「拘り」という言葉がある。最近では、これを「拘りの料理」とか「拘りの店」などと謳い文句に使っていることが多い。拘るのは素晴らしいことだと思っている人が多いだろう。けれど、この言葉はそもそもその意味ではない。つまらないことに執着してしまい、大きな目標を見逃す、という意味に使う表現なのだ。もともとはそうだった、ということである。
森博嗣「夢の叶え方を知っていますか？」より
そうなんだよね。
「絆」っていうのと同じようなニュアンスか。
言葉遣いには気をつけましょう。
「店を持ちたい」とは「開店させたい」ではない。その店をどのように存続させ成長させていくかが問われる。このような、時間的にある程度長いスパンを持った夢かどうかが実現性を左右する。
森博嗣「夢の叶え方を知っていますか？」より
なんでもそうだが、夢を語る時に「点」で語っては駄目。
「線」や「面」で語れてこそ本物。
人間の寿命を80年とすれば、30年先の夢を思い描けるリミットは50歳になる。
森博嗣「夢の叶え方を知っていますか？」より
うう、もう過ぎちゃっているよ･･･。
最近の焦りはこれか。苦笑