**********
お万(瀬戸朝香)の御寝所に初めて家光(西島秀俊)が訪れる。
しかし、お万の清らかな視線にたじろぎ、家光は何もなく去っていく。
お万は自分を追って女中となったお玉(星野真里)と再会し、
お玉を部屋付きとする。
お万は、家光が催した音曲の宴で、あの笛の主・半井隼人(金子昇)に
出会い、そして惹かれる。しかし、半井は姉をさらった家光に恨みを持つ
キリシタンであった。中の丸に追いやられた孝子(木村多江)を訪ねた
お万は、そこで半井を見つけ声を掛ける…。
**********以上,公式HP掲載のあらすじ
ダダダダダダンダン!
…なんなんでしょうか,11月だというのにこの生あたたかさは。
異様な空気が日本列島を包み込む中,
今週も『大奥 第一章』の時間がやってまいりました。
日本中が震撼!
今や,泣く子も唸される存在となった
徳川三代将軍家光の乳母・おふく改め春日局が
女たちの人生を踏みにじりまくる狸穴(まみあな)パラダイス。
さて今回は,先週に尼君の身からほとんど拉致の状態で
大奥入りした慶光院改めお万の方の視点で話は進みます。
お万の方,このような立場になった上は
済まさずにはいられない事が2つ。
■ひとつは,大奥のはずれ,イタチやタヌキが出入りすると
揶揄される中の丸にお引き籠もりになった正室・孝子に
このようなことになったのは自分の本意ではないと
伝え,心の憂さを晴らして差し上げること。
孝子 「詫びなど無用です。
もともと関東の荒武者の所へ輿入れしとうて来たのではない。
それを…関東は金の力にものを言わせて。口惜しや…
どうせこの身は,この山里に朽ち果てる定め。
それより,私はそなたが哀れです。
雅の何たるかも知らず,人としての徳もないあの男の
しとねに侍り,一生を使えて過ごさねばならぬとは。
おいたわし。」
■そして,もう1つは,座敷牢の中で見つけたロザリオが
誰のものなのか確かめること。
春日に連れられて城の奥の奥,扉なき壁の向こうへ
どんでん返しを通って(忍者屋敷か?!)進んでいくと,
牢の中にたたずむは,先年キリシタン狩りで皆殺しになる中,
その美貌から上様に献上すべく生け捕りにされた娘。
身は細り髪は乱れ,心を病み,
目は開いているものの心は闇をさまようばかりの様子。
何度も夜に牢を抜け逃げ出そうとするも
高窓から転落して脚を砕き,食べ物にも口をつけず,
やせ細りただ身が衰えていくのにまかせるのみ。
「キリシタンの教えでは,自害は罪とされているが,
これもひとつの自害なのかもしれませんなあ」
■この悲惨な様を目の当たりにして,お万は
「寺にいる頃,自分は祈るだけで世の中を救うことが
できると思うておりました。しかし,それだけでは足りないのです。
あの女子のような不幸な人たちを救うて差し上げるため,
将軍の子を産む女が一人必要ならば,私がそれを務めましょう」
と,家光に沿う覚悟を固め,笛の男(キリシタン娘の弟・隼人)
にその意を伝える。
※中の丸は「終わっている」者が追いやられる場である分,
男の出入りも比較的監視が緩い。
■そして,いよいよ床入りの時。
覚悟するも身を固くするお万に対し,
「いやがる女を組みしだくのは趣味ではない」
と言って立ち去ろうとする家光。
その手をとり引き留めるお万,
真っ直ぐな目で家光を見つめる。
そのまなざしに心を動かされる家光の帯を,
ひざまづいたままほどき始めるお万。
家光は腰を下ろしてお万を抱きしめ,
そのまま床へと崩れ落ちる-
笛のBGMが闇夜に鳴り響く中,
更けていく夜…
●夜が明けて,男になった家光,
家臣たちがひれ伏す前を威風堂々と朝のお勤めへ。
それに付き従うお万の方,そして春日の局。
だが,「上様とお万の方様の間を取り持つ
望みを果たしたはずの春日の局様の顔が,
こうも悲しそうなのはなぜなのでしょうか。
それはまるで,恋に破れた女の顔でした-」
ようやく上様が男になったということで
お世継ぎ誕生への一歩を踏み出したと
色めきだす家臣たち。
そんな中,一人冷めた顔の春日。
「あまり多くを望むのは…
女子はお万様だけではございません。
京の朝廷の力を封じるには,
お万様にお世継ぎが産まれぬ方が好都合やも知りません。
上様はお万様をお知りになって
ようやっと女体というものに目を開かれたのです。
大事なのは,これからです-」
その春日局が次に目をつけたのは,
「古着はいらんかねー」道行く人に元気な声をかける町娘・おらん
「彼女の素性を調べるのじゃ。」
****************
あーーん!!こわいよー,こわいよぉぉぉぉぉ!!!
春日“松下由樹”局,
ここへきてドスのきき方がハンパじゃなくなってきました!
「黙りゃ!」
女子を,生きる希望を,死ぬ気力を失わせ,
ただ家光の寝床に横たわるだけの生ける屍にしていく!
次に毒牙にかかるのは京野ことみか!
公式HPでは次回のサブタイトルは明らかになっておりませんが,
とにかく,来週も乞うご期待!
春日局 … 松下由樹
徳川家光 … 西島秀俊
お万 … 瀬戸朝香
お玉 … 星野真里
孝子 … 木村多江
※きれいですねぇ!『白い巨塔』でもガンで急死する
営業レディを鼻水たらしながら号泣するなど熱演していましたが
大奥でも,耐える女を熱演(多江だけに)。
半井(なからい)隼人 …金子昇
おゆき … 遠山景織子
お楽 … 京野ことみ
お夏 … 野波麻帆
朝比奈 … 梶 芽衣子
●大奥第一章 第5話「囚われた尼君」を語るエントリー
●大奥第一章 第4話に関するエントリー
●大奥第一章 第3話を語るエントリー
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お万(瀬戸朝香)の御寝所に初めて家光(西島秀俊)が訪れる。
しかし、お万の清らかな視線にたじろぎ、家光は何もなく去っていく。
お万は自分を追って女中となったお玉(星野真里)と再会し、
お玉を部屋付きとする。
お万は、家光が催した音曲の宴で、あの笛の主・半井隼人(金子昇)に
出会い、そして惹かれる。しかし、半井は姉をさらった家光に恨みを持つ
キリシタンであった。中の丸に追いやられた孝子(木村多江)を訪ねた
お万は、そこで半井を見つけ声を掛ける…。
**********以上,公式HP掲載のあらすじ
ダダダダダダンダン!
…なんなんでしょうか,11月だというのにこの生あたたかさは。
異様な空気が日本列島を包み込む中,
今週も『大奥 第一章』の時間がやってまいりました。
日本中が震撼!
今や,泣く子も唸される存在となった
徳川三代将軍家光の乳母・おふく改め春日局が
女たちの人生を踏みにじりまくる狸穴(まみあな)パラダイス。
さて今回は,先週に尼君の身からほとんど拉致の状態で
大奥入りした慶光院改めお万の方の視点で話は進みます。
お万の方,このような立場になった上は
済まさずにはいられない事が2つ。
■ひとつは,大奥のはずれ,イタチやタヌキが出入りすると
揶揄される中の丸にお引き籠もりになった正室・孝子に
このようなことになったのは自分の本意ではないと
伝え,心の憂さを晴らして差し上げること。
孝子 「詫びなど無用です。
もともと関東の荒武者の所へ輿入れしとうて来たのではない。
それを…関東は金の力にものを言わせて。口惜しや…
どうせこの身は,この山里に朽ち果てる定め。
それより,私はそなたが哀れです。
雅の何たるかも知らず,人としての徳もないあの男の
しとねに侍り,一生を使えて過ごさねばならぬとは。
おいたわし。」
■そして,もう1つは,座敷牢の中で見つけたロザリオが
誰のものなのか確かめること。
春日に連れられて城の奥の奥,扉なき壁の向こうへ
どんでん返しを通って(忍者屋敷か?!)進んでいくと,
牢の中にたたずむは,先年キリシタン狩りで皆殺しになる中,
その美貌から上様に献上すべく生け捕りにされた娘。
身は細り髪は乱れ,心を病み,
目は開いているものの心は闇をさまようばかりの様子。
何度も夜に牢を抜け逃げ出そうとするも
高窓から転落して脚を砕き,食べ物にも口をつけず,
やせ細りただ身が衰えていくのにまかせるのみ。
「キリシタンの教えでは,自害は罪とされているが,
これもひとつの自害なのかもしれませんなあ」
■この悲惨な様を目の当たりにして,お万は
「寺にいる頃,自分は祈るだけで世の中を救うことが
できると思うておりました。しかし,それだけでは足りないのです。
あの女子のような不幸な人たちを救うて差し上げるため,
将軍の子を産む女が一人必要ならば,私がそれを務めましょう」
と,家光に沿う覚悟を固め,笛の男(キリシタン娘の弟・隼人)
にその意を伝える。
※中の丸は「終わっている」者が追いやられる場である分,
男の出入りも比較的監視が緩い。
■そして,いよいよ床入りの時。
覚悟するも身を固くするお万に対し,
「いやがる女を組みしだくのは趣味ではない」
と言って立ち去ろうとする家光。
その手をとり引き留めるお万,
真っ直ぐな目で家光を見つめる。
そのまなざしに心を動かされる家光の帯を,
ひざまづいたままほどき始めるお万。
家光は腰を下ろしてお万を抱きしめ,
そのまま床へと崩れ落ちる-
笛のBGMが闇夜に鳴り響く中,
更けていく夜…
●夜が明けて,男になった家光,
家臣たちがひれ伏す前を威風堂々と朝のお勤めへ。
それに付き従うお万の方,そして春日の局。
だが,「上様とお万の方様の間を取り持つ
望みを果たしたはずの春日の局様の顔が,
こうも悲しそうなのはなぜなのでしょうか。
それはまるで,恋に破れた女の顔でした-」
ようやく上様が男になったということで
お世継ぎ誕生への一歩を踏み出したと
色めきだす家臣たち。
そんな中,一人冷めた顔の春日。
「あまり多くを望むのは…
女子はお万様だけではございません。
京の朝廷の力を封じるには,
お万様にお世継ぎが産まれぬ方が好都合やも知りません。
上様はお万様をお知りになって
ようやっと女体というものに目を開かれたのです。
大事なのは,これからです-」
その春日局が次に目をつけたのは,
「古着はいらんかねー」道行く人に元気な声をかける町娘・おらん
「彼女の素性を調べるのじゃ。」
****************
あーーん!!こわいよー,こわいよぉぉぉぉぉ!!!
春日“松下由樹”局,
ここへきてドスのきき方がハンパじゃなくなってきました!
「黙りゃ!」
女子を,生きる希望を,死ぬ気力を失わせ,
ただ家光の寝床に横たわるだけの生ける屍にしていく!
次に毒牙にかかるのは京野ことみか!
公式HPでは次回のサブタイトルは明らかになっておりませんが,
とにかく,来週も乞うご期待!
春日局 … 松下由樹
徳川家光 … 西島秀俊
お万 … 瀬戸朝香
お玉 … 星野真里
孝子 … 木村多江
※きれいですねぇ!『白い巨塔』でもガンで急死する
営業レディを鼻水たらしながら号泣するなど熱演していましたが
大奥でも,耐える女を熱演(多江だけに)。
半井(なからい)隼人 …金子昇
おゆき … 遠山景織子
お楽 … 京野ことみ
お夏 … 野波麻帆
朝比奈 … 梶 芽衣子
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すごく丁寧なあらすじ、感想に感動しました!
TBさせていただきますね。
間違っていたら済みませんが、ご確認のほどよろしくお願いします。
ご指摘のとおり,私のミスでございます。m(__)m
こちらの記事にて
お詫びのコメント&訂正のTBをさせていただきました。
http://blog.goo.ne.jp/ruppert_jones/e/6662e342683f4a3be9e5edfb18f54b07
丁寧なレビューですね~!びっくりしました。
それと関西は昨日まで暑かったですね。
(今日は涼しいけど)
大奥、これからもドロドロの展開?
楽しみでーす!
トラックバックありがとうございました。
わかりやすいあらすじと感想、毎回楽しみにしています。
回を追うごとに貫禄を増していく春日の局に、
来週も、乞うご期待って感じですね。
また遊びに来ます。
D.Dさんの細かなあらすじに感激しましたTT
あちこちストーリーを探しまわっていたので、
とてもありがたく思います。
これで心置きなく来週の放送が見られそうです。
本当にありがとうございました(*_ _)人
ますます、目が離せなくなってますね。来週の記事も楽しみにしております。
トラックバックありがとうございました。
とても丁寧なあらすじに感服いたしました!
『大奥』の今後の展開が楽しみですね。
放送前日にはこちらのレビューを拝見して復習しなくちゃ、と思っております☆
今後もよろしくお願いいたします!
ありがとうございました。
前回の「大奥」を惜しくも見逃してしまったのですが、
D.D.さんの臨場感あふれるレビューのおかげで
内容が良く分かり、実際見た気分になれました。
ありがとうございます!
痛快(?)女のドロドロ劇「大奥」来週も楽しみですね♪
それでは、また遊びに参りますm(__)m
本当に木村多江良いですよねー。
これからも楽しみな女優さんです。