ニンゲンの宇宙的支配論

ニンゲンの宇宙的支配論

自分に既に与えられたものや状況に対しては「感謝の気持ち」を忘れがちになる
...すなわち「当たり前のもの」と認識してしまう傾向がある。

しかしながら、自分にないものや状況については「無いことに大いに嘆く」。

そしていつのまにか、前者のありがたみが忘れられ後者の嘆きがニンゲンを支配する。その嘆きは増幅し、共鳴し、比較するのは「隣の芝生」。
そして自分の芝生は青くないと感じ、余計に嘆く。「あぁ、なんてついてないんだろう」。その自分の庭には池があり、花々が咲いている。
そしてその隣人は思う。「うちの庭は芝生だけで面白くないわ。隣が羨ましいわ」

お互い持っている「恵み」を「当たり前のもの」としてしまい、「感謝」と「気づき」を忘れたならば、そのニンゲンの一生はどんな状況にあっても「満たされること」は無いだろう。

こんな宇宙の営みに「振り回される」のか「振り回しにうまく乗る」のかは自分次第である。