CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

リハビリロボットの開発にはiPodの発想が必要

2007-03-25 07:52:01 | リハビリ
リハビリロボットの開発に関わっていて感じること。

それは・・・何かが違う。

『新規技術の研究開発』に工学系の研究者や企業は向かおうとしますが、私がいつも言うことは、「これから100年間開発を続けるつもりですか?」という質問。

今ある技術を集約して一つの形にするだけで、かなりのことができるはず。まずは既存技術+αで普及品を作ることが大切だと思うのです。

iPodが出たとき、何が新しいのだろう?と思っていました。個々の技術はすでにあったものだからです。でも、その後の普及はご存じの通り。もちろん、iPodとともにiTuneが優れたソフトウエアであることも特記すべきだと思います。

もう一つは、経済産業省と厚生労働省の連携の悪さも気になります。NEDOのプロジェクトに携わっていたときも、同じ国の事業なのに、省同士の連絡は全くなく、個々の研究者が双方に問い合わせをしなければならない状況でした。

ロボットのハードもソフトも日本は最高水準だと思います。でも、今のままでは、ロボットの臨床応用は世界に遅れをとってしまうでしょう。

城山三郎さんのご冥福をお祈り申し上げます。

2007-03-25 00:18:11 | リハビリ
「落日燃ゆ」「男子の本懐」などでお馴染みの作家の城山三郎さんが22日にお亡くなりになりました。

城山三郎さんは、3月10日の『これからのリハビリを考える市民シンポジウム』の賛同者としてもお名前を連ねて頂き、これからいろいろと御意見も頂戴しようと期待していた矢先の訃報でした。関係者一同、大変ショックを受けております。

小泉純一郎元総理は、城山三郎さんの愛読者だったようですが、その城山さんが小泉改革(確か、個人情報保護法の頃)に意見をつきつけておられました。リハビリ制限についても、どのようなお考えであったのか、御意見を伺いたかったのですが、本当に残念でなりません。

慎んでご冥福をお祈り申し上げます。