冬が来た

1月も終盤に差し掛かって今更なタイトルですが、
暖冬小雪な今年、ここ数日ようやく雪の日が続いてて、やっと冬が来たような気がしてます。
雪が無いのは楽だけど、なんででしょうかね、
こないだ車の運転中、フロントガラスに降ってきた雪の粒がえらく大きくて、うおー見事なボタ雪だなー！って感心しつつ、
あ、なんだかちょっとこの風景、落ち着くなーって思ってしまった。
やっぱ冬は雪がないとな。ある程度は。ある程度でいいけど。

そんなわけで今年も冬の使者に会いに行って来ました。


白鳥！

気合を入れて早朝から出かけ、白鳥の飛び立ちを撮るぞ！！と意気込みは十分だったのですが、
彼ら、思ったよりも食後のくつろぎタイムが長くってですね、
飛び立つまで待つこと1時間半。
こんなことならたいして早起きしなくてよかったじゃねーか・・・、と、白鳥に愚痴りつつ、寒さに震えつつ撮影してまいりました。


くつろぎタイムの白鳥。
意外とレアな白鳥の足。
なぜか片足で立ってますね。

この日は土曜日でかつ天気もよく、立派な望遠のカメラを携えたカメラマンがたくさんいらっしゃいました。
みんな、ただじっと、白鳥が飛び立つのを待っている。
長い長いその時間。はっきり言ってめちゃめちゃ寒い。
それでもみな、じっと耐えている。何やってんだろとも思うけど、それでもその瞬間が見たいのだ。
一種奇妙な連帯感を感じる静寂。


飛んだ！






居並ぶカメラマンの中、スマホで撮ってる軽薄なやつは私だけでしたが、今回は白鳥の飛び立ちを動画で撮れました！
こちらはその動画から切り取った画像です。


水面を走り

飛翔

頭上に！



おしり

羽音がすごい！！

待ったかいあっていいもの見れた！


なんでしょうね。彼らが飛ぶ姿を見ると清々しい気分になるんですよね。
写真には撮れなかったけど、水辺で鳴く白鳥の嘴から、白い息が見えたんですよ。
寒さの中、白鳥の吐く息が白い。
当たり前だけど、私らと一緒かーってえらく感動しました。

寒かったけど、めちゃめちゃ寒かったけど、来てよかった。

おっと、一つ言い忘れ。

「ART BOOK OF SELECTED ILLUSTRATION Animal 2019」
いよいよ明日、1月27日発売です！