カップ酒捕物帳

カップ酒よりも旅の思い出(国内・海外)が主になってしもうたのぅ(^^;)

ふるさと宮城 -栗原市・熊そば-

2017年11月06日 | ふるさと宮城

熊そば/狩人(栗原市)
最近ジビエというか、マタギ料理というか、野生動物の肉を食べたいという気持ちが強くなっている。
ここ宮城県でも、県北の栗原市栗駒に「熊肉」を食べることができる店がある。
電話で営業日と熊肉料理を提供できるかを確認して、翌日クルマで向かった。

 
注文は「熊そば」。1000円。


あらためて店内を見回す。
熊の毛皮が飾られている。ご主人が仕留めたものだろう。




写真を撮り終え待っていると、ぷ~んといい匂いが漂ってきた。
肉や脂、醤油の焼けた甘く香ばしい匂いだ。
フライパンで焼いてるのだろうか?
思わず鼻をフガフガする。(^^)えぇ香り~。


熊そばがオイラの元にやって来た。
いつか食べたいと思っていたが、やっとこの日を迎えることが出来た。ではいただきます!
ツユは熱々。まずはそのツユを一口。おーーっ、オイシイ!!
すき焼き風の甘じょっぱい味付け。キラキラと黄金色に光る浮いた脂。
ワケギかアサツキか、香味野菜も良し。
そばをすする。いい、いいぞ!
食べて思ったのは「鴨南蛮そば」みたい。脂に甘さ、コクのある感じ。
豚や牛、鶏など畜肉では出せない味と言ったら言い過ぎだろうか。ウマイ!


初めて食べる熊肉。肉は柔らかいです。
臭みなど一切なし。イメージはもっと固いと思ってた。
例えるなら、オイラが小学生時代に給食で出た「鯨のステーキ」みたいなものかと。
全然違う。熊肉に対するイメージが変わった。


今度は旨みたっぷりのツユをご飯にかけて、汁かけ飯にする。
熊肉を上に載せて準備完了。レンゲでズズッと。
うぎゃああ、旨んまぁ!!
この旨さの破壊力。一気に薙ぎ払われた感じ。
史上最強の汁かけ飯じゃないの、コレ!

塩分の摂り過ぎは良くないと思い、いつも麺類のツユは残すんだけど、全部飲み干した。
何の後ろめたさもためらいもなく(笑)
こんなウマいの残すわけない。残しちゃダメだ、絶対に。


熊(ツキノワグマ)が食べたエサによって、肉の味に違いが出るようで、
捌いてる時に旨い肉かそうでないかが分かると、御主人はおっしゃってました。
推測するに、脂の臭いで分かるんでしょうかね。
熊は熊でも、北海道のヒグマは美味しくないらしいです。
いろいろとお話を伺えて、たいへん勉強になりました。
ごちそうさまでした~!!
(2017年9月訪問)

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