ジャックスライドとガイドに革を貼るのがフレンチの伝統的な工法
と言うことでやってみたが大変手間のかかる工法だった(^^;;
まず少し大きめの穴を土台になる木材に開ける。これは角ノミ盤と言う便利な機械を使ったが長方形の穴を開けるための前後の送りと61個の穴を開けるための左右の送りを精度よくするためのジグを考えるところからだったので2週間近くかかった(^^;;
貼る革はヤギ革と言うことなのでネット通販で1.3mmのものを1mmに漉いてもらって購入
革に穴を開けるポンチはVogelでも売っているがサイズが合わなかったので(これを使うためにはポンチのサイズに合わせてジャックのサイズを決めることになる)自分で作った。この作業で数日
結局、カッターで裏と表から切込みを入れる現代工法なら1日あれば出来る作業にひと月近く>_<
革を郵送すると指定の厚みに漉いてもらえる伊藤金属さんにヤギ革の切れ端をさらに0.6mmに漉いてもらった
これはジャックとタングの当たる部分に貼る このジャックはいただいた見本
ジャン・トゥルネイさんの庭の大きなオークのドングリから育った若木もこの春で4年目
去年はテッポウムシに根元に穴を開けられるというアクシデントも乗り越えて2m近くまで伸びた
去年定植を考えていましたがテッポウムシの害があったので慎重になってもう1年鉢で育てようと先日大きな鉢に植え替え
ところがあらためてオークの育て方を調べたら、ナラ・カシ類は直根を深く伸ばさないと健全な樹に育たないので、1シーズン目、遅くても2シーズン目の終わりには定植することとあった
長くポットで育てると直根がトグロを巻いたようになって定植しても直根が発達しないとも
もう4年目にもなっているので手遅れかと急いで鉢から出して根をほぐしてみたらやはり巻いていた😭
幸い活動期前なので荒療治
巻いた根を棒に沿わせてなるべくまっすぐになるように矯正してみた
完全にまっすぐにはならないがとぐろを巻いているよりはましだろう
成長するにしたがって太くなり幹を支えられるようになることを願って深く掘った穴に植え込んだ
かなり根を傷めたので根付いてくれるかどうか…
長く鉢で育ててから庭に植えたブナが定植して数年経っているのにまだぐらついていることに昨年気がついた。これは直根が伸びなかったのが原因なのだろう
このブナかわいそうなので取り木をして再生してやりたいと思う
気にしないと言いながら高域のダラ下がりを補ってみたくなって仕事の合間を縫ってジャンク同然で転がっていたスーパーツィーターFOSTEX FT90Hがあったので繋いでみた
ハイパスのコンデンサ3.2μF
4000Hzから上が一気に落ちていたのがかなり補われて落ち込みが緩やかになっている
4.7μF
1μF
1μFでほぼ平らになったが試聴するとチェンバロや女性ヴォーカルがスーパーツィーターからも聴こえてくるようになって違和感がある
今度は反対に減らして行って結局3.2μFで様子を見ることにした
スーパーツィーターは存在がそれと分かるようでは強すぎで音の輪郭がわずかに明瞭になるくらい控えめに鳴らすのがよさそうだ
アプリを使った測定で1000Hzにピークがあることがわかったが 聴いていても高音にピークがあるような気はしていたのでネットワークを調整してみた
802-8G側に入った共振回路はディップフィルターとして2500Hzあたりを下げる設定になっていたが1.3mHのインダクタはそのままでコンデンサだけを18μFに変更した(容量の算出はこちらのサイトのお世話になっています)
その結果がこちら
1000Hzのピークはキレイに消えて試聴でもピークは感じなくなった(^^)
その代わり2000Hzから4000Hzのあいだが少し持ち上がったが聴感上問題はなさそう
今までなら手探りでやっていたネットワークの調整が無料のアプリを使ったお手軽測定で的確に修正出来るのだからいい時代になったものだ(^^)
iPadで音響測定をするアプリがあるはずと思いついて無料のものをダウンロードして試してみた
ピンクノイズのファイルをパソコンに入れて再生した音をiPadの内蔵マイクで拾ってアプリで解析した結果がこれ
RTAは横軸が1/3オクターブ間隔と表示が荒いが平均で表示できるのに対して FFTは1/24オクターブで細かいが無料バージョンでは平均が選べなかった それでもだいたいの傾向はつかめているようだ
RTAでは1000HzにピークがあるがFFTではピークは左程大きくないようにも見える
2wayとしては大きな破綻はないと見ていいのではないだろうか ユニットの繋がりは悪くないように思う
高域が急激に落ちているのがちょっと気になるがスピーカーと測定場所との間に大きな楽器を置いているので今はあまり気にしないことに
オリジナルのネットワークでも計測してみたいがユニットへ接続し直すためにホーンを外したりしなければならず面倒なのでこれはいずれそのうち(^^;;