黒岩さん，貧乏クジだよな…

＜西武＞黒岩彰氏が球団代表に　星野氏は球団社長に

　西武球団は１９日、山口弘毅代表取締役オーナー代行（６７）＝プリンスホテル社長＝が退任し、星野好男球団代表（５４）が代表取締役社長兼オーナー代行に、黒岩彰運営部長（４３）が球団代表に、それぞれ就任すると発表した。いずれも１２月１日付け。
　西武鉄道の有価証券報告書の虚偽記載問題で引責辞任した堤義明氏の後任オーナーは空席のまま。
　星野氏は「西武鉄道グループから支援をいただくために、球団として自立できる営業体制にした」と説明した。
　新球団代表となる黒岩氏は専大から国土計画（現コクド）に入社し、８８年のカルガリ冬季五輪スピードスケート男子五百メートルで銅メダルを獲得した。
（毎日新聞） - 11月19日20時9分更新

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以上，某人気（ランク上位）blogを見習って，
ネットでニュースをコピぺしては毒舌コラムを気取るタイトルだけ付け，
検索にひっかかるエントリーを乱発してＰＶを稼ぐ作戦をやってみました♪










なんてことはさすがに気が引けるので，
黒岩氏について少々。

黒岩さん，実は電話で話したことあるんですよね。

たしか2000年の夏頃だったでしょうか，
ある本の編集をしていた私は，ライオンズは松阪大輔投手の写真を
載せようと，新聞社のフォト貸し出し部門などに問い合わせしてました。

プロ野球選手なんて写真は腐るほどありそうなものですが，
私が普段利用しているフォトエージェンシー等のチャンネルでは
ジャンルが違っていて，あまりいい写真は見つからなかったのですが，
とあるところで，
「どっちにしても，選手の写真を載せるとなったら
　（写真の使用料を貸し主に払うのとは別に）西武ライオンズの許可が
　いるから，まずそっちに問い合わせてみたら」
と言われ，球団に電話しました。

で，窓口となったのが，世界の銀メダリスト，黒岩彰氏だったわけです。
最初は，「使用する写真が決まったらＦＡＸで許可申請をしてください」
という話で，普通に終わりました。
テレビで見たような，穏やかな感じの人でした。

で，１週間ほど後に，結局いい写真を持っているところが見つからず，
球団に直接貸し出してもらうことができるかどうかと
再び，ライオンズは黒岩広報（だったかな？当時の肩書き）に電話しました。
で，こちらの希望を伝えたのです。

というのも，この本，某事情がありまして，
「高校生向けの本で，金髪とかだとちょっとまずいんです。
　できれば，染めていない写真か，髪の色が目立たないものが
　ほしいんですけど…」

そしたら，黒さん，急に烈火のごとく怒り出しまして
イメージが悪いなんて失礼な！
そんな注文を付けるくらいならお断りだ・いちいち言われなくても
適当なものをちゃんと用意できるのに
というような意味のことをまくしたてられまして，
こちらも，必ずしも松阪君でなくてもよかったので，
あっさり引き下がりまして，この話はここまでということになりました。

黒岩さんも苦労していたんですよ。

松坂投手，先日人気アナウンサーとの婚約を発表しましたが，
その交際をパパラッチされまくってた時期ですよ。
で，私と黒岩さんのやりとりがあった１ヶ月か２ヶ月ほど後，
松阪選手，交通違反（たしか無免で駐車違反）をしでかし，
ほかならぬ黒岩さんが替え玉出頭したとかいう不祥事が発覚して
大騒ぎになりました。
この顛末についてこんなサイトを見つけました→★★★

水面下でそんな火種を抱えていた時期に
話をもちかければ，そりゃ切れるわな…

広報課長ってったって，当時から「松坂専属担当」ってふれこみで
清原の例を持ち出すまでもなく大物新人のしつけがなってないと評判の
ライオンズにあって，ドル箱やんちゃ坊主のお守りを仰せつかっていたわけで
大変でしたね…。

で，今回の，球団代表昇格ですか。
なんか，火中の栗って感じですね…
ただでさえ，オーナー＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞社長＞＞代表　って，
そもそも何の権限もない名誉職，っていうか，
上の意向を粛々とこなすだけの役割ってことですから，
深い闇をもつコクドのオーナー堤ヨシジョンイルが
ライオンズのオーナーから地下に潜った分，
表立っての行動を行うべく，走り回らなければならないんでしょうね。
巨大な堤王国に完全に取り込まれてしまって。

とまあ，外からあれこれ言うのは勝手ですが，
黒岩さんにとって少しでもやりがいのある仕事であったらいいなと
思わずにはいられません。


※ちなみに，松坂君の写真を載せようと考えていた本，
　最終的に載せた写真は，室伏広治選手でした。
　今でも年数万冊売れてますから，いい起用だったと思います。（＾u＾）


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ギター侍本とヒロシ本

流行語大賞にノミネートされたギター侍こと波田陽区のネタ本，
『ギター侍の書』，読みました。
また，落選したヒロシの『ヒロシです』も読みました。

●ユーキャン流行語大賞ノミネート60語と落選語についてはこちら

■ギター侍の書
テレビでネタを７～８本聞く分には
おもしろ可笑しく聞いていたのですが，
まとめて本で読むと…けっこう胸くそ悪くなりました。(;'A`)

※縦書き左綴じの本なので，見開きで左側になる
　奇数ページに「…っていうじゃな～い」までが書いてあって，
　めくると偶数ページに「けど…ですから！！」と
　「××斬り！」が書かれている構成。
　
奇数ページの「…じゃない」の部分がなんか冷たい感じなんですよね。
あの節に乗せて聞いてるから何となく耳に入っていたんですけど，
オチとのギャップをつけるために白いページの真ん中に
ちまっと，ごにょごにょ前振りのせりふ(ネタの前半部分)が書いてあると
この時点でうっとおしいというか，
「…って，いわねぇよ別に！」

で，めくってみるとド派手な色遣いで
稲妻なんかがデザインされたページレイアウトで
でかでかと「ですから」「斬り」。

この調子でいくつもネタを読んでいくと，
改めて，ひどい事を言っていたんだなと感じました。

カキを食い過ぎて気持ち悪くなっちゃったみたいな，
おいしくても，次からもう食べられないみたいな感じですね。
当分，ギター侍ネタをテレビで見ても
ちょっと楽しめない体になってしまいました。

■その点，ヒロシの『ヒロシです』は
自虐的ギャグだけに，人によってはうっとおしいかもしれませんが
安心して読める本でした。

１ページ１ネタなので，文字だけしかない分
鉄拳やいつもここからのネタ本より時間も原価もかからない
お手軽本（作る方が）。
「楽して儲けやがって」といいたいところですが，まずまずよかったです。

１ページ１ネタってことは，１見開き２ネタ。
５０ページも読み進むとかなりボリュームを感じました。
また，各ネタの下に小さく解説というか
コメントが添えられていて，これを見るために
数秒は目が止まるせいもあるでしょう。
これは本を買わないとついてこないお楽しみといったところです。
(テレビでもエンタメ関係のインタビューでは語られることがありますが)


◆身内の話ですが，うちのかみさん，波田氏に関しては
「うざい，見苦しい，なんでいいのかわからない」と
もう罵詈雑言の限りをつくしていて，

「ああいう貧乏なキャラクターの奴が，売れている人を
　けなすからまだシャレになってるんじゃないか」
などとフォローしていた私でしたが，
実のところ，彼女のセンスのほうが正しいんじゃないかと思い始めてます。

※80％以上は外見で嫌っているふしがありますが。
　また，彼女は，「オンエアバトル」等を見ても
　５組中4.5組のギャグが全く理解できない人です。
　ヒロシのネタも，どこが面白いのかすべて僕に聞いてきます。

　ちなみに，彼女が認めるお笑いは陣内智則，友近などです。
　オンエアバトルを見て「陣内は出ないの？」　もう出ないだろ…。


ちなみに，「まちがいない」長井秀和の本は見つかりませんでした。
なんか１冊くらい出してるよね？
そのうち『不幸の法則』番組本とか出るだろうけど…。



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大奥第一章 第７話「新たな側室」

『大奥　第一章』，今週は半井(なからい)おゆき・隼人姉弟の物語にクライマックスがやってきます。

**********

お万（瀬戸朝香）の登場で心乱れる春日局（松下由樹）は、
新たな側室を探し始めた。
目に止まったのは，貧しいが気立てのよい町娘・おらん（京野ことみ），

おらんが長屋に帰ると，後を付けるかのように
黒塗りの駕籠が。　　ダダダダダダンダンダン！

飛鳥井とともに乗り込んだ春日，おらんを側室にスカウト。
「最初は私の部屋子として来てもらいますが，
　運良く上様の目に止まりご側室となれば身分は一生安泰。
　ただし，家族と別れ，奥に骨を埋める覚悟が必要です」
おらんは，兄の仕官や元は古河藩の役人だった家系再興と引き替えに即断。
春日はらんは「乱」につながると名前を「楽」に改めさせ，
大奥に迎え入れるのであった。

その頃，優美で華やかなお万は大奥の女たちの中で大ブーム。
彼女の着る着物をワーキャー争って真似ようとする始末。

質素堅実を旨とする春日局は
「お万の方様おひとりならいいのですが，
　下々の奥女中までが皆衣装などに心を遣いすぎますと風紀の乱れに。
　悪き手本となりませぬよう…」

とクギを刺す一方で，奥女中らには
「公家の真似事とは情けない！
　着物の新調は１人，年に１着のみとします！
　法度に触れたものは，厳重に処罰！よろしいな」

これに対し真っ向から対抗するお万，
奥女中に自分の召し物を振る舞う「慈悲深い思し召し」ぶり。
春日，
「側室の一人にすぎないあなたが勝手にふるまわれますと，
　後から来る者に示しがつきませんから…」
と，新側室を武器に牽制の捨てゼリフ。

一方，夜の闇にまぎれて忍び込んだ隼人（金子昇）は
城の牢につながる隠し扉を発見，ついに姉おゆき（遠山景織子）の元にたどり着く。
しかし隼人を見るや恐れおののくおゆき。
「神よ，お許しください…」と十字を切るその目に，弟はどう映っているのか…


……ちと時間がないのでひとまずここまで。
明日，できるだけ早く更新します。

▼更新しました。11/19　7:35

話はさかのぼって，いよいよお楽大奥入りという日，
長屋へ迎えにやってきた春日の前へ現れた娘・お夏。
「あたしはどうでしょう。
　私には，うるさい親兄弟はいません。
　春日さまが来いと仰るなら，今日にでも荷物をまとめてお城に上がれます」
「何を申すかと思えば…」春日失笑。
「上様がお好きなのは色が白くて楚々としたおなごじゃ。
　とてもとても…」

やおら立ち上がり，身につけているものを脱ぎだすお夏。
「おらんに顔では負けても，体では負けていません！」

正室・孝子「今宵は春日の帰りが遅いでの」
春日さまはどこへお出でなのでしょうか？
「鳥を捕まえておいでじゃ。カゴの中の鳥をの，
　もう１羽増やすおつもりじゃ。
　気になさるな，お万どの」

２羽増えた。

■夜陰にまぎれ，座敷牢へ潜入した隼人，
おゆきを背負い脱出。
「ここまで来れば大丈夫です。さあこれを」
お万から渡されたロザリオをおゆきに。
しかし，おゆきは苦悩の表情で後ずさる。
迫害に負け，踏み絵を踏んでしまった記憶が彼女をさいなむのであった。

「踏み絵などただの形，神のお心が見えていればそれでいいのです
　…さあ，隼人の背に乗って，行きましょう」

と，隼人が背を向けたその隙に…
隼人の背に体を預けた瞬間，かすかに苦痛の表情を浮かべるおゆき。
これから姉弟２人でつましく生きていく夢を語りながら
おゆきを背負い歩く隼人。

しかし，その背に負われた姉は，
隼人の腰から抜き取った脇差で自らの命を絶っていたのだった…

■家光（西島秀俊）はお万に安らぎを、と隼人を呼ぶ。
「御台所と同じく，側室も形ばかりのこと。
　そなたが気に病むことはない
　わしはそなたを正室と思っておる。

　今宵はあの笛を，そなたと聴きたいと思っての」

姉・おゆきが自害したばかりの隼人。
隼人の吹く笛の音が悲しく響く。聞き入る家光。
「そなたの笛を聞くと心が洗われる。
　しかし，なぜそのようにそなたの笛の音は悲しく響くのであろう」

下がってよいと言われ，家光の背後に立った隼人に
怒りの情念がこみ上げる。
「姉の敵！」

「そなたが平戸のキリシタンの村の出であることは存じておった。
　わしに近づいたのももそのためか。
　なれどその気になればいくらでも機会はあった筈。
　なぜ今までためろうておった」
「姉の行方を突き止めるのが先であった。
　私はキリシタンです。姉の敵・村の皆の敵とはいえ
　人を殺すのはためらわれた…
　その姉が…先刻自害し…」

「わしは多くのキリシタンを手にかけた。
　その恨みを受けて死ぬつもりはない！
　しかし，その恨みを避けて生きようとも思わぬ。

　わしがキリシタンをうち払ったのはそれを信じることが罪だからではない！
　ヤウロッパの大国から送られる宣教師という名の先兵達が，
　布教を口実にこの国を乗っ取ろうとしておるからじゃ！

　わかるか，すべては政(まつりごと)じゃ。
　政は，罪も無き人の命を奪う。
　そちの吹く笛は，罪も無き人々の恨みや悲しみがこもっておるのであろう。
　それを聴くのが，わしのせめてもの供養じゃった…」

ドン　ドン　ドン　ドン　ドン　ドン！

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

今週は悲話がメインの話でしたが，
お楽が大奥に加わるのみならず，
お玉に負けず強気のキャラクターお夏が登場。
隼人も引き続きストーリーの中で重要な位置を占める模様。
諍いの火種は増える一方！
来週も乞うご期待！

春日局　…　松下由樹
徳川家光　…　西島秀俊

お万　…　瀬戸朝香
お玉　…　星野真里

孝子　…　木村多江

半井（なからい）隼人　…金子昇
おゆき　…　遠山景織子

お楽　…　京野ことみ
お夏　…　野波麻帆
朝比奈　…　梶　芽衣子

★この第７話についてツッコミを入れてみました。

●大奥第一章　第６話「覚悟の夜」を語るエントリー

●大奥第一章　第５話「囚われた尼君」を語るエントリー

●大奥第一章　第４話に関するエントリー

●大奥第一章　第３話を語るエントリー
もよろしければご覧下さいませ。

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