星野佳路の言葉1

「プロフェッショナルとは、常に完璧を目指そうとしているひとなのかもしれないですね。常に自分に足りない所を理解していて、完璧になるなんてことはおそらく生涯あり得ないんだけれども、でも淡々とそこを目指している。進化を続けるその姿が、プロの姿なのかも知れないと思いますね」

NHK「プロフェッショナル」より、
リゾート再生請負人、星野佳路の言葉。
まさにそうである。
しかし、わかっていてもそれを淡々とこなすというのはなかなか出来るものではない。
だからこそ、ちょっとしたことからコツコツと始めることが大切。

渡辺課長の言葉

人を憎んでいる暇はない。
わしにはそんな時間はもう、ない。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　映画「生きる」より

志村喬が演じた胃ガンの渡辺課長の言葉。
彼は最後に市民のための公園を建設するために奔走する。
そう、死を前にすれば、誰でも変わる・・・。

楊逸の言葉

「日本の若い人は幸せ。でも、平和すぎて挫折が足りないかな」


中国人で初の芥川賞受賞となった楊逸さんの会見の時の言葉。
(受賞は)勘違いかも知れないと思ったという爆笑会見だったようだが、
この言葉は今の日本の若者に対して痛烈なひと刺しか。
でも、本当にそう思う。
挫折や敗北感、「負」の感情、そういう経験からしか成長は得られない。
失敗の数が多いものほど、
貴重な経験を積ませて貰っていることをありがたく思うべきなのである。
(まあ、今はそこへ行くまでに潰れてしまう者も多いことが問題だが・・・)
優越感の中からは何も生まれない。

野茂、引退・・・。

「僕は、花があるうちにやめるんじゃなく、落ちぶれてボロボロになっても投げ続けようと決めました」

野茂英雄、引退。
これは、彼が新人王等8冠を取った時のコメントである。
それから18年、ついにその時が来た。
本人に取っては不本意な引退、悔しさの残る引退のようであるが、
誰もそんなことにどうこうは言わないだろう。
個人的には、王、長嶋に続く野球界の宝だと思う。
彼がいなければ、今のメジャーリーグも、日本の野球さえもどうなっていたことか。
真摯に立ち向かう、その姿。
一見クールな、それでいて実は熱いハート。
その眼差しの向こうにあるのは、キャッチャーのミットだけだったのだろう。
だからこそ、リタイアが悔しく、辛いのである。
今はただ、ご苦労様、と声をかけてあげたい・・・。

忌野清志郎の言葉

「妙に前向きになるのはなぜだろう。腰にガンが見つかった。心配はしないでくれ。このくらいの事は覚悟してたんで、ぜんぜんヘコんでないから。ブルースはまだまだ続いているというわけだ。残念ながら夏のイベントはキャンセル、治療に専念します。楽しみにしててくれたみんなにはゴメン。でも、すぐに帰ってくるから応援してくれ！　もう一度言おう、夢を忘れずに」

癌の再発に、ここまで諦観でいられるなんて、すごい人だ。
昔からあのハスキーボイスが好きだった。
最初見た時は「なんだコリャ」だったけど、
一本筋が通っていて、いつのまにか虜になっていたね。
NSPの天野といい、ZARDといい、
好きなミュージシャンが皆旅立っていってしまう。
せめて清志郎には長生きして欲しい・・・。

古野隆雄の言葉

常にいろいろなことを試していないと、偶然の中のチャンスをチャンスとして見ることができないと思います。やはり、苦労に苦労を重ね、失敗に失敗を重ねたことで、初めて見えてくるものがあるのではないでしょうか。

「プロフェッショナル」より、合鴨農法を実践した、農家・古野隆雄氏の言葉。
実に含蓄のある言葉である。
古野農場では化学肥料や農薬を一切使わないという。
それがどれだけ大変なことか、口で言うのと実際やるのでは雲泥の差。
しかしそれでもやり遂げた。
その産物が合鴨農法なのだろう。
だからこそ、説得力が違うのである。

成功するための4つの条件

人間が成功するには4つの条件がある。
まずは「努力」、
そして「才能」、
3つ目は「運」である。

そして、成功するための最後の条件、それは
「高い理想を持つ」ことである。

　　　　　　　　　角川チャージコミックス「神の手を持つ男」より

鍵穴手術で有名な福島孝徳医師の伝記コミックより。
本当にそうだなあ。
そして、どれかひとつでも満足に手に入れたか!?
しばし、自問自答・・・。

マイケル・ジョーダンの言葉

新しいことを始めるのは怖くない。

怖いのは、

新しいことを始めなくなることだ。

なんとこれ、マイケル・ジョーダンの言葉。
本当にそうである。
イチローが「変わらなきゃ」なんて言ってたけど、
一流選手というのは、常にこうなのだね。
そう思ったら、今の苦労なんて苦労のうちに入らないか。
面を上げろ。前を向け!

ヘルプマン 第10巻 その2

幸せってのはね・・・
自分の人生を他人に売り渡さないことさ


蝶子さんのこのひとことが胸に突き刺さる。
そう、よかれと思ってしたことでも、
本当に相手のことを考えているのか?
つもりになっているだけじゃないか?
押しつけになっていないか?
結局は自分中心。
相手あっての自分でなく自分あっての相手。
「措置」と何ら変わりない。
医療職であれば、まずは自分に問い直してみたい言葉である。