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フーガ弦楽四重奏団結成25周年前夜。
チェリストの突然の引退宣言から、ドラマは始まった。
冷徹なまでに精確な演奏で客を魅了する第一バイオリンのダニエル、
色彩と質感を与える第二バイオリンのロバート、
深みを添えるビオラのレイチェル、
そして、チェロのピーターが完璧な四角を支えている。
ある日、チェリストのピーターがパーキンソン病の告知を受ける。
今季をもって引退したいと申し出るが、
残されたメンバーは動揺を隠せない。
憤り、嫉妬、ライバル意識、家庭の不仲、不倫。
それまで抑えてきた感情や葛藤が露呈し、
不協和音が響きはじめる。
バラバラにくずれ始めた"四角"に、最終楽章の幕は上がるのか。
少し暗くて重い感じだが
ラストシーンで気持ちがスーッとする。
面白いです。
お薦め度★★★★