仕事で気が抜けない時に限って無性に半田ごてが握りたくなるのはなんでだろう(^^;;
やりたかったのは差動バランス調整する半固定抵抗をシャーシの上から回せるようにすることと、計測するテスターを裏蓋を開けなくても当てられるようにすること
そのために必要な部品はちょうど1年前に買ってあった
まずこの半固定抵抗を外して縦型と取り替え
シャーシの穴もいい場所に開けられた
ラグ版のスペーサーを10mmから15mmに替えて高さを調整して取り付け
ついでにぺるけ師匠推奨の初段の差動ペアのトランジスタの熱結合も
テスター棒を刺すチップジャックは目立たない後ろに取り付けて配線
オマケに真空管のガードを取り付け
以前、猫たちが部屋で運動会をして真空管を蹴飛ばして足がひん曲がってしまったことがあった(;ω;)慎重に修正してことなきを得たがいつまたやられるか心配だったので
通電してすぐにざっと調整してからCDをかけながら1時間ほどかけて微調整
これでいつでも差動バランスをチェックできる(^^)/
Model 19のクロスオーバーを更新してから1月弱聴き込んで来たが低音が別物になっている。最初の音が出た瞬間に響きが今までとまるで違っていることに気がつくほどの変化。録音場所の暗騒音やざわつきなども今までよりはっきり聞こえて、Waltz for Debbyに入っているお客の話し声なんかは今の誰の声?と思ってしまうほど。これが416-8B本来の実力なのだろう。全体に回路がシンプルになったこととローパスフィルターのコイルの直流抵抗が0.2Ω以下とかなり小さくなったことの効果かな。もともとアンプの残留ノイズがスピーカーに耳をつけてもほとんど聞こえないレベルなのでこういった変化がとても大きく感じられる。
これで長年の懸案が1つ解決、今は仮組みなのでそのうちしっかりしたサクラの板の上にでも組んでパーツも固定するつもり。
仕事に追われて納期が遅れるとピンチを招くことは分かっているのにこう言う時に限って悪魔のささやき(^^;;
スピーカー(Altec Model 19)のネットワークをオリジナルのN1201-8Aから自作のものに交換してから数ヶ月
ホーンの押し出し感と低音の量感は増したけれども、高音に少しピークがあってソフトによっては気になることがあった
あり合わせの部品で組んだので参考にした回路どおりの定数にならずそれが原因とも思えたので、コイルを新規に調達したいと思いつつ悶々と過ごす日々(笑)
低音側に入っている2.5mHの空芯コイルを3mHのコア入りにしたい、部品箱には5mHのコア入りコイル
これを3mHまでほどく手がある、インダクタンスは例の中華マルチテスターで測れるし、この先スピーカーシステムの変更はないだろうからこの部品の使い道はないだろう
ということでほどいてみた
さらに毒を食らわば皿まで、高音側に2つずつのコイル1.3と0.85をそれぞれ定数通りの1.0と0.5までほどいた
ほどいてみると結構な長さ
低音のコイルの直流抵抗はこれまでの0.9Ωから0.2Ωほどになった(メーカーの資料では18AWG 2.5mHの空芯0.88Ω、 15AWG 3.0mHのコア入り0.169Ωなので実測値と一致する)
組み直したのがこれ
ターミナル類を総動員してパーツを配置しなおしたので半日くらいのお楽しみの時間
共振回路の抵抗が12Ωのところ手持ちの関係で15Ωなので効きが強くなる可能性があるがとりあえず聴いてみることに
これまではチェンバロの高音が強すぎて耳障りだったのがすっかり柔らかくなったのには驚いた
低音はサヴァールのヴィオールがど迫力で迫ってくるし細かいニュアンスが以前より聞き取れるようになった気がする
手持ちの部品だけでここまでの結果が出れば大満足
これで心置きなく仕事に集中できる(笑)
気にしないと言いながら高域のダラ下がりを補ってみたくなって仕事の合間を縫ってジャンク同然で転がっていたスーパーツィーターFOSTEX FT90Hがあったので繋いでみた
ハイパスのコンデンサ3.2μF
4000Hzから上が一気に落ちていたのがかなり補われて落ち込みが緩やかになっている
4.7μF
1μF
1μFでほぼ平らになったが試聴するとチェンバロや女性ヴォーカルがスーパーツィーターからも聴こえてくるようになって違和感がある
今度は反対に減らして行って結局3.2μFで様子を見ることにした
スーパーツィーターは存在がそれと分かるようでは強すぎで音の輪郭がわずかに明瞭になるくらい控えめに鳴らすのがよさそうだ