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クラヴィコード徒然草ーLife with Clavichord

チェンバロ、クラヴィコード製作家 高橋靖志のブログ
製作にまつわるあれこれや猫との暮らし、趣味のオーディオについて

冷たいリゾット

2010-04-14 12:25:15 | Recipe
Magnano の報告の中で、冷たいリゾットを紹介したが、自分なりに作ってみてそれらしく出来たのでお約束のレシピの発表。
一番の問題は、日本ではリゾット用の米、それも冷たいリゾット用の品種の入手は難しいこと。不可能ではないとしても、米どころに住んでいて輸入米を買うのにはちょっと抵抗が…普段食べている米でなんとかそれらしく作ってみたい。
最初に試したのは、米をいちど茹でこぼしてから使うというやり方。そのまま煮ればおかゆのようにネバネバが結構出るが、一度お湯を捨てることで少しはサラッとできるのではという期待。結果は、多少の効果はあったかなという感じ。
それより、ちょっと固めに炊飯器で炊いた方が上手くいきそう。このところ玄米を食べているのだが、先日、炊きあがった玄米にオリーブオイルをまぶしてサラダに使ったら、もともと玄米ご飯は粘りがないので、さらっとしていてかなりいい線をいっていた。これなら、白米でもすし飯のように固めに炊いて使えばいけそう。リゾットは米を茹でるものという先入観があった。
オリーブオイルをまぶしたら、熱いうちにチーズを入れる。モツァレラとパルミジャーノなんかが入れば結構雰囲気が出る。モツァレラはイタリアでも南部のチーズという突っ込みはなし
あとは、さっと火をとおした薄切りのシイタケと湯通しをしたナメコ、一口大に切った生ハムを混ぜ、バジルとローズマリー、塩コショウで味をととのえて出来上がり。
できれば生ハムは、ハードタイプのクセの強いものの方がそれらしくなる。それと塩は岩塩を。
オリーブオイルが決め手のひとつなので、香りのいいものを探して試してみたいところ。
最初に作った時は、リゾットと言うよりも洋風ちらし寿司のようになってしまった一度に大量に作ったので、ご飯に水蒸気がこもって柔らかくなりすぎたのも原因。最初は2、3人分くらいにしておくのが無難。

追記: イタリアにはポルチーニと言う名物キノコがあるから、使えばさらにそれらしくなるかも(^ ^)