CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

地域のリハビリ医療を崩壊に導く『緩和策』

2007-03-16 21:52:38 | リハビリ
今回の見直しについて、患者会の方からの御意見です。

患者としては点数の引き下げには次のことを危惧します。
・低い点数では経営が難しく、実際は患者を受け入れられなくなるのではないか
・受け入れたとしてもリハビリの質を落さざるを得なくなるのではないか

実態と離れた、論理的に成り立たない複雑怪奇な制度により、全体として『リハビリ抑制圧力』になっています。
さらに、逓減制によって、リハビリ部門を閉鎖する施設が、特に施設基準2の小規模クリニックで相次ぐという指摘もあります。
つまり、本当に地域医療を支えるリハビリ施設がなくなる、という危機感を患者会がもっているのです。署名呼びかけに『除外疾患』の患者会が名を連ねていることも、この問題の本質をついています。

白紙撤回しかない理由をご理解下さい。