本邦初公開？ .22口径散弾銃でのスラッグ射撃。

昨年度から、狩猟で使用する銃は猟期前の練習が義務付けられました。そこで、昨日はニッコー栃木綜合射撃場に行き、狩猟用として申請してある銃を一気に撃ってしまうことにしました。てなわけで、久々にこんな銃まで引っ張り出してきました。.22LRショットのライフル改造散弾銃、マーリンM39Aです。銃の方は以前にも紹介したことがありましたね。




これが.22LRショット。その存在はほとんど知られていませんが、弾を売っているので国内にもある程度の数が流通しているんでしょうね。もちろん、こんな銃でクレーを撃っても割れません（笑）。というわけでこれを撃つときには、先端を開いて散弾を抜き、代わりに空気銃弾を貼り付けた “特製スラッグ弾？” を使用します。実はこの方法、昔アメリカの雑誌で紹介されていたアイディアをそのまま頂いたものです。ブランクを使用する方法も出てました。




通常の空気銃弾では径が小さ過ぎてユルユルなので、私はこのH＆Nフィールド・ターゲット・トロフィー（5.54ｍｍ）と、エレー・ワスプ No.2を使用しています。エレー・ワスプの.22には、通常の5.5mmの他に、この5.6mmがあるんですよ。H&Nには5.5mmのラウンドボールがあるので、チャンスがあったらそれも試してみようと思っています。




これが撃った後の薬莢。ライフリングを切削してスムーズ・ボアになっているので、精度はエアライフルの足元にも及びません。現実には至近距離でのスズメ撃ち程度にしか使用できないでしょう。



でもこの銃、私が手放したら溶鉱炉行きになってしまうことは目に見えているので、受け継いでくれるような奇特な方が現れるまでは頑張って維持してゆきたいと思います。