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この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

フリーダ カーロに圧倒される

2020-11-08 12:19:30 | 映画あれこれ
フリーダについて、これまで雑誌や何かであの印象的な激しい絵を見たことはあったけど、よくよく知ろうとは思わないまま今日まできた。
映画の存在も知っていたけど、見るのにはエネルギーがいるな、と思いながらちょっぴり尻込みしていた。

それがやっと今、フリーダの映画を見て、まあ、もう、想像以上に凄い女性だった。

率直に映画はとても面白く、すぐに私はフリーダ カーロという女性にすっかり魅了された。

フリーダは、身体面では幼少時から悲劇の連続で、追い討ちをかけたのは18歳の時のバスでの事故だ。生死の境を彷徨い、粉々になった。あそこからよく歩けるまでに復活を遂げたと思うが、それからも終生苦難は止むことがなかった。

それから、20歳ほど年上の夫で画家、ディエゴとの愛。
漁色家の画家で、ここまで次々浮気されてるともう本人が言う通り、セックスは小便みたいなものなのかな、とも思えてくるが、フリーダもフリーダでバイセクシャルで、ものすご〜くモテたようだ。関係を持ったメンツが錚々たる人たちでそれにも驚いた。
でも、フリーダは寝たきり状態の時でも美しいメキシコ刺繍の衣装などで着飾っていて、顔つきは男性のようでもあってそれでいて女性で、もう個性的としか言いようがない。ちょっと可愛いとかキレイとかでじゃなく、真にモテる人ってこういう人なんだと思う。もうどうしようもないくらいITガールだし、他の誰にも出せないオーラで溢れている。
今、彼女が生きていて、インスタグラムをやったらフォロワー凄いだろうな。
彼女の生き方全てが映えている。

どうして、あんな絵を描いていたのかも、よくわかった。
なるほど、他の誰でもない、あれは正真正銘、彼女にしか描けない絵だ。

ぜひ本物を見てみたい。
そして、メキシコにある彼女の生家、青の家(今はミュージアム)をいつか訪れたい。

しばらくは私の中でフリーダ カーロブームが続く。


Frida | Official Trailer (HD) - Salma Hayek, Antonio Banderas, Alfred Molina | MIRAMAX


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