梅の香庵~うめのかあん~

梅の香堂別館喫茶スペース*梅の香庵*
とりとめないことをとりとめなく・・・

Happy Wool Year

2015-01-16 23:32:07 | イラスト
カリオストロの城で、
銭形のとっつぁんが乗ってるパトカーに「埼玉県警」って書いてあることに初めて気づいた金曜の夜。

梅の香堂のトップイラスト更新しました。


「Happy Wool Year」

弁財天様、編み物にハマるの巻。

松の内も過ぎたのに引き続き七福神でなんですが、
まぁ今月一杯はお正月気分でもいいんじゃないでしょうか。
あいかわらず福禄寿さまはかわいいし。


ところで最近、和装の女性を描いておりまして、
その資料のために、日本髪の画像を色々見ておりました。

日本髪、と一口にいっても様々ですが、その中でも江戸時代の町娘あたりですかね。

しかし一応基本的構造はなんとなく分かっても、
いざ描いてみるといまいち江戸時代っぽく見えない。

鬢の張り方が甘いのかなぁ。
でもそれやりすぎるといかにも時代劇のヅラっぽいしな~。
このへんをもうちょいふわっとさせれば?
あ、髷の角度はもっとこう?

などと、髪の毛のそこここあちこち微調整していたのですが、
そんなことをしていると、日本髪って、奥が深いな~・・・・と、しみじみ思ってしまいました。

同じ結い方でも、
まげの位置とか、角度とか、
まげはつぶすのかつぶさないのか、
つぶぶすとしたらどのへんでつぶすのか、
びんの張り具合とか、
かんざしの位置とか、
くしの位置とか、
まげを結うヒモの素材はどんなんにするのかとか、
どんなかんざしにする?
どうする?どうする?

ま~そういう細部によってけっこうイメージ変わるんですよね。

そして気がつくと、

あ!こっちの結い方の方がかわいいかも!
待て待て、このかんざしかーわーいーいー。サンゴ玉もいいけど平打ちもいいよなー迷うなー。
あー、ヒモは垂らした方が色っぽいかもね!
でもでもこういうきっちりしたのもかっこいいしー。
うわーこれ可愛い。私が結うならこれにするわー。


・・・・あれ。
私は何を探していたんだっけ?


でもきっと、江戸の女性たちもこんな風に夢中になったんじゃないかなー。
現代の女子高生が、制服のスカートの丈やネクタイの結び方や靴下の長さなんかで大騒ぎするように、
江戸娘たちもきゃいきゃいやってたんだろうなー。
女ってやつはかわんないなー。

もしも時間旅行が出来たなら、
江戸の町の小間物屋さんで、
やーんどれにしよう~
とか言いながら、かんざしを選んでみたいものです。
楽しそう。

でも私、おでこに自信ないから日本髪はちょっとハードル高いなー。