくするための道具にしか
 考えておられぬ」
ではなぜ大奥に入ったのかと問う安子に,
世の乱れは殿方たちがふがいないから。
大奥は,女が世の中を変えられる唯一の場所だからと答えるのだった。

大奥で「更級日記」など古典の講義を始めた右衛門佐。
その言葉遣いの美しさや含蓄の深さは
お伝お付きの萩野を含め集まった大奥の女たちの
心をたちまちつかんだのであった。

右衛門佐が大奥総取締の座を狙っていると桂昌院に伝えるお伝。
「ハハハハ…大奥が己の思うとおりになると思っているか
 フフフ…
 この桂昌院が認めぬ限り,有り得ぬ」
己のコンプレックスから綱吉に勉強を徹底的に仕込んだ
教育ママゴンの桂昌院も,大奥派閥としては
京都学究派の信子・右衛門佐ラインではなく,
庶民派・御腹様お伝とのラインというわけですな。
しかし,腹の底はどう計算し動いていくのかわかりません…。

「たしか…側室は大奥総取締にはなれぬという
 取り決めがございましたな」
と,絶妙のタイミングで助言を入れるメバリー柳沢吉保。
「ん!それはよい考えじゃ。そうなれば御台も仲良うしてはおられまい」
「ただし,右衛門佐どのがお子を孕めば,新たな火種のもとかと」
「そのときはそのとき…
 邪魔なら流してしまえばよい」

「かんだちめ…」必要に迫られたか,お伝も古典の勉強を始めるが
わからないところがあっても右衛門佐以外にわかる人間がおらず
質問のしようがないところへ,徳松が馬の玩具にまたがり
鈴をリンリン鳴らして遊んでいる音にもいらつく始末。
※「かんだちめ」って,辞書検索したら「上達部」(三位以上の人、および四位の参議。公卿(くぎよう)。)と出ましたが,読めるだけですごいと思いますが。
そこへ訪ねてきたのがお伝の兄。
眉毛の薄いのは遺伝かw
控えの間でまでサイコロをもて遊ぶ,ガラの悪い侍と一目でわかります。

訪れた目的は例によって金の無心。
これまで用立てた金は百両や二百両という金額を軽く超え,
打ち出の小槌のように金が出てくるわけでもないと怒るお伝に
さっさと徳松を世継ぎに決めればよいと気軽にいう兄。
色香だけで思い通りになるわけではないと
金子を投げつけるお伝。

「ガラの悪いあの兄にしてあの妹君,
 お里が知れるとはこのことじゃ」とさえずる三人組。
今週は出番多いですな。
講義の時間と聞き慌てる三人,さらにお伝も講義に参加すると聞き
「似合わない~~~」
と言ってるところにお伝が通りがかり
「葛原さま,そのお着物似合わないですよ」と必死でごまかす三人。

右衛門佐の講義を通りがかって聴きいり飛び入り参加する綱吉。
その前で,
源氏物語の一節について解釈を問われた一同,答えようとする者は
誰もいなかったが,その中でお伝が名乗り出て答える。
「お見事…」と右衛門佐。
ただし,それは出回っている源氏物語の解釈本に書かれている
内容であることはお見通しで,その本は平安時代の風習を知らないで
書かれた誤りだと指摘。
しかも,その場で綱吉が正しい解釈を言ってみせるから
それを仕込んだ桂昌院とさえも教養の差があると思い知らされるわけで…。

「お伝どの,惜しうございましたなぁ。
 勉強が足りませぬ」とあざ笑う信子,
笑顔を返しながらも隠した解釈本を引き裂かんばかりにわななくお伝だった。

で,日常の職務にもどった綱吉だが,家臣の言葉にも上の空。
桂昌院に右衛門佐のことが気になっていることを見抜かれどぎまぎ。
側室は多い方がいい,彼女も側室にしてしまえばいいと水を向けられ
即傾く綱吉だった。

綱吉の言質をとったところで桂昌院,正室の間で
信子に右衛門佐譲渡の交渉に出向く。
自分付きの上臈を差し出しては正室の面目が立たない,
学問の師として招いた右衛門佐を側室にするのは心苦しくてできないと
拒否するが,前回のお渡りがいつだったか忘れるほど
将軍との交渉のない正室ならお付きのおなごを側室に差し出して
心をつなぎとめようとすべきだと桂昌院。
右衛門佐本人は
「御台様に一生お仕えするため江戸に参りました。
 されど,桂昌院様,そして上様のお心とあれば
 御台様の心も同じ。私に否やはございましょう」と受諾。

側室入り表明に当惑する安子,憤りを隠せない信子。
その2人に右衛門佐はその心中を打ち明ける…

翌日,右衛門佐と綱吉の直接交渉,陰で2人の会話を聞く信子&安子。
彼女は,論語の一節を引き,難しいことを先に,自分の得になることは
後回しにすべき,だから個人の幸せになる側室入りは後回しに
すべきではと主張。納得しかけた綱吉だが,
「それで余を言いくるめたつもりか!」と激昂。
右衛門佐,動じず「武力で世を治める立場でありながら
知性と教養あふれた上様をお慕いせぬおなごがおりましょうか。
肌を合わせる一瞬の幸せより,一生かけてお仕えしたい」
と,綱吉の手を取り熱く語りかけるのだった。

理と情の見事なプレゼンテーションに感服した綱吉,
「そなたは大したおなごじゃ…何が望みじゃ」

右衛門佐,大奥総取締,就任!

桂昌院,ショック!

そんな折,安子がお伝に連れ出され,
「私を見て笑ったであろう。私の生まれをバカにしているのだろう。
 私はそこから這い上がったのじゃ。
 蝶よ花よと育てられ何の苦労もなく生きてきたそなたが…
 この大奥がおかしくなったのはそなたが来てからじゃ!この疫病神
 嫌いじゃ,嫌いじゃ!!!」
水風呂に突き落とされた!
果たして安子の子は無事なのか…?!

当ブログ・過去の『大奥』関連エントリー

『大奥~華の乱』公式ページ

出演

安子(綱吉側室)内山理名
徳川綱吉(第五代将軍) 谷原章介
桂昌院(綱吉生母) 江波杏子
右衛門佐(大奥総取締) 高岡早紀
お伝の方(綱吉側室) 小池栄子
お伝の兄(ヤンキー侍) 木下ほうか(もとから結構眉が薄いですw)
音羽(大奥女中)・ナレーション 余貴美子
信子(綱吉正室) 藤原紀香

柳沢吉保(綱吉側用人) 北村一輝
染子(柳沢側室) 貫地谷しほり
葛原 鷲尾真知子
美吉野 山口香緒里
秀尾 久保田磨希
小山 かとうあつき
萩乃 岩橋道子

牧野成貞(綱吉側用人) 平泉成
故・阿久里(安子の母) 萬田久子
故・牧野成住(牧野家婿・安子の夫) 田辺誠一
隆光(りゅうこう・祈祷僧) 火野正平
大典侍(綱吉側室) 中山忍


********************
※この駄文をお読みいただいて
 面白かったというかた→ここをクリック♪
 参考にするというかた→ここをクリック!
 くだらん!お前のblogはいつもくだらん!…というかた→ここをクリック(ーへー)
 (人気ブログランキングにジャンプします。
10/4朝現在,テレビラジオ部門20位!↓応援おねがいします)


********************
ラヴィーヌビタミンCローション


大奥 DVD-BOX
菅野美穂,安達祐実,浅野ゆう子
大奥 第一章 DVD-BOX
松下由樹,瀬戸朝香,高島礼子,京野ことみ
大奥スペシャル
~幕末の女たち~

徳川の女帝 大奥
竹井みどり,西川峰子


内山理名公式ページRina's net
小池栄子公式ページ(Yellow-Cab Talent Profile) 藤原紀香公式ページN O R I K A N E S Q U E~Norika Fujiwara offisial website~
Unusual普通じゃない―内山理名写真集〈上〉
近代映画社
E―小池栄子写真集
宮澤 正明
集英社
NORIKA―藤原紀香写真集
大沢 尚芳
ワニブックス
コンセント
朝倉貴之役・木下ほうか
アミューズソフトエンタテインメント


●すっごく参考になる個人サイト『大奥』かわら版
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大奥華の乱#03 大奥パワーバランス

2005-10-31 07:16:18 | ◆◆ 大奥 ◆◆
今週もいろいろなことがありました。
天皇賞やらなんやらかんやら…。

第三話のタイトルは『仇の子』

あらすじ(公式ページより)
安子(内山理名)が綱吉(谷原章介)の子を身ごもったこと。そのことで、大奥での安子の立場は大きく上がり、綱吉のひいきはさらに強くなった。それに伴い安子の苦しみは大きくなるのだが、隆光(火野正平)から「安子の子は男子」という卦を聞いた桂昌院(江波杏子)は、世継ぎがお伝の方(小池栄子)の子だけでなくなるので、上機嫌である。しかし、隆光は安子の子は無事に産まれるまで幾多の困難に遭うと不吉なことも口走った。


そもそもお伝の子の徳松が跡継ぎとして
無事成人するかどうかヤバイという隆光の予言に
不安を募らせたのが,安子の生家・牧野家の不幸の始まり。
桂昌院,吉保(北村一輝)に相談→安子の父・成貞(平泉成)に
自邸に将軍を招いての女付き接待をさせる→成貞の妻・阿久里は
少年時代の綱吉が狙っていた→綱吉,成貞が用意した娘たちは
「お前たち下がっておれ」,阿久里に…→※くりかえし
→阿久里自決→綱吉「安子は美しい。そして優しい…さすがは
阿久里の娘じゃ」→安子(既婚→離縁),大奥入り

しかしまぁ占い師の商売の常道とはいえ,顧客を不安に陥れて
自分を頼りにしたくなるよう仕向けるテクニックは秀逸!
ていうか,本当にその通りになるんですけどね。

そんな折、綱吉は、隠居していた安子の父・成貞を側用人の筆頭に取り立てた。成貞が上席職になったことは、柳沢吉保のプライドをいたく傷つけた。

露骨露骨露骨ゥ~~~~!!!
「かわいい安子の父じゃからのう」
って,そこまで情実人事をあからさまに言うかなー。
そう言われたら,同じことしなきゃ取り立ててもらえないのかとか
思うよな。
将軍本人はそんなあてつけとか下心はないんだよな。
けど,くれるもんは遠慮なくもらうよな。

と,いうわけで

 柳沢は自分の側室・染子(貫地谷しほり)を綱吉に差し出すことで、失地回復を目指す。自邸で綱吉を招いた宴を催し、染子に因果を含め、綱吉と閨をともにさせたのだ。

をい!
たった2週前の第1回に
> 「上様をお招きしたくはないのじゃ。
> そちをお目通りさせぬわけにいかなくなるからな」
と言っていた舌の根も乾かぬうちになんなんだ一体?!
「一生の頼みじゃ!」
軽い一生だな~。

吉保,将軍以外の男で唯一大奥に入れるという特権を持ち,
おかげで大奥の女たちにはワーキャー言われるモテモテぶり。
なんか『おしとね典善』みたいな話になってきたな…。
側室に手を出したら命がけだけど,御目見得以下の女中だったら(以下略)。
あの濃すぎるまつ毛は反則だろ(しかし何度見てもR●LLYに…以下略)
ああいうモテモテで優しそうな男に限って,
女性のことを軽く扱ったりするんでしょうな。

すでにお世継ぎ候補の長男・徳松を産んでいるお伝は、安子の存在がいまいましくて仕方がない。このままならば「次の将軍の母」の座は確定しているのに、今の綱吉の安子への寵愛ぶりからすると、その座は危うい。慌てたお伝は、桂昌院に「上様のお墨付きを。長子徳松が世継ぎというご誓詞を」と懇願する。しかし、「そなたが口を出すことではない」と桂昌院に一喝されてしまった。
お伝とは逆に、御台所の信子(藤原紀香)は、安子妊娠を自分の権勢を拡充する願ってもないチャンスととらえた。安子に近づいた信子は、自分と組するようにと口説く。だが、安子は争いの渦中に身を置きたくはないと拒絶しようとする。すると、信子は「この大奥では、人に笑われて泣き寝入りするか、勝って笑うかのどちらかなのじゃ!」と安子を喝破する。
さらに安子は、京都から訪れた常盤井の局(高岡早紀)と信子の面会に同席させられる。美しく聡明な常盤井に、信子は自分を助けるため大奥に入ってほしいと誘う。常盤井は「綱吉公は暗愚」と歯に衣着せぬ物言い。信子が出す条件を吊り上げながら、常盤井はとうとう桂昌院より上の“大奥総取締”の地位を要求してくる。常盤井の局に提示した条件を綱吉に認めさせるため、信子は安子に命じるように自分の代わりに綱吉を口説いて欲しいと告げた。
部屋に戻る途中、安子は全てを聞いていた音羽(余貴美子)に「そなたなら如何に」と問う。音羽は、この大奥は武芸者の闘いの場にも劣らぬ優勝劣敗の場と心得ると言い残し、去って行った。


5者5様の女たち。
実力主義の戦国の世から泰平の江戸時代になって,
器量よりも長子優先の世の中になったことは
『大奥~第一章』でもさんざん見せつけられましたが,
そうなると,徳松は現時点で不動の世継ぎ候補筆頭のはず。
桂昌院も自分に服従するお伝を全面バックアップして
問題ないはずなのに,何をたくらんでいるのやら。
常磐井はお公家さんだというのにどこで修羅場をくぐってきたのやら
タフ・ネゴシエイターですな。気位の高さだけであんな
条件のつり上げができるのなら,血筋のよさ恐るべしです。
音羽…実体化した霊ってかんじw。感情があるのやらないのやら。

不安の募るお伝は、とうとう綱吉に直接、世継ぎのお墨付き話を持ち出した。綱吉は世継ぎを決めるなど、まるで自分が早死にするかのような不吉な話と怒りだしてしまう。お伝の苛立ちは限界に達していく。 
半年後、安子の懐妊祝いの宴席が催されることになる。そんな時、柳沢はお伝に安子を追い落とす計略を含みをもたせて話す。安子の懐妊祝いの宴の庭は滑りやすい石段もある。そこで、間違いが起きないとも言い切れない。安子の子に困難が起きるのは隆光の宣託でもあるからと、お伝の方をたきつけるのだった。


デデデデデデデンデン!(ヽA⊿)
ついにホラーお伝の怨念の火が点火!
(ていうか,既に前回もドスを安子の首筋につきつけてますが)
草薙くんの『イヌと呼ばれた男』で酒井若菜ちゃんが演じてた
ほんわかお伝とはえらい違いだ…。
工工エエエェェェェーーーーー!!!!

柳沢~~~,インキョい(卑怯な)野郎だな~~。
自分の手は汚さずにとことん他の人間を使って
うまい汁を吸おうとたくらみます。
安子の子が流れれば,成貞も失脚,自分が筆頭に返り咲きと。

懐妊祝いの宴席。綱吉は成貞を呼び、滑稽な踊りを舞わせる。安子は、喜々として側用人に復職し気弱に道化を演じるように見える父に我慢ならなかった。
嫌悪感にいたたまれず、安子はその場から走って逃げ出す。
 安子は心配する成貞を避け、気持ちを落ち着けようと庭を歩く。すると、お伝が石段の下から声を掛けてきた。きれいな牡丹が咲いているから見に来いと言うのだ。安子が言葉に従い、石段を降りようとしたその時、鼻緒が切れ石段が崩れる。転がり落ちそうになる安子を、成貞が身を挺して抱きかかえ、庇いながら二人して転落。痛みに苦しみながら、成貞は安子に阿久里の遺言を見せる。
遺言では、安子にだけは災いの降りかからないように、身に代えて守って欲しいと成貞に懇願していた。成貞は、その命は阿久里と元夫・成住が身を捨てて守った命であることを忘れるなと安子に告げる。父の言葉を聞き、母と夫の死を無駄にはできないと、安子はあらためて強く自覚した。


鼻緒が切れ…ってのはあるにしても,

アアアアアアア~アア~♪

母上…自分は死んじゃったのにね。
安子は自分と子どもの命を大事にしなければいけません。

強くなることを心に誓う安子。お伝の方に対しても「今一度、同じようなことが起こりましたなら、上様にお願いし、大奥の厄払いをしていただく所存」と、今までにない気概で忠告をするまでになる。
さらに、綱吉に微笑みかけながら「京の御所に常盤井という御才女がおられます」と進言するのだった。
 後日、大奥に新たな火種となる人物がお目見得した。その凛とした美女とは常盤井あらため右衛門佐(うえもんのすけ)であった。


これで大奥のパワーバランスが若干シフトしてきました。
桂昌院-お伝の「庶民系肉体派」主流ラインに対し,
これまでお飾りにすぎなかった正室・信子の陣営に
常磐井(右衛門佐)・大典侍ラインが合流。
こちらは学芸派といいますか,その知性で
勉強好きの綱吉の歓心を得ます。

さてさて,安子はアンチお伝ではありますが
アンチ桂昌院ではなく,
今のところは若干正室ラインに乗っかった感じですけれど
はたして今後どのように展開するのやら…。

当ブログ・過去の『大奥』関連エントリー

『大奥~華の乱』公式ページ

出演

安子(綱吉側室)内山理名
徳川綱吉(第五代将軍) 谷原章介
お伝の方(綱吉側室) 小池栄子
桂昌院(綱吉生母) 江波杏子
右衛門佐(大奥総取締) 高岡早紀
音羽(大奥女中)・ナレーション 余貴美子
信子(綱吉正室) 藤原紀香

柳沢吉保(綱吉側用人) 北村一輝
大典侍(綱吉側室) 中山忍
染子(柳沢側室) 貫地谷しほり

牧野成貞(綱吉側用人) 平泉成
故・阿久里(安子の母) 萬田久子
故・牧野成住(牧野家婿・安子の夫) 田辺誠一
隆光(りゅうこう・祈祷僧) 火野正平

葛原 鷲尾真知子
美吉野 山口香緒里
秀尾 久保田磨希
小山 かとうあつき
萩乃 岩橋道子


********************
※この駄文をお読みいただいて
 面白かったというかた→ここをクリック♪
 参考にするというかた→ここをクリック!
 くだらん!お前のblogはいつもくだらん!…というかた→ここをクリック(ーへー)
 (人気ブログランキングにジャンプします。
10/31未明現在,テレビラジオ部門17位!↓応援おねがいします)


********************
ラヴィーヌビタミンCローション


大奥 DVD-BOX
菅野美穂,安達祐実,浅野ゆう子
大奥 第一章 DVD-BOX
松下由樹,瀬戸朝香,高島礼子,京野ことみ
大奥スペシャル
~幕末の女たち~

徳川の女帝 大奥
竹井みどり,西川峰子


内山理名公式ページRina's net
小池栄子公式ページ(Yellow-Cab Talent Profile) 藤原紀香公式ページN O R I K A N E S Q U E~Norika Fujiwara offisial website~
内山理名 2006年度 カレンダー
トライエックス(ハゴロモ)
E―小池栄子写真集
宮澤 正明
集英社
KOKOPELLI(ココペリ)―
藤原紀香フォトエッセイ集

藤原 紀香
ワニブックス
萬田久子 感じる着物
萬田 久子
講談社


資料本
江戸城「大奥」の謎―教科書に出てこない歴史の裏側
中江 克己
ベストセラーズ

とにかく読みやすくて内容が盛りだくさん!
ドラマの背景になる史実についてもこれを読めば把握できますし,「大奥に模擬店?!」「美女50人を募集して首を切った吉宗」「男である医師が大奥で診察する方法」など,次から次へと目からウロコの興味深い話題が満載!すごく充実した内容が非常にわかりやすく解説されています。
全体の構成も「1.大奥誕生の謎」「2.女たちの暮らしの謎」「3.側室と玉の輿の謎」「4.大奥事件の謎」「5.女の花園の謎」と,非常に巧みに整理されていて,スバラシイの一言。

●すっごく参考になる個人サイト『大奥』かわら版
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大奥華の乱#02 雷神お伝・魔女帝桂昌院

2005-10-21 06:26:13 | ◆◆ 大奥 ◆◆
秋の夕日はつるべ落とし,
6時にもなるともう真っ暗でさほど残業しているわけでもないのに
妙に帰りが遅くなった感がつのる今日この頃。
今週もまた大奥の時間がやってまいりました。

で,注目の第二話!その名も『伏魔殿』

将軍・綱吉(谷原章介)と閨を供にすることになった安子(内山理名)は
辱めを受け自害に追い込まれた母・阿久里(萬田久子)の復讐を果たすべく
その機会をうかがうが,寝室の傍には寝ずの番が控えている。
「あの音羽(余貴美子)は武芸者での,男よりも強いそうじゃ」
「この窮屈も,そなたを長く側に置いておくため…」と将軍。
なすすべもなく将軍のものになってしまう安子。

ことが済み,
横で安眠している綱吉に憤怒の炎を燃やしながら安子は,
床の傍らに置かれた将軍の刀に歩み寄り,手を伸ばすが
「暫く!」と音羽に制される。
「御短慮はお控えなされ。
 もしここで上様に万が一のことがあれば
 牧野の家はお取り潰し。(安子の父)成貞(平泉成)様,
 (婿すなわち安子の前夫)成住(田辺誠一)様の死罪は必定。
 それを踏まえてのお振る舞いですか」

大奥側はすべての事情を把握した上で安子を迎え入れ
周到に監視の目を光らせていた。

当時御政道に興味を持たず,遊興にうつつを抜かしていた将軍は
花見の宴に紅葉の宴といった宴会の席でも安子を横に侍らせ
彼女の手を離さない。
側室・お伝の方(小池栄子)は安子に
「御一献傾けとうございます」と言って酒を勧め
綱吉にも「伝は徳松と鶴姫の2人の子を産んだお腹様じゃ。あやかるがいい」
と言われ,杯を受けることにした安子だが,
お伝は酒を注ぐ酒器を手から落としてしまう。
デデデデンデンデン!
女たちの間に緊張が走る。
お伝は「早くお着替えを!風も冷たく体に毒でございます!」と
自分で着替えるからという安子を強引に連れ出す。

野外の宴席から奥の間に安子を連れ込んだお伝。
安子の着物を脱がせていた数名のお付きの者が
突然安子を羽交い締めに!
「何をなさるのです!」
「色仕掛けで上様に迫ったそなたの体,
 どんな体か吟味させてもらおうと思ったのじゃ。
 そなたは大したお方にございますなぁ…
 お父上の牧野成政様は大出世,
 婿の成住様は分家して新たに2万石を与えられたそうで
 これもまたそなたのお働きによるもの…
 女は二夫にまみえぬというのに!
 夫を捨て,恥を捨て…よおここまで参られた…」

目をひんむいて安子を見据えるお伝,
「さぁ,これで御自害なされ」
と安子の首筋に匕首を突きつける!
「誰か!」と叫ぶも
「他のおなご達は宴で出払っており誰もおりませぬ。
 私がそなたを殺したとて,お母上を追い自害したと言えばそれまで…」

ホラースマイルで安子に迫るお伝,
そのバックは当然雷鳴。
快晴だった空にいきなり雷雲をもたらすお伝の暗黒パワー,
当然目と鼻の先の野外宴会場も雷雨に襲われる。

「いやじゃー!!嫌じゃ嫌じゃ,
 雷は嫌じゃーーー!!!」

雷にパニクり,逃げまどう綱吉。
無様な様子をしかりつける生母・桂昌院(江波杏子)の声も耳に入らず
「安子!安子はどこじゃ!!」と奥まで駆け込んでいく。

将軍が突入してきたことでお伝一味から解放された安子。
あまりの乱心ぶりに面食らうが
綱吉を介抱し落ち着かせる安子。

なぜ綱吉はそんなに雷が恐いのか?
幼い頃,躾に厳しかった桂昌院に蔵に閉じこめられ,
夜中に泣き叫んでも出して貰えなかったその時,
落雷に遭ったのがトラウマになっていたのだ。
気を失っても母は慰めてくれず,ただ1人の心の救いは
当時奥に仕えていた阿久里だったというのだ。
「阿久里はなぜ死んだのだろう…
 わしは,阿久里に喜んでもらいたかったのじゃ。
 牧野の家にも阿久里にもよくしてやったじゃないか」

2人の様子について報告を受けた桂昌院は思う壺とほくそ笑む。
側用人・柳沢吉保(北村一輝)に将来の御懸念は?と尋ねられるも
「人間,よい衣を身にまとい,よい物を食べ,
 蝶よ花よとおだてられて過ごせばやがて恨みなど消えましょう…」
奥泊りで安子が手をかけた刀も切れない竹光に差し替えてあり,
復讐しようにも桂昌院らの手の内の中,為すすべのない安子だったのだ。

その後もなにかにつけ安子に目をかける綱吉。
安子のために打ち掛けをあつらえたある日。
桂昌院,安子がお気に入りなのはよく分かるが,
序列から行けばまず御台所(正室)の信子(藤原紀香),
次にお腹様のお伝にふるまうのが道理とやんわり忠告を入れる。
御台にも伝にも小袖を新調したという綱吉に
お伝は,それより母上様に,お気に入りの
加賀友禅の小袖を差し上げたらと桂昌院ヨイショ。
桂昌院もニンマリとしてさすが子の母親は違うと
お伝プッシュ&信子に対するイヤミをグサリ。
「ホッホッホッホッホ,フッフッフッフッフ…」
どす黒い火花が散る女たちの中でいたたまれない安子であった。

正室・信子のもとへ招かれた安子。
上さんからいただいたというガラスの花器を手に取った信子は
それをいきなり庭石に投げつけ粉々に割ってしまう。
「虫酸が走る…
 そなたもしばらく大奥に身を置かれてわからしゃったでしょ。
 世辞・追従…ここを飛び交う言葉には何の意味もない…。
 上さんも,今はそなたに御執心のようですが,
 それもいつまで続くことか…もともと中身のない,
 ギヤマンのような虚ろなお方です。
 あのお方が心を移す度に,女の骸が1つ増えるだけのこと」

この大奥で本当に恐いのは将軍の後ろにいる桂昌院で,
彼女を敵に回すとここは生き地獄だと言う信子。
安子に,ここに入ったのは復讐のためではないかと問い,
そうだとしても味方になるからと,
“弱い者どうし”手を組もうと働きかける信子であった。

1人になり,生家の思い出をめぐらせた安子。
母の形見のかんざしを手に涙するその時,
お供を引き連れた桂昌院が姿を現した。
頭を下げる安子に「成住殿のその後のことはご存じか?」
分家して2万石を賜っただけではなく,後妻を迎えたという。
「上様のお心のなんと優しいこと…」と
安子の戻る場所がなくなった事実を突きつけ桂昌院は去っていった。

その綱吉は成住に「新しい妻はどうじゃ?
…なんじゃ,まだ安子が恋しいのか?
確かに安子はよいおなごじゃ。
そなたがむくれるのもわかる」と
本当にお心のお優しいこと。
キレそうになる成住に綱吉は,安子に会わせてやろうと言い出した。

城内で催された「ドキッ!女だらけの相撲大会」。
(女力士たちは別に裸というわけではなく,全身忍者のような衣類をまとっている)。
そこに通された成住。
「わしが呼んだのじゃ」と綱吉,
自分が行事をすると言って席を離れ,
2人で別室で待っていろと命じる。

互いに,自分の幸せを優先して過去のことは忘れよと
いう2人だが,2人ともあの悲劇以来,1日として
幸せと思ったことなどなかったと,本心を打ち明ける。
いっそ一緒に死のうとまで思う2人であったが
すんでのところで将軍のおなりの声で思いとどまるのだった。

その夜
「どうであった?まさかあの短い間に,
 成住に抱かれたのではあるまいな」
などと安子を嬲る綱吉。

安子様は幸せだったのでございます…。
体はここにあっても,心はこの世を離れ,
成住様のもとにあったと信じていたのですから…。


後日,寛永寺参拝というチャンスを得た安子,
成住と示し合わせ,手に手を取り合って離れのお堂にラナウェイ。
2人でともに自害しようとするが,安子の体に異変が。
妊娠に気付いた成住は安子を刺そうとした手を止め,
そこへ突入した追っ手に取り押さえられる。

成住は吉保邸の座敷牢に監禁,
安子は将軍の子を孕んだというお手柄で全くおとがめなし。
夫の命だけは許して欲しいと嘆願する安子に,
夫?成住などという男は最初からいなかったと思えという桂昌院。
屋敷から奥へ戻される寸前に今生の別れを許された成住は安子に
「力を持て。人に指図する側になれ。
 そしてそなたと,そなたの子を守り抜け。

 (自分はこのようなことになってしまったが)そなたは勝て!」
という言葉を残す。

そのとき,安子様はまだお気づきではなかったのです。
将軍の子を身ごもるということがどれだけの大きな意味をもつのかを。
そして,大きな敵が動きだしたのでした…。


第1回に続き,第2回も愛する者を失ってしまった安子!
来週は父親も亡くなって完結か?(←ヲイ)
お伝のいじめと信子の怨念,それぞれ見せ場はありましたが
とにかく伏魔殿の主・桂昌院が一番の存在感でした。
(お伝のホラー顔も,今後毎回見られるのかな?)
綱吉もまぁ,なんとも救いようがないというか…
どうも本人は本気で優しい心遣いをしてやっていると思っていて,
全然人の気持ちがわからないだけ…(←そこが大問題)のようですね。

次回は,お伝の方がすごいホラーな顔を見せるようですが…

********************
※この駄文をお読みいただいて
 面白かったというかた→ここをクリック♪
 参考にするというかた→ここをクリック!
 くだらん!お前のblogはいつもくだらん!…というかた→ここをクリック(ーへー)
 (人気ブログランキングにジャンプします。
10/14未明現在,テレビラジオ部門17位!ありがとうございます♪)


********************
当ブログ・過去の『大奥』関連エントリー

『大奥~華の乱』公式ページ

出演

安子(綱吉側室)内山理名
徳川綱吉(第五代将軍) 谷原章介
お伝の方(綱吉側室) 小池栄子
桂昌院(綱吉生母) 江波杏子
音羽(大奥女中)・ナレーション 余貴美子
信子(綱吉正室) 藤原紀香

柳沢吉保(綱吉側用人) 北村一輝
染子(柳沢側室) 貫地谷しほり

阿久里(安子の母) 萬田久子
牧野成住(牧野家婿・安子の夫) 田辺誠一
 ※2人とも「特別出演」ってわけじゃないのね。
  今後も出番があるのかしら…?
牧野成貞(綱吉側用人) 平泉成

葛原 鷲尾真知子
美吉野 山口香緒里
秀尾 久保田磨希
小山 かとうあつき
萩乃 岩橋道子
草庵 山田明郷
右衛門佐(大奥総取締) 高岡早紀
大典侍(綱吉側室) 中山忍
祈祷僧・隆光(りゅうこう) 火野正平


大奥 DVD-BOX
菅野美穂,安達祐実,浅野ゆう子
大奥 第一章 DVD-BOX
松下由樹,瀬戸朝香,高島礼子,京野ことみ
大奥スペシャル
~幕末の女たち~

徳川の女帝 大奥
竹井みどり,西川峰子


内山理名公式ページRina's net
小池栄子公式ページ(Yellow-Cab Talent Profile)
藤原紀香公式ページN O R I K A N E S Q U E~Norika Fujiwara offisial website~
内山理名 2006年度 カレンダー
トライエックス(ハゴロモ)
E―小池栄子写真集
宮澤 正明
集英社
スタアの恋 DVD1
ジェネオン エンタテインメント
ブルース・ハープ
ハピネット・ピクチャーズ



旭川発 北海道のかりんとう屋

●すっごく参考になる個人サイト『大奥』かわら版
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大奥華の乱#01 血も涙もない将軍!

2005-10-14 06:24:06 | ◆◆ 大奥 ◆◆
空もすっかり高くなり,風の香りはキンモクセイ,
夜の帳はアオマツムシの夜想曲。
『第一章』から1年,また大奥の季節がやってまいりました。

で,注目の第一話!その名も『修羅場』

あらすじ(公式ページより)
時は第5代将軍・綱吉(谷原章介)の時代。大奥の権力は綱吉生母・桂昌院(江波杏子)に集まっていた。側室・お伝の方(小池栄子)は桂昌院のお気に入りで、お世継ぎとなるべき徳松と鶴姫の二児の母である。一方、京は鷹司家から輿入れた正室・信子(藤原紀香)にはまだ子がない。公家出身の信子は出自の低い桂昌院、お伝の方とは敵対関係にあった。
 将軍・綱吉は大の学問好き。それは実父である第3代将軍家光の意向に従った桂昌院により、幼いころから武芸よりも学問を重んじる教育を受けたためである。また、儒学を学んだ綱吉は論語の言うところの“孝”を実践していた。故に母・桂昌院には何より尽くしており、むしろその言いなりだったと言っても過言ではない。
 綱吉には重用する古くからの側近が二人あった。側用人・牧野成貞(平泉成)と柳沢吉保(北村一輝)である。お伝の方の息子一人では、お世継ぎに不安を感じていた桂昌院は柳沢と一計を案じ、綱吉が幼い頃憧れていた成貞の妻・阿久里(萬田久子)と再会させるため、成貞の屋敷への御成りを画策する。綱吉は平然と阿久里を我が物にし、その上、婿の成住(田辺誠一)と既に結婚していた一人娘の安子(内山理名)を側室として大奥に差し出せと言い出したのだ。幸せを絵に描いたような牧野家は、突然奈落の底に突き落とされるのだが…。


あの3人組がのっけから主要人物の紹介がてら登場したのには
大喜びのファンも多いことでしょうね。
「信子さまどころか桂昌院さまだって卑しい身分の出ですから」
「葛原さまはともかく,私たちはそんな昔のことは存じません」
「大奥どころか生まれてさえおりませぬもの」
あんたら「第一章」から「幕末」までずっとお毒味してるじゃんw
ってね。


で,大奥の主役たちったら……
工工エエエェェェェーーーーー!!!!
祈祷僧・隆光! ぬらっとしてるゥッ!!
 暗闇の中,炎を操る火野正平!!w
「大変不吉な運気が漂っております。
 あるいは今日という日が加持ご祈祷に向かない日だったのやも知れませぬ。
 …お世継ぎに死の影が現れております」
桂昌院「音羽…柳沢を呼びなさい」
側用人・柳沢吉保(Y.Y.)by北村一輝!笑顔がぬめっとしてるゥッ!!
 桂昌院が何を言っても肯定するまさにナンバーワン・ホスト!※
 「私にお任せ下さい。一計をひねり出してみせましょう」

江戸城で催された能の会,前日に足をくじいた体で
四苦八苦しながらも能を舞った牧野成貞を忠義者と誉める綱吉。
その脇でアイコンタクトする吉保と桂昌院。ゾゾ!
次の能の会は牧野の屋敷で催すことに。何を企む?!

上様がおなりになるということでめでたいことだとわく
牧野家の団らん。しかし浮かぬ顔の成貞の妻・阿久里。
桂昌院付きの侍女だった彼女は,牧野家へ嫁ぐことが決まり
城を出る日,粘るような目で見つめながら庭先から石を投げてきた
当時12歳の綱吉の姿が忘れられないという。
欲しいものがあると我慢できない性格だった綱吉を恐れる阿久里。
ヲイヲイ,綱吉があんたを狙ってるってか?
元ミス・ユニバース日本代表だからって自意識過剰じゃないの?
と,思われたが…。


翌日,城の外でこそ上様も羽が伸ばせると
見目麗しく和歌などのたしなみのあるおなごを揃えるようにと
成貞に釘を刺す吉保。
その話を安子から聞いた牧野家婿の成住,
閨のお供も…という意味も含まれていると知っているが
「一時のおたわむれでも家族への手厚いお手当がある。
 希望する者には事欠くまい。
 大奥のおなごどもも栄耀栄華を求め
 上様のお目に留まろうとしているそうじゃ」
「おなごは栄耀栄華より一人の人を慕い添い遂げたいと思うもの。
 私も成住様となら落ちぶれても本望でございます」と安子。

能の会当日。黄昏時に牧野家入りした将軍様ご一行,
夜,特設ステージ(常設?)で能を舞う綱吉。
「上様,見事でございます」
「見事しか言うことがないのか。そちの世辞は聞き飽きた」
ピキーーーーーンと張りつめる空気。
「…冗談じゃ。忠義一辺倒で世辞も満足に言えぬ
 そちは,愛い奴じゃ。w
 成貞,長年の忠義ご苦労じゃった。
 2万石の加増を申しつける」(ワオ!)
「ありがたき幸せにございます」平伏する牧野一家。

「疲れた…余は少し休みたい」
奥の間へ安子にあない(案内)させようとすると
綱吉,「成貞に嫁ぐ前から知っていて気心の知れた」阿久里を指名。
「手を取ってくれ」
奥の間へは“着替えを手伝わせる”ために
3人の娘が用意されていたが
「阿久里,余はそちと2人きりになりたい」
3人の娘が帰される事態に成貞が様子を見に行こうとするが
「なりませぬ!」と娘。事の大事を悟り愕然とする成貞。
奥の間では「おやめください!」と悲鳴を上げる阿久里…。

翌朝。
心あらず,抜け殻のような様子で
「先日は当家にお越しになり,誠に恐悦至極,
 幸せに存じ奉ります」
と将軍に挨拶する成貞。
「ん。わしも満足しておる。その方の心づくしのもてなし,
 格別であった。
 七日後,また参るから。よいか」

ギィヤアアアアァァァァ…(ノ;´Д`)ノ

悪夢は一度ならず二度,三度,四度…
季節が変わる頃を過ぎても繰り返されたのでございます…。

その間も大奥では様々な思惑が入り乱れていた。
御末あがりのお伝など血筋卑しく教養のない側室が
幅を利かせる大奥の状況が意に沿わない正室・信子。
京の帝のお使いとして,見目麗しく天下随一の才女の
常磐井局(ときわいのつぼね)が江戸に参るということで
学問の指南役に引き入れられないかと画策。

吉保,側室の染子,かわいいじゃねぇか。
「上様をお招きしたくはないのじゃ。
 そちをお目通りさせぬわけにいかなくなるからな」
って,まつげの濃い夜の顔でよく言う!
成貞の家は綱吉の毒牙に存分にかけておいて
手前はちゃっかりしてやがる!

一方,例によって阿久里を毒牙にかけた綱吉,
事が済んで泣き崩れる阿久里を見て何を思ったか…

毎朝,城内で平伏している自分の前を通りすぎる
将軍に斬りつけたくなると安子に漏らす成住。
こんな理不尽に武士は耐えなければならないのか…。

次回の能の会,例によって阿久里に“ご休憩”のお供を…
と思いきや「今宵はもう帰る」。
阿久里に白銀(しろがね)百枚,色羽二重五十貫を贈ると。
顔を下げる牧野家一同。
そのとき,安子と綱吉,目が合った……。

これで終わりだといいが…。
そうでなければならない!一日も早く忘れよう!と
言う潔癖な成住に,口には出せないが一抹の不安をもつ安子。

翌朝。
例によって将軍にお礼の言葉を述べる成貞。
「成貞,お前は良い妻と娘に恵まれて果報者じゃ。
 安子は阿久里に似て,見目麗しいのぉ…
 見目麗しく,優しい。
 成貞,わしのもとに安子を遣わさぬか」
「上様,安子には夫がございます」
「離縁させればよい。
 なるほど,一人娘を出すのは惜しかろう。しかし,
 安子はまだ若い。一介の側役の娘であるより,
 わしの側室のほうが先々幸せというものじゃ。
 …まさか家臣の分際で主君に口答えしようというのではあるまいな。
 下総関屋五万石の命運は,そちの返答にかかっておる」

逆らえず,成貞,安子に告知。
「家を失ってもよいではありませんか!
 私は安子と別れたくありません!
 あなたは人の親ですか?!娘が慰み者になろうとしているのに!」
と激昂する成住。
そのとき,同じ屋根の下,阿久里が自害していた。
「わしが悪かった…」と泣くしかない成貞。
庭に飛び出し,「上様に翻意を促す」と腹を切ろうとする成住。
安子はそれを必死で止め「上様は欲しいものはどうしても
手に入れるお方,貴方が死ねば私は必ず召し上げられます!」
「ではどうすればよいのじゃ…」

部屋で一人になった安子,
かんざしを握りしめ
「母上様,この敵は安子がとってさしあげます…」
と決意を固めるのだった。

大奥入りした安子,正室・側室・奥女中ら一同の前で挨拶。
そんな中,特にぎらりとした目で安子を見据えるお伝。

「人妻をわざわざ召し上げて側室にするとは,
 上様も物好きにございます!」
桂昌院「はっはっは,悋気(りんき)はお体に悪うございますよ。
 なんといってもそなたは天下に一人のお世継ぎの母上,
 どなたが来ようとそのお立場は毛筋ほどゆるぎもいたしません。

 …それにしても,あの安子という女,
 母親が自害して間もないというのに大奥入りして
 あの落ち着きぶり。どこか妙じゃ…
 あの女には,気を付けねばなりますまい」

さっそくご指名のあった安子。
彼女が待つ奥の間へ,御坊主(この人も女性)の先導で綱吉が歩み寄る…。

そのとき,安子様はまだお気づきではなかったのです。
敵は一人ではないということを。
この大奥という伏魔殿には数知れぬ敵が控えていることを…。

すごい第1回でした!
出てくる者,みな曲者!それぞれタイプの違う魑魅魍魎。
タイトルの『修羅場』からは敵対する者同士が
正面切って血みどろの争いを繰り広げる様を連想しましたが
まずは日本の最高権力者・綱吉の,
おっとりした上品なぼんぼんの顔をしながら
欲しいものを手に入れるためなら
悪魔のように道に外れた行為だろうが
人の心を踏みにじろうが全く構わない恐ろしさが印象的でした。

次回は,お伝の方がすごいホラーな顔を見せるようですが…

当ブログ・過去の『大奥』関連エントリー

『大奥~華の乱』公式ページ

出演

安子(牧野成貞の娘→綱吉側室)内山理名
徳川綱吉(第五代将軍) 谷原章介
お伝の方(綱吉側室) 小池栄子
桂昌院(綱吉生母) 江波杏子
右衛門佐(大奥総取締) 高岡早紀
音羽(大奥女中)・ナレーション 余貴美子
信子(綱吉正室) 藤原紀香

柳沢吉保(綱吉側用人) 北村一輝
大典侍(綱吉側室) 中山忍
染子(柳沢側室) 貫地谷しほり

阿久里(安子の母) 萬田久子
牧野成住(牧野家婿・安子の夫) 田辺誠一
牧野成貞(綱吉側用人) 平泉成
祈祷僧・隆光(りゅうこう) 火野正平

葛原 鷲尾真知子
美吉野 山口香緒里
秀尾 久保田磨希
小山 かとうあつき
萩乃 岩橋道子


********************
※この駄文をお読みいただいて
 面白かったというかた→ここをクリック♪
 参考にするというかた→ここをクリック!
 くだらん!お前のblogはいつもくだらん!…というかた→ここをクリック(ーへー)
10/14未明現在,テレビラジオ部門17位!ありがとうございます♪)

********************
ラヴィーヌビタミンCローション


大奥 DVD-BOX
菅野美穂,安達祐実,浅野ゆう子
大奥 第一章 DVD-BOX
松下由樹,瀬戸朝香,高島礼子,京野ことみ
大奥スペシャル
~幕末の女たち~

徳川の女帝 大奥
竹井みどり,西川峰子


内山理名公式ページRina's net
小池栄子公式ページ(Yellow-Cab Talent Profile)
藤原紀香公式ページN O R I K A N E S Q U E~Norika Fujiwara offisial website~
内山理名 2006年度 カレンダー
トライエックス(ハゴロモ)
E―小池栄子写真集
宮澤 正明
集英社
KOKOPELLI(ココペリ)―
藤原紀香フォトエッセイ集

藤原 紀香
ワニブックス
萬田久子 感じる着物
萬田 久子
講談社


資料本
江戸城「大奥」の謎―教科書に出てこない歴史の裏側
中江 克己
ベストセラーズ

とにかく読みやすくて内容が盛りだくさん!
ドラマの背景になる史実についてもこれを読めば把握できますし,「大奥に模擬店?!」「美女50人を募集して首を切った吉宗」「男である医師が大奥で診察する方法」など,次から次へと目からウロコの興味深い話題が満載!すごく充実した内容が非常にわかりやすく解説されています。
全体の構成も「1.大奥誕生の謎」「2.女たちの暮らしの謎」「3.側室と玉の輿の謎」「4.大奥事件の謎」「5.女の花園の謎」と,非常に巧みに整理されていて,スバラシイの一言。

●すっごく参考になる個人サイト『大奥』かわら版
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大奥~華の乱~を予習する

2005-09-23 00:55:42 | ◆◆ 大奥 ◆◆
ここ2日ほど,すっかり朝晩冷え込むようになりましたね。
うちの近所で敬老の日頃まで残っていたツクツク法師の残党も
あえなく力尽きてしまったようです。時はめぐり,また大奥の季節がやってきましたね。

昨年の秋に開始したこのブログ,日本シリーズ,アニメブラック・ジャックに並んで初期の一大シリーズとなったのが『大奥第一章』。終了後も続編(仮に“第二章”と呼んで)のキャスティング予想などしたりしたものです.
過去の『大奥』関連エントリー
その大奥,一時は『大奥最終章』とも呼ばれていた続編が2005年の秋クール,『大奥~華の乱~』としてスタートしますね。

夏クールのドラマが一通り終わった改編期の今,一足先に公式ページの制作・共演者をチェックしてみました。

■制作
脚本 浅野妙子(『大奥』『大奥~第一章~』『神様、もう少しだけ』ほか)
    尾崎将也(『アットホーム・ダッド』『特命係長 只野仁』ほか)

演出 林徹(『大奥』『大奥~第一章~』『あなたの隣に誰かいる』ほか)
    葉山浩樹(「離婚弁護士Ⅱ」ほか)
    川村泰祐(「不機嫌なジーン」「星に願いを」ほか)

音楽 石田勝範(『大奥』『大奥~第一章~』『みにくいアヒルの子』ほか)
主題歌 未定
プロデュース 林徹、手塚治、樋口徹(以上,「第一章」より留任)、金丸哲也
企画 保原賢一郎

製作 フジテレビ/東映


主題歌が未定ぇ~~~?!!!
この期に及んで未定ってこたないだろオイ。
じゃあいい,俺が決めてやる。
最初の大奥が「Forever and ever♪」「Together together」の歌でしょ,
そんで去年の大奥第一章がサザンでしょ。
I Say A Little Prayer
(CCCD)

kazami, Hal David
愛と欲望の日々
/ LONELY WOMAN

サザンオールスターズ

よし,ドリカムだドリカム!
ドリカムにしとけ。
理由は特にないけど。
(あ,救命病棟になっちゃうかw)

…さて,制作について軽くたわごとをぶちかましたところで
(「D.D.のたわごと」だけに),注目肝心のキャストのほうに
目を向けてみましょう。

安子(牧野成貞の娘→綱吉側室) 内山理名
徳川綱吉(第五代将軍) 谷原章介
お伝の方(綱吉側室) 小池栄子
右衛門佐(大奥総取締) 高岡早紀

柳沢吉保(綱吉側用人) 北村一輝
大典侍(綱吉側室) 中山忍
染子(柳沢側室) 貫地谷しほり

阿久里(安子の母) 萬田久子
牧野成住(牧野家婿・安子の夫) 田辺誠一
牧野成貞(綱吉側用人) 平泉成
隆光 火野正平
音羽(大奥女中)・ナレーション 余貴美子
桂昌院(綱吉生母) 江波杏子
信子(綱吉正室) 藤原紀香


こらまた錚々たる顔ぶれですね!
北村一輝!「幕末編」では将軍・家定,「第一章」では盗賊,
そして今回は側用人・柳沢吉保(Y.Y.)って…むちゃくちゃ重要な役ッスよ!
昨年末のSPドラマ『イヌと呼ばれた男』でY.Y.を演じた
田辺誠一が主人公・安子の婿役とは。
※葛岡(鷲尾真知子)・吉野(山口香緒里)・浦尾(久保田磨希)
 「お毒味三連星」の名前が見当たらないのが気になりますが。

さて,メインとなる綱吉の側室ツートップですが,
内山理名に小池栄子ですか…。
私,1月23日の時点で天海祐希さんをイチ押ししていたのですが,
これじゃ『離婚弁護士2』の間宮貴子ならぬ依頼人スペシャルですねw。

もちろん内山理名さんは映画『深紅』(9/17公開)に
主演し乗りに乗っている女優さんですし,
小池栄子さんも『女系家族』に出演してもひけをとらなかったであろう(w)
迫力・存在感抜群の演技が期待できます。

藤原紀香さんは…女優さんとしては今のところどうなんだろうw
育ちのよさ・人柄のよさが出過ぎるんですよね。
浮世離れした『スタアの恋』が一番はまり役といった感じで
『あなたの人生お運びします』のようなパンチがきかない作品が多いように思います。

ただし!
最近キャラがさっぱりしすぎてドラマを滑らせていた米倉涼子さんが
『黒革の手帳』『女系家族』のドロドロストーリーで蓮の花のごとく
開花しましたし,
力みすぎててドラマを窒息させていたハセキョー長谷川京子さんが
『ドラゴン桜』の不器用キャラで殻を破るなど,
今年は女優ルネッサンス(再生)の年と言える状態が
続いてますので,紀香さんにも大奥という女の戦場で
ドカンと大輪の花火を打ち上げてほしいものです。

正室・鷹司信子ということはお公家さまの育ち。
宝塚近郊(西宮市)出身のお嬢様キャラにちょっと毒を加えて
新しい紀香像を見せていただきたいと。
※けど,『大奥』の正室ってったら,木村多江さんの薄幸キャラ
 というイメージが。信子も耐える女の役なのかしら…?


そもそも私の予想が一番外れていたのは
ストーリー全体の骨格。
主人公が桂昌院の嫁姑バトルではなく,
綱吉の嫁同士のバトルなわけですね。
『第一章』では,綱吉を生んだお玉は星野真里さんだったのに,
将軍になった綱吉が谷原章介さん('72年生)に対して
母・お玉改め桂昌院が江波杏子さん('42年生)。
なんか計算が合わないような気がw。

僕は,綱吉が将軍に就任するまでの3兄弟の確執
(お楽の方が産んだ長男・竹千代が4代家綱となり,
 その死後,お夏の方が産んだ次男・綱重と
 お玉の方が産んだ四男・綱吉のどちらが5代将軍に
 なるかで争うことになる)がドラマで触れられるかなと
思いましたが,そうなると男の権力争いが表に出てきてしまうので
「大奥」の世界には合わないのでしょう。

ただし綱吉の治世・元禄の世の中は天下泰平,
世に文化の花が咲いた時代なだけに,
大奥という閉じられた世界の中ではドロドロした争いのネタが尽きない時期。
正室信子派 vs 桂昌院&お伝連合 の女の争いが
激しく繰り広げられたといいます。
 史実では,右衛門佐(うえもんのすけ)が信子派,
 大典侍(おおすけ)がお伝派になります。
※関連記事かってに大奥~第二章~配役案(1)登場人物チェック
さらに,
貫地谷しほりさん演じる吉保の側室・染子は
綱吉の愛人疑惑のある人で,
綱吉の死(はしかで死んだことになっている)にも絡んでいる噂も…。

ともあれ,3週間後,10月13日のOAが楽しみです♪

********************
※この駄文をお読みいただいて
 面白かったというかた→ここをクリック♪
 参考にするというかた→ここをクリック!
 くだらん!お前のblogはいつもくだらん!…というかた→ここをクリック(ーへー)
 (人気ブログランキングにジャンプします。
9/21未明現在,テレビラジオ部門16位!クリックお願いします)


********************

内山理名公式ページRina's net
卒業

バンダイビジュアル
手を握る泥棒の物語
角川エンタテインメント
内山理名 2006年度 カレンダー
トライエックス(ハゴロモ)
ハタチの赤
内山理名 00‐01

稲村 啓
角川書店


小池栄子公式ページ(Yellow-Cab Talent Profile)
PARA´ISO:Guadalajara,
Tequila y Costa Alegre

小池 栄子, 蜷川 実花
講談社
E―小池栄子写真集
宮澤 正明
集英社


藤原紀香公式ページN O R I K A N E S Q U E~Norika Fujiwara offisial website~
 最近、見た映画でよかったのは,,,「Mr.and Mrs.Smith」「シンデレラマン」
 おお!こまめに更新してはる!
カンダクゥ 笑顔で
藤原 紀香
日本テレビ放送網
KOKOPELLI(ココペリ)―
藤原紀香フォトエッセイ集

藤原 紀香
ワニブックス
シュレック & シュレック 2
ツインパック


資料本
江戸城「大奥」の謎―教科書に出てこない歴史の裏側
中江 克己
ベストセラーズ

とにかく読みやすくて内容が盛りだくさん!
ドラマの背景になる史実についてもこれを読めば把握できますし,「大奥に模擬店?!」「美女50人を募集して首を切った吉宗」「男である医師が大奥で診察する方法」など,次から次へと目からウロコの興味深い話題が満載!すごく充実した内容が非常にわかりやすく解説されています。
全体の構成も「1.大奥誕生の謎」「2.女たちの暮らしの謎」「3.側室と玉の輿の謎」「4.大奥事件の謎」「5.女の花園の謎」と,非常に巧みに整理されていて,スバラシイの一言。

●すっごく参考になる個人サイト『大奥』かわら版

大奥 DVD-BOX
菅野美穂,安達祐実,浅野ゆう子
大奥 第一章 DVD-BOX
松下由樹,瀬戸朝香,高島礼子,京野ことみ
大奥スペシャル
~幕末の女たち~

徳川の女帝 大奥
竹井みどり,西川峰子

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大奥第一章スペシャル 感想

2005-04-09 09:02:24 | ◆◆ 大奥 ◆◆
『大奥第一章スペシャル~桜散る大奥燃ゆ!家光の最期に渦巻く将軍の女たち 母子の壮絶愛憎劇!明かされる衝撃の新事実全編新撮!』

タイトル長え!
なんか,フィルム撮影っぽい画質といい,
前半は淡々と進んでいったことといい,
「大奥-劇場版」といった雰囲気の特番でしたね。

スペシャルがあると知ったとき,PCの不具合(Flashが作動しない)で
公式サイトが見られなかったため自分なりに内容を予想したのですが,
やっぱり山場は大火でしたかw。
レビュー引退宣言した私D.D.でございますが,『大奥』と『ごくせん』だけは別格ということで
事細かくは書きませんが,2分で内容がわかるくらいの分量でUPしたいと思います。

家光が竹千代時代,秀忠と初めて狩りにでかけ,
ウサギ1匹狩るのにさんざん苦労したあげく,
仕留めた獲物に子がいたことを知ってしんみりしてしまった
ときのことを思い出語りし,
徳松に
「この手は大きくなる…なんでも捕まえることができるようになるであろう。
しかし忘れるな,最初の血にひるんだときのことを。
倒される者にも,痛みがあることを」

としみじみと語るところは,なかなかきましたね。

ところが,そんな退屈な展開は許さないと言わんばかりに,
死の床についてる家光に,ちょっと病状がよくなったからといって
次から次へと悪事背反の罪を懺悔にやってくる正室・側室たち。
とどめを刺す気か?あんたらは!
って話でしたね。

初っ端から強烈だったのが正室・孝子。
放火の告白ですから,時効がなければ(当時あったとも思いませんが)即死罪です。
「あなたが嫌いならいっそ楽だったでしょう。
 そうなりきれなれなかったからこそ,つらかったのです。
 あなたの心がお万殿にのみ傾き,
 次々側室たちにお子が生まれていく間…
 (そんなそぶり)見せてなるものかと思っておりました」

襦袢にジャコウの香りを付けさせて,その結果「臭うて眠れんわ!」
となってしまったのも春日の指図。
最初から春日が立ちはだかっていたよう。
まるで地獄の閻魔様のように…。

ダダダダダダダンダン!
おふく,時の帝に拝謁するために,縁のあった三条西家に頼み込んで
強引に従三位・春日局の位と称号を得る。
まさに,天罰をも恐れぬ傍若無人ぶり。
※御簾を隔てて帝に拝謁するおふく。
 宮中ということで束髪姿でしたが,実際には大奥でも
 もっぱらこの髪型でいるのが主だったようですね。

後水尾天皇,
「余は,本日をもって退位する。
 愚か者どもと渡り合うのは,疲れた」
幕府の総代として一介の乳母を送り込むとは無礼にもほどがあると
武家伝奏・南小路時靖と酒を飲みながらこぼす

アホを相手に怒ってもしかたないと言いながら
伽羅の香りを施した金箔作りの扇子を孝子にプレゼントする時靖。
「なんと雅な…」とそのセンスにうっとり,(派手すぎないか?)
「(伽羅の香りが好きだと言ったことを)覚えていてくらしゃりはったんどすか」
と感動。
そして公方・家光にと眼鏡を渡す。孝子の美しさがわからないなら
目が悪いのだろうというギャグに爆笑。
久しぶりに心から笑うことができたと時靖に心ときめかせる。

嫌いになれない夫に相手にされない辛さ…
だからって,火つけを正当化されてもなぁ…
言われるほうも体弱ってるんだし,そうかとしか言えない状況で…。

続いて,お楽が家光の傍へ。
一度だけ大奥を抜け出し,実家の者と会っていたことを衝撃懺悔。
お万もそれを手助けしたことを告白。

家綱をみごもったすぐ後の頃,母が倒れたと知るお楽。
つい先日会ったときには,病もいえて元気になってたのに
張り切って表に出た際に流行り風邪をもらってしまったよう。

実家に帰りたいお楽となんとかしてやりたいお万,
しかし,唯一の将軍跡継ぎを妊娠した側室が城を出るなど春日が許すわけがない。
そこで,ちょうど城門が開かれ,華やかな縁日とともに無礼講になる
四萬六千日詣の催しがあることに乗じて,糠袋売りに扮して城を抜け出ることに。
麹町の実家までは一里半。門が閉められる子の刻までに帰ることを
お万と約束し,実家へと足を運ぶお楽。

一方,孝子が時靖と仲むつまじく語らっている様子を目撃した春日,
大名の間では,主が参勤交代で留守の間に妻が中間や出入りの者と
ふしだらな行為に及ぶ不祥事が頻発しているという話があると聞き,
大奥でそのようなことが起こることは許されぬ!
と義憤?の炎をめらめらと燃やす春日。
いうことで,時靖には幕府への使命が済んだらとっとと帰ってもらい(要するに
出入り差し止め),妊娠なんかされたんじゃたまらないということで
孝子の食事に月流し(堕胎薬)を仕込ませる。

待てど待てども時靖が現れないところへ,会えないようにされたことを
春日から聞かされ,さらには気分が悪くなったと思ったら月流しを
飲まされたためだと知らされた孝子。
「これも徳川のためでございます」とか言われても…。
プッツンいってしまった孝子は,火を放つに至る。

その頃,場内にお楽がいないことが発覚。
七つ口を閉め,追っ手を差し向けろという春日に対し,
お万「生まれてくるお世継ぎの母上を罪人にするおつもりですか」
ということでぎりぎりまで待ってはみるが,
あと一刻というところまで時が迫るといよいよ我慢ならない。
と,そこへ,城内に火が回ったとの知らせが!

逃げまどう人々,そして城下も飛び火で町中が火の海。
おっかさんの死に目に間に合わなかったお楽の身も生命の危機!
火に包まれた柱がお楽に向かって倒れかかる!
とそこへ,身を挺してお楽を救ったのが…春日!

火を逃れ,城門まで戻ってきた2人。
「よくご無事でお戻りになりました。
お楽の方様,あなたは側室の中にあってただ一人,
上様のお子を身籠もられておりまする。
よって私,命を張ってお守りする義務がございます。

 そればかりではございません。
私は頼み込んであなたさまに来てもらいました。
町屋に残れば,親しい方々と離れることもなく,
あなた様にはまた別の幸せがあったのやもしれません。
なれどそれをあきらめて奥に上がっていただいた以上,
あなた様に,ここで生き抜く決意をしていただきたい…
将軍家のご側室としての誇りを持ち,健やかに幸せにお過ごしいただく姿を
私は見届けなければなりません。
私の力で補えるところは補い,全身全霊でお支えしますゆえ
どうか…どうかお覚悟をお決めください」


他の者たちもほぼ無事,お年ゆえによもや…と思われた葛岡も。
御台・孝子も戻り「扇子を一つ,無くしました…」

***「春日は,私のしわざだということを,分かっていたようでした。
しかし,何のおとがめもなかったのは,お楽どの,あなたと同じように,
あのお方はあのお方なりに,情けをかけてくれたのでしょう…」
お万「春日局さま…厳しいお方でしたが,どんなときでも
上様ひとすじのお方でした…」
お楽「上様,私はあの日このお城に戻りまして以来,一度も悔いたことはありません」
孝子「ふしぎなものです…私どもは皆,あのお方がとり結んだ縁で,
 こうやって上様のおそばに,集まっているのですから」

お夏,最後にちょろっとだけ登場でした。
一方,お玉(お万が産んだ徳松=綱吉を自分の子として育てているという設定)は
徳松本人が家光と会って話すことで現在長子・跡継ぎでない彼の将来の
地位保証を得られないかと考えるが,「父上は死ぬのですか?それなのに
母上はなぜ笑っておられるのですか」と本質を突かれる。
お江与様も新収録の回想シーンで登場。花吹雪の中の母上,
お美しうございました。

あと,懐かしかったなぁ~。アアアアアアア~アァ~
のBGM。
お楽が城を抜け出す場面と,火が広がって皆が逃げまどう場面,
緊迫した場面で「人生いろいろ」みたいなBGMが流れるのは
先日亡くなった中山大三郎氏へのオマージュかと思ってしまう(偶然ですが)
かんじで,ちょっと合わなかった気がしました。


「大奥 第一章」オリジナル・サウンドトラック  ¥3,045(税込み)
<(収録楽曲)
一、華のワルツ
二、信念
三、旅立ち
四、御殿
五、想い
六、母と子
七、対決
八、恋慕
九、祈りのロザリオ

十、永遠
十一、継承
十二、美味にございますう!
十三、葛藤
十四、奥女中
十五、祈りのロザリオ<ギターバージョン>
十六、華のワルツ<ポルトガルギターバージョン>
十七、炎上(「大奥」オリジナルサウンドトラックより)
十八、蝶のワルツ(「大奥」オリジナルサウンドトラックより)


多江さま~~!!出演・TASAKIトリロジーの
TV-CM


***********************
※このエントリーをお読みいただいて
 面白かったというかた→ここをクリック♪
 役に立ったというかた→ここをクリック!
 (人気ブログランキングにジャンプします。 ^o^)/
***********************

●参考本
『江戸城「大奥」の謎―教科書に出てこない歴史の裏側』 
中江克己 KKベストセラーズ
江戸城「大奥」の謎―教科書に出てこない歴史の裏側
ベストセラーズ
このアイテムの詳細を見る
これが一押しですね。
既に詳しい人には物足りないと思われるかもしれませんが,とにかく読みやすい。
ドラマの背景になる史実についてもこれを読めば把握できますし,今回劇中に出てきました「大奥に模擬店?!」四萬六千日詣の話や,「美女50人を選抜して首を切った吉宗」「男である医師が大奥で診察する方法」など,次から次へと目からウロコの興味深い話題が満載!すごく充実した内容が非常にわかりやすく解説されています。
全体の構成も「1.大奥誕生の謎」「2.女たちの暮らしの謎」「3.側室と玉の輿の謎」「4.大奥事件の謎」「5.女の花園の謎」と,非常に巧みに整理されていて,スバラシイの一言。

◆これまでのエントリー
かってに大奥~第二章~配役案(4)トホホ人物伝
かってに大奥~第二章~配役案(3)骨格で考える
かってに大奥~第二章~配役案(2)第一章キャスト復習
かってに大奥~第二章~配役案(1)登場人物チェック

◇大奥 第一章各回のレビュー一覧

◆大奥(幕末編)公式サイト 2003年6~9月http://www.fujitv.co.jp/b_hp/ohoku/
 *大奥 DVD-BOX(ディスク4枚 Amazonで¥23,940→¥20,349 15%OFF)
◆大奥 第一章 公式サイト 2004年10~12月http://www.fujitv.co.jp/b_hp/oh-oku/index.html
 *大奥 第一章 DVD-BOX 2005/04/27発売決定・予約可
    (ディスク4枚¥23,940→¥19,152 20%OFF)
コメント (17)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする