半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

国立西洋美術館で、 『西洋版画を視る―エングレーヴィング:ビュランから生まれる精緻な世界』 を観ました。

2018-08-10 18:35:33 | 美術館、展覧会
さて、今日は昨日のブログの続きです。国立西洋美術館では、メインの企画展示室を使った展覧会だけではなく、新館にある版画素描展示室を使った展覧会も行われています。中々見応えのある内容であることも多く、私も時間の許す限りは観るようにしています。

今回開催されていたのは 『西洋版画を視る―エングレーヴィング:ビュランから生まれる精緻な世界』 とのことだったので、迷わず観ることにしました。




残念ながら撮影不可だったので画像はありませんが、やはりスルーしなくて良かったと思えるような中身の濃い展示でした。



特に面白かったのは、あまり馴染みのないエングレーヴィングの技法に関する展示。ビュランという道具で銅板上に線を彫って版を作るのですが、その道具や工程などが分りやすく紹介されていました。アートの世界には、こういった職人技ともいえる技巧が要求されるカテゴリーが少なくありません。

そういう所まで見えるようになってくると、それまでとは違う作品の楽しみ方ができるようになるのでしょうね。

この展覧会、会期は9月24日までで、企画展のチケットをお持ちの方であれば観ることができます。もし 『ミケランジェロと理想の身体』 をご覧になる予定がおありでしたら、是非こちらの方も観て行くことをオススメします。

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