今、この場所から・・・

いつか素晴らしい世界になって、誰でもが望む旅を楽しめる、そんな世の中になりますように祈りつづけます。

忘れられた小瓶

2014-06-30 12:36:31 | 生きて行くこと

   <写真はヨーローッパの思い出から…>



雨空の黒い雲が私の行く道をふさぐように
今にも稲妻が壊れた私の耳を襲うような爆音になる

雨は素早いまでに通りすぎて行った
ずぶ濡れの体と靴の中の不快感を忘れさす
厚い黒雲の裂け目から激しいまでの太陽の光が走る

一瞬の眩しさがくらくらとめまいして顔をそむけた
黒雲の隙間を光を集めた光線は一点を突き刺すように

小道に置き忘れ捨てられた小瓶に集めて虹色の光になった

一瞬の通り雨とは言えないほどの豪雨は眼の前を怪獣が通り過ぎた後のように
見えぬ何かに怯える生き物を試すのだろうか

地球が壊れかけてると言いたいのだろうか

小さな小道に置き忘れた小瓶の叫びが聞こえたような気がして
けれど私はただ何もせず通り過ぎて

急ぎ足で病院へ向かう

ずぶ濡れた不快感と重い心を引きずりながら
虹色に光る小瓶の記憶とこぜりあう心


 



気分を変えて・・・

2014-06-23 12:52:23 | 生きて行くこと


先週に引き続き今週も何日か病院がよいがある、何時間も待ち時間があるので体が硬くなるからよろけてしまうが、とにかく歩こうと夫に助けてもらいながら1時間歩いて病院まで歩けた日はうれしくて気持ちが興奮しているようで、体は疲れ切っているはずなのに眠れない・・・

今週も1日くらいは歩いて病院へいこう・・・

病院通いは憂鬱だけどしかたないから

気分を変えて、大好きな写真を載せましょう!

今日の診察室・・・6月17日

2014-06-18 12:52:33 | 生きて行くこと


        <美しき人、貴方に支えられたい!>


最近の私はどうもいけない
ふらつき、めまい、頭痛、その他いろいろ気になる!

そんなわけで、予約なしだったけど、とにかく病院へ行った!
一番気になる頭を診察してほしいのだがあいにくと本日は「脳神経科?」は休診です、内科から受信してくださいと受付の案内係さんに言われるまま内科受付窓口へ・・・

長年のお付き合いのこの病院でも「今までの病歴から始まりいろいろと問診票に書かなければならず、眼と耳のだめな私には一苦労だ!

とりあえず!一般内科で診察を受けることになり長くつらい待ち時間の後診察室へ入った。

ドクターと私の会話をいろいろと交わす中でちょっとした会話の行き違いから私はちょっと傷づき、そして最後のだめおしのように「介護保険をつかったらどうですか!」と一言!

自分ではまだまだ、大丈夫、自分の事は自分で出来ると思っていたのが間違いなのか?

私はそんなにも体がダメになった病人だったのかとショックを受けて帰宅、来週、いくつかの検査結果が気になる!
暑くて気分の晴れない夏!旅行になるのか病院生活になるのか?

私の70歳の誕生日はこんな風にすぎて行きました!!!

遥かなるデナリ (3)

2014-06-14 15:01:23 | 山、人、幸せな出会い


痛みや苦痛に耐える
日々の営みを捨て去りたい

ふとよぎる自分の心の弱さを認める瞬間
体ごと崩れてゆく氷河を渡る私を試すように
今この瞬間の選択を迫る

希望さえ見えない
おしつぶされ微弱になってしまった
私の心臓の営みを止めてしまう

私が次にみる世界は天国なのか地獄なのか

眠れぬ夜は果てしなくながい
眼をとじれば何を夢見る

思い出の扉をあけて
見えぬ眼はぐるぐると
スライドショウの始まりを告げた




遥かなるデナリ (2)

2014-06-10 13:55:03 | 山、人、幸せな出会い


何かを望み願う
けれどそれは幻想妄想にすぎない
現実とはかけ離れた想いなのか

彷徨いながら
求め、祈る、浮遊する心

重い足を引きずりながら歩く
雨の道は遠くで幻想をえがく

輝ける日々が私を
今日の痛みに耐える力となって
美しき人貴方を想う

心はあくまでも自由でそして孤独だ
見えぬ眼がまばたきで忙しくはたらき
記憶のかけらを集めてはつなぎ始めた

遥かなるデナリ(マッキンリー山)

2014-06-08 15:20:53 | 山、人、幸せな出会い

アラスカの山旅へ出かけたのはもう何年がすぎてしまったのだろう・・・
アラスカの山旅へは2回行ったけれど、アラスカの名峰「マッキンリー山」は私には偉大過ぎて登る事は出来なかったけれど、大自然な中で、日常とはかけ離れた貴重な体験が出来た大切な思い出がある。

私の書いた、つたない小説「逢いたくて<永遠>」は小説の中のアラスカの部分は私のアラスカでの体験をもとにイメージを膨らませたものだ!

美しき人、ビョンホンさんのイメージ(感性)に魅せられて書いた小説だけれど、私の山旅での体験を活かせたことが幸せなことだ!!!

6月はアラスカに出かけた時期でもあるので、いろいろと思い出がよみがえり心が落ち着かない季節でもある・・・

悪い女 (短編小説)

2014-06-07 12:10:53 | 短編小説集
雨の中を傘をさして散歩してきました、私の眼にはこんな雨の日が嬉しい日です、すこしの陽ざしでも眩しくてサングラスたより歩くのもいいけど、自分の目で見れる風景がいい!

家に帰ってからビョンホンさんの映画「夏物語」を観て、心が優しく穏やかになれた,そして又、たくさん泣いてしまった・・・

ビョンホンさんは今やビックスター、ハリウッドスターになったけれど、今の私には「夏物語」は心に優しくて大好きだ、2007年の作品だけど私の心のダイヤモンド!

映画からのイメージで書いた、小説<悪い女>又載せてみたくなったので読んでいただければ嬉しいです。




    <高ちゃんと私のイメージ?こんな感じで書いてみました>
     写真は、大好きな美しき人の映画「夏物語」より、お借りして・・・

元気だったあの頃、ソウルまで試写会に行けた事が、すごく近くで、眼の前でビョンホンさんに奇跡の出逢いがあったことが夢のようです!!!

  ☆ ☆ ☆

 悪い女(小説)

山あいのとある田舎まちでの出来事です、都会から遠く離れた場所、人々に忘れられ、記憶の中からも消えかけてる、さびれゆくばかりの街では、男と女の出会いなど望めないから、誰もが興奮しハイテンションだ!

そのな、若い男女があつまる数少ない貴重な日の小さな出来事でした!

なにしろ田舎まちですから若者と言っても中には三十路をとうに過ぎ四十に足をかけた者も多くなって、それでも、若者男女あわせて24~5人はあつまるのだとか、ひさしぶりに顔をあわせることの懐かしさと淡く、あまく、なにかを期待する、そんな気持ちで私は街の集会所へと急いだ・・・

私は我が家にはめずらしい「とうらい物」のすこしだけ高級なお茶、母が大事にしまっておいたこのお茶を、年甲斐もなく大胆な行動にでて、母に黙って持ち出して、少しだけいい気になっていたのだろうか?

この貴重なあつまりには私の大好きな高ちゃんも来ているはず・・・

この私もそうだが三十路をだいぶ前に過ぎた高ちゃん!
高ちゃんは私よりひとつ年下のいい男、三十路を過ぎても若くて、カッコイイ!
若者のすくないこの街では目立つ存在で、ひそかに想いを寄せる女が多いだろう!

私は急ぎ足で小走りに集会所についた、何人かの顔をきょろきょろとせわしなく動かして、高ちゃんを捜してるじぶんが気恥ずかしくなって、誰にも気づかれないように下をむいた。

高ちゃんはだいぶ前にここに来ていたようで、すでにお酒がだいぶ入っているようだ、高ちゃんは本当はお酒があまり強いほうではない、だからなのか、高ちゃんの顔はピンク色に染まってる、ここに来ている女たちに、われ先を競うように高ちゃんはお酒を勧められたのだろう。

私はなんだか高ちゃんがかわいそうな気持ちになったけれど、その反面、私だけが出遅れしたような、仲間はずれされたような、変な気分になった。

高ちゃんはいい男、今でいう「イケメン」なのだ、それに優しくて、気立てもいい、そんな男を誰もがほおっては置かない、・・・

高ちゃんと私は家が隣あわせ、お隣同士で、子供の頃からよく一緒に遊んだ、いわいる幼馴染の仲良しだった、その頃の私はお転婆で「チャンバラごっこ」「木のぼり」が得意だった、子供の頃の高ちゃんは小さ目な、少しひ弱な男の子だったから、体を動かす男の子の遊びが苦手だった。

そんな時、私はわざと木登りや田んぼの中を走り回るチャンバラごっこをしては弟のように又時には私の手下のように扱っては泣かせたりしたが、高ちゃんと私はすぐに仲直りをして駆け回って遊んだ。

そんな高ちゃんと私は、いつごろからか立場が逆転して、へんにお互いを気遣う、ぎこちない関係になっていた。

それは思春期と言われる時期だったのか、突然、高ちゃんが男のにおい、それはむせ返る青くさい汗のにおいなのか?高ちゃんに気軽に会いたい気持ちとは裏腹な行動をして、高ちゃんを無視してる私自身がわからなかった、中学から高校1年生くらいの一時期のことだった。

そんな私の気持ちを逆なでするように、町のちょっとした実力者の娘で、同じ高校の同級生、しかもクラブまで一緒に陸上部、私とは常に競い合う少し性格が意地悪な子、杉下由布子が高ちゃんと私の間に割り込んできた。

経済力にものをいわせて、由布子は高ちゃんへプレゼント攻勢をはじめて、高ちゃんを自分に気を向けようとする、由布子の兄は大学生でよくバイクを乗り回していて、なかば暴走族のような男だった。

確かに由布子の兄は子供の頃から勉強のできる優等生だったが、なぜか、大学に入ってからは悪い仲間とも遊び回っていると、噂されていた。

そんな時、高ちゃんに由布子は誘いかけてきた。

ちょうどそのころ、高ちゃんはバイクの免許を取ったばかりだったから、高ちゃんの持ってないバイクを貸してあげるとささやいた、高ちゃんは少し悩んだが、バイクに乗りたいという気持ちが強かったのだろう、由布子の誘いにまんまとはまってしまった。

由布子の誘いから2日後の土曜日、事件はおきてしまった!!!

バイクの免許を取ったばかりの高ちゃんはバイクの運転を誤り道路のカーブの車止メ用の鉄柱に激突した、幸い、高ちゃんはかすり傷程度ですんだが、バイクがめちゃめちゃに壊れて、しかも由布子は兄には黙って持ち出して来ていたので、高ちゃんは由布子の兄のバイクを盗んだ事になってしまった。

高ちゃんは警察に窃盗の罪で拘束されてしまったが、由布子は最後まで自分が持ち出したとは言わなかった!
高ちゃんは何日も取り調べを受けたが、初犯だったことやバイクの弁償を、高ちゃんの父親が全額支払う事などで「厳重注意処分」で警察から帰ってきた。

あの事件からもう何年の月日が過ぎただろうか、今、私は急ぎ足で集会所に来て、懐かしく高ちゃんのあの事件を思い出している、あの事件後しばらくは、高ちゃんと私はぎこちない気持ちがつづき、学校や家の近所で顔を合わせても軽くえしゃくする程度で何年か過ぎたが、何がきっかけだったのかは覚えていないけれど、いつの間にか高ちゃんと私は「恋人ともいえず、友人とも」少し違う、微妙な関係で、たまに気さくに話し笑い、お酒を飲む、そんな存在が心地よい、少なくとも私はそうだった!!!

そしてあの集会所でのことが私の今でも「トラウマ」となって私を苦しめている!!!

いそぎ集会所について、高ちゃんを捜しながら人々をかき分けてやっと高ちゃんのそばにたどり着いてほっとして・・・

高ちゃん、だいぶお酒飲んだみたいね!
すこし、アルコール、抜いたほうがいいんじゃない!
このへんで、お茶にしてはどうかな~私のお持たせだけど・・・

<お茶、飲む!私、急いで来たからのどが渇いちゃって!>
<私、少しおなかがすいてるから、お酒は何か食べてからにするは!>
<このお茶、少しお高いけど、とってもおいしいの~>
<それになんどか、今日は高ちゃんと一緒に飲みたいから持ってきたのよ!>
<ね~高ちゃん一緒に飲もうよ!>

そんな言葉を私は高ちゃんにせがむように言った!

高ちゃんはただ優しく笑顔で言った「うん、いいよ!」

いつの間に私たちのそばに来ていたのか、いきなり、由布子の声がして・・・

「高介さん、お酒、飲み過ぎたときは、コーヒー飲まなきゃ~」

「私がコーヒー入れてあげるわ~」

「そんな似合いもしない、高そうなお茶なんか持ってきて!」

「私たち庶民は、インすタイトのコーヒーがいいのよね!」

「高介さん、コーヒー好きでしょ、こっちで一緒に飲みましょうよ!」

そのあとの事はどうなったのかよく覚えていないけれど、こんな些細な言葉のやり取りがいまだに私の胸を締め付ける!

由布子にはそのあとも何かと嫌みな事を言われたりする・・・

高ちゃんと私は今も微妙な関係がつづいてるけど、いつかは変化するのかも知れない、三十路をとうに過ぎたふたり、高ちゃんと私、そして、悪い女、由布子もいまだ独身だ!!!

初恋とは言えぬほど
男と女はあいまいな関係

けれど誰よりもお互いを求めあいする心がささやく

男は少年の想いを残し
女は少女のときめきを忘れられず

いつの日かひとつになる想いと月の光にかさねあう影をいだく


                 <完>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
すこし前に載せたこの小説がたくさんの人に読まれてるみたいなので、今日は少し眼の状態がいいようなので、手直ししてみました。

まだ書きかけの小説がたくさんあるけど、中々仕上げられない・・・
こんな駄作でもお読みいただけで嬉しく、感謝です。



奥様、お手を?

2014-06-04 14:13:29 | 生きて行くこと

昔、どこかで、観た、聞いた映画だったか?

<奥様、お手をどうぞ!>

この言葉が今の私にはなんともピッタリな言葉だ!
毎日のさんぽには「つれあい」のお手が何より大切で、お助けマン!力強いお手である。

今の私は、力なくよろけながらの散歩、けれど、辛くても歩かなければ体のまひがひどくなる事は確かな事!

眼には光の光線がまぶしい、つばの広い帽子を深くかぶり、真っ黒なサングラスをかけて歩く姿はどう見ても「あやしく、おかしい」けれど「つれあい」のお手に助けられて1時間、ゆっくりと歩く、リハビリ散歩!

昔、元気だった頃、私は登山に夢中だった!山に魅せられて、家族をないがしろにして、ただひたすら雪山、岩山、そして海外の山旅へ、無我夢中だった!あの頃には気づけなかった家族の迷惑と負担や犠牲!

いざ自分が病気になって、いかに家族の大切さとありがたさを思う時、すぎた時間は取り戻せないのだから、我儘だった自分の責任として、最後の日まで自分の事は自分でやる!
家族に迷惑はかけないつもりだったけれど、結局は夫の「お手に助けられて」毎日を生きている。

<感謝>

五月の風に乗って?、いつのまにか6月になって・・・

2014-06-02 13:18:11 | 自然を愛でる


五月の風に乗っておもいきり歩いてみたかった青い空に向かって

しかし、現実は中々むずかしい

一歩、又一歩
動きの悪くなった足を気づかいながら
力の入らぬ体を労りつつ歩く

光が眩しくて眼をとじる

サングラスの助けさえも私の眼は痛いほどの光線になる

少しづつ 少しづつ
歩く時間に耐えて

今日一日が幸せだった

気づけば6月のカレンダーが勇気を運んできた

明日はもっと元気になれる

 ★  ★  ★


何度目かの脳梗塞、今回も軽くて良かったと思いちがいだったようで、日ごとに現れる後遺症が複雑だ!全身のまひ?さほどではないが、体がふらつきよろけてしまうのには困る。
眼のダメージもひどい、何より記憶障害?で言葉が出てこない不安・・・

けれど、命あることに感謝して、今日を生きよう!!!