12/4(土)ずっと行きたいと思っていた「ヨモギ平」、やっと歩いてきました。
なんと1ヶ月ぶりの山歩き!わくわくします♪
7:35秦野駅発ヤビツ峠行きのバスは、12月になってもまだ大混雑。
2台?で峠に到着しましたが、混雑はやはり富士見荘まで。
そこから先は私たち二人だけとなりました。


諸戸山林事務所を過ぎたら、左手にBOSCOキャンプ場の看板。
この辺りに取付きがあるはす・・・とりあえず中に入ってみました。

1/25000の地図によると多分この辺り・・・?
若干迷いましたが、キャンプ場区画奥、沢を渡った先に「三ノ塔・2時間」の道標がありました。
バス停からここまでやはり(迷ったりして)約1時間かかりました。


最初は植林の中をジグザグ登って行きますが、ゆるい傾斜なので1ヶ月ぶりの足にはちょうどよかったです。
でも30分もしないうちにすぐ、明るい尾根に出ました。


後ろに「大山」を見ながらぐんぐん登ります。
ふみ跡がしっかりしていたので迷うところはありませんでした。先日のタワ尾根の方が私には難しかったかな?
鹿よけの柵、扉は壊れて落ちていました。中に入って・・・また扉を抜けると、前方がなんだか明るいぞ!もしかして・・・

わ~!なんて広々と気持ち良いのでしょう


山の中の広場。のびのびしたブナの木。
紅葉の時期はきれいだっただろうけど・・・でも落葉してしまっても、これはこれで美しい。


とにかく静かで、しーーーーーん、という音が聞こえそうなほど。
丹沢でこんな静かな山歩きが出来るなんて。
この日は日差しが強くて無風。このままここでずっとお昼寝でもいいかな~

なんて思うほど気持ちがよかったです。取付きから1時間くらいでした。

でも富士山も見たいから進みます。しばらくはこんな平らな尾根。

見えているのは長尾尾根?結構崩れたところが目立っていました。

進むにつれ見覚えのある表尾根が。尊仏山荘も見えてきました!

烏尾山荘が同じくらいの高さに、すぐそばに見えました。
ここからそのままトラバースして行けるのでは?と思うほど。
行けたらいいのになぁ、そしたらあの苦手なザレ場を通らなくてすむのに・・・
表尾根を裏から見るのも面白いものですね


お~!あの三つコブは3月に歩いた「丹沢三峰」
今日は雲ひとつない快晴



三ノ塔が近くなると、今年初めての霜柱に会いました。
霜柱の道は段々傾斜が増してきて・・・


息を切らしながら登ると、今までの静寂が破られるような賑やかな声が聞こえてきました。

表尾根に出ると、ぱーっ、と目の前に広がる眺め&富士山!この爽快感!
一気に景色が変わるのが楽しいかも、このコース。

お地蔵様の後頭部に着きました。今日は眺めが最高ですね、お地蔵さま♪
(カメラが汚れてて画像の中にシミが・・・^_^;今日慌てて清掃に出してきました)
表尾根でこんなに無風で、天気の良い日に当たったのは初めてかも

気持ちの良い眺めと天気に、尾根を見てると珍しくこのままどこまでも歩いていけそうな気分。
「塔まで行っちゃう?」と聞いてみたけれど「行くならドウゾ、私は帰ります」って・・・

塔ノ岳まで行けば、私の足ではこの日の短い時期、途中で日没になること間違いなし。
ダンナは日曜日が出勤の為早く帰る約束で来ていたので、ぐっと我慢で予定通り帰ることに。


11:30、三ノ塔で昼食。前日の嵐のせいか?登山道が池になっているところもありましたが。
ここで富士山を眺めたことがなかった(と思う)ので、これはこれでいいかな・・・(未練たっぷり)

なんと、江ノ島が見える~~


あっちには大島・式根島(かどうかは定かではない)まで見える~~



12:30、名残惜しいですが下山開始。
今回は歩いたことのない「三ノ塔尾根」を下ります。


ヤビツ峠へ降りるより、大倉へ降りたほうがバスの本数が多いので、こちらを選びました。
下山開始後すぐに薄暗い植林の登山道になりました。
自分の目の前が急に暗くなった!と思ったらすぐ上空にパラグライダーが。


それなりに急な階段が延々と続きます。ひたすら植林の中なので、ここを登るのはイヤですねぇ。
時々大倉尾根が見えますが、同じ階段でもやはりあちらのほうが眺めも良くて好きです。


1時間ほどで一旦林道に出ました。車の方は、ここに止めれば近いですね。
駐車場脇の林道のすぐ横に、並行するように登山道があるようです。
林道はつまらなそうなので、登山道へ入ります、登り返しですが・・・


こっちを選んで正解でした。
まだ紅葉が残ってくれていました!やっぱり山の紅葉はきれいです



落ち葉を踏む、カサカサという音だけが響く、誰にも会わない静かな登山道・・・


街が眼下に見えていてもまだ続く・・・林道歩きを終えると賑やかな戸川公園に出ました。

15:00「風の吊り橋」を渡ったら、いつもの大倉バス停、こちらに降りたのは初めてでした。
久しぶりの山歩き、いつもは疲れていかない「弘法の里湯」に久しぶりに途中下車して、
ゆったりとした山時間を締めくくりました。
ヨモギは評判通りの静かな尾根で、とても快適でした。
危険なところもなくとても歩きやすくて、丹沢にこんな優しい尾根道があったのか?と思うほど。
静かなまま、そっとしておきたいという皆さんの思いが理解できた一日でした。