半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

美大受験に興味を持った高校2年生の皆さん、まだまだ諦める必要はありません!

2017-09-19 18:57:30 | 家族
先日、仲の良いお友達から連絡がありました。高2の息子さんが美大の受験を考えているのだけれど、我が家の娘はいつ頃からどのような勉強を始めたのか?というご質問です。どうやら学校の進路指導で、高2になってからでは美大に進路変更するには遅すぎるといわれてしまったようです。

確かに私達の世代のイメージでは、別格の藝大は言うに及ばず、いわゆる五美大クラスに合格するためには、通常は高1から、早い人は中学生の頃から美術系の予備校に通い、さらに1~2年の浪人は覚悟するという感じでした。しかし・・・・・・はっきりいって、それは過去の話です。


実は我が家の娘が文学部から美大に志望を変更したのは、受験のわずか3ヶ月前!のことでした。過去に一度も美術部などには入った経験はなく、初めてデッサン用の鉛筆を買ったのすら11月の半ばになってからのことでした。

実技に関しても全くの独学で、美術予備校には講習を含めて一切通わず、高校の美術の先生に何度か作品を見て頂いた程度に過ぎません。にもかかわらず・・・・・・





・・・・・・ちゃんと5美大の一つに現役で合格 (さすがに第一志望は補欠でしたが) することに成功しています。美術予備校の先生によると、別に我が家の娘だけが特殊なケースというわけではなく、最近では高3になってから準備を始めて現役で五美大に合格するという例は珍しくないそうです。


しかし、それではわざわざ美術予備校に通う必要は無いのか?といわれれば、恐らく答えはNOでしょう。少なくとも実技に関しては、美術予備校に通った方が圧倒的に有利というほかありません。今回はその例として、我が家の息子の作品を挙げてみることにします。

息子は高校入学当初より美大志望で、高1の夏休みから美術予備校に通い始めました。娘と同様に美術部などには入っておらず、予備校以外で絵を描くことはありません。今回は進歩の度合いが分かりやすいように、同じブルータスの石膏デッサンで比較してみると・・・・・・


・・・・・・これはほぼ1年前に描いた物。顔なんかは輪郭線描いちゃっているし、頭は帽子を被っているみたいな感じ (笑) 。まだ素人丸出しですね。




それがわずか半年後にはこんな感じに。ちゃんとブルータスであることが分かるレベルになりました。




そしてこれが現在。どうですか?。だんだん黒く描き込めるようになってきましたよね。




ご覧のように3点を並べてみると、確実に上達していることが一目瞭然です。



もし現在高校2年生の皆さんの中で、美大に志望校を変更したいけれど遅すぎるのでは?と悩んでいる方がいらっしゃるようでしたら、決してそんなことはありません。でも実技のための勉強は、少しでも早く始めることをお薦めします。

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