半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

東京都美術館で、『BENTO おべんとう展 食べる・集う・つながるデザイン』を観ました。

2018-08-02 19:46:29 | 美術館、展覧会


さて、きょうは昨日のブログの続きです。カミさんと私が東京都美術館まで出掛けたのは、特別展の『没後50年 藤田嗣治展』を観るためではなく、こちらの企画展、『BENTO おべんとう展 食べる・集う・つながるデザイン』を観るためでした。






残念ながら様々なお弁当箱を展示していたコーナー等は撮影不可でしたが、撮影可の展示室もありましたよ。こちらはオランダのアーティスト、マライエ・フォーゲルサングさんのインスタレーション、《intangible bento》。簡単に説明してしまうと、おべんとうの中に入って、おべんとうの精霊から話を聞くという趣向です。




まずはこのウェルカム・ステーションで 音声ガイダンスならぬ “精霊フォン” を受け取り・・・・・・






・・・・・・リボンの森の中に入って精霊達の話を聞きます。リボンの森の中は視界が効かないので、ちょっとした探検気分が味わえます。このリボンの森は10個のセルからなっており、10種類のお話しを聞くことができました。




中がどうなっているのか?は内緒。実際に訪問して確かめてみて下さいね。




こちらのインスタレーションは、 北澤潤さんの《おすそわけ横丁》。インドネシアのマーケットのイメージだそうです。






実際にこの箱を持ち帰り、 “おすそわけ” を体験することもできます(笑)。




でも私達夫婦に一番刺さった展示はやはりこちら、小山田徹さんの《お父ちゃん弁当》かな。小山田家では、保育園に通う弟のおべんとうために小学生のお姉さんが指示書を書き、それを父親である小山田さんが作っているのとのこと。今回は過去に製作した作品がアーカイブとなって展示されていました。







《噴火》や《地層》等、おべんとうとは思えない指示書はもちろん、それを形にする小山田さんの発想やコメントも絶妙!。かなりの点数があったけれど、ちゃんと全部チェックさせて頂きました(笑)。

この企画展、会期は10月8日までありますので、もし『没後50年 藤田嗣治展』を観に東京都美術館に行こうとお考えでしたら、是非ご覧になってみることをお薦めいたします。
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