SHIN-GEN-SAI 【箴・言・彩】

珠玉の名言・箴言をイシューします。

つぼねのカトリーヌ その7

2015-10-31 05:07:55 | その他

子供たちは、ピストルや戦車のおもちゃを「格好良いな」と思ったはずだが、だからといって人殺しに憧れたわけではない。そこには紛れもない一戦があることを子供でもわかっていた。それがわからない人間が「子供にそんなものを与えるなんて異常だ」と反対をするのである。

森博嗣「つぼねのカトリーヌ」より。
これは、結構どきっとする言葉である。
いつからそういう人間がメジャになってしまったのであろう。
否、メジャというわけでなく単に目立っているのがそう見えているだけか。
いずれにしても世界は変わった。
何も気にせず、秩序が保たれていた時代が懐かしい。
こういう経験なしに生まれた時から乱れた秩序に生きる子たちはこの世界をどう思うのだろう。

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つぼねのカトリーヌ その6

2015-10-24 05:46:22 | その他

しかし広い発想を持つことは、やはり知識量ではない。これができる人間は、いつも人より多くの発想をする。これが、頭がよいな、と僕が思う能力である。如何に短時間に多くのもの、まったく道筋が違う可能性を思いつくか、という力である。

森博嗣「つぼねのカトリーヌ」より。
発想は、量よりスピード、というわけか。
たしかに時間は有限であり、その中で勝負をするとしたら速さは命である。
犀川も萌絵も、紅子もそうであったように。

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つぼねのカトリーヌ その5

2015-10-17 04:30:37 | その他

いずれにしても死をたいそうなものに扱いすぎているのが現代の日本だと思う。~自分の死も、また自分の身近の者の死も、いずれも考えておくべきものだ。その覚悟をしていない人は、大人とは言えない。

森博嗣「つぼねのカトリーヌ」より。
痛い言葉。身につまされるなあ。
死はかつて日常だった。
それがいつの頃からか非日常になっちゃったんだよね。
もう一度、あの頃を取り戻さなくては。

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つぼねのカトリーヌ その4

2015-10-03 05:44:06 | 研究

研究をしているときにも、矛盾がきっかけで前進することが何度もあった。矛盾するからこそそこに注目できる。だから矛盾する二つの論理は、いずれかが絶対に正しい場合以外は、いずれも捨て去ってはいけない。矛盾を抱え込むことが必要なのだ。

森博嗣「つぼねのカトリーヌ」より。
禅問答のようだが、これぞまさに研究者の資質であろう。
そもそも、物事の探求においてぴたりと当てはまる答えを得られることなど滅多にない。
どちらも一長一短であり、主客相反することも多い。
その上でどう自らにけりをつけるか、なんだよな。

さて来週は出張でパソコンから離れます。一週お休み。

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