紅葉いろいろ

紅葉を見て、切羽詰ることはないのだが、
Ｎは「色！」と叫んだ。
「いろ？」
「ああ、いろいろ。」

色の複数形らしい。

切実な温度

Ｎは、靴のまま家には上がらないが、
靴はそろえない。
しかし、風呂に入るときは、
スリッパを風呂の外、
更に脱衣所の外、
壁際に揃えて置く。
大事なんだ～。

秋深まり、寒さしみる。
ふんわりスリッパは貴重な暖かさ。
カーテンも欲しいが、暖房も欲しい。

何だか、切実な願いを感じる。

大人しい

同居人Ｎは、大人っぽいという意味で、
「おとなしい」を使っているっぽい。
「大人しい。」なのだ。
「大人らしい。」との混同か？
凄く違うわけでもない。
なので、わざわざ指摘するのも面倒臭い。
ときどき、ちょっとくい違うくらいだ。
微妙な差なのだ。

まっ、ほうっておこう。

あとから来る

「どんなテレビが好き？」ときかれ、
「クロ」と答えるＮ。
好きな番組を聞かれたのだが、
テレビのフチの色を答えた。

あ～、間違ったか…、だと。

笑って良いのか、笑ってはいけないのか。
微妙過ぎる。

今頃になって、笑いが来る。

ＩＱサプリなメモ

Ｎのメモ。

「イ　ム
　　　月の日」

なんて読む？
って言われても・・・。
しかし、読めてしまった。
天才的。

「体育の日」

なのだ。
急いで書いたのであろう。
読んでやったのに、何のことか分からないらしい。

適当と適切の狭間

同居人Ｎ。
適当なものを選べ。
と問われて、
テキトーでいいなら、聞くなよ。
と毎回思っていたらしい。
どうやって、試験を越えて来たんだろう？

食べごろ

同居人Ｎがきいた。

「賞味期限過ぎているから、
　カップラーメン食べてもいい？」

嬉しそうだ。

賞味期限の意味は知っているのか？
その日が食べごろだと思っているのか？
メロンじゃないぞ。
その日を過ぎた方が美味しいと思うのか？
大丈夫か？

通訳しますと…

もう一人の同居人であるＮは、
日本語があまりうまく使えない。
せっぱつまると、とんでもない単語を使う。
「er…、えっと、何だっけ…、今土の中。」
地下に下りて行くと、
Ｎは笑っている。