「私の体はワインでできているの。私の血も肉もワイン」
先日亡くなった女優川島なお美の名台詞。
それにしてもつい10日前にはおしどり夫婦でイベントに出ていたというのに…。
癌は本当に怖い病気だね。
そして末期癌であっても気丈に振る舞い続けた女優魂にリスペクト。
若かりし青春時代のアイドルよ安らかに。
本当に大切なことは「努力」にこそ価値があるという点であって、これは才能があってもなくても全く平等に授かることができる。幸運にも不運にも影響されない。ただ努力する自分に手応えや満足を感じられる。成功しようが失敗しようが、勝とうが負けようが、努力をした方が大事だ。ただしそんなのは自己満足であって、結局負けてしまえば、人からは評価されない。すなわち最後はこの「人の評価」というものの差になるのである。そんなものは大した価値ではない、と思えるだけのしっかりした自分がいれば、努力は楽しいものになる。それが信じられない人には努力は虚しいものになる。
森博嗣「つぼねのカトリーヌ」より。
考えさせられる言質。
結局、どれだけ他人の目が気になるかという点に尽きるんだな。
逆に言えば「運」などという不確定なものも信じるに値しないと言うことであろう。
自己満足こそ、最強。
なかなかそう割り切れないんだよなあ・・・。
まだまだ俗物。
どんなに遠くへ行ったとしても、どんなに高いところに至ったとしても、ただ立ち止まってぼんやりとしている人は、魅力的と思えない。それよりも、常に走り続ける人、いつも登り続ける人の姿こそ格好がよい。
森博嗣「つぼねのカトリーヌ」より。
天下の森先生がそういうのなら、少しは自信になるかな。
貧乏暇なし、いつもあくせく動き回っている。
まあ、格好がよいだけで、内実はどうだか・・・。
動き回っていられるうちが華、ということもあるしね。
普段からいろいろな問題に頭を使うことが大事で、とにかく何歳になっても「悩み多き年頃」であり続けることが、精神の成長を止めない唯一の方法ではないか。
森博嗣「つぼねのカトリーヌ」より。
最近まさにそう思う。
でも、物事から逃げずにいろんなところに首を突っ込んで、
さすがに疲れたよ。
もう若くなくて体力もなくなったし。
こんな状態でも成長しているんだろうか？
さて短歌ブログ作成のため夏休みをもらいましたが、
九月に入りまたこちらも再開します。
皆様よろしくお願いします。