今、この場所から・・・

いつか素晴らしい世界になって、誰でもが望む旅を楽しめる、そんな世の中になりますように祈りつづけます。

逢いたくて<永遠> 3 (小説)

2013-10-20 10:16:53 | 逢いたくて<永遠> (小説)


★不安な想い★

純ちゃんは、至極健康で、今、男ざかりのイケメンな男性、憧れる女性がいて、彼にちかずいて来ても不思議なことではない、誰が見ても、私のようなブス女を恋人にしていては、不平、不満や、やっかみごころを抱いても当然だと思うけれど、やはり不安!

純ちゃんはとても素敵な男性で!あの美しく微笑む姿は嫌味のないセクシーさに魅せられてしまう女性が多く、黙っているわけも無く、きっとほおってはおかないだろうし、誘惑も多いはず!私は、いやな醜い、ジィラシーが、どんどん、悪い方向に膨らんで行く事の自分の心のいやしさに耐えられずに、気分が悪くなって来た。

純ちゃんは、何か言い出しにくそうに、落ち着かないそぶりが、よけいに、私をブスな心のみにくい女にして、私は、勝手な思い込みをしている。
「純ちゃんの裏切りだと決め付けて、ベットで寝たふりをして、純ちゃんに背中に向けて、すねていた!」しばらく、純ちゃんは黙ったままだったが!
「カコ、こっちを向いて!」
「カコに大事な話をしたいから・・・」
「僕さ、ちょっと、言い難くて、ちょっと恥ずかしいけど!」
「しばらく、旅に出ようと・・・」
「だから、カコ、ちゃんと聴いてくれる!」

私は、益々、不機嫌になり、純ちゃんの顔を見たくないと思った。

たった数分の沈黙でも重苦しい、とても長く感じた時が過ぎ頃、純ちゃんは、そっと、私に触れて、優しく、私を、自分のいる方へ体のむきを変えてくれて・・・
「ゴメンね、驚かせて!」
「今度、仕事で、ひと月ほど、アラスカに行く事になったよ!」
「カコは気に添わぬだろうけど、僕はとてもやってみたい仕事なんだ!」
「ある、写真家の、生き方や考え方を追いながら、私なりの彼の魅力を紹介する、ド
キュメンタリー番組の企画で、私も企画者のひとりなのだよ!」

「長く、アラスカ大自然に惹かれて、アラスカに住んでいる日本人でね!」
「アラスカの原住民と生活を共にしながら、動物の写真を撮影しているけれど!」
「アラスカの大自然を純粋に愛している人で、私はその人を、とても尊敬している!」
「だから、どうしても、会ってみたい人なんだよ!!!」

私の知らない純ちゃんの優れた人間性を見た気がして、とても嬉しかった、改めて、まだ、まだ、私の気づかなかった素敵な純ちゃんが、今、私の目の前で、あの素敵オーラの渦が虹色に輝いていた。

そして、私の体をそっと抱き起こして、私の両手をとり、指輪と薔薇の小さな花束を手渡して・・・
「ぼくが、アラスカから帰る時までに、考えてほしい!」
「こんな僕でよかったら、結婚してほしい!」
「僕は、たぶん、大スターと言われるような俳優には成れないと思うけれど!」
「カコ、君が、居てくれたら、俳優という仕事を、一生努力して、やって行けそうよ!」
「この、僕には、どうしても、カコが支えてくれる力が必要なのだよ!」
「僕は、意思が弱いから、カコが励まして、背中を押してくれないとダメなんだよ!」
そんなふうに、一方的に、話して!
「今日、まだ仕事があるから、行ってくるね!」

と、私は、話も出来ない!何も答えられない!そんな時間さえ与えずに、急ぎ足で、出か
けてしまった・・・

そのあつく熱せられた純ちゃんエネルギーでこの部屋の空間の中に、ひとり残された私に、今、何が起きたのか、直ぐには理解出来ないほど、混乱して、胸の鼓動が苦しくなるほど、驚きと喜びに、ベットの上で飛び上がりたいほどの、気持ちになっていた!

★ ★ ★

純ちゃんの突然の告白が、夢の中の出来事だったのではないかと、信じられない思いに不安になっては、純ちゃんの話してくれた言葉を、ひと言、ひと言、思い出し、確かめながらもなを、気持ちは喜びと混乱した想いが不安がよぎる。

私は世間で言う「コンカツ」を急がなくては!のお歳頃なのだが、幼い頃から、病気ばかりして来た事で、見てくれがこどもぽっくて、頼りない人間だ!

こんな私の何処を純ちゃんは好いてくれるのだろうか?、美人でスタイルも良いというのであれば・・・そんな自信のない自分の心がうろたえている、あの告白した日から、う、三日も、純ちゃんは、来てくれない・・・

病室の無機質な空間が、突然、嫌で嫌で、たまらなく何処かへ行きたくなる感情を抑えて、気持ちを落ちつかせることは結構大変で苦しいもの、眼に見えない鎖で繋がれているような、閉塞感の囚われるびと的な気持ちになる!

そんな、ある日、実家の両親が、仕事を休み珍しくふたりそろって、病室に現われた、私は何度も入院していることや、今は両親ふたりだけで印刷工場をやっているような状態で、仕事もあまり多くないし、たまに頼むアルバイトの学生も、休みがちだから、時間が取れないと、笑いながら、母は言ってごまかしていた。

やはり仕事が少なくて、経済的にも大変なのだろうと思うと入院費の事では迷惑をかけている事が心苦しい、そんな気持ちを隠して、私は、可笑しくも無い下手な冗談を言っては、親子で会ってもお互いが気まずく苦笑いしていた。

両親の様子から、そんな、冗談めいた話で来たのではない事が、私には、分かっていた。
たぶん、入院費がかさむ為に、そろそろ、退院して欲しい!そう言われるのだとばかり、思っていたら・・・
「あなたは、純ちゃんと結婚する気持ちがあるの?!」

いきなり、びっくりする言葉で、一瞬、私はうろたえたけれど、このような問いを心のどこかで期待していたような気持ちがあった。
「え!、何!、誰から、聞いたの!」その事を言うのに精一杯の気力だった。

両親の話だと、純ちゃんは、五日ほど前に、突然、家を訪ねて来て・・・
挨拶もそこそこに、いきなり、言ったそうだ!!!

「夏湖さんと結婚させて下さい!」
「僕には、夏湖さんが、これからの生活でどうしても必要な人です・・・」
「結婚する事を許してくださいますか?」
「病気の事も体の事もすべて、私が全力を尽して、頑張るつもりです!」
「不安に思われるでしょうね、私の仕事や、収入も不規則だし!」
「家に居られない事も多いですが!」
「もし、もし、許して頂けるのであれば・・・」
「ご両親と一緒に住んでも良いかと考えています!」
「そう計画しているのですが・・・」

やはり、私に言った時と同じように、純ちゃんは、父と母に、伝える事だけ話して、
さっと、急ぎ足で帰ってしまったと、両親は私にその時の純ちゃんの様子がとても可
笑しくて、かわいい笑顔だったと言って笑って、両親は機嫌が良かった。

純ちゃんは、本当はとても照れ屋さんで、自分のことになると極端に口下手になるところが私は好感を持てる存在だ、映画やドラマでの役の上ではどんな恥ずかしい言葉も言える人ですが、いざ自分の事になると、俳優ではなく、極めて、生真面目な人間として、あまりのギャップがあることが不思議だった。

私は、病気がちな体だから、両親が心配する事は充分理解出来る、私自身が結婚を現実の事として考える事ができない戸惑う気持ちがあったけれど、ただ、純ちゃんの言葉が嬉しくて、幸せだった!

★ ★ ★

私の体は、いつ、どんな風に体調が悪くなってしまい、純ちゃんに迷惑をかけてしまうのかが、まず、最初に浮かんで来て、確かに、純ちゃんとの夢として、ふたりで愛し合いながら、一緒に暮せたら、どんなに幸せで素敵な事だろうと、思い、夢見た事も何度かあったけれど、それはあくまでも、夢の中での事なのだと、無理やり、知らず、知らずに、自分に言い聞かせていた事だった。

三十五年生きて来た私の人生の中で、何度、病院へ通い、入院生活をして来ただろうか、
かぞえる気にもなれないほど多かった、確かに、幼かった頃と比べれば、成長と共に
体も元気になって、それほどの欠席もせずに、短大を何とか卒業出来た。

そして、外の会社へ就職こそしなかったけれど、父が営んでいる印刷工場の事務を手伝いながら、やってみたい事や学びたいと思う希望や目的が出来た時は気楽に始めた英会話教室や習い事など体調の悪さを理由にしてやめてしまい学費を無駄にしてしまう事もあったりと、そんなふうにして、三十歳近くまで、なんとなく、病気の事以外はたいした苦労もせずに、ひとりっ子の私は両親の保護のもとで大事にされて生きて来たような気がする。

そして、純ちゃんとの奇跡的な出会いが私『杉本夏湖』のすべての価値観や物事、生きる世界が変わって、感情が豊かになり喜びも悲しみもより深く受け止められるような人間に成長させてくれたのが純ちゃんの存在だと思えるのだった。

純ちゃんとの恋する日々は、私の体の中で、息づき始めた、魔物さえも、戸惑わせる
エネルギーや細胞が活発に働き、私は、一時期は本当に健康そのもの、楽しくて、幸せな時間を過ごしていた。

この五年間は、免疫力も高まり普通の人と変わりのない日常が送れていた、確かに、少しだけ体調を崩しても、入院する事も無く過ごせていた、今年の夏の終わりまでは・・・

純ちゃんはアラスカへ取材の仕事で出かける前に映画出演の仕事を数日で済ませて、帰って来て、真っ直ぐに、私の病室に来てくれて・・・
「カコに、おみやげだよ!」

純ちゃんは仕事がら、地方へ出かける事も多いので、おみやげを買って来るのは「私がやめて!」と言って、「純ちゃんが無事に帰って来てくれる」ことが、一番嬉しいのだからとお願いしていた事だった。

純ちゃんと私は心の駆け引きなどする必要の無い間柄で、常に本心で話す約束しての事だから、おみやげを買って来てくれる事は珍しい事だった。

小さな木彫りでひまわりの花の形のブローチだった、私の手に渡しながら・・・
「もう、北海道の山は、雪が降ったよ!」
「初雪だと、地元の人が言ってた!・・・」
「いつも年よりもかなり早いそうで、今年の冬は寒さが厳しいそうだよ・・・」

アラスカから帰ったら、直ぐに又、今撮影してる映画のつづきで、北海道に行くけど、なんか、忙しいな~、純ちゃんは、独り言のようにつぶやいていた。

その数日後、あわただしく、純ちゃんは一人で、アラスカへ出かけて行った。

九月の中旬だというのに、アラスカはすでに秋も深まっていて、アンカレジの町では雪景色になっていたが、元々、夏の季節でさえも、一日のうちに四季があるほど、天候がめまぐるしく変わるところで、今の時期に降る雪はさすがに、冬の根雪ではない為に、街中では雪は直ぐに消えていた、夕暮れもとても早い!

「李 純輔」ははじめてのアラスカにいても、心の片すみでいつも「杉本夏湖」を感
じながら・・・

けれど、ひとたび、仕事に熱中し、集中力を高めた時、すべてのエネルギーを注ぎ仕事に取り組んで忙しく時間が過ぎて行くのがとても早かった。
「カコ、ゆっくりとお休みして僕の帰りを待っていてくれ!」

★ ★ ★

アラスカの季節は秋から冬にかけてのこの時期、特に天候が悪い日が多いのだと、アンカレジの空港まで向かいに来てくれた、これからアラスカの地で何かとお世話をしてくださる日本人で、アンカレジの大学院で「極地気象学」を長い間研究をしている「伊達聡介」さんがそう説明してくれた。

伊達さんは、この取材の為にとても多くの助言や手助けをしてくださり、素晴らしい方にめぐり会えた幸運に感謝したい、予定していた、極北の町、バローへは飛行機が飛べなくて、諦めなくてはならず、とても残念だったが、純輔の尊敬を抱く人と共に過ごせる事が、大きな喜びだった。

「李 純輔」の敬愛する「高津紳一郎」さんはは医師でもあった!」

もちろん、動物写真家としての活躍は、誰もが知る事だけれど、長いアラスカでの生
活の中で、多くの矛盾を感じている事もあるとも話してくれた。

アメリカ合衆国の中で、アラスカ州は、石油が出るために、多くの土地を、理不尽な
開発を進めて、「エスキモーの人たちやアラスカインディアンの人たちなど」大昔から
そこに住み、生きて来た人たちを立ち退かせて開発を進めた。

その事で生活を保障する為、アメリカ政府は、そこに住んでいた人たちにお金を渡す
事になり、その保証金によって、仕事をする事を忘れてしまい、アルコール中毒や麻
薬に手を染めてしまう者が多くいる事が、心が痛むのだと語った。

確かに、アメリカと言う国は、自由で、恵まれた国だ!
純輔のアラスカでの取材は限られたわずかな期間で進めなければならず、だが、アラスカの大自然が相手だ、予定や計画などに振り回されては何の取材も出来ないし進められない
けれど、大自然の美しさや厳しさを改めて知った、この地の繁栄の影に、又、世界一の経済大国の今を守る為に、光り輝く裏側には、救いようの無い犠牲者の姿が隠されていた事を知って、純輔は複雑な思いになった。

高津さんは、アラスカエスキモーや現地の人々の生きる場所と引き換えに受け取った保証金を使い果たし、生きる事の迷いから、薬物やアルコールに依存して、行き場をなくした人々を救うボランテア団体の手助けを医師として出来る事をしていると話していた。

アラスカに憧れて、大好きなアラスカに住んでいながらも、矛盾を感じて心が痛む事多くもあり、人が生きて行く難しさを感じているとも語っていた。

アラスカでの最後の日は高津さんのお宅にご招待を頂き、フェアバンクスの町から少し離れた、静かで、深い森の中に、たった一軒だけのお宅で、アラスカインディアンの原地の女性とご結婚されて、おふたりで暮していた。

奥様の手料理をいただきながら、二人で、お酒を酌み交わしながら、たくさんの貴重な話を聞かせて頂けた事が、純輔は、とても感動し、言い知れぬ思いになった。

特に、今、現在も、人のすむ街から遠く離れた森の奥に住んでいる、一人の日本人女性の開拓者精神を貫きながら、ある意味、冒険的な暮しをしてる五十代の女性いて、とても素敵な生き方の話を聞いてみて、とても驚きと感動でお会いしたい人だと強く感じた、素晴らしい話だった。
<この女性が純輔ののちの人生に大きくかかわりを持つことになるなど思いもよらぬことだった>

今頃の時期は夕暮れも早く、ここの森は街明かりの届かない、暗く深い森の中にある!
だから家の庭からでも、オーロラを観る事が出来るのだが、今年は天候が不順で、とても寒い日があったり、そうかと思えば真夏のような暑さと長雨で、生活が大変だよ!と高津さんは笑いながら・・・「オーロラ、観せてあげたかったな~、本当に残念だよ!」
といいながら、高津さんの写したオーロラの写真をプレゼントしてくれた。

「オーロラ銀色の虹 天空をうねりながら」
「君のいる街へ届け 光の橋をわたる彩りの舞」

★ ★ ★

取材と与えられた時間の中で忙しく過ごしたが、高津さんや伊達さんと過ごせた、アラスカでの日々が、忘れられない貴重で、純輔のこれからの生き方に大きく影響を与えてくれる、素晴らしい体験が出来たと感じ、感謝の気持ちで純ちゃんは日本に帰国した。

だが、この高津さんとの出会いが、純ちゃんの人生が大きく変わってしまうほどの大変な出来事が待っているとは、その時の純ちゃんにも、私、カコにも、全く、気づいてはいなかったし、予測も出来るような簡単な事ではなかった。

純輔の大きな目的だった、アラスカの極北の町、バローをたずねる事が出来なかった残念さは残ったが大きな心の財産が得られたと思える旅だったと、純ちゃんは、少年のような純粋さを見せて、興奮気味で、次々と私に話している姿を、私は新鮮な気持ちで新たな感覚を発見して純ちゃん別の才能を観ていた。

アラスカから帰って直ぐに、北海道へのロケに出かけて数日後、やっと、時間が出来
たと言って、嬉しそうに、私の病室を尋ねて来てくれた純ちゃんはまだ、アラスカでの体験した感動が覚めやらぬかのように、珍しいほど、饒舌に、ひとしきり話して、気持ちが落ち着いたのか、又、旅の疲れなのか、いつものように、この病室の小さなソファーに、純ちゃんの長い足を折りまげて、丸くなって寝ている姿、純ちゃんの無防備さは香しさと愛しさと切なさを感じて、その純ちゃんのどんな演技よりも、カッコイイ姿だと思える私の大好きな姿だ!

強い愛情と幸福感はすべての考えや現実を見ない盲目的なまでに狂おしい感情の高まりを抑えられずに、私の動きの悪い体で、嬉しさと安堵感と切ないほどの感情が揺れ動いて、そして悲しみ広がっていく心を包んで涙が流れた。

いつの間にか、私が気づかぬうちに、純ちゃんは目覚めていた。
純ちゃんは、落ち着かない雰囲気で、私の顔を節目がちの美しい瞳で微笑みながら私を見ては、次の動きをどうして良いのかが、分からない!、そんなふうに、無意味にからだを動かしては・・・突然!

「カコ!どうする!、」 
「僕を拒否しないよね!」
「僕には、カコ!絶対に、必要なんだよ!」
「カコがそばにいてくれるだけでいいんだ!」
「僕~さあ~もうこれ以上は~待つのは嫌だよ!」

まるで、照れ隠しのように、そう言って、すぐに、忙しく、病室を出て行ってしまった。
私は、何も話せず、応えようがない、ただ、理解出来ない不安が、体の奥のほうから感じた気がした。

それから、毎日のように、純ちゃんは、私のそばに来てくれる、仕事が終わると、どんなに遅い時間であっても、ナースセンターを避けて、誰にも見つからないように、そーと、部屋に入り、音も無く、私のベットの脇で、しばらく私の顔を見ていて声もかけずに又そーと帰って行く・・・ただ、私のそばにいて、私の顔をみつめる!

時には、そっと、私のおでこにくちづけをして、そして、私に唇を重ねて、耳元で言葉を囁き去って行く純ちゃんのカッコ良さで私は体を熱くする・・・
私は、今、病気でこんな状態だから、自分からは、どう返事をして良いのか分からないのが、不安で真実の気持ちだった。

結婚を夢見る事は、とても幸せな気持ちだけれど、健康で、非のうちどころのない男性の純ちゃんの妻として、私は、ふさわしい人間ではない事が、誰が見ても分かる事だった。
私の両親も同じ考えだったから、こちらから、どうすればいい・・・

「結婚」

私はこの言葉を言い出せず、想いだけが深くなり、時間だけ虚しくが過ぎて行った。


                        次回につづく


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