<ノクターン>
パリの空の下、この心だけが旅をする
もう私のこの身は何一つ叶う事も無い不自由
けれど心だけは幻影のように密やかにサロンで語らう
ショパンとサンドの姿を影絵のように愛を語る一瞬を映す
赤と黒の絵の中の君はあまりにも素敵に誘う唇
愛てると、優しく触れた唇に甘く香しい紅色のりんご
私の虚構の中、素っ気無いまでの、パリ・モンマルトルのアパルトメント
遠い日のショパンとサンドの愛が見え隠れして私はめまいする
一晩中ショパンを奏でる愛の調べがあなたには疲れすぎたこの愛
あまりにも早熟な出逢いは幼さを残して私の記憶が辛い
時が過ぎてパリに心が隠されてしまった盲目の感性と繊細な心
混乱と別れの恐れを抱きながら清純な君の心だけが私に向かって走って来る
純粋で賢すぎる君の眼差しから逃れる事の出来ない、おろかすぎる私
早春の空に染まる君の手を今、少しだけ放してみようか
☆ ☆ ☆
今はもう言葉に出来ない想いがあるけれど、出来れば、つたない小説だけど「ノクターン」以前に書いたままでパソコンの中でいつも私に囁いてる、連載できるのだろうか?今の私、つたない感性も消えてしまったみたい、それでも、恥だなんて気にしないでがんばれたらいいな~
私の小説は、美しき人<ビョンホン>さんの一瞬の輝きや感動から生まれたものが多い、この「ノクターン」もある一瞬、魂の輝きからイメージが膨らんでいった物語。