2017年3月27日、中国のポータルサイト・今日頭条は日本メーカーの衰退の理由について分析する記事を掲載した。
記事では、最近のシャープ買収や東芝の業績悪化について言及。
日本企業は全体的に衰退しており、その理由の一つとして「価格競争」が激化したことを挙げた。
低価格の製品が開発されることで、大手ブランドも価格競争に対応せざるを得なくなるが、企業にとっては利潤が下がるため、価格競争は一番避けたいことなのだという。
これを解決する方法は、高付加価値製品の競争力を高めることだと記事は指摘。
日本メーカーがこれまで得意としてきたことであるものの、ここ数年の先進国市場の状況悪化と中国の経済発展に伴うチャンスをつかみ損ねたため、両方の市場を失い、低価格競争には勝てず、高付加価値製品も売れない状況で衰退は必然だと主張し、技術があっても生き残れるとは限らないのだとした。
また、東芝やシャープのように経営陣を会社内部から選ぶ企業では、トップが3〜4年で代わり、その間の主要な任務が「ミスをしないこと」であるため、このようなトップに先見の明を期待することはできず、イノベーションに欠けると分析した。
では、なぜ日本企業の多くがシャープや東芝のような状況にまでは陥っていないのか?
その理由について記事は「まだ暴露していないだけ」だと主張。
経営陣が無能でも中間層が厚くて実力があるため、短期間では経営管理に影響が出ないのだとした。
しかし、忠誠が尊ばれる日本社会では、指導者の誤りを修正する能力が求められ、それができないと「全滅」する恐れもあると論じた。
これに対し、中国のネットユーザーから「日本は自動車メーカーだけ生き残るが、他は全面的に中国に負けるだろう」と自信にあふれたコメントが寄せられる一方で、「銀行がお金を湯水のように出さなければ、中国の国営企業は多くが倒産し経済は日本より大変なことになると思う」
「衰退しているのはローエンド製品ばかりで、近視眼的になるべきではない」との意見もあった。(翻訳・編集/山中)
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日本企業の多くが、東芝やシャープのようになっていないのは、「単に暴露されていないだけ」だそうです。
誤りを修正する能力がなければ、日本企業は全滅する、とまで言われています
まったく誰かさんみたいであり、神の心の世界も神の体(利益)の世界も同じみたいです。
所詮、人間は神ではありません。
間違うことも、また神の意志であり、修行になっている場合もある。
世界も、また誤りを訂正できなければ、崩壊する可能性がある。
悔い改めよ、神の国は近づけり。: マタイ3ー2
逆から言えば、悔い改めなければ、神の国は遠ざかる。
神の国から遠ざかる、すなわち世界は崩壊する。
中国は日本は自動車以外はすべて中国に負けるだろうと言っていますが、その自動車もブレグジットとトランプ政権誕生であやしくなっています。
イギリスのメイ首相が、トゥスク大統領に正式にEU離脱を通知しましたが、「9ヵ月もかかっている」と多少不満そうです。
EU首脳は、概して「悲しい」だの「つらい」だの「さびしい」だの述べておりましたが、すべてはあの世の通りになっているのではないか。
今後も結局はそうなる。
ブレグジットで最も影響を受ける日本企業は、自動車関連の企業です。
恐らく関税が復活するでしょうし、2年間でEU域内に工場を移転する企業もでてくるはずです。
これに加えてトランプ政権では、日本の自動車関連企業への圧力をかけてくるでしょう。
自動車も安泰とは思えない。
衰退国というのは、すべての面でその縮小傾向がでてくるものです。
イギリスはイギリスで経済的衰退が加速していくと見られています。
短期的にはイギリス経済は好調をたもっているのですが、フランスのオランド大統領は、長期的には「罰を与える気はもうとうないが、ブレグジットは、EUにとって気持ちの上ではつらいが、イギリスは経済的につらくなる」と言っています。
EUへの分担金未払いの問題(500億ポンド~600億ポンド・約7兆円)もメイ首相は「離脱の義務だ」と2回言及し、支払う意志を見せておりましたが、他の首脳は支払う義務はないと分裂したことを述べています。
焦点:英国のEU離脱通知、建設的な言葉の裏に「厳しい要求」ロイター
メイ首相は通知で「誠実な協調の精神に基づき、お互いに建設的かつ敬意を持った態度で向き合うべきだ」と主張。
EUに対する英国の未払い分担金については、EU側の要求に応える形で、「離脱の義務だ」と2度にわたり言及した。
果たしてどうなるでしょうか。