CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

本集計の結果が出ました

2006-06-16 20:51:09 | リハビリ
1枚1枚をチェックしながら、大勢のスタッフがボランティアで集計作業を行った結果、現在までの署名数は、

  88,285人(6月16日現在)

に達しました。手元には、まだ未集計の段ボールいっぱいの署名用紙があり2万以上はありそうです。

すでに10万人を超えていると思われます。明日も、本集計を実施しますので、速報でお知らせできると思います。

目標を上方修正し、15万人に設定したいと思います。

添えられているお手紙にも、心を打たれるものが多く、患者さん自ら必死で署名を集めておられる姿が目に浮かびます。本当に理不尽な制度が、国民の声によって撤廃されるように、最後の1週間を頑張りたいと思います。

6・18街頭署名活動(最終!)

2006-06-16 16:55:38 | リハビリ
署名者数6万人を超えました。ネット署名は5600人を超えました。

http://craseed.net

ホームページでご案内の通り、6月18日日曜日に、
東京(巣鴨)、大阪(梅田)、沖縄(那覇)で街頭署名活動(最終)を実施します。


同時に全国3か所での街頭署名は、全く組織したものではなく、自発的に実施しようという各地の皆様の手作りの活動です。
どうぞ、街頭署名にお出かけ下さい。そして、署名用紙をもらって、お友達などから集めて下さい。

集約期限は6月24日土曜日です。

なお、現在も深夜まで集計作業を行っておりますが、お願いがあります。

署名用紙右上の日付けには、発送日の日付けを記入して下さい。空欄の場合、事務局で消印日を記入していますが、数千枚の日付け記入に最も時間がかかっています。何卒、よろしくお願い致します。

診療報酬改定と厚労省

2006-06-16 08:49:39 | リハビリ
医療課長の御発言について、私は全く批判はしていません。講師の講義ノートを提示しているだけですので、内部告発でも何でもありません。素晴らしい政策能力をもった方だと推測されます。

ただ、私が言いたいのは、今の医療課長さんのことではなく、厚労省は患者さん相手に医療制度の仕組みを考えているのではなくて、あくまでも、医療機関のための『診療報酬』の決まりを作って、間接的に、患者さんが受ける医療をコントロールしている、という制度の仕組みの矛盾を指摘をしたいだけです。

経営セミナーで、お金のことを役人が話しても悪いとは思いません。私は、官僚の一言で患者さんの命が左右されることが手に取るようにわかるので、出席したいとは思いませんが、現場の経営者は必死なのです。

『診療報酬改定』を、『国民医療制度改定』と改名し、国民の直接参加にすべきというのが、私の言いたいことです。その中で、不適切な医療機関が沢山倒産して、医療費が削減できるなら、それはそれで悪くないと思います。

その意味で、今回から中医協に、患者の立場から勝村久司さんが入ったことは、画期的です。でも、まだ1名だけです。10名は必要です。シンポジウムでお近づきになれましたので、勝村さんには是非とも頑張って頂きたいとエールを送っています。

今回は、リハビリの分野に詳しい患者が参加していないために、歪んだ情報によって、180日という『誤った切り口』で手術をしたことが問題なのです。腫瘍を切除することは良いのです。ところが、切り口を間違ったために、動脈まで切ってしまった。そういう手術だったので、術式を改めましょう、と言っているのです。

無駄を削り必要なところに重点配分、という方向性で、小宮英美さんも勝村久司さんも私も厚労省も(?)、実は全く同じ方向なのかもしれません。議論の場がないので、まだすっきりしているわけではありませんが・・・。勝村久司さんは、そういう発展を期待したい、とおっしゃっていました。

医療制度は国民が決めるもの

2006-06-16 03:45:15 | リハビリ
6・11シンポジウム後に中医協の勝村久司さんが指摘して下さいましたが、今回の運動が画期的なことは、

『診療報酬制度』という医療機関を管理する制度について、おそらく初めて『患者、国民が直接関心を示したこと』

そう言えば、2年前も、4年前も、医療機関、医療職だけが大騒ぎしていましたが、そのようなことは国民は全く知らず。知っていても、病院の経営が悪くなるとか、製薬会社が困るとか、そういう関心でした。

しかし、医療は患者さんのためのものですから、制度改定にはもっと国民的議論があって良いわけです。それが今回初めて実現した、と勝村さんに指摘されて気づきました。

弱者に対する『実害』という形で、火がついたことは皮肉ですが、これだけ大きな関心が集まったことで、厚労省も医療機関に対するお上の意識だけでは、診療報酬を改定できなくなるでしょう。そうでなければならないと思います。

厚労省は再度、公僕に戻り、医療機関も患者さんの言葉に耳を傾け、制度改定を実施すべきだと思います。

国民のための医療、という原点に押し戻すまで、もう少しのところまで来ています。

<マスコミの皆様へ> たまたま、このブログが注目されていますが、今回の署名活動の中心は、『脳卒中当事者としての多田富雄さんと各患者会』です。多田富雄さんが、医学者であることや、私がいろいろお手伝いしているせいで、誤解があるようです。よろしくお願い致します。