空のパンが食べたくて、SUNNY SIDE WORKSに向かおうと日向峠に向かって前原を山の方に走っていると、ふと、見慣れない看板を発見。
ちょっといい感じの雰囲気を感じたので、わざわざUターンして戻って小道に入り、ちょっとした坂を上っていくと、小高い丘に民家が建っていて、下で観たのと同じ看板がありました。
ここだ!と思って車をとめてお家に向かうと、むむ。
普通のお宅だ。
入っても大丈夫かな~?と
様子を伺っていると中から、「どうぞ~」という声。
「こんにちはーお邪魔しまーす」と
まずは玄関で靴をぬいで上がりました。
このおうちの作りは、なんだかうちの実家に似ているな~と思える、ごくごく普通の2階建てのお家なのですが、お部屋に通していただいてその開放的でギャラリーのような明るい光の空間にびっくり!
古い感じの木と鮮やかな北欧の古いキッチン道具や食器がいい感じで同居していて感激しました。
中には長崎の美術館で観た、北欧展で紹介されてたような鍋やお皿、カップ&ソーサーも普通に惜しげもなくそこかしこにデイスプレイされていて、大満足でした。
接客してくれたのは、多分私たちと同じくらいの年齢に見える、ハンチングを素敵に被っているオーナーの男性。
この家は、気に入って本当は住むために購入したのだけれど、
趣味で集めていた北欧などの古雑貨を置いてみたら、とても似合うので、お店をしたくなって、自分でコツコツと改修リフォームをして、今年の9月にオープンしたのだそうです。
そうですよね、前原なのに私達が知らないなんて、おかしいなーって思ってました。
オーナーは、平日は、内装業のお仕事をしていらっしゃるらしく、普段はご両親に店番を頼んで、ご自身は土日にお店に出ているとのこと。
見てすぐ感じた古い木の使い方やちょっとしたディスプレイのセンスの感じは、私がイメージする私達が好きそうな感じのいいお店を作る、内装業者さんの仕事って感じで、上手だな~と感心しました。
床の間だったというスペース(写真右)のファブリックの置き方も素晴らしい。
次に狙っているのは(写真左の)ステンレスのポット。
今回は、パンを食べに行くつもりでぶらっと出てきてしまったので、多くの持ち合わせがなく、気に入った陶器のピッチャーだけを購入してきましたが、前々から欲しかったリンドベリのアンティークのカップ&ソーサーを取り置きをお願いして帰ってきました。
リンドベリのADAM
リンドベリのADAMシリーズが生産されていたのは1959年から1974年まで。
最近、人気が高くてなかなか手に入らないようで、復刻版も出てしまったほどのものです。
来週あたりとりに行こうと思っています。
ちなみに2階も展示ルームになっていて、そちらはご両親の趣味のイギリスなどのアンティーク家具がたくさん置いてありました。
また買い付けにいかれるということだったので、早速リクエストなどしてきました。
近所だし、同じくらいの年齢の方ががんばってあるということ、裏に畑があって畑仕事をされているところなど、ぜひ、今後とも応援していきたいな、と思ったのでした。
アンティークのものですが、私が観た感じ、ネットなどの高騰しているプレミアプライスに比べてかなり良心的な普通の価格をつけていらっしゃるようにお見受けしましたよ。
◇北欧古雑貨と家具の店 ソルベン
〒819-1571
前原市高祖1126-6