黒い謎
謎だらけですね。
東京五輪招致委員会が、契約した海外コンサルタントは10社と言われています。
費用は「7億8600万円」と言われ、これに２回目のブラック・タイディングスへの支払い「1億3500万円」は入っていません。
ちなみに最初の前金振り込みは「9500万円」です。
一体、本当はいくら使われたのでしょうかね。
いくら招致費用に税金が使われていないと言っても、寄付とか協賛金等だったはずであり、さすがに賄賂は駄目でしょう。
10社のうちの1社であるブラック・タイディングスですが、昨日のニュースで既に述べていたのですね。
契約書の件ですが、竹田会長は、守秘義務があるから開示できないと言っています。
今、作成中なのでしょうか。
これでは出てきても、黒塗りのノリ弁当のような契約書しかでてきそうにありません。
ちなみにノリ弁当は、安くておいしいし、割と好きですけどね。
どうでもいいことですけどね。
ただ何故、不信を蒔くような解答ばかりするのでしょうか?
自己の契約が、正当な業務に基づいた契約書ならば、公開すればいいだけです。
何も難しい問題ではなく、自己の正当性と潔白を主張したいならば、ただ契約書を開示すればいい、ただそれだけの話なのです。
それを積極的にしようとしないから、何か裏があるのではないかと勘繰られるのです。
何故、不必要な疑念を抱かせ、自己保身的な答弁に終始し、のらりくらりとあくびの出るような返答ばかりするのでしょう。
知的財産権とか難しい問題もあるのでしょうが、汚職とマネーロンダリングでフランスの検察から捜査されているわけであり、「おおごと」です。
フランスの捜査でばれたから仕方なく、答えている印象を受けます。
事実、今回の件はフランス側が暴露しなければ、誰にも分からなかったでしょう。
黒い闇に葬られていたはずです。
守秘義務に関して、こういった意見もあります。
果たして日本国内で契約したのか、シンガポールその他で契約したのかも謎です。
一体、契約した場所と所在はどこなのかも謎です。
契約書もあると言いながら、それを見た者は当事者以外にはいません。
ブラック・タイディングスの秘密口座に招致委が送金したと言いますが、具体的には一体誰が、誰の命令で振り込んだのかも謎です。
個人名が出てこないのです。
海外では真偽不明ですが、招致委が送金したのではなく、民間の電通の子会社が、送金したという情報も流れています。
一体、日本のどこの銀行のどこの口座から振り込んだのかも謎です。
ブラック・タイディングスは、2006年に個人事業として登録され、2014年7月に事業を停止しています。
ブラック・タイディングスの秘密口座は、ロシアのドーピング隠しにも使用され、招致委の疑念のある送金にも使用され、更にまだ捜査を受けている口座です。
つまり贈収賄とマネーロンダリングで捜査されている口座なのです。
ここを招致委が使ったのです。
疑念を持たれても仕方がないと思います。
発端となったのは世界反ドーピング機関（WADA)第三者委員会が、今年の1月に提出した調査報告書でした。
あっ、間違えた。
これです。
２０２０年の夏季五輪の招致にからみ、開催権を勝ち取った東京が国際陸上競技連盟に対し、協賛金４００万～５００万米ドル（約４億７千万～５億９千万円）を支払ったとする証言があった。
２０年夏季五輪に立候補していたトルコ・イスタンブールは、国際陸連や陸上大会ダイヤモンドリーグに協賛金を支払わなかったため、国際オリンピック委員会委員でもあったディアク前会長の支持を失った。
一方、東京側は支払ったという。
400万ドル～500万ドルを、東京への五輪招致で支払ったという報告です。
招致委がこの内の200万ドルを、ブラック・タイディングスへ支払ったならば、差し引き残り200万ドル～300万ドルが不明ということになりますし、別の贈収賄があるということにもなる。
これとは別に招致委が支払ったのではなく、この500万ドルは「Canon」が支払ったという人もいます。
この場合、五輪招致委員会が行った票の買収疑惑とは別の案件となります。
キャノンの名前が出てきます。
これは買収には当たらないのでしょうかね。
色々と闇は深そうです。
段々と拡大しているように見えます。
電通に対する国会への参考人招致を言う方も出てきました。
東京五輪招致疑惑 民進・枝野幹事長「電通担当者の国会招致も」 FNN
招致委から電通、電通からキャノンとそれ以外にも拡大するのでしょうか。
これが事実ならば、国家ぐるみで贈収賄をしていたことになるのではないか?
これが最も大きな「黒い謎」です。
