SHIN-GEN-SAI 【箴・言・彩】

珠玉の名言・箴言をイシューします。

石橋貴明のことば

2005-09-29 05:39:44 | 仕事
 ただ、運を掴むヒントはあるかも知れないと思うんです。例えば、辛抱です。辛抱の先に、何かが待っているかも知れない。「石の上にも三年」という言葉があるけど、ホント、昔の人はいい事言っている。これは、何をやるにもいえる事だと思う。努力も大事です。だって、運とタイミングが揃った時に準備が出来ていないと、それに乗れないですからね。

 TVでの彼の言動からは信じがたいほどの(笑)この言葉、それでも納得です。お笑い芸人なんて星の数ほどいる中で長いこと第一線にいるとんねるずならでは、ですね。
 下積みの苦労、その中で日々精進を忘れない、そういうことを表に出さずさらっとできる、そんな「プロ」になりたいものです。

ミレーのことば

2005-09-27 03:30:40 | 仕事
 他人を感動させようとするなら、まず自分が感動せねばならない。
 そうでなければ、いかに巧みな作品でも、決して生命はない。
                 -F.ミレー-

あの名画「晩鐘」も
このようにして生まれたのでしょうか。
芸術からしてこうなのです。
我々の仕事も、結局は自分が持つ理想を語る事ができなければ、ですね。
そういう意味でも、まず自分が感動出来る体験を多くしなければ・・・。

雨ニモマケズ

2005-09-25 01:50:57 | 人生
 雨ニモマケズ
 風ニモマケズ
 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
 丈夫ナカラダヲモチ
 欲ハナク
 決シテ瞋(いか)ラズ
 イツモシズカニワラッテイル

 一日ニ玄米四合ト
 味噌ト少シノ野菜ヲタベ
 アラユルコトヲ
 ジブンヲカンジョウニ入レズニ
 ヨクミキキシワカリ
 ソシテワスレズ

 野原ノ松ノ林ノ陰ノ
 小サナ萱(かや)ブキノ小屋ニイテ
 東ニ病気ノコドモアレバ
 行ッテ看病シテヤリ
 西ニツカレタ母アレバ
 行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
 南ニ死ニサウナ人アレバ
 行ッテコハガラナクテモイイトイヒ
 北ニケンクワヤソショウガアレバ
 ツマラナイカラヤメロトイヒ

 ヒデリノトキハナミダヲナガシ
 サムサノナツハオロオロアルキ
 ミンナニデクノボートヨバレ
 ホメラレモセズ
 クニモサレズ
 サウイフモノニ
 ワタシハナリタイ

少し前ですが、9月21日は宮沢賢治の命日でした。
これは彼の代表的な詩、自分の座右の銘でもあります。
最初と最後の部分は知っていても、
真ん中部分は意外と知らなかったりしますね。
とくに「あらゆる事を自分を勘定に入れずに」
「褒められもせず 苦にもされず」
のあたりが大好きです。
リハビリテーションの精神となにか相通じるものがある気がするのは自分だけかな?
改めて彼の感性の豊かさと偉大さに敬服します。

河島英五の言葉

2005-09-23 00:03:46 | その他
 子供をしかる時は、目線を合わせ、必ず手をつないでしかります。
 いきなり大声で怒鳴るより、なぜこんなことをしたのか、
 子供の心を考えてみます。
 それから子供たちに一つ一つ自分の意見を言いますが、
 絶対にこうしろとは言いません。いろいろな選択肢の中から
 自分でつかみ取っていける人になってほしいと思っています。
               -河島英五-

48歳の若さで急逝された不世出のフォークシンガーのことば。
子供好きだった彼の人柄がよく出ていますね。
親が子を叱る場合だけでなく、
上司が部下を叱る場合、教師が学生を諭す場合なども同じだと思います。
特に今の子供たちは叱られるのになれていないというのもあり、
叱る方はよく考えて叱らないといけない。
なんともな世の中ですが、それもまた現実。
ひとを育てる、というのは大変な作業なんですね。

まねる力、段取り力、コメント力

2005-09-21 04:37:28 | 仕事
 斎藤孝氏の示唆に富む言葉

まねる力、段取り力、コメント力、これらを身につければ、どんな時代に放り出されてもやっていけると僕は思っています。転職の場合、この三つに実績が加わります。教育の最終地点は仕事なんです。だから当然、教育でもビジネスを意識する必要があるわけです。でも、今の企業の採用状況は非常に厳しい。僕はこれからは、仕事を自分で生み出す社員しか残れないと思っています。いわれてやる仕事は正社員でなくてもできてしまうからです。求められているのは、自ら仕事を生み出していく人。~仕事を生み出すとはどういう事か。隠れた需要を察知し、アイデアを出し、ピンポイントでビジネスにしていく事です。商品でもサービスでも、実は隠れた需要はたくさんあります。日本人は行儀がいいですから、消費者としての欲求が表に出てこない事が多い。だから常にアンテナを高くしておく。想像力をフルに働かせる。老若男女の本当の需要に眼を凝らしてみる。そういう事が必要になるんです。

では優れたビジネスパーソンになるために、特に若い世代はどんな意識を持つべきか。ひとつはスピードを意識する事です。仕事が出来る人は仕事が早いものです。~二つ目はとにかく仕事量をこなす事です。どんな仕事でも絶対に断らない。~そして三つ目が、読書をする事です。大量の読書をしない人には未来はない。思考能力は読書によって鍛えられるんです。また、若い頃は日記を書けと僕はよく言っているんですが、文章を書く事は更に思考能力を高めます。

そんな毎日を支えていたのは、こういう教育をいずれやるんだという志だったと思います。~志やビジョンがあれば、頑張れるんです。エネルギーの源になるし、嫌な事があっても、これが自分の道だと戻っていける。目先のお金やポストなどではない、もっと大きな志を持てれば、すごいパワーになるんですよ。そして志は人を、仕事を引きつけるんです。

「プロ論。」という某就職情報誌連載のエッセイをまとめた本から。
この斎藤教授、柔らかでスマートな顔立ちからは想像出来ないほどの苦労人なんですよね。
それだけに説得力もありますが、とにかくいいことを言っています。自分も全く同感です。
これは転職者に向けて綴られた言葉のようですが、現在の医療の世界、PTの世界にあてはめてもしっくりくると思いませんか?
今現在、目標を失っているひと、迷いがあるひと、仕事や生活がマンネリ気味のひとの脳天にガツンと一撃する名文だと思います。

正岡子規

2005-09-19 02:53:54 | 臨床
本日は正岡子規の命日。
子規のことばにもいいのがあります。


 病気の境涯に処しては、病気を楽しむという事にならなければ
 生きていても何の面白味もない


これなどは「障害の受容」に結びつくことばでしょうか。それとも、悟りの境地?
病に苦しめばこそ、の感がありますね。
「病牀六尺」の中にある名言。
1902年、子規36歳で死去・・・。

幸福の秘訣

2005-09-17 03:03:29 | 仕事
幸福の秘訣は、自分がやりたいことをするのではなく
自分がやるべきことを好きになることなのだ。

                ジェームス・バリー

このことばも好きなことば。
好きこそものの上手なれ、ともいいますし。
皆さん、理学療法、好き?

相田みつを3

2005-09-15 04:42:31 | 人生
ひろ、Aさんお気に入りの相田みつを。本日の言葉は・・・。

 しあわせは 
 いつも
 自分のこころが
 決める

本棚に飾ってある色紙に書かれていることば。
このことばもとても好きです。
本当のしあわせとはなんでしょう。
結局は自分のこころの持ちようなんだけど、
それがなかなかできないんだよなあ・・・。

足跡

2005-09-13 03:48:07 | 仕事

 よい医師は、よい足跡を残している。
 足跡を見れば、その医師のよさが自ずとわかる。

                  ハースト

この場合、足跡とは「診療録」のこと。
皆さん、大変なのはわかりますが、
カルテはしっかり書きましょう。

この世知辛い世の中、
唯一自分を護る記録であり、
自分の行った矜持の証でもあるのだから。

星野SDのことば

2005-09-11 00:45:26 | 学問
何かと話題になっている星野仙一氏の言葉

 気配りというものに欠けている選手が多いのも気になった。バットやグラブどころかユニホームまで忘れてくる者もいる。ミーティング時間を間違える者、遅刻してくる者、~二年目の今年はさすがに激減したものの、一年目の去年はサインの見落としが多かった。私の計算では中日よりも30パーセントくらい阪神のほうが多かったと思う。出来るだけサインで縛らず、ベンチの顔色を気に懸けさせずにのびのびとプレーさせたい、と考えたとしてもこれでは集団競技が成立しない。サインを見落とす、見忘れると云うことは、試合の状況、試合の流れを読んでいない。試合の中に入っていない。自分ひとりのプレーのことばかりで、全体のことを考えていないという証拠なのである。~勝負だから勝ったり負けたりがある。試合だから、打てなかったり、打たれたりすることはいくらでもある。しかし、能力とは別に誰でも出来る、誰もがしなくてはならないというものは常にある。お互いの声援とか、全力疾走とかバックアップだ。よくランナーで出たり、守りについたりした時に、その前のバッティングを振り返ったりして打つ構えを見せたりする選手がいるが、私はこれを絶対に許さない。走塁の用意、守備の準備をしようとしない集団競技での明らかな怠慢行為だからだ。~だからいつも、もっと気を遣いなさいというのである。若い選手たちにまず、普段の生活からもっと人というのをよく見て、周りもよく見なさい、気を遣いなさいと云うのだ。たとえばホテルのドア付近で女性やお年寄りと並んだら、自分が先に自動ドアに入っていくんじゃあない。レディファースト、お年寄りが先だろうと。例えばホテルで階上のレストランへ何人かで連れだって食事に行こうとしてエレベーターに乗る。途中の階で先輩や歳をとっているコーチやフロントのおじさんが乗ってきたりする。エレベーターが満員になりそうな気配がしたら自分たちは若いんだから、エレベーターを途中下車するなり、1.2階の階差だったら階段を走っていきなさいというのだ。普段の生活で何気なく出来ないでいることが、自分たちの生活や人生の懸かった戦場ともいうべきグラウンドで出来るはずがないではないかと。

「夢 命を懸けたV達成への647日」 星野仙一  角川書店


教育に関わるものとして、非常に示唆に富む言葉である。
特に最近の若者の行動・考え方をよくとらえていると思う。
そんな星野SDでも、気をつけているのは、

 減点主義をとらず、得点主義をとる

だそうである。
大切な事ですね。