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大奥第一章 第7話「新たな側室」

2004-11-19 00:21:55 | ◆◆ 大奥 ◆◆
『大奥 第一章』,今週は半井(なからい)おゆき・隼人姉弟の物語にクライマックスがやってきます。

**********

お万(瀬戸朝香)の登場で心乱れる春日局(松下由樹)は、
新たな側室を探し始めた。
目に止まったのは,貧しいが気立てのよい町娘・おらん(京野ことみ),

おらんが長屋に帰ると,後を付けるかのように
黒塗りの駕籠が。  ダダダダダダンダンダン!

飛鳥井とともに乗り込んだ春日,おらんを側室にスカウト。
「最初は私の部屋子として来てもらいますが,
 運良く上様の目に止まりご側室となれば身分は一生安泰。
 ただし,家族と別れ,奥に骨を埋める覚悟が必要です」
おらんは,兄の仕官や元は古河藩の役人だった家系再興と引き替えに即断。
春日はらんは「乱」につながると名前を「楽」に改めさせ,
大奥に迎え入れるのであった。

その頃,優美で華やかなお万は大奥の女たちの中で大ブーム。
彼女の着る着物をワーキャー争って真似ようとする始末。

質素堅実を旨とする春日局は
「お万の方様おひとりならいいのですが,
 下々の奥女中までが皆衣装などに心を遣いすぎますと風紀の乱れに。
 悪き手本となりませぬよう…」

とクギを刺す一方で,奥女中らには
「公家の真似事とは情けない!
 着物の新調は1人,年に1着のみとします!
 法度に触れたものは,厳重に処罰!よろしいな」

これに対し真っ向から対抗するお万,
奥女中に自分の召し物を振る舞う「慈悲深い思し召し」ぶり。
春日,
「側室の一人にすぎないあなたが勝手にふるまわれますと,
 後から来る者に示しがつきませんから…」

と,新側室を武器に牽制の捨てゼリフ。

一方,夜の闇にまぎれて忍び込んだ隼人(金子昇)は
城の牢につながる隠し扉を発見,ついに姉おゆき(遠山景織子)の元にたどり着く。
しかし隼人を見るや恐れおののくおゆき。
「神よ,お許しください…」と十字を切るその目に,弟はどう映っているのか…


……ちと時間がないのでひとまずここまで。
明日,できるだけ早く更新します。

▼更新しました。11/19 7:35

話はさかのぼって,いよいよお楽大奥入りという日,
長屋へ迎えにやってきた春日の前へ現れた娘・お夏。
「あたしはどうでしょう。
 私には,うるさい親兄弟はいません。
 春日さまが来いと仰るなら,今日にでも荷物をまとめてお城に上がれます」

「何を申すかと思えば…」春日失笑。
「上様がお好きなのは色が白くて楚々としたおなごじゃ。
 とてもとても…」

やおら立ち上がり,身につけているものを脱ぎだすお夏。
「おらんに顔では負けても,体では負けていません!」

正室・孝子「今宵は春日の帰りが遅いでの」
春日さまはどこへお出でなのでしょうか?
「鳥を捕まえておいでじゃ。カゴの中の鳥をの,
 もう1羽増やすおつもりじゃ。
 気になさるな,お万どの」

2羽増えた。

■夜陰にまぎれ,座敷牢へ潜入した隼人,
おゆきを背負い脱出。
「ここまで来れば大丈夫です。さあこれを」
お万から渡されたロザリオをおゆきに。
しかし,おゆきは苦悩の表情で後ずさる。
迫害に負け,踏み絵を踏んでしまった記憶が彼女をさいなむのであった。

「踏み絵などただの形,神のお心が見えていればそれでいいのです
 …さあ,隼人の背に乗って,行きましょう」

と,隼人が背を向けたその隙に…
隼人の背に体を預けた瞬間,かすかに苦痛の表情を浮かべるおゆき。
これから姉弟2人でつましく生きていく夢を語りながら
おゆきを背負い歩く隼人。

しかし,その背に負われた姉は,
隼人の腰から抜き取った脇差で自らの命を絶っていたのだった…

■家光(西島秀俊)はお万に安らぎを、と隼人を呼ぶ。
「御台所と同じく,側室も形ばかりのこと。
 そなたが気に病むことはない
 わしはそなたを正室と思っておる。

 今宵はあの笛を,そなたと聴きたいと思っての」


姉・おゆきが自害したばかりの隼人。
隼人の吹く笛の音が悲しく響く。聞き入る家光。
「そなたの笛を聞くと心が洗われる。
 しかし,なぜそのようにそなたの笛の音は悲しく響くのであろう」


下がってよいと言われ,家光の背後に立った隼人に
怒りの情念がこみ上げる。
「姉の敵!」

「そなたが平戸のキリシタンの村の出であることは存じておった。
 わしに近づいたのももそのためか。
 なれどその気になればいくらでも機会はあった筈。
 なぜ今までためろうておった」

「姉の行方を突き止めるのが先であった。
 私はキリシタンです。姉の敵・村の皆の敵とはいえ
 人を殺すのはためらわれた…
 その姉が…先刻自害し…」

「わしは多くのキリシタンを手にかけた。
 その恨みを受けて死ぬつもりはない!
 しかし,その恨みを避けて生きようとも思わぬ。

 わしがキリシタンをうち払ったのはそれを信じることが罪だからではない!
 ヤウロッパの大国から送られる宣教師という名の先兵達が,
 布教を口実にこの国を乗っ取ろうとしておるからじゃ!

 わかるか,すべては政(まつりごと)じゃ。
 政は,罪も無き人の命を奪う。
 そちの吹く笛は,罪も無き人々の恨みや悲しみがこもっておるのであろう。
 それを聴くのが,わしのせめてもの供養じゃった…」


ドン ドン ドン ドン ドン ドン!

****************

今週は悲話がメインの話でしたが,
お楽が大奥に加わるのみならず,
お玉に負けず強気のキャラクターお夏が登場。
隼人も引き続きストーリーの中で重要な位置を占める模様。
諍いの火種は増える一方!
来週も乞うご期待!

春日局 … 松下由樹
徳川家光 … 西島秀俊

お万 … 瀬戸朝香
お玉 … 星野真里

孝子 … 木村多江

半井(なからい)隼人 …金子昇
おゆき … 遠山景織子

お楽 … 京野ことみ
お夏 … 野波麻帆
朝比奈 … 梶 芽衣子

★この第7話についてツッコミを入れてみました。

●大奥第一章 第6話「覚悟の夜」を語るエントリー

●大奥第一章 第5話「囚われた尼君」を語るエントリー

●大奥第一章 第4話に関するエントリー

●大奥第一章 第3話を語るエントリー
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5 コメント

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コメントありがとうございました (おとこのおばさん)
2004-11-19 13:43:28
大奥第一章の第一部はガキ編だったので見てなかったんですが、第二部になったらガゼン見る気が増してきました。私は。
返信する
こんばんは。 ()
2004-11-19 23:36:34
TBありがとうございます。

管理人さまの記事はとっても上手にまとめられて

いて、いつも感心しています。



春日局VSお万。

この二人にお楽とお夏が加わり、ますます見逃せなく

なってきましたね。

返信する
すごーい (mindon)
2004-11-20 23:39:41
TBありがとうです。



セリフ録音して書いたの?

すっごーい

頭が下がるわ!





西島秀俊って

2字変えると

西条秀樹・・・・・・かしこ

返信する
こんばんは (midori)
2004-11-21 00:28:47
トラックバック、またコメントいただき

ありがとうございました。

回毎の大奥レビューがとても詳しく、かつ簡潔に

まとめられていて、とても感心しました。



次回から将軍さまを取りまく女模様が楽しみですね。
返信する
ありがとうございます。 (ゆきうさぎ)
2004-11-24 22:27:13
はじめまして。

トラックバック、ありがとうございました。

実はブログは始めたばかりでして・・

TB、初めてでした~♪



おもしろいですねえ。大奥のまとめ。

笑わせていただいてしまいました!

次回も楽しみにお邪魔させていただきます。
返信する

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