ハウルの動く城,公開まであと3日。
前回のエントリーでは,子役の神木隆之介くんがすごいという話でしたが,本当はこの話より先に(1)として書きたかった話,糸井重里氏について。
そもそもこのエントリーを書く動機になったのは,『ハウル』のCMで新しいバージョンが始まったこと。
その中で大きく映し出される手書き文字のコピー
生きる楽しさ 愛する喜び
それが世界の約束
けっこうきました。こういうクサいフレーズ,大好きです(小さい子どもがいるからかなぁ…?)。
主題歌の『世界の約束』にひっかけているわけですが,
谷川俊太郎作詞のこの歌そのものより,このストレートすぎるコピーのが
「世界の約束」とすんなりつながっていていいです。
ハウルのコピーといえば,ここまでポスターなどで
この城が,動く。
ふたりが暮らした。
といったコピーを目にしており,
まんまやんけ!
う~ん,ジブリ作品ならどんなコピーでもありかな。
この(ポスターの)絵につけるなら余計なことは書かずに気を持たせるのが得策って感じで。
など,可もなく不可もなしと感じていたのですが
(読み返してみるとなかなかインパクトがありますね),
CMのコピーには,かなり揺さぶられるものがありました。
(考えようによっては,これが一番「ハウルでなくても
何でもいい」コピーなんですがw)
■糸井氏といえば,ジブリとのつながりは有名なところで,
キャッチコピー作成やら,トトロでの声の出演やら(お父さん役。
雰囲気はいいんだけれど聞き取りにくいので個人的にはNGです),
『ほぼ日刊イトイ新聞』でジブリの仕事ぶりを紹介するインタビューを
連載したり,ビデオ販売を企画(セット通販)したりと,
そのアツアツの密接ぶりには頭が下がります(←おかしな日本語)。
糸井氏というと,けっこう世間の評価や好き嫌いが分かれる人だと思うんですね。
コピーライターという職業からして,
「おいしい生活」…それがなんやねん!
みたいな,楽して儲かって,時代の寵児みたいにちやほやされてと
いうイメージがあり,それだけに厳しいバッシングに遭ったり
「消える」「消えた」と酷評された時期も一度や二度ではないといいます。
※山田令司氏『絶望に効くクスリ』のインタビューでも
「雑誌で“OUT”に入れられたこと5回あります」と語っていましたし。
この雑誌,何て書いてあったか名前忘れたけど…『What's In』かな?
正直,僕も好きか嫌いかなら,「どちらかというと好き」で,
『ほぼ日』も,邸永漢さんの連載があったころからですから
結構長いことウォッチしていますが,“信者”的な支持者がワッといたり
(スタッフのコメントにも“信奉してます”臭をふと感じることもありましたし),
隠語というか“ほぼ日語”についていけないものがあったりとかで
心理的には微妙に距離をおいていたりします。
すごくこだわりのTシャツ,すごくこだわりの手帳…
いいのはよ~くわかります。でも,買わない とか。
※隠語については,ラジオとか雑誌の投稿コーナーとか,
利用者参加の媒体では仲間うちの雰囲気が魅力のひとつでもあるんでまぁ,
あって当然なんですけどね。
糸井氏の呼び名である「ダーリン」も結構最初のうちから違和感なく
読んでますし。…急に「自分に一番似合わない言葉のつもりで
あえてダーリンと名乗っているのに全然抵抗がなくなってしまった。
だからもっと似合わない言葉,今日からドラゴンと呼べ」と言い出す事件が
今年起こったのには度肝を抜かれました。
当然,大顰蹙で翌日宣言取り下げです。(爆)
でも,ジブリに限らず,矢沢永吉,斉藤由多加,吉田戦車,天海祐希,荒俣宏,
松井孝典,みうらじゅん,岡本太郎,ピーコ,藤田元司,横尾忠則,吉本隆明,
大貫妙子,奥田民生,鳥越俊太郎,土屋敏男,タモリ,谷川俊太郎…
人脈っていうと損得ずくって感じになってしまうけれど,
「これはいい!」ってほれ込む,面白がる,それを世間に発信するって
その姿勢はとてもいいなと思っています。
ほぼ日の連載陣では,僕は雰囲気・ライターのキャラ中心のコラムよりも
実用的なやつが好きなのですが,かなり腕のある人の中にも,
糸井氏が全く無名の存在からネットで見つけて声をかけた人もいるというので
すごい話だと思いました。
とまぁ,つらつらと好き放題書いてみましたが,
イトイ,いいぞ,がんばれ と無理やりまとめてみたいと思います。
▼スタジオジブリ作品のキャッチコピー一覧▼
※ネットを探し回ってかき集めましたが,
大部分はyumemiさんのジブリ応援サイト「ジブリの町外れ
~ジブリがきこえる!~」からの拝借です。
●風の谷のナウシカ
木々を愛で 虫と語り 風をまねく鳥の人…
少女の愛が奇跡を呼んだ。
●天空の城ラピュタ
ある日,空から少女が降って来た…
●となりのトトロ
このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん。
わすれものを届けにきました
●火垂るの墓
4歳と14歳で生きようと思った。
●魔女の宅急便
おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。
●おもひでぽろぽろ
私はワタシと旅にでる。
●紅の豚
カッコイイとは、こういうことさ。
●海がきこえる
高知・夏・17歳
●平成狸合戦ぽんぽこ
タヌキだってがんばってるんだよォ。
●耳をすませば
好きなひとが、できました。
●もののけ姫
生きろ。
●ホーホケキョとなりの山田くん
家内安全は、世界の願い。
●千と千尋の神隠し
トンネルのむこうは、不思議の町でした。
●猫の恩返し
猫になっても、いいんじゃないッ?
●ギブリーズ
ふとふり返ると。
●キリクと魔女 →ポスター
小さな男の子の大きな好奇心が世界を変えた。なぜ?どうして?
●スタジオジブリ公式HP
●ハウルの動く城公式HP
※この駄文をお読みいただいて
興味深かったというかた→ここをクリック♪
ためになったというかた→ここをクリック!
つまらなかったというかた→ここをクリック(ーへー)
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11/17 20時時点,テレビラジオ部門17位!ありがとうゴザイマス (^_T;)ノ )
前回のエントリーでは,子役の神木隆之介くんがすごいという話でしたが,本当はこの話より先に(1)として書きたかった話,糸井重里氏について。
そもそもこのエントリーを書く動機になったのは,『ハウル』のCMで新しいバージョンが始まったこと。
その中で大きく映し出される手書き文字のコピー
生きる楽しさ 愛する喜び
それが世界の約束
けっこうきました。こういうクサいフレーズ,大好きです(小さい子どもがいるからかなぁ…?)。
主題歌の『世界の約束』にひっかけているわけですが,
谷川俊太郎作詞のこの歌そのものより,このストレートすぎるコピーのが
「世界の約束」とすんなりつながっていていいです。
ハウルのコピーといえば,ここまでポスターなどで
この城が,動く。
ふたりが暮らした。
といったコピーを目にしており,
まんまやんけ!
う~ん,ジブリ作品ならどんなコピーでもありかな。
この(ポスターの)絵につけるなら余計なことは書かずに気を持たせるのが得策って感じで。
など,可もなく不可もなしと感じていたのですが
(読み返してみるとなかなかインパクトがありますね),
CMのコピーには,かなり揺さぶられるものがありました。
(考えようによっては,これが一番「ハウルでなくても
何でもいい」コピーなんですがw)
■糸井氏といえば,ジブリとのつながりは有名なところで,
キャッチコピー作成やら,トトロでの声の出演やら(お父さん役。
雰囲気はいいんだけれど聞き取りにくいので個人的にはNGです),
『ほぼ日刊イトイ新聞』でジブリの仕事ぶりを紹介するインタビューを
連載したり,ビデオ販売を企画(セット通販)したりと,
そのアツアツの密接ぶりには頭が下がります(←おかしな日本語)。
糸井氏というと,けっこう世間の評価や好き嫌いが分かれる人だと思うんですね。
コピーライターという職業からして,
「おいしい生活」…それがなんやねん!
みたいな,楽して儲かって,時代の寵児みたいにちやほやされてと
いうイメージがあり,それだけに厳しいバッシングに遭ったり
「消える」「消えた」と酷評された時期も一度や二度ではないといいます。
※山田令司氏『絶望に効くクスリ』のインタビューでも
「雑誌で“OUT”に入れられたこと5回あります」と語っていましたし。
この雑誌,何て書いてあったか名前忘れたけど…『What's In』かな?
正直,僕も好きか嫌いかなら,「どちらかというと好き」で,
『ほぼ日』も,邸永漢さんの連載があったころからですから
結構長いことウォッチしていますが,“信者”的な支持者がワッといたり
(スタッフのコメントにも“信奉してます”臭をふと感じることもありましたし),
隠語というか“ほぼ日語”についていけないものがあったりとかで
心理的には微妙に距離をおいていたりします。
すごくこだわりのTシャツ,すごくこだわりの手帳…
いいのはよ~くわかります。でも,買わない とか。
※隠語については,ラジオとか雑誌の投稿コーナーとか,
利用者参加の媒体では仲間うちの雰囲気が魅力のひとつでもあるんでまぁ,
あって当然なんですけどね。
糸井氏の呼び名である「ダーリン」も結構最初のうちから違和感なく
読んでますし。…急に「自分に一番似合わない言葉のつもりで
あえてダーリンと名乗っているのに全然抵抗がなくなってしまった。
だからもっと似合わない言葉,今日からドラゴンと呼べ」と言い出す事件が
今年起こったのには度肝を抜かれました。
当然,大顰蹙で翌日宣言取り下げです。(爆)
でも,ジブリに限らず,矢沢永吉,斉藤由多加,吉田戦車,天海祐希,荒俣宏,
松井孝典,みうらじゅん,岡本太郎,ピーコ,藤田元司,横尾忠則,吉本隆明,
大貫妙子,奥田民生,鳥越俊太郎,土屋敏男,タモリ,谷川俊太郎…
人脈っていうと損得ずくって感じになってしまうけれど,
「これはいい!」ってほれ込む,面白がる,それを世間に発信するって
その姿勢はとてもいいなと思っています。
ほぼ日の連載陣では,僕は雰囲気・ライターのキャラ中心のコラムよりも
実用的なやつが好きなのですが,かなり腕のある人の中にも,
糸井氏が全く無名の存在からネットで見つけて声をかけた人もいるというので
すごい話だと思いました。
とまぁ,つらつらと好き放題書いてみましたが,
イトイ,いいぞ,がんばれ と無理やりまとめてみたいと思います。
▼スタジオジブリ作品のキャッチコピー一覧▼
※ネットを探し回ってかき集めましたが,
大部分はyumemiさんのジブリ応援サイト「ジブリの町外れ
~ジブリがきこえる!~」からの拝借です。
●風の谷のナウシカ
木々を愛で 虫と語り 風をまねく鳥の人…
少女の愛が奇跡を呼んだ。
●天空の城ラピュタ
ある日,空から少女が降って来た…
●となりのトトロ
このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん。
わすれものを届けにきました
●火垂るの墓
4歳と14歳で生きようと思った。
●魔女の宅急便
おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。
●おもひでぽろぽろ
私はワタシと旅にでる。
●紅の豚
カッコイイとは、こういうことさ。
●海がきこえる
高知・夏・17歳
●平成狸合戦ぽんぽこ
タヌキだってがんばってるんだよォ。
●耳をすませば
好きなひとが、できました。
●もののけ姫
生きろ。
●ホーホケキョとなりの山田くん
家内安全は、世界の願い。
●千と千尋の神隠し
トンネルのむこうは、不思議の町でした。
●猫の恩返し
猫になっても、いいんじゃないッ?
●ギブリーズ
ふとふり返ると。
●キリクと魔女 →ポスター
小さな男の子の大きな好奇心が世界を変えた。なぜ?どうして?
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